武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2009年
09月05日

武蔵小杉再開発地区初の国政選挙

hatsushimo.gif

2009年8月30日、衆議院議員選挙が行われました。武蔵小杉の再
開発地区の高層マンション群が入居になってから初の国政選挙
だっ
たわけですが、選挙ポスターや投票所はどうなるのかな・・・と以前
からちょっと気になっていました。

選挙ポスター掲示板については、既存市街地内においては、毎回
決まった各所に設置されているのですが、再開発地区ではなかなか
見つかりませんでした。


■中丸子まるっこ公園の選挙ポスター掲示板
中丸子まるっこ公園の選挙ポスター掲示板

・・・で、やっと見つけたのが中丸子まるっこ公園のフェンス際に設置
されていたこの掲示板です。プラウド武蔵小杉グリーンフロント
エントランス近くにあたります。

しかし、再開発地区の導線を考えると、この場所を通りかかる方と
いうのはかなり限られてしまうかな、と思いました。パークシティ武蔵
小杉
の間を通る都市計画道路 武蔵小杉駅南口線あたりに設置され
ると多くの方の目に留まったのではないでしょうか。

■都市計画道路 武蔵小杉駅南口線(パークシティ武蔵小杉付近)
都市計画道路 武蔵小杉駅南口線(パークシティ武蔵小杉付近)

まあ、選挙ポスターがあったとしてどれだけ注目するか、ということ
はあるのですが、選挙の認知ということも踏まえた基本的な広報
義務
として、多くの方が住んでいる以上は導線上に掲示板があった
方がよいかと思います。

そして一方、投票所ですが、再開発地区でまとめられることはなく、
町名・番地ごとに既存の投票所に振り分けられていました。一部
だけピックアップしますと、

■パークシティ武蔵小杉・・・中原区役所別館
■レジデンス・ザ・武蔵小杉・・・中原区役所別館
■リエトコート武蔵小杉・・・玉川中学校
■THE KOSUGI TOWER・・・玉川中学校
■シティハウス武蔵小杉・・・下沼部小学校

■投票所マップ
投票所マップ

こんなところだったようです。それぞれ位置的にはかなり違う場所に
指定されていますね。駅の反対側だったり、あまり近い投票所は
なかった
ようです。

■中原区役所別館の投票所
中原区役所別館の投票所

この中原区役所別館は、中原区の「第1投票区」となっており、今回の
選挙においては小杉町1丁目~3丁目に加えて、新丸子東3丁目の
一部
(再開発地区)が区域に含まれていました。

■NHKの出口調査
NHKの出口調査

ところで、この第1投票区は、NHKの出口調査の対象になっていま
した。私は今まで一度もこれに当たったことがないんですよね。
区役所から出てきた方に、調査員の方が声をかけて投票結果を
ヒアリングしていました。これ、アルバイトなんでしょうかね。

再開発地区ではこの2年ほどで人口が急増しましたが、以前選挙の
話が持ち上がった際には、既存の投票所のキャパシティの問題から
投票区を新設する、という話があったそうです。
結局その時の選挙は流れてしまい、今回の総選挙も投票区が新設
されることはなかったのですが、そのときに投票所の候補として
リエトプラザが挙がっていた
ようです。

■リエトプラザ
リエトプラザ

再開発地区からすると、リエトプラザですと近場で便利なような気が
しますが、今回も実現はしませんでした。そのあたりの事情は詳しく
ないのですが、さまざまな調整の結果、既存の投票区に割り振る
ことで対応が可能
、ということになったのでしょう。

その他、パークシティ武蔵小杉の中原市民館なども候補としては
思いつきますが、中原市民館のような施設を終日押さえるには1年
前からの予約が必要となり、直前まで日程がわからない選挙で利用
するのが現実的に難しい
のだそうです。
そうすると小学校や中学校というあたりが無難な線になるわけで、
投票所を借りるのもなかなか簡単なことではないのですね。

来年も参議院議員選挙がありますが、基本的には投票区などは
今回のものが踏襲されるのかな、という気がいたします。

【関連リンク】
中原区役所 庁舎案内
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 中丸子まるっこ公園
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 リエトコート武蔵小杉公開空地

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2009年
09月03日

横須賀線武蔵小杉駅、線路切り替え直前

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今週末、2009年9月5日19:00から6日10:30まで、横須賀線及び
湘南新宿ラインを運休にしての線路切り替え工事
が行われます。
これは、NEC玉川事業場側に新設した線路に下り線を切り替える
ことで、内側の旧下り線路を廃して新駅ホーム設置スペースとする
ためのものです。

①東側に高架橋を新設して下り線を移設


横須賀線武蔵小杉駅工事図面①
                    

②下り線を移設してできたスペースにホーム・駅舎を建設
横須賀線武蔵小杉駅工事図面②
工事を2日後に控え、現在では当然ながら新しい下り線が切り替え
地点を除き完成
しているのですが、今日はその切り替え地点を見て
みたいと思います。

■横須賀線新川崎方面の新旧線路合流地点
横須賀線新川崎方面の新旧線路合流地点

さて、まずは新川崎方面の新旧下り線の合流地点を見てみましょう。
この写真はNEC玉川ルネッサンスシティから撮影したもので、写真
奥にはシティハウス武蔵小杉が見えています。
ちょうどそのシティハウス武蔵小杉の前あたりに合流地点、すなわち
線路の切り替え地点があります。ここを5日~6日にかけて新しい
下り線に切り替えるわけですね。

■横須賀線東京方面の新旧線路合流地点
横須賀線東京方面の新旧線路合流地点

続いて、今度は東京方面の新旧下り線の合流地点です。こちらも、
ほぼ合流地点まで新しい線路が敷設されています。ちょうど南武線
と交差するあたりですね。
手前には、横須賀線武蔵小杉駅の新駅舎(新下り線側)が作られて
いるのが見えます。9月12日~13日にかけて旧下り線の撤去
行い、前述の通り今度はその場所にホームを作っていくことになり
ます。

その他、周辺での連絡通路やロータリーの工事なども進みつつ、
今回の線路切り替えが新駅設置工事の一大イベントとなります。
9月5日~6日にかけての切り替え工事当日は、現地で写真撮影を
したり、6日の切り替え後に乗車してみたりする鉄道ファンの皆さん
が集まるのではないでしょうか。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
2007/5/31エントリ 武蔵小杉再開発:横須賀線武蔵小杉駅説明会
2007/10/10エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事の進捗
2008/1/31エントリ 横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案
2008/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅トンネル工事
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図
2008/10/9エントリ 横須賀線武蔵小杉駅のイメージパース
2008/10/24エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅完成が1年遅れ、仮設での開業に
2009/3/20エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅ロータリーの最終図面
2009/4/17エントリ 綱島街道・上丸子跨線橋の仮管路設置工事
2009/5/7エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅の駅舎現る
2009/5/19エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路跨線橋工事開始
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)
2009/7/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年5月~6月)
2009/7/28エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年7月)
2009/7/30エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年7月)
2009/8/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月)
2009/8/24エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の駐輪場

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2009年
09月01日

武蔵小杉駅南口地区西街区の駐輪場が本日移転

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2009/8/10エントリで事前に取り上げましたが、本日、東急武蔵小杉
駅自転車等第3駐輪場が移転
しました。

■移転した東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場
移転した東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場

移転先は、中原変電所の地下化を行ったエリアの地上部分にあたり
まして、変電所の地上施設を見ることができます。

■2段式の駐輪場
2段式の駐輪場

この駐輪場には2段式の駐輪設備のほか、

■平地式の駐輪場
平地式の駐輪場

平地式の駐輪場も用意されています。自転車後部にかごやチャイル
ドシートを設置している場合、2段式駐輪設備の下段に入れると上段が
下ろせなくなってしまいますので、平地式があると良いですね。

■中原変電所の地上施設
中原変電所の地上施設

ずっと遠くからしか見えませんでしたが、この駐輪場の奥から、中原
変電所の地上施設
を見上げることができます。まさしくコンクリートの
塊です。

■中原変電所地下への入口
中原変電所地下への入口

中原変電所地下への入口

駐輪場の中央部には、中原変電所地下への入口があります。これも
ずっと入口側は見えず、おそらく扉があるのだろうな、と推測して
いただけだったのですが、確認してみるとやはり扉がありました。
人間ひとりが通行できる程度の細い階段を下っていくことになりま
すが、心理的に圧迫感がありそうですね。下りきってしまえば多少
は広い空間が広がっているのでしょうが・・・。

一方、旧駐輪場はどうなっているかというと、

■閉鎖された旧駐輪場
閉鎖された旧駐輪場

ご覧の通り、すでに閉鎖されています。ただ、昨夜回収されなかった
自転車が多数残っていまして、これはどうにか出さないといけない
ことになりますね。

この旧駐輪場が閉鎖されることで、今度は武蔵小杉駅南口地区
西街区第一種市街地再開発事業の道路整備工事
が行われること
になります。
西街区の道路整備というと、敷地の北側(今回の旧駐輪場側)と、
西側(TSUTAYAや今回の新駐輪場側)がありますが、いずれも
用地が確保された格好です。

北側(今回の旧駐輪場側)の道路は、東急線のガード下をくぐって
新丸子東3丁目地区(フーディアム北側)の都市計画道路とつながり
ます。車道と歩道が分離され、現在よりも拡幅された道路になる予定
です。
将来的には中原区役所北側の道路とも連結して府中街道-再開発
地区をつなぐ導線
となる予定で、いつも車が立ち往生している武蔵
小杉駅周辺がアクセスしやすくなるものと思います。

■武蔵小杉駅南口地区西街区と駐輪場移転
武蔵小杉駅南口地区西街区と駐輪場移転

武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業は、変電所
地下化工事後の進捗が気になるところでしたが、とりあえず次の
ステップへと進んでいくことになります。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場
2007/7/1エントリ 武蔵小杉再開発:変電所が地上3階?
2008/5/3エントリ 中原変電所工事の建造物
2008/7/12エントリ 中原変電所工事の建造物・2008年7月
2008/9/18エントリ 小杉駅周辺まちづくり推進地域構想説明会・質疑応答編(上)
2009/6/30エントリ 中原変電所地下化工事の地上に貯水槽出現
2009/8/10エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の駐輪場移転、道路
整備工事着工へ

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2009年
08月31日

フーディアム武蔵小杉2階、パリミキ9月23日閉店

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開店する店舗もあれば閉店する店舗もあり・・・ということで、フーディ
アム武蔵小杉2階のパリミキ武蔵小杉店が、2009年9月23日をもって
閉店
することになりました。現在、閉店セールが行われています。

■完全閉店セール実施中のパリミキ武蔵小杉店
閉店セール実施中のパリミキ武蔵小杉店

フーディアム武蔵小杉2階では、2009年3月31日にも55ステーション
が閉店
となっており、今年に入ってから2店舗目の閉店となります。
私も時折フーディアム武蔵小杉の2階は覗いていますが、お客さんが
まばら
なことが多く、傍目にも売上が厳しい状況が推察されました。

以前、フーディアム武蔵小杉の2階に関するアンケートを実施しており
ますが、その際の結果は以下の通りです。

■アンケート①「フーディアム武蔵小杉の2階専門店に対する満足度を
お聞かせください。」
【総投票数:608票】

フーディアム武蔵小杉アンケート①

■アンケート結果・コメントページ
http://musashikosugi.enq1.shinobi.jp/enquete/41964/

■アンケート②「フーディアム武蔵小杉の2階専門店街で、最も利用
したい店舗をお教えください。」
【総投票数:560票】
フーディアム武蔵小杉アンケート②

■アンケート結果・コメントページ

http://musashikosugi.enq1.shinobi.jp/enquete/41948/

上記アンケートを見ても、パリミキは支持率が非常に低い結果と
なっていました。もっとも、どの店舗もおしなべて支持率は低かった
のですが・・・。
当初から、どの店舗かは別としても、「いずれ遠からず淘汰されるの
では・・・」というのは、皆さんが思っていたことではなかったでしょうか。

先日の東急武蔵小杉駅構内の新店舗に関するエントリでもコメント
いただきましたが、このフーディアム武蔵小杉2階の専門店街に
ついては、「正直がっかり」というのが利用者側の率直な意見
である
と思います。
オープンから1年4ヶ月で2店舗閉店、という事態は、利用者側から
すると必然、というところではないでしょうか。現状の集客状況を見る
と、まだ閉店は続くようにも(残念なことですが)感じてしまいます。

■閉店した55ステーション
閉店した55ステーション

その後、55ステーション閉店後のスペースは、新規オープンも無く
歯抜け
になっています。まあ、ここはスペースが非常に狭いことも
あり、展開できるテナントも限られているということもあるのでしょう。

一方、パリミキの跡地はそれなりのスペースもありますし、エスカレ
ーターをのぼってすぐという相対的な立地の良さもありますので、
後継店舗は55ステーションよりは見つけやすいのではないでしょうか。
ただ、これで何もオープンせずに歯抜けになるようですと、フーディ
アム2階が商業施設としてはかなり厳しい
、ということになりそうです。
同時に、エスカレーター上り口前が空洞になるというイメージの悪化も
懸念されます。
(1階スーパーの売り場を一部移転拡張するという手もあるかもしれ
ませんね)

個人的な感想ですが、フーディアム2階はこのまま営業していても、
起死回生の状況好転は望めないように思います。ある程度大胆な
決断
をして、相当なテコ入れをした方が良いのではないか、と感じた
次第です。
今回のパリミキの閉店をむしろチャンスとして、ブランド力・集客力の
あるテナント、人がちょっと立ち寄れるようなテナントを格安賃料ででも
引っ張ってくるというのもアリではないかと思いますし、または抜本的
に入れ替えをしてしまうくらいでないと、既存テナントの体力が細って
専門店街の空洞化が徐々に進んでいくだけのような気がします。

いずれにせよ、利用者に支持されるかどうか、それが大切ということ
だと思います。東急武蔵小杉駅の新店舗の件でも大きな反響を呼んで
いますが、利用者が喜ぶような店舗企画をしてほしいところです。

今回のエントリも情報提供いただきました。ありがとうございました。

■フーディアム武蔵小杉 エントランス
フーディアム武蔵小杉 エントランス

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット foodium武蔵小杉
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区
2008/5/24エントリ フーディアム武蔵小杉本日オープン
2008/7/25エントリ フーディアム武蔵小杉に関するアンケート結果
2009/3/17エントリ フーディアム武蔵小杉の55ステーションが閉店
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート

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2009年
08月30日

(仮称)武蔵小杉新駅前ビルの建設工事(2009年8月)

hatsushimo.gif

今回は、中丸子地区C地区の(仮称)武蔵小杉新駅前ビルの進捗
レポートです。2009/7/24エントリ時点で鉄骨は組みあがっていまし
たが、その後、細かい部分で進捗が見られます。

■(仮称)武蔵小杉新駅前ビル
(仮称)武蔵小杉新駅前ビル

まず、建物全体を見ると、北棟のガラスが張られた部分が3階から
さらに上層部分に拡大しています。これは順次作業が進められ、
遠からずガラス張りのオフィスビルの姿が現れるものと思います。

■(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北棟)の東側
(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北棟)の東側

一方、先程とは反対の東側壁面ですが、こちらはシティハウス武蔵
小杉
に面しており、ガラス張りにはなりません。壁面の構築はまだ
進んでおらず、前回エントリでコメントいただいたロングスパン工事
用エレベーター
の姿が見えます。

■ロングスパン工事用エレベーター
ロングスパン工事用エレベーター

これが動くところが見たいなー、と前回コメントしたのですが、丁度
このときに作動していました。

■ロングスパン工事用エレベーター動画


エレベーターが動作している動画ですが、・・・すみません、動作が
非常にゆっくりなのでわかりにくいです。バックのビルの壁面と見比
べてよーく見ると、エレベーターが下降しているのがわかりますが、
実際に見てみるとさして面白くないですね。

■1階エントランスから2階へのエスカレーター
1階エントランスから2階へのエスカレーター

エレベーターから視線を落として地表を見ると、1階のエントランス
ホールから2階へ登るエスカレーター
が作られているのがわかり
ます。
1階エントランスの部分は、吹き抜けで多少は広い空間になるよう
ですね。

■周辺のビル群
周辺のビル群

レジデンス・ザ・武蔵小杉の前あたりから引いて撮影すると、周辺の
ビル群がフレームに収まります。一番左からNEC玉川ルネッサンス
シティ、シティハウス武蔵小杉、(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北棟)、
THE KOSUGI TOWER、リエトコート武蔵小杉イーストタワー
です。
このあたりは、ビル群の密度が結構高いように思います。

さて、(仮称)武蔵小杉新駅前ビルのオフィステナント募集ですが、
以前と変わらず北棟は1階店舗フロアのみ募集中(オフィスは募集
終了)、南棟はまだ未募集
の状況です。

■野村不動産 物件情報 (仮称)武蔵小杉新駅前ビル北棟
http://office.nomura-re.co.jp/search/index.php?cmd=DispDe
tail&building_id=240


北棟、南棟ともに店舗は未確定、オフィスは北棟のみ確定という
ことになりますが、同時オープンを前提とすると、南棟のオフィス
募集もそろそろ始まってもいいころかな、と思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2008/5/28エントリ 中丸子地区に14階建てオフィス・商業ビル公表
2008/7/30エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)の計画図
2008/10/3エントリ 中丸子地区に(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(南)を開発
2008/10/11エントリ 中丸子地区B地区の工事
2008/11/11エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビル(南)の公示
2009/3/25エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビル建設工事現場の夜
2009/5/24エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビル建設中
2009/5/27エントリ 都市計画道路 武蔵小杉駅南口線全線開通
2009/6/23エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビル南棟の鉄骨組み始め、
北棟オフィス募集終了

2009/7/24エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビルの鉄骨組み上がり

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2009年
08月27日

ロイヤルパークス武蔵小杉の外観

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中丸子地区B地区のロイヤルパークス武蔵小杉の工事が進み、
外壁を覆っていたシートが取り外され始めました。

■ロイヤルパークス武蔵小杉
ロイヤルパークス武蔵小杉

北側のシートが取り外され、外壁が見えるようになっています。イメ
ージパースも見たことがなかったのですが、なるほど、こういう色と
デザインだったんですね。

■建物北側(拡大)
建物北側(拡大)

外観に関しては、ほぼできあがっているようです。北側は外廊下と
なっているものです。

■建物南側(中丸子まるっこ公園側)
建物南側

建物南側は2009/8/5エントリからあまり変化がありません。ただ、
中丸子まるっこ公園との境界の障壁が大部分取り除かれています。
写真手前から伸びる赤色の公園の道は、そのままロイヤルパークス
武蔵小杉の建物沿いの通路とつながり、建物の正面側(1枚目の
写真の右端あたり)に出られる
ようになります。

■ロイヤルパークス武蔵小杉沿いの通路
ロイヤルパークス武蔵小杉沿いの通路

これがロイヤルパークス武蔵小杉沿いの通路で、これが中丸子
まるっこ公園と都市計画道路 武蔵小杉駅南口線をつなぐショート
カットルート
になります。
現地に通路の整備に関して掲示がありますので、誰でも通行できる
道になるようです。

さて、完成も近づいてきたようですが、まだ大和リビングによる賃貸
募集は始まっていません。秋口くらいには始まるのでしょうかね。

【関連リンク】
ロイヤルパークス公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 中丸子まるっこ公園
2008/4/7エントリ 中丸子地区・UR都市機構「ロイヤルパークス武蔵小杉」
2008/7/5エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉
2008/10/11エントリ 中丸子地区B地区の工事
2009/5/12エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉建設中
2009/8/5エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉の南側

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2009年
08月25日

新中原図書館の機能(川崎市議会より)

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2009年6月に、川崎市議会第2回定例会が開催されました。その
最終日となる6月30日の一般質問において、武蔵小杉駅南口地区
西街区第一種市街地再開発事業で整備される新中原図書館に関
する答弁
がありましたので、ご紹介します。
公明党の志村勝議員の一般質問に対して、川崎市教育長および
阿部市長が答弁を行ったものです。

■武蔵小杉駅南口地区西街区(小杉駅南部地区A地区)
武蔵小杉駅南口地区西街区(小杉駅南部地区A地区)

なお、答弁は分量が長くなっていますので、引用終了後に要約
しております。読むのが面倒な方は、引用を飛ばしてお読みいただ
いても本エントリの内容はご理解いただけるようになっております。

---以下、答弁を引用---

◆志村議員
読書活動の拠点となる中央図書館的な新中原図書館の整備につ
いて伺いたいと思います。平成2年、中央図書館整備計画基本計画
の報告書が出されまして、平成4年には仮称総合文化施設計画
これはかつての中央図書館を含めた文化施設を津田山に進めて
いくような計画
があったわけであります。

平成8年には2010年の2010プランの第2次中期計画が凍結し、
平成10年には、中期計画のローリングに際して実施された事業評
価で、中央図書館については機能、規模、設置場所、整備手法など
について再検討
を行うという結論が出ました。平成10年10月に図書
館協議会から中央図書館の早期実現についてという意見の具申が
あったわけでございますが、平成11年、2010年の2010プランの第
3次中期計画
中央図書館の整備事業として位置づけられ、ずっと
来まして、平成14年、その間にはいろいろ小杉駅南口の再開発の
問題等もございましたが、そこに置くような形。

阿部市長さんが誕生されて、平成14年3月、武蔵小杉の予定地に
対するいろんな新たな方向が出てまいりました。9月の行財政改革
プランに基づいて小杉駅周辺地区の再開発事業の見直しが行われ、
中央図書館の整備についても抜本的な見直しが行われて、中止
いう形になりました。

11月、図書館協議会からさらに、ぜひ中央図書館建設の見直しの
新たな取り組みをお願いしたいと、このような要望が出てきたわけで
ございまして、平成15年には政調会議でもって、小杉駅南口の西街
区における保留床の取得面積
については、民間主導による事業を
推進する必要と逼迫した財政状況を勘案し、行財政改革プランを踏
まえ、財政面から検討を加えた結果、公共公益施設として中原図書
館を中心に5,000㎡
とするものとしたと、中原図書館に中央図書館的
機能を持たせる
ことも今後検討すると、このようになって今日ある
わけでございます。

この辺の長い経過の中で、この図書館のことについて、教育委員会
は今日までさまざまな協議、そして取り組みに対する視察等もやって
いただいているわけでございまして、話に漏れ聞きますと、前にも質問
させていただきましたが、小杉の再開発ビルのツーフロアに中央図書
館的な川崎市の総合図書館といいましょうか、これを考えて具体的に
なってきているわけでございます。この辺をお聞かせいただきたいと
思います。

●教育長
新しくできます新中原図書館についての御質問でございますが、先
ほど御質問の中にもありましたように、再開発ビルのツーフロアを利用
して、今、計画を進めているところでございます。多少具体的に申し
上げますと、まず、敷地面積につきましては、今御指摘にありました
ように4,000㎡以上から5,000㎡までの間で面積を確保
してまいりた
いと考えております。

ほかの図書館につきましては1,000㎡弱から2,500㎡でございます
ので、そういう意味で言いますと、新しくできます中原図書館は、その
図書館に比べればかなり広い面積を確保することができるということ
でございます。また、特徴といたしましては、まず、立地条件が非常
にいいということでございまして、不動産の広告で言えば、武蔵小杉
駅ゼロ分の立地
と言えるような絶好の立地にあるということでござい
ます。

また、新しくITを全面的に活用した図書館にしてまいりたいと考えて
おりまして、自動書庫の導入等を進めまして、効率化を進め、自動
書庫を導入することによりまして、自動貸し出し機の導入もすること
ができますので、貸し出し時間の短縮も図られるというようなことに
なっております。

そして、コンピューターシステムや物流管理等々について、物流管
理を他の図書館も含めて一元的に行うことも考えておりますので、
そういう意味におきましては、中央図書館的な機能が発揮される図
書館
になるのではないかと考えております。それから、駅ゼロ分の
立地にありますので、従来と違ってビジネスマンが通勤の帰りにも
気軽に立ち寄れる図書館にしていきたいと考えておりますので、
開館時間についてもほかの図書館よりは延長して、気軽に通勤帰
りに立ち寄れるビジネス支援を兼ねた図書館にしてまいりたいと
考えております。以上でございます。

◆志村議員
教育長、実はつい先日、私は埼玉県川口市の駅前にある中央図書
に行ってまいりました。非常にすばらしい図書館でありまして、
スペース的には、川崎の予定しているところはツーフロアですが、
川口は3フロアになっていまして、その3層の一番上の部分につい
てはまた別なもので使っているんだけれども、図書館と一体的な
整合性を持っているようなものになっておりました。
今後のことも含めてぜひこれは参考にすべきだなということを感じ
て、いろんなことを自分なりに調べて帰ってきたわけでございます。

この川口の図書館は、具体的に今回の小杉のスペースとちょうど
相マッチするような状況の中で、機能的にも、また利用していく中で、
ちょうど日曜日でございましたので、子どもたちもいっぱい来ていま
したし、大人の方たちもたくさん来ている。さらに、川崎の図書館の
中にも、ちょうど今お話があったように、いろんな新しい図書館の
自動貸し出しシステムとかのお話が出ているわけでございます。
川口のように、本当にここまで便利に図書館の機能は今進んでい
るんだな
ということを感じて帰ってきたんですが、川崎が今取り組ん
でいこうとしている図書館の機能の面でもう少し具体的にお聞かせ
いただけるとありがたいと思います。

●教育長
新中原図書館の具体的な機能についての御質問でございますが、
私も、今、先生からお話のありました川口市立中央図書館には
訪ねて、やはり今度新しくできる新中原図書館の参考になる図書
館システムだなということを確認して帰ってまいりました。

よく中央図書館といいますと、従来はかなり大きな面積を有して、蔵
書を非常に多くして市民の利用に供するというような図書館のイメー
がございますが、最近はIT機能等々を活用いたしますし、それか
ら、同じ敷地面積、保有面積でありましても、先ほども申し上げまし
た自動書庫等々を導入いたしますと、閲覧のスペース等も十分に
確保できる
というようなことでございます。したがいまして、そういう
機能を発揮して、先ほど申し上げました自動貸し出し機等々で利便
性の高い図書館にしていくということと、もう一つは、最近の図書館
は単に本を読む、借りるということだけではなくて、ゆったりとした時
間を図書館で過ごす
というようなことも非常に重要な機能であると
考えておりますし、それから、親がお子さんを連れて一緒に読書を
楽しむ
というようなことにも十分配慮をしていかなければいけないと
考えております。
そういう意味では、図書館内の動線についても十分考えて、親子の
読み聞かせができるような空間も確保
してまいりたいと考えておりま
す。

全体としては、先ほども申し上げましたように、ほかの図書館より
も面積を確保できるということもありますし、IT機能を十分活用すれ
ば、中央図書館的な機能を発揮できるような図書館になる
のでは
ないかと考えております。以上でございます。

◆志村議員
セルフチェックといいますか、自動貸し出し返却装置ですとか、さら
には自動貸し出しシステムですとか、ICタグといった中で、ここまで
と思うぐらい、私自身が知らない言葉だらけの一番新しい先端の
図書館の機能というものをかいま見たわけでありますが、自動的な
書庫もすべて中まで見せていただきました。
だから、1万㎡なんて言っていたような中央図書館的なものという
イメージから、今の図書館のあり方、また川崎市の中央図書館的な
機能を備えた図書館というイメージが、私自身は相当変わった思い
なんです。そんな状況で、今回、川口のを見てまいりました。

そして、いよいよ新しい小杉の再開発が本当に目の当たりに、あと
何年かで具体的な計画が進んでいくわけでございます。平成20年
度に基本計画、平成21年度には実施設計がもう3,840万円で日本
設計さんが進んでいるようでございますが、平成23年度には着工、
平成24年度には竣工、開館という方向になっていくわけでございま
す。この小杉の西街区、東電の地下化で変電施設が中に入るわけ
でございまして、当初はちょっとおくれてしまうのかななんて心配し
ておりましたが、もうすぐ川崎市民待望のすばらしい図書館がスタ
ートする準備ができていくわけでございます。

そこで、ちょっと市長に伺いたいと思います。かつての中央図書館
的な機能
ということで、スペースの問題等でさんざん、市長さんが
市長さんとして誕生してきたころからのさまざまな経緯もあったと
思うんですが、中央図書館的機能を備えた中原図書館という形で
今教育委員会のほうでも説明をしているような状況で、私たちも
らわしいなという気がしている
わけでございます。
今は1万㎡などという広い広さは要らない。本当に市民の皆さんが
このような形で非常に使い勝手がいい、かといって広いだけじゃ
ないさまざまなサービスが、また必要な本を見ることができる、借
りることができる。子どもたちも、おじいちゃん、おばあちゃんまで、
そういった意味では利用が図れるということになってくる新たな時代
状況の中での新しい図書館の方向が見えてきたときに、今のいろ
いろな事前のやりとりの中でも、各区の図書館、地区館、そして
この中央図書館的な中原図書館となっているわけでございますが、
もう中央図書館ということで、ある面ではきちんと決めてもいいん
じゃないかな、
こんな気もするわけでございますが、市長の率直な
御見解を聞かせていただきたいと思います。

●阿部市長
新中原図書館についてのお尋ねでございますが、新中原図書館に
つきましては、従来の広いスペースに大量の蔵書を抱えてサービス
を行う形の図書館ではなくて、
交通至便な立地環境や近年のITの
飛躍的発展を十分に生かして、子どもからお年寄りまでのあらゆる
世代の利用者が快適に利用でき、また、ビジネスマンが会社帰りに
立ち寄りながら情報収集に活用できる図書館として、効率的で利便
性の高い図書館
にしていきたいと考えております。新中原図書館は
他の市立図書館に比べ面積も広く、本市の中央部に位置しており、
また、ITを活用したサービスや市立図書館全体の物流管理を行う
ことなども想定しておりますので、読書のまち・かわさきの中心的
な施設として、区の図書館であると同時に中央図書館的な機能を
あわせ持つ図書館
として整備してまいりたいと存じます。以上で
ございます。

◆志村議員
「いつでも」「ささえる」「にぎわう」「どこからでも」「むすびあう」「はや
く・ていねい」、新しい図書館のコンセプトの読書のまちに非常にふさ
わしい拠点としてぜひ進めていくという中で、教育委員会の担当の
窓口の方も、まだまだ過去の中央図書館構想の、さまざまな学者の
方々も含めたやりとりの中で経過したことがあって、中央図書館的
とか、この図書館に対する、いいんじゃないのというぐらい、これは
もう川崎らしい本当にどこにも誇れるような利用勝手のいいすばらし
い図書館になるということからいって、現場の職員の方がどこかに
引っかかっている部分がありまして、中央図書館的の「的」というの
は取ってもいいんじゃないか
と思うんだけれども、もう一回この辺の
市長の見解を聞かせてください。

●阿部市長
新中原図書館についてのお尋ねでございますけれども、中央図書
館という名前、またコンセプトで整備した場合と、中原図書館に中央
図書館的機能を持たせるということについてのイメージ、印象は違い
まして、あくまでも中原図書館が機能アップしたというぐあいに私ども
は考えているところでございます。以上でございます。

◆志村議員
これ以上やってもしようがないんですけれども、ただ、中央図書館と
いうものがイメージ的には大きなもので、内容的にも伴ったものとい
うイメージはある面ではぬぐい去ってもいいのかなと。本当の意味で
川崎らしい川崎の中央図書館はこれなんだというぐらい、さらに地区
館との、さらにはまたいろんな市民の皆さんの利用勝手を図れるよう
な、内容をよくしていくようなことでよろしいんじゃないかなということを
申し述べておきたいと思います。

---以上、引用おわり---

上記の答弁内容を読み込むと、新中原図書館をどのようなかたちで
整備するのか、その全体的な考え方がわかります。答弁内容を要約
しますと、以下のようになります。

■一般質問の要約

・川崎市中央図書館構想は1990年(平成2年)に基本計画が作られ
たが、建設地が津田山→武蔵小杉と変遷し、その後2002年(平成
14年)に中央図書館としての構想は廃止。武蔵小杉駅南口地区西
街区に新中原図書館として整備を行うこととなった

・西街区で川崎市が取得する保留床は4,000~5,000㎡。他の図書
館が1,000~2,500㎡であることから相対的に大規模な図書館と
なる

・駅徒歩0分の立地を活かし、ビジネスマンが利用できる図書館と
するべく開館時間を他の図書館よりも延長する

・自動書庫・自動貸し出し機の導入により貸し出し時間を短縮

・コンピューターシステム、物流の管理を他の図書館も含めて一元
的に行い、中央図書館的な機能を発揮

・従来型の「中央図書館」は大規模面積に大量の蔵書というスタイ
ルであったが、自動書庫のようなITの活用により省スペースで十分
な所蔵ができ、閲覧スペースや読み聞かせスペースなども確保し
ていきたい

・上記をもって「中央図書館的」な機能を持つ図書館として整備を
行うが、川崎市の見解としては中央図書館ではない
(志村議員から「中央図書館」と明確に位置づけるべきでは?と
いう質問を受けたもの)

大体こんなところですが、個人的に注目したのは開館時間の延長!
ですね。現在の中原図書館は平日19:00までