武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2016年
08月26日

二ヶ領用水の桃の実と、こすぎごてんみどり歩道橋前「選奨土木遺産」認定の案内サイン

【Reporter:はつしも】

二ヶ領用水沿いに、桃の実がなっています。
そんな桃の木を眺めながら、今回は2012年に二ヶ領用水が認定を受けた「選奨土木遺産」の案内サインをご紹介してみたいと思います。

■「こすぎごてんみどり歩道橋」前の桃の木と、二ヶ領用水の案内サイン
「こすぎごてんみどり歩道橋」前の桃の木と、二ヶ領用水の案内サイン

二ヶ領用水は、400年の歴史を持つ、多摩川流域最古かつ最大の農業用水路です。
現在は農業用水路としての役割を終えて、流域住民の憩いの場となっていますが、その歴史的価値が認められたことで2012年9月29日に公益社団法人土木学会の「選奨土木遺産」に認定されました。

2013年3月24日にはその認定書授与式が行われ、さらに2年後の2015年3月には、これを記念した案内サインが二ヶ領用水の2か所に設置されたことを2015/4/11エントリでお伝えしておりました。

■「こすぎごてんみどり歩道橋」前の案内サイン
「こすぎごてんみどり歩道橋」前の案内サイン

「選奨土木遺産」の銘板

「選奨土木遺産」認定の案内サインは、小杉町3丁目の総合自治会館前と、宮内4丁目のこすぎごてんみどり歩道橋前の2か所に設置されています。
前回エントリでは、そのうち総合自治会館前のみをご紹介しておりました。

今回訪れたのは、こすぎごてんみどり歩道橋(中原小学校向かい側)の案内サインです。

■むかし中原は桃の里
むかし中原は桃の里

この案内サインでは、2か所で違う地域情報が紹介されています。

宮内周辺では「中原桃の会」による桃の木の植樹が行われていることもあり、かつて中原区が「桃の里」であったことがピックアップされていました。
南武線から見る桃の木の眺めが美しく、「桃源郷のようだ」と言われていたそうです。

■桃の出荷箱のレッテル
桃の出荷箱のレッテル

こちらは、案内サインで紹介されている「桃の出荷箱のレッテル」です。
「中原の桃」として、全国的にも有数の産地だったということです。

■案内サインそばの桃の実
案内サインそばの桃の実

現在はかつてのような生産はありませんが、当時の記憶を残していくために、前述の「中原桃の会」による桃の植樹と生育が行われています。

この案内サインのそばにも、ちょうど桃の実がなっていました。

■宮内周辺の桃の木
宮内周辺の桃の実

二ヶ領用水沿いでは特にこの宮内周辺に、多くの桃が植えられています。
桃の花の季節も、お散歩に良いところです。

■二ヶ領用水と渋川の分岐点の桃の木
二ヶ領用水と渋川の分岐点

桃の実

桃の木は、宮内だけでなく渋川との分岐点周辺にも植えられています。
分岐点の水門そばにも、ほんのり桃色に染まった実がなっていました。

■総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サイン
総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サイン

総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サイン

■渋川の地元名称「シブッカ」?
渋川の地元名称「シブッカ」?

こちらは、前回エントリでご紹介した総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サインです。

渋川が近いため、こちらでは「二ヶ領用水と渋川」が紹介されていました。
「渋川の地元名称」として「シブッカ」という耳慣れない名前が紹介されていまして、前回目に留まったところです。

■案内サインのマップ
案内サインのマップ

二ヶ領用水・渋川というとどうしてもソメイヨシノの開花時期のイメージが強いですが、春夏秋冬、それぞれの表情が楽しめます。
こんな案内サインもひとつの目印に、夏の散策をしてみるのも良いのではないでしょうか。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 二ヶ領用水
2015/4/11エントリ 渋川の地元名称は「シブッカ」?川崎市が二ヶ領用水の選奨土木遺産認定記念の案内サインを設置

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2016年
08月16日

井田山周辺の別世界。アイザック・ニュートン生家のりんごの木を継承する、新日鉄先端技術研究所跡地の分譲住宅街「さくらが丘Isaac日吉」を歩く

【Reporter:はつしも】

井田山周辺の高台に、中原区・高津区にまたがって広がる「さくらが丘 Isaac(アイザック)日吉」という分譲住宅街があります。
中原区の中でも別世界のような、この住宅街を歩いてみました。

■「さくらが丘 Isaac日吉」のマップ
「さくらが丘 Isaac日吉」のマップ

■井田病院方面から「さくらが丘 Isaac日吉」に近づく
井田病院方面から「さくらが丘 Isaac日吉」に近づく

尻手黒川道路の「井田病院入口」交差点から井田山をのぼっていくと、つきあたり左手に井田病院が見えてきます。
そこで井田病院の反対側を見ると、途中から明らかに街の風景が一変する場所があります。

それが「さくらが丘 Isaac日吉」です。

■「さくらが丘 Isaac日吉」の住宅街
「さくらが丘 Isaac日吉」の住宅街

「さくらが丘 Isaac日吉」の住宅街

「さくらが丘 Isaac日吉」の約7万㎡におよぶ広大な敷地には、かつては新日鉄先端技術研究所がありました。
その跡地が345戸の戸建て住宅として分譲されまして、2009年3月に竣工しました。現在ではこのような落ち着いた住宅街が形成されています。

「さくらが丘 Isaac日吉」の住宅は洋風のデザインで統一されていまして、中原区にいながらにして別世界にきたような印象を受けます。

■「さくらが丘 Isaac日吉」の歩道
「さくらが丘 Isaac日吉」の歩道

■東急バス 日吉駅行の「さくらが丘」バス停
東急バス 日吉駅行の「さくらが丘」バス停

■バスの系統案内
バスの系統案内

「さくらが丘 Isaac日吉」は、アドレスは川崎市中原区井田・高津区蟹ヶ谷ですが、最寄りの鉄道アクセスは横浜市の日吉駅または元住吉駅になります。
道路を挟んで右側はすぐ横浜市港北区にあたり、分譲住宅街の中心部では「さくらが丘」バス停から日吉駅行のバスが発着しています。元住吉方面のバスに乗るには徒歩10分ほどかかりますので、どちらかというと分譲地の名前の通り「日吉」に属するエリアと言えるでしょう。

