丸子橋近く・多摩川堤防の改修工事が完了、舗装資材の誤りによる河川敷一時通行止めも解除され完全供用開始
【Reporter:はつしも】
丸子橋近くの多摩川堤防の改修工事が行なわれ、このたび堤防のサイクリングロード等が供用開始になりました。
工事区間においては、舗装資材の誤りによってやけどの事故が発生したために河川敷が一時通行止めの措置がとられていましたが、こちらも解除されました。
■改修が行なわれた多摩川の堤防
改修工事が行なわれたのは、丸子橋の上流側の区域です。
水害に備えて堤防の強化を行なうもので、これに伴って工事実施の間、サイクリングロードや河川敷のランニングコースの一部が通行できなくなっていました。
■堤防上のサイクリングロード
■多摩川河口より13.8キロ
こちらは、堤防上のサイクリングロードです。
従来よりも幅が広がり、反対方向からのすれ違いもしやすくなりました。
多摩川河口より13.8キロの地点であることを示す道標も設置されています。
■改修区間の終わり
改修区間が終わると、ご覧のようにサイクリングロードの幅が狭くなります。
生い茂るハマダイコンなどを鑑賞するには、こちらの方が良いでしょう。
■河川敷に降りる階段
堤防の改修より、河川敷に降りる階段もあらためて整備されました。
中央に手すりを配し、従来よりも利用しやすいものになりました。
■河川敷のジョギングコース(事故発生による閉鎖中に撮影)
階段を降りた先の河川敷のジョギングコースは、ご覧の通り4月20日から5月上旬にかけて、通行止めになっていました。
こちらもこのたび通行止めが解除されまして、ジョギング等ができるようになっています。
堤防工事においては、河川敷も作業ヤードなどとして活用したため、工事終了後にジョギングコースの再舗装が行なわれました。
しかしながら再舗装の際に誤って大量の石灰を使用してしまったため、降雨時に石灰が溶け出して強アルカリ性の水溜りを生じることになりました。
この水溜りに触れたジョギング中の方が「化学やけど」を負う事故が発生しまして、国土交通省の調査ののちに通行止めと舗装のやりなおしが行なわれていたものです。
■ジョギングコース工事のお知らせ(通行止め当時)
通行止めの期間、現地には工事のご案内と、自己発生原因についての説明が掲示されていました。
ジョギングをされていた方も思いもよらないことだったのではないでしょうか。
■ジョギングコースの利用案内
なお、この河川敷のジョギングコースは、「多目的散策路」として整備されたもので、自転車を含む車両の乗り入れは禁止されています。
結構自転車で通行される方も多く、これは意外と知られていないかもしれません。
堤防の改修工事にあわせて、あらためて国土交通省 京浜河川事務所と川崎市による掲示が設置されていましたので、ご紹介しておきます。
■堤防整備エリアのマップ
【関連リンク】
(水害関連)
・国土交通省 水管理・国土保全 多摩川の歴史
・2008/8/29エントリ 多摩川増水
・2016/6/1エントリ 国土交通省が多摩川・鶴見川・相模川水系の洪水氾濫シミュレーションを公開、武蔵小杉等任意地点への洪水到達時間と最大浸水深が検索可能に
・2016/7/7エントリ 丸子橋周辺の多摩川水位を、24時間ライブ配信。「国土交通省京浜河川事務所 田園調布出張所」の鉄塔探訪
・2016/10/24エントリ 丸子橋近く、多摩川汽水域の境界「調布取水堰」探訪。アユが遡上する魚道と、歴代水位の記録
・2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる
(多摩川関連)
・武蔵小杉ライフ:タウンガイド:生活情報:公園 多摩川緑地
・2015/10/13エントリ 中原区にあった、日本初の常設サーキット。 「多摩川スピードウェイ」メインスタンド跡地を歩く
・2015/11/21エントリ 「多摩川スピードウェイ・回顧展」が11月21 日(土)・22日(日)開催、第1回レース優勝車「オオタ号」を展示中
・2016/7/17エントリ 中原区の、日本初常設サーキットの記録。市民ミュージアム「多摩川スピードウェイ展」が本日スタート、福田市長も観覧/スピードウェイ遺構には記念パネルが設置
・2015/4/22エントリ 多摩川河川敷を白く染める、ハマダイコンの花
・2016/4/17エントリ 武蔵小杉周辺の八重桜・ハマダイコンが満開、ツツジの開花がスタート
・2017/3/20エントリ 春の多摩川を染める、白い花々。河川敷のユキヤナギが見頃に、ハマダイコンも開花が進む
(「多摩川を下る」連載)
・2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列
・2017/2/19エントリ 多摩川を下る(2):中原区・幸区の境界・多摩川を渡る送電線と、古市場小学校前歩道橋からのパノラマ
・2017/4/17エントリ 多摩川を下る(3):ランステーション「多摩川交流センター」から見える、新川崎・武蔵小杉・多摩川大橋・「SHISHAMO」出身校の川崎総合科学高等学校
・2017/5/5エントリ 多摩川を下る(4):川崎競馬場の練習馬場・小向トレーニングセンターを駆ける競走馬
丸子橋近くの多摩川堤防の改修工事が行なわれ、このたび堤防のサイクリングロード等が供用開始になりました。
工事区間においては、舗装資材の誤りによってやけどの事故が発生したために河川敷が一時通行止めの措置がとられていましたが、こちらも解除されました。
■改修が行なわれた多摩川の堤防
改修工事が行なわれたのは、丸子橋の上流側の区域です。
水害に備えて堤防の強化を行なうもので、これに伴って工事実施の間、サイクリングロードや河川敷のランニングコースの一部が通行できなくなっていました。
■堤防上のサイクリングロード
■多摩川河口より13.8キロ
こちらは、堤防上のサイクリングロードです。
従来よりも幅が広がり、反対方向からのすれ違いもしやすくなりました。
多摩川河口より13.8キロの地点であることを示す道標も設置されています。
■改修区間の終わり
改修区間が終わると、ご覧のようにサイクリングロードの幅が狭くなります。
生い茂るハマダイコンなどを鑑賞するには、こちらの方が良いでしょう。
■河川敷に降りる階段
堤防の改修より、河川敷に降りる階段もあらためて整備されました。
中央に手すりを配し、従来よりも利用しやすいものになりました。
■河川敷のジョギングコース(事故発生による閉鎖中に撮影)
階段を降りた先の河川敷のジョギングコースは、ご覧の通り4月20日から5月上旬にかけて、通行止めになっていました。
こちらもこのたび通行止めが解除されまして、ジョギング等ができるようになっています。
堤防工事においては、河川敷も作業ヤードなどとして活用したため、工事終了後にジョギングコースの再舗装が行なわれました。
しかしながら再舗装の際に誤って大量の石灰を使用してしまったため、降雨時に石灰が溶け出して強アルカリ性の水溜りを生じることになりました。
この水溜りに触れたジョギング中の方が「化学やけど」を負う事故が発生しまして、国土交通省の調査ののちに通行止めと舗装のやりなおしが行なわれていたものです。
■ジョギングコース工事のお知らせ(通行止め当時)
通行止めの期間、現地には工事のご案内と、自己発生原因についての説明が掲示されていました。
ジョギングをされていた方も思いもよらないことだったのではないでしょうか。
■ジョギングコースの利用案内
なお、この河川敷のジョギングコースは、「多目的散策路」として整備されたもので、自転車を含む車両の乗り入れは禁止されています。
結構自転車で通行される方も多く、これは意外と知られていないかもしれません。
堤防の改修工事にあわせて、あらためて国土交通省 京浜河川事務所と川崎市による掲示が設置されていましたので、ご紹介しておきます。
■堤防整備エリアのマップ
【関連リンク】
(水害関連)
・国土交通省 水管理・国土保全 多摩川の歴史
・2008/8/29エントリ 多摩川増水
・2016/6/1エントリ 国土交通省が多摩川・鶴見川・相模川水系の洪水氾濫シミュレーションを公開、武蔵小杉等任意地点への洪水到達時間と最大浸水深が検索可能に
・2016/7/7エントリ 丸子橋周辺の多摩川水位を、24時間ライブ配信。「国土交通省京浜河川事務所 田園調布出張所」の鉄塔探訪
・2016/10/24エントリ 丸子橋近く、多摩川汽水域の境界「調布取水堰」探訪。アユが遡上する魚道と、歴代水位の記録
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(多摩川関連)
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・2015/10/13エントリ 中原区にあった、日本初の常設サーキット。 「多摩川スピードウェイ」メインスタンド跡地を歩く
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・2016/4/17エントリ 武蔵小杉周辺の八重桜・ハマダイコンが満開、ツツジの開花がスタート
・2017/3/20エントリ 春の多摩川を染める、白い花々。河川敷のユキヤナギが見頃に、ハマダイコンも開花が進む
(「多摩川を下る」連載)
・2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列
・2017/2/19エントリ 多摩川を下る(2):中原区・幸区の境界・多摩川を渡る送電線と、古市場小学校前歩道橋からのパノラマ
・2017/4/17エントリ 多摩川を下る(3):ランステーション「多摩川交流センター」から見える、新川崎・武蔵小杉・多摩川大橋・「SHISHAMO」出身校の川崎総合科学高等学校
・2017/5/5エントリ 多摩川を下る(4):川崎競馬場の練習馬場・小向トレーニングセンターを駆ける競走馬