このバス停も、通常の東急バスや川崎市バスのバス停とは全く違う特別仕様になっていますね。

■「りんごの木」のブロンズ像
「りんごの木」のブロンズ像

「りんごの木」のブロンズ像

ところで、「さくらが丘 Isaac日吉」の「Isaac(アイザック)」とは、万有引力の発見などで知られる「アイザック・ニュートン」からきています。

かつての新日鉄先端技術研究所では、発明・発見精神の象徴として、アイザック・ニュートンの生家から譲り受けた「万有引力発見のきっかけとなったりんごの苗木」を植樹していました。

それを引き継いで、街の各所にりんごの木が植えられているほか、「さくらが丘」バス停のそばには藤原吉志子氏による「りんごの木」のブロンズ像が設置されています。

■「さくらが丘 Isaac日吉」の街区マップ
「さくらが丘 Isaac日吉」の街区マップ

■各所に配置された公園
各所に配置された公園

■景観木の保存について
景観木の保存について

また「さくらが丘 Isaac日吉」には、各所に公園や緑道が整備されています。
この公園の樹木は景観木として保存されたもので、それにより「環境共生住宅団地」としての指定を受けています。

■各住宅の門に設置された街路灯
各住宅の門に設置された街路灯

このように「さくらが丘 Isaac日吉」は、道路・歩道・公園・均整のとれた景観など非常によく整備された住宅街になっていまして、近年再開発された駅周辺のタワーマンション街とはまた違った街並みが形成されています。

知り合いのご自宅でもなければ訪問する機会はなかなかないと思いますが、かつては新日鉄先端技術研究所としての歴史を持ち、また現在は中原区に存在する特徴ある景観のひとつとして、ご紹介してみました。

【関連リンク】
さくらが丘自治会 ウェブサイト
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3):井田病院の新棟が本日開院
2013/6/1エントリ 井田山(4):中原市民健康の森と、ホタルの放流
2016/7/29エントリ 慶應義塾大学日吉キャンパスから見る、武蔵小杉の高層ビル群と井田病院

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2016年
08月12日

江川せせらぎ遊歩道の、「カブトムシ時計」「稲穂時計」「カタツムリ時計」

【Reporter:はつしも】

江川せせらぎ遊歩道には、ユニークな形の時計 が各所に設置されています。
今回はこの時計について、ご紹介してみましょう。

■江川せせらぎ遊歩道
江川せせらぎ遊歩道

江川せせらぎ遊歩道は、中原区と高津区の境界付近に整備された約2.4km続く水辺の 遊歩道です。
計画段階から市民の意見を取り入れるパートナーシップ事業として2003年に完成し、 地域の皆さんの協力により維持・管理がなされています。

■「カブトムシ時計」
「カブトムシ時計」

今回ご紹介する時計は3つありまして、ひとつめが 「カブトムシ時計」です。
ご覧の通り、カブトムシのツノのかたちを しています。

■太陽光発電パネル
太陽光発電パネル

時計の上部には、小さな太陽光発電パネル がついていました。
100%ではないかもしれませんが、これにより時計の電源が供給されているものと思い ます。

■「稲穂時計」
稲穂時計

稲穂時計

ふたつめは、「稲穂時計」です。
よく実って、頭を垂れる稲穂の形をしています。

■「カタツムリ時計」
「カタツムリ時計」

最後にみっつめは、「カタツムリ時計」で す。
葉っぱの上のカタツムリの姿が表現されていまして、カタツムリの殻の部分が時計になっています。

今回ご紹介する時計の中では、一番細かくデザインされていますね。
「カブトムシ時計」同様、それぞれ時計上部に小さい太陽光発電パネルがついていま す。

■太陽光発電による照明
太陽光発電による照明

太陽光発電による照明

また、江川せせらぎ遊歩道には、太陽光発電による 照明も各所に設置されていました。
こちらのパネルは時計よりもずっと大きいものです。

この照明は夕方暗くなると自動的に点灯し、2時間 太陽光発電による電力を使用したのち、明け方まで通常電源に移行します。
また大災害などで電源を喪失した場合は、2日間、 太陽光発電で点灯しつづけるということです。


なお、今回ご紹介した3つのほか、武蔵新城寄りに 「木製時計」もあります。
これは特に動植物のデザインではなく、木製のタワーになっています。

それぞれに異なるユニークな時計があると、遊歩道の中でも目印になって良いと思い ます。
江川せせらぎ遊歩道を散策の際に、探してみてください。

【関連リンク】
川崎市上下市水道局 江川せせらぎ遊歩 道
2008/11/7エントリ 江川せせらぎ遊歩道の「森とせせらぎ祭り」
2013/5/26エントリ 江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子
2013/6/8エントリ 江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子、1週間後 の姿
2013/6/20エントリ 江川せせらぎ遊歩道の子ガモたちの、成長し た姿
2013/8/21エントリ 江川せせらぎ遊歩道の、ザリガニ釣り
2014/5/11エントリ 江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子と、鮮や かな花々
2015/4/30エントリ 江川せせらぎ遊歩道にこいのぼりが登場、5月 3日(日)にたらい舟の川下りイベントを開催
2015/5/6エントリ 江川せせらぎ遊歩道で、「たらい舟」に乗る子 どもたち
2015/5/21エントリ 江川せせらぎ遊歩道の岩の上で、身を寄せ合 うカルガモ親子
201/6/7エントリ 江川せせらぎ遊歩道の、13羽の大家族カルガモ 一列縦隊
2016/2/27エントリ 江川せせらぎ遊歩道の河津桜が見頃に:鳥の 蜜の吸い方2種と、大きなお雛様登場

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2016年
08月10日

府中街道・市ノ坪跨線橋から見る、武蔵小杉の高層ビル群と富士山

【Reporter:はつしも】

中原区の西北から南東にかけて、府中街道(国道 409号線)が幹線道路として横断しています。
その性質上、府中街道は中原街道・南武沿線道路・ 東急線・綱島街道・新幹線・横須賀線など主要な幹線道路・鉄道とことごとく交差するようになっています。

中原区内においては府中街道はほとんど地上を走っていますが、横須賀線との交点だけは「市ノ坪跨線橋」によって府中街道が線路をまたぐ構造です。

今回はこの「市ノ坪跨線橋」をご紹介したいと思います。

■府中街道の「市ノ坪跨線橋」
府中街道の「市ノ坪跨線橋」

府中街道と横須賀線が交差するのは、武蔵小杉新駅の南側、2010/10/12エントリなどでご紹介した「御幸踏切」の先にあたります。

ここには貨物線などもあって線路用地の幅が広く、 特に府中街道のような幹線道路との踏切をつくるには適さないこともあって、跨線橋で線路を大きくまたぐようになっています。

■市ノ坪跨線橋の上り坂
市ノ坪跨線橋の上り坂

多く線路をまたぐ構造上、市ノ坪跨線橋の最高部は高く、跨線橋の両端からは急な上り坂になっています。
自転車で一息に上り切るには、それなりの脚力が必要です。

これは平間側から見たところで、坂道の先に武蔵小杉の高層ビル群が見えます。

■市ノ坪跨線橋から見える武蔵小杉の高層ビル群
跨線橋から見える武蔵小杉の高層ビル群

市ノ坪跨線橋の良いところは、一定の高度があり、しかも南北に広大な鉄道用地が広がるためにたいへん眺めがよいことです。

北側には、武蔵小杉の高層ビル群と武蔵小杉新駅が見えます。

一番左側に小さく見えるのが、プラウドタワー武小杉です。
そこから順番に右側がシティタワー武蔵小杉、リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER、リエトコート武蔵小杉イーストタワー、THE KOSUGI TOWER、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーです。

写真では切っていますが、さらに右側にはNEC玉川ルネッサンスシティもよく見えました。

■反対側の富士山
反対側の富士山 

跨線橋から見える富士山

一方、跨線橋の反対側からは、富士山が見 えます。
撮影したのは冬でしたから、手前の丹沢山系とともに、雪をかぶった姿でした。

富士山が見えるのは主に冬ですが、夏場でもコンディションが良ければ雪をかぶらない富士山を見ることができます。

■多摩川浅間神社から見える富士山
冬景色の富士山

本サイトではこれまでにも、武蔵小杉周辺から見える富士山をご紹介してきました。上記は以前ご紹介した「多摩川浅間神社」から見える富士山です。

高層ビルのラウンジなどから見えるのは当然として、個人的には「どなたでも行ける場所」からの富士山もご紹介したいと思っております。

今回ご紹介した「市ノ坪跨線橋」は多摩川を渡る必 要がありませんし、比較的気軽に足を延ばせるスポットではないでしょう か。

■市ノ坪跨線橋のマップ
市ノ坪跨線橋のマップ  

【関連リンク】
(御幸踏切関連)
2010/10/12エントリ 開かずの御幸踏切と、隣接の歩道橋
2011/8/3エントリ 御幸踏切の馬頭観音
2012/3/8エントリ 開かずの「御幸踏切」の歩道橋改修

(富士山関連)
2011/11/25エントリ 大田区側から見る武蔵小杉再開発ビルと、富 士山
2013/8/18エントリ 京浜伏見稲荷神社の富士山
2014/1/24エントリ 法政二中・高に並ぶ、新旧時計塔
2015/3/22エントリ 多摩川浅間神社の見晴らし台から望む、武蔵 小杉周辺パノラマ
2015/8/21エントリ 多摩川浅間神社・河川敷から見る武蔵小杉の 高層ビルと、富士山の夏景色
2015/11/28エントリ 「第4回関東労災病院 病院祭」開催レポー ト:武蔵小杉パノラマと、「ルーティン」を大切に支える地域医療

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2016年
08月05日

川崎市が都市ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」を制定、光の3原色の新ロゴマークを展開中

【Reporter:はつしも】

川崎市は、このたび都市のブランドメッセージを策定しました。
「Colors,Future! いろいろって、未来。」をメインメッセージとして、光の三原色をイメージした新たなロゴマークが定められ、ウェブサイト等でも展開されています。

■川崎市ウェブサイト 川崎市は都市のブランドメッセージを策定しました
http://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000078324.html

■ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」
ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」

■ブランドメッセージ Youtube動画


このブランドメッセージは、これまでに市民からの意見も踏まえ、川崎市の魅力は「多様であること」をベースに検討が進められてきたものです。

また新たなロゴマークは、「光の三原色」によって川崎市の「川」の字を表現しています。
ご存知の通り光の三原色は組み合わせることによってさまざまな色を作り出すことができ、それが川崎市の多様性、自由を表しています。

「市民一人ひとりの思いが多彩な「色」となり、川崎の新しい未来への可能性を広げていく」
この三原色には、そんな意味合いも込められているそうです。



■川崎市ウェブサイト 川崎市歌
http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/35-4-0-0-0-0-0-0-0-0.html

ところで、川崎市には「川崎市歌」というものがあります。

初代の「川崎市歌」は市制10周年を記念して1934年(昭和9年)に制定されました。
この初代市歌は「黒く湧き立つ煙」「響き渡るサイレン」など、工業都市としての川崎市の姿を色濃く反映したものになっていました。

環境保護の発達した現代のイメージにはそぐわない部分がありますね。

■臨海部の工業地帯
臨海部の工業地帯

臨海部の工業地帯

「川崎市歌」はその後基本的な部分を残しつつも改定が進められ、前掲の川崎市ウェブサイトに掲載された歌詞が最新版となっています。
サイレンが響き渡る川崎港にモクモクと黒煙がたちのぼる初代市歌からは、かなりの変貌といえます。

イメージだけの話ではなく、この80年あまりの間に、川崎市の姿は実際に変わってきました。
もちろん工業都市としての側面は持ちつつ、文化や商業、自然環境、住環境、地域コミュニティなど、多様な姿がそこには育っています。

しかしながら川崎市においては、市外地域においては、「公害の街」といった従前のイメージが固定化している面があると指摘されていました。
川崎市は2005年に「川崎市シティセールス戦略プラン」を策定したのち、対外的なイメージ戦略を進めており、今回のブランドメッセージ制定はそのひとつの施策となるものです。

■中原図書館に設置されたブランドメッセージののぼり
中原図書館に設置されたブランドメッセージののぼり

現在、武蔵小杉周辺では中原図書館などの公共施設に、ブランドメッセージののぼりが設置されています。
お見かけになった方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

■ブランドメッセージのノベルティ(付箋)
ブランドメッセージのノベルティ(付箋)

3原色の付箋

また川崎市主催のイベントでは、ブランドメッセージのノベルティが配布されていました。
写真は、光の3原色の付箋です。

川崎市ではブランドメッセージの定着に向けて、このように市民向けの広報を行っているところです。

まだ今のところ市民全体の認知度は高くないと思いますが、新しいロゴマークをウェブサイト等で見かける機会も増えてくるでしょう。



■「川崎市の色」20色を再現した「かわさき折り紙」
「川崎市の色」20色を再現した「かわさき折り紙」

■「かわさき折り紙」でつないだ「かわさき色輪っかつなぎ」
「かわさき折り紙」でつないだ「かわさき色輪っかつなぎ」
※写真提供:かわさき色輪っかつなぎ実行委員会

ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」の動画には、三原色が織りなすさまざまな色が登場します。
このそれぞれに綺麗な色が川崎市の多様な魅力を表現しているわけですが、コンセプトとして、2016/6/22エントリでご紹介した「かわさき折り紙」と、「かわさき色輪っかつなぎ」が共通する部分があるように思います。

「かわさき折り紙」は、川崎市の地域資源を20色で表現したものです。
またその「かわさき折り紙」を市内各地でつないで、多摩川河川敷でビッグアートをつくるのが「かわさき色輪っかつなぎ」で、先月開催されました。

この折り紙は色彩効果を活かしたレクリエーション活動を展開する市民グループ「からふる!」が開発したもので、川崎市のブランドメッセージと直接的な関連があるわけではありません。
ただ、ブランドメッセージの動画の色合いを見ながら、この「かわさき折り紙」が最初に脳裏に浮かびました。


ロゴマークなどのビジュアルメッセージやコピーライティングは、社会において一定の機能を果たすことが一般に認められており、こういったブランドメッセージの発信も意味のあることと思います。
ただ人によって受け止め方が違うもので、さまざまな意見があるかもしれませんね。

川崎市歌ができた頃、昭和の時代から続くような地域の課題が川崎市にはいまだ存在することも事実です。
イメージ戦略と共に、現場の課題への取り組みを着実に進めていくことも、両面で求められているかと思います。

【関連リンク】
川崎市ウェブサイト 川崎市は都市のブランドメッセージを策定しました
川崎市シティプロモーション担当 公式Twitter
かわさき折り紙 ウェブサイト
かわさき色輪っかつなぎ facebookページ
【あなたの街の折り紙☆かわさき折り紙】からふる!
2016/6/22エントリ 川崎市の地域資源を20色に再現「かわさき折り紙」を、各地でつなぐ。「かわさき色輪っかつなぎ」によるビッグアートづくりが7月9日(土)開催

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2016年
07月29日

慶應義塾大学日吉キャンパスから見る、武蔵小杉の高層ビル群と井田病院

【Reporter:たちばな】

武蔵小杉の南には、遠く慶應義塾大学日吉キャンパスの高台が見えます。
…ということは日吉の高台からも武蔵小杉が見えるであろうということで、行ってまいりました。

■武蔵小杉東急スクエア展望デッキから見た日吉方面
東急武蔵小杉駅から見た日吉方面

こちらは、武蔵小杉東急スクエアの展望デッキから日吉方面を見た写真です。

元住吉駅までほぼ直線の線路が伸び、同駅の展望デッキが、武蔵小杉東急スクエアの展望デッキと向かい合うように設置されているのが見えます。

その先に、慶應義塾大学日吉キャンパスの高台が確認できました。

■高台にのぼる綱島街道
高台にのぼる綱島街道

武蔵小杉から慶應義塾大学日吉キャンパスに向かうには、綱島街道の坂道をのぼっていきます。
写真右手にある東横線の線路は平坦であるため、ここで高台の下に潜っていくようなかたちになります。

以前の綱島街道はこのあたりで2車線になっていたのですが、2012年度に拡幅が行われました。

■日吉キャンパスの銀杏並木
日吉キャンパスの銀杏並木

慶應義塾大学日吉キャンパスのシンボルといえば、日吉駅前からまっすぐ伸びる銀杏並木です。
ここも上り坂になっていまして、駅前からもう少し高台にのぼっていく地形になっています。

■日吉キャンパスの高台から見えた武蔵小杉のタワーマンション
 日吉キャンパスから見えた武蔵小杉のタワーマンション

そして日吉キャンパスの北側から、武蔵小杉のタワーマンション群が見えました。
ここかはら黒い「シティタワー武蔵小杉」が一番目立って見え、「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」は大部分がその陰に隠れています。

手前にある送電鉄塔は、矢上川に沿って設置されているものです。

■ザ・コスギタワーとリエトコート武蔵小杉
コスギタワー・リエトコート武蔵小杉 

「ザ・コスギタワー(THE KOSUGI TOWER)」と、「リエトコート武蔵小杉」にズームしてみました。

リエトコート武蔵小杉のツインタワーの間には「レジデンス・ザ・武蔵小杉」が、手前には「R-Styles武蔵小杉」が少し見えています。

「ザ・コスギタワー」の右側、写真端に見えているのは「野村不動産武蔵小杉ビルN棟」です。

■日吉キャンパスの並木道と、武蔵小杉のタワーマンション
日吉キャンパスの並木道と、武蔵小杉のタワーマンション

また別の並木道からも、武蔵小杉のタワーマンションが見えました。

日吉キャンパスに通う学生の皆さんにとっては、日常的な風景ということになるでしょう。

■元住吉検車区、東急元住吉駅から武蔵小杉駅周辺まで
元住吉駅と元住吉検車区

続いてこちらは、東急元住吉駅付近にズームしてみたものです。

手前には東急電鉄の車庫「元住吉検車区」の広い敷地が広がっています。
その先に東急元住吉駅の丸みを帯びた白い屋根がすぐに判別できますね。

そのすぐ先には「グランツリー武蔵小杉」の建物とロゴが写っていますが、おわかりになるでしょうか。

奥の左のタワーが「エクラスタワー武蔵小杉」、右のタワーが「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」です。

■東急東横線と井田病院
東急東横線と井田病院

大部分が平坦な中原区ですが、1か所高台があります。
2011/3/7エントリなどでご紹介した「井田山」です。

日吉キャンパスからは、井田山の上の「井田病院」が東横線越しに見えました。

■井田山から見た日吉キャンパス方面
井田山から見た日吉キャンパス方面

2011/3/7エントリでは、井田山から見た日吉キャンパス方面の風景をご紹介しておりました。
それから5年以上の年月を経て、ちょうど反対側からの視点から井田病院を見たことになります。

■綱島街道の坂道をくだる帰り道
綱島街道の坂道を下る帰り道

帰り道は、綱島街道の坂道を下ることになります。
ここからは矢上川の送電鉄塔とともに、「プラウドタワー武蔵小杉」が見えました。

そのようなわけで、慶應義塾大学日吉キャンパスからは、想像以上にいろいろなものが見えました。

■慶應義塾大学日吉キャンパス 地域のみなさまへ
http://www.hc.keio.ac.jp/ja/neighborhood/index.html

慶應義塾大学日吉キャンパスには、地域に開放された「公開講座」、地域連携施「共生館」などがあります。
またオープンキャンパスや個別の見学申し込みなども受け付けています。

キャンパスを訪問する機会がありましたら、武蔵小杉方面の風景にもご注目ください。

【関連リンク】
慶應義塾大学日吉キャンパス ウェブサイト
川崎市立井田病院 ウェブサイト
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3):井田病院の新棟が本日開院
2013/6/1エントリ 井田山(4):中原市民健康の森と、ホタルの放流
2015/8/16エントリ 武蔵小杉東急スクエアの展望デッキに「東急武蔵小杉駅70周年記念展示」が新登場

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2016年
07月20日

ワンちゃんメニュー・イートイン完備のシフォンケーキ店。下小田中の「ベアベア」

【Reporter:たちばな】

中原区下小田中に、「シフォンケーキとクッキーの店 BearBear(ベアベア)」があります。

同店では下小田中での販売およびカフェ営業に加えて、グランツリー武蔵小杉等商業施設への催事出店を積極的に行っています。

■「シフォンケーキとクッキーの店 BearBear」
シフォンケーキとクッキーの店 BearBear

「BearBear」は、下小田中3丁目の住宅街の中にあります。
表通りではなく一本入った路地にあるため、最初はなかなか発見するのが難しいかもしれません。エントリ末尾にGoogleマップを掲載しておきますので、そちらをご参照ください。

かつて本サイトでもご紹介し、現在は閉店したレストラン「多羅葉樹」(現在はデイサービスセンター)のすぐ近くです。

■2~3台分の駐輪場
駐輪場

1台分の駐車場

武蔵小杉からは距離がありますが、同店には2~3台分の駐輪場、1台分の駐車場が用意されていました。
実際に車で買い物にきていたお客さんの姿も見受けられました。

■ウェルカムベア
ウェルカムベア 

「BearBear(ベアベア)」というだけあって、お店のシンボルキャラクターはクマさんです。
店頭には大きなウェルカムベアが座っていました。

■シフォンケーキが並ぶ店内
シフォンケーキが並ぶ店内
 

同店のメイン商品は、毎日10種類以上を焼き上げるシフォンケーキです。
そのほかクッキーなどの焼き菓子のほか、ケーキなども作っています。

シフォンケーキはメイプルシフォン、リッチチーズ、チョコレートシフォンなど定番のほか、「季節のおすすめ」もあります。
6月には一足先に夏を感じる「杏仁&ゴールデンパイン」が用意されていました。

シフォンケーキ等の最新情報は、エントリ末尾に記載のfacebookページもご参照ください。

■カフェスペース
カフェスペース

カフェスペース

そして同店には、オープンなカフェスペースも用意されています。

ここでは店内のシフォンケーキ等に加えて、各種ドリンクもオーダーすることができます。

■シフォンケーキの生クリーム・フルーツ添え(400円)
シフォンケーキの生クリーム・フルーツ添え

カフェスペースでは、店内で選んだシフォンケーキをカットして出してくれます。

また同店のシフォンケーキは甘さ控えめですので、写真のように生クリーム・フルーツ添えにすることも可能です。

ふんわりしたシフォンケーキとあわせて、美味しくいただけました。

■夏季限定の「シフォンパフェ」
夏季限定の「シフォンパフェ」

これから気温も上がりまして、テラス席は日陰でも暑くなることでしょう。
そんな時は、夏季限定の「シフォンパフェ」(600円)も良いかもしれません。

■ワンちゃん向けメニュー
ワンちゃん向けメニュー

また、このカフェスペースは「ワンちゃんOK」です。

「ワンちゃん向けメニュー」もありますので、お散歩の途中でこちらを一緒に召し上がっても良いかもしれませんね。

ワンちゃん向けバースデーケーキは、家族で切り分けて食べることもできるそうです。

■カフェスペースのトイレ
カフェスペースのトイレ

カフェスペースには、トイレがあります。
その手前にも、大きなテディベアが…。

■カフェスペースで見かけた蛇口
カフェスペースで見かけた蛇口

お店には、ほかにも各所にかわいらしいものがあります。

ひととき駅前の喧騒を離れて、「BearBear」でシフォンケーキを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■グランツリー武蔵小杉への催事出店
グランツリー武蔵小杉への催事出店

下小田中は少々遠い…という方は、同店が積極的に展開している商業施設の催事出店が便利です。

これまでにグランツリー武蔵小杉や、武蔵小杉東急スクエアの大野屋商店で販売を行っていまして、今後もまた出店することがあろうかと思います。

また武蔵小杉のイベントにも出店していることがありますので、最新情報はFacebookページ等をご覧ください。

■「シフォンケーキとクッキーの店 BearBear」の店舗情報
●所在地:中原区下小田中3-12-6
●営業時間:11:00~18:00
●定休日:月曜日
●駐車場:あり(1台)
●駐輪場:あり(2~3台)
●ウェブサイト:http://greens.st.wakwak.ne.jp/906253
●Facebook:https://www.facebook.com/bearbearmama

■店舗マップ


【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:洋菓子 ベアベア
2012/3/18エントリ 下小田中の洋食レストラン「多羅葉樹」のオムライス
2013/3/2エントリ サライ通り商店街「オリーブ亭」、下小田中「多羅葉樹」閉店

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2016年
07月17日

中原区の、日本初常設サーキットの記録。市民ミュージアム「多摩川スピードウェイ展」が本日スタート、福田市長も観覧/スピードウェイ遺構には記念パネルが設置

【Reporter:たちばな】

本日2016年7月17日から、川崎市市民ミュージアムで「多摩川スピードウェイ展」が始まりました。
本日は川崎市の福田市長が訪問し、多摩川河川敷にあった日本初の常設サーキット「多摩川スピードウェイ」の写真など各種資料を観覧しました。

■川崎市市民ミュージアム 多摩川スピードウェイ展
多摩川スピードウェイ展

「多摩川スピードウェイ」は、中原区の多摩川河川敷(東急線鉄橋付近)にあった自動車・オートバイレース用のサーキットです。
3万人を収容する日本初の常設サーキットとして1936年に開業し、同年6月7日に「第1回全国自動車競走大会」がここで開催されました。

当時の娯楽のひとつとして人気を集めましたが、戦時中の自粛により自動車レースの開催は途絶えてしまい、時代の変化の中で多くの人の記憶からは忘れ去られていました。

■「多摩川スピードウェイ」のスタンド遺構
「多摩川スピードウェイ」のスタンド遺構


本サイトでは2015/10/13エントリでご紹介しておりまして、また2016年に第1回大会から80周年を迎えるにあたって、大田区で「多摩川スピードウェイ・回顧展」が2015年11月に開催されました。
こちらの回顧展も2015/11/21エントリでレポートさせていただいております。

■川崎市市民ミュージアムで本日から開催「多摩川スピードウェイ展」
本日から川崎市市民ミュージアムで開催「多摩川スピードウェイ展」

■当時の映像展示
当時の映像展示

■「多摩川スピードウェイ」のパノラマ画
「多摩川スピードウェイ」のパノラマ画

そして本日から7月31日(日)まで開催されているのが、川崎市民ミュージアムにおける「多摩川スピードウェイ展」です。

先んじて開催された大田区での「多摩川スピードウェイ・回顧展」と共通する内容で、当時の写真・映像資料などが1階の「逍遥展示空間」に展開されています。

■大田区で展示されていたた第1回優勝車「オオタ号」(今回は展示なし)
第1回優勝車「オオタ号」

大田区で展示されていた「オオタ号」(復元)など実際の車の展示は残念ながらありませんが、当時を記録した写真や映像だけでも、たいへん興味を惹かれる内容でした。

■川崎市・福田市長の観覧
川崎市 福田市長の観覧

そして前述のとおり、初日となる本日は川崎市の福田市長も「多摩川スピードウェイ展」を観覧されました。

展示されている資料をひとつひとつ、ある程度時間をかけてご覧になっていました。

本エントリでは展示内容の詳細は掲載しませんので、展示期間中、川崎市市民ミュージアムに足を運んでみてください。



■「多摩川スピードウェイ」跡地に設置された記念パネル
「多摩川スピードウェイ」跡地の記念碑

なお、多摩川スピードウェイの跡地では、2016年5月29日に「多摩川スピードウェイの会」による記念パネルが設置されました。
記念碑の除幕式には福田市長も参加し、当時レースに参加した車も2台跡地に登場したということです。

除幕式の模様は、川崎市民ミュージアムの「多摩川スピードウェイ展」でも展示されています。

■「多摩川スピードウェイ」の記念パネル
「多摩川スピードウェイ」の記念パネル

記念パネルに掲載された当時の写真

記念パネルに掲載された当時の写真

川崎市市民ミュージアムからは、すぐ北側で多摩川河川敷に出れば、自転車で10分ほどで到着します。

「多摩川スピードウェイ展」をご覧になったのちに、こちらに立ち寄ってみても良いと思います。

■「川崎市市民ミュージアム」と「多摩川スピードウェイ記念パネル」のマップ
「川崎市市民ミュージアム」と「多摩川スピードウェイ」記念パネルのマップ

【関連リンク】
川崎市市民ミュージアム 多摩川スピードウェイ展
2015/10/13エントリ 中原区にあった、日本初の常設サーキット。「多摩川スピードウェイ」メインスタンド跡地を歩く
2015/11/21エントリ 「多摩川スピードウェイ・回顧展」が11月21日(土)・22日(日)開催、第1回レース優勝車「オオタ号」を展示中

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2016年
06月26日

小杉陣屋町で、口コミ広がる鮮魚店。駐車場・駐輪場完備「中定鮮魚店」

【Reporter:はつしも】

小杉陣屋町の住宅街に、たいへん評判の良い鮮魚店があります。
「中定鮮魚店」です。

■小杉陣屋町の「中定鮮魚店」
小杉陣屋町の「中定鮮魚店」

「中定鮮魚店」は、中原街道の北側、小杉陣屋町の住宅街にあります。
駅から離れていてこれといった目印もないため、初回来店にあたっては地図の参照が必須かと思います(エントリ末尾のマップを参照ください)。

武蔵小杉駅周辺からは、南武沿線道路の武蔵小杉タワープレイス・ケンタッキーフライドチキンの交差点から一切曲がらずに北上すると、途中で中原街道の「小杉陣屋町」交差点を越えた先で左手に「中定鮮魚店」が見えてきます。

■「中定鮮魚店」に集まるお客さん
「中定鮮魚店」に集まるお客さん

周辺にはほかに店舗等も見当たりませんが、「中定鮮魚店」にはたくさんのお客さんが集まっていました。
近隣の方だけでなく、遠くから買い物に来る方もいらっしゃるようです。

■「中定鮮魚店」の魚
「中定鮮魚店」の魚

お刺身

「中定鮮魚店」は、鮮魚店というだけあってお魚に特化しています。
総合スーパーが主流で「お魚屋さん」と呼ばれるお店が少なくなる中、貴重な存在です。

特化しているだけあって並んでいるお魚の鮮度は素晴らしいもので、たいへん良い評判を得ています。
「お刺身はここ以外では買わない」、という方もいらっしゃるほどです。

■「中定鮮魚店」と駐車場・駐輪場
「中定鮮魚店」と駐車場・駐輪場 

駐輪場

「中定鮮魚店」には、駐輪スペースと4台分のお客様駐車場(写真奥)も用意されています。

これは2015年夏ごろに整備されたものです。
おそらくは遠方から多くの方が来店されるようになったことで、周辺地域への配慮の点でも必要となったのではないでしょうか。

またここからは南に、プラウドタワー武蔵小杉が見えます。

前述の通り、帰り道もここからひたすらまっすぐ南下すれば、武蔵小杉タワープレイス・ケンタッキーフライドチキンの交差点に到着します。

■「@marucafe」にて、「中定鮮魚店」のぶりを使った「ぶり大根」
「@marucafe」にて、「中定鮮魚店」のぶりを使った「ぶり大根」

お刺身も良いですが、火を通したお魚もおいしいです。

こちらは新丸子の「@marucafe」の日替わり定食で出ていた、「ぶり大根」です。

■まちの案内所カフェ「@marucafe」
まちの案内所カフェ「@marucafe」 

「@marucafe」は、2016/4/2エントリでご紹介した「まちのご案内所カフェ」です。

店内には武蔵小杉・新丸子のショップカードやイベント情報などが集められているほか、提供される料理なども極力地元での仕入れを行うなど「地域」にこだわっています。

その一環として、この日は「中定鮮魚店」のぶりが定食で使われていました。
口の中でとけるようにふんわりとしていて、美味しかったです。

■「田園都市生活vol.60」で「@maruafe」が「中定鮮魚店」をレコメンド
「田園都市生活vol.60」で「@maruafe」が「中定鮮魚店」をレコメンド 

そういえば、昨日6月25日に発売された「田園都市生活vol.60」では、同店の店長さんがオススメのお店として「中定鮮魚店」を挙げていました。

「ここを知ってからは、ほかでお魚が買えません」

ということで、絶賛されていました。

■「(有)中定鮮魚店」の看板
「中定鮮魚店」 

「中定鮮魚店」は、前述の通りどの駅からも遠くアクセスは決してよくないのですが、利用してみる価値のあるお店です。

昔ながらのお店らしくウェブサイト等の情報もほとんどありませんので、地域の良質なお魚屋さんとしてご紹介してみました。

■「中定鮮魚店」の店舗情報
▼所在地:中原区小杉陣屋町2-13-1
▼営業時間:14:00頃~19:30
※開店時間は一定ではありませんので、ご注意ください。
▼定休日:水曜日、不定
▼駐車場:あり(4台)
▼駐輪場:あり
▼ウェブサイト:なし

■「中定鮮魚店」のマップ


【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:食品セレクトショップ 中定鮮魚店
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:カフェ @marucafe
2016/4/2エントリ 新丸子・武蔵小杉のまちの案内所カフェ、「@marucafe」のプレス・関係者向けプレオープンレポート
2016/6/24エントリ 明日6月25日(土)発売「田園都市生活vol.60」武蔵小杉・新丸子・元住吉特集号の早読みレポート

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2016年
06月24日

明日6月25日(土)発売「田園都市生活vol.60」武蔵小杉・新丸子・元住吉特集号の早読みレポート

【Reporter:はつしも】

2016年6月25日(土)に、武蔵小杉・新丸子・元住吉を特集した「田園都市生活vol.60」が発売されます。
今回は同誌の早読みレポートを、お伝えしたいと思います。

■「田園都市生活vol.60 武蔵小杉・新丸子・元住吉」
「田園都市生活vol.60 武蔵小杉・新丸子・元住吉」 
※写真提供:枻出版社

「田園都市生活」は、枻出版社による東急沿線のライフスタイルマガジンです。
年4回刊行され、田園都市線や東急線沿線の街を紹介しています。

これまでにも2013年6月の「vol.49」、2014年9月の「vol.53」でも武蔵小杉特集を行っていまして、本サイトでもご紹介をしておりました。

■武蔵小杉の3商業施設特集
武蔵小杉の3商業施設特集

■武蔵小杉の3商業施設の比較データ
武蔵小杉の3商業施設の比較データ

前回(vol.53)でも言及させていただいたのですが、「田園都市生活」の特徴は「他誌に比べて紙面がきちんと作りこまれていること」です。

例えば、今回はグランツリー武蔵小・武蔵小杉東急スクエア・ららテラス武蔵小杉の3商業施設の特集から始まります。
そこで本誌では、テナントをテーマ別にご紹介したり、3商業施設の回遊ルートの事例を示したり、各施設を子供向け設備など一定の切り口で3商業施設を比較分析するなど「ひと手間」がかかった編集を行っています。

■ブレーメン通り商店街×オズ通り商店街青年部座談会
ブレーメン通り商店街×オズ通り商店街青年部座談会

こちらは、ブレーメン通り商店街・オズ通り商店街の青年部の皆さんによる座談会です。

ブレーメン通り商店街では、「パン・ド・ププ」の店主さんなどが中心となってかねてから青年部が活発に活動していました。
これに加えて、オズ通り商店街でもこのたび18年ぶりに青年部が復活したばかりです。

こういった商店街の最新の動きなどもフォローアップされるとともに、両商店街の「店舗情報ではない街ネタ」も紹介されています。

■「街を『おもしろくする』人に聞いたこの街の魅力、楽しい使い方」
「街を『おもしろくする』人に聞く」

また、本誌では店舗情報だけでなく、さまざまな地域コミュニティや活動にもフォーカスしています。

「街を『おもしろくする』人に聞いた この街の魅力、楽しい使い方」では、本サイト「武蔵小杉ライフ」もインタビューで登場させていただきました。

■武蔵小杉ライフがレコメンド「きまぐれDining くろねこ」の岩中ポークのグリル
岩中ポークのグリル

「立場上お答えしにくいかもしれませんが、お勧めのお店は?」
と聞かれましたので、ちょうど1年前、2015/6/25エントリでもご紹介した「きまぐれDining くろねこ」(新丸子)をレコメンドさせていただいております。

■街の人に聞く、お勧めのお店
街の人に聞く、お勧めのお店 

また、本誌では取材をされた方たちに、それぞれお勧めのお店を聞き取りされた結果をまとめてご紹介されていました。

店主さんがお勧めする自店以外のお店というのも、知っている方が多いとなかなか面白いです。

■「あなたの街の頼れる本屋さん」
「あなたの街の頼れる本屋さん」

続いてこちらは、武蔵小杉周辺の書店4店舗が集められたコーナーです。
紀伊國屋書店武蔵小杉店の神矢店長をはじめ各店舗のみなさんが、「この夏に読みたい本」をお勧めされています。

タウンムックでは、どうしても受けの良いグルメ系の記事が中心になりがちですが、このようにカルチャーにも光をあてているのが本誌の特徴です。

■丸子温泉・今井湯
丸子温泉・今井湯

武蔵小杉周辺に残る銭湯、「丸子温泉」「今井湯」の紹介です。
こちらも取材をされて、薪で風呂を沸かす昔ながらの風景が掲載されていました。

このほか井田の醤油蔵「福來醤油」、「矢上川フィッシングセンター」など、渋いところにも着目しています。

■「地域密着型スーパーを調査せよ!」
「地域密着型スーパーを調査せよ!」

「地域密着型スーパーを調査せよ!」という特集で取材されていたのは、「えばらや本店」と「大野屋小杉店」です。

このページは両店舗の売り場ツアーのような紙面になっていまして、ここでも実際にかなり細かく売り場をまわっていった取材の形跡が認められます。


以上、全体112ページの一部のみご紹介しております。
本エントリでは基本的に「当たり前のグルメ情報」以外の部分を中心にご紹介しておりますので、もちろん飲食店の紹介ページも多数用意されていました。

冒頭にも申し上げた通り、「田園都市生活vol.60」は、武蔵小杉という街にある程度多面的なアプローチがなされ、全体としてひと手間かかった編集になっています。

武蔵小杉周辺でこういったタウンムックが発刊されることが非常に多くなり、ある種グルメ情報も飽和してきた感もありますね。

そうした中、地元に関心のある方でしたら持っていても良い一冊ではないでしょうか。

枻出版社 田園都市生活
2007/11/29エントリ 川崎市Walker 2008年版発売
2008/10/17エントリ 川崎市Walker09年版、本日発売
2010/10/21エントリ 「散歩の達人」に武蔵小杉登場、西街区商業施設にイタリアン出店多し
2010/12/11エントリ 「るるぶ川崎市」6年ぶりの新版発売、横須賀線武蔵小杉駅連絡通路は5月完成?
2011/9/9エントリ 川崎市Walker 2011-2012年版が本日発売
2011/9/25エントリ 「田園都市生活」武蔵小杉・元住吉・日吉特集号発売
2012/8/8エントリ 「武蔵小杉Walker」2012年9月6日(木)発売決定
2012/8/29エントリ 2012年9月6日発売「武蔵小杉Walker」にJR武蔵小杉駅の「よんれつ」掲載決定
2012/9/5エントリ 9月6日(木)発売「武蔵小杉Walker」前日早読みレポート、「よんれつ」無事掲載
2012/10/3エントリ 「武蔵小杉Walker」中原ブックランドに再入荷、初回3,000部入荷の住吉書房も700部追加発注
2012/12/21エントリ 「散歩の達人」川崎・武蔵小杉特集号が本日発売
2014/4/10エントリ 「武蔵小杉Walker」2014年版が刊行決定、5月23日(金)発売予定
2014/4/20エントリ 5月22日(木)発売「武蔵小杉Walker最新版」早読みレポート
2014/5/22エントリ 「武蔵小杉Walker最新版」本日発売、「地元を語る会in中原図書館」参加枠が残り僅かに
2013/6/25エントリ 「田園都市生活Vol.49」武蔵小杉特集号が本日発売
2014/9/24エントリ 「田園都市生活Vol.53」武蔵小杉・元住吉・日吉特集号が本日発売
2014/10/18エントリ 「ぴあ武蔵小杉食本」本日発売、「グランツリー武蔵小杉」巻頭特集を掲載
2016/1/29エントリ グルメガイド本「武蔵小杉・日吉・綱島ジモト飯」が本日発売、こすぎナイトキャンパスによる「ジモト飯を語る会」が2月23日(火)開催・参加申込受付開始
2016/3/31エントリ 沿線特化るるぶ第2弾「るるぶ南武線」本日3月31日発売、2010年「るるぶ川崎市」以来6年ぶりの登場
2016/6/18エントリ グルメガイド「川崎ジモト飯」が2016年6月17日発売、武蔵小杉周辺を中心に川崎市内246店舗を紹介

(きまぐれDining くろねこ関連)
きまぐれDining くろねこ ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:レストラン きまぐれDining くろねこ
2015/6/25エントリ 新丸子の、気軽な上質フレンチ。「きまぐれDining くろねこ」

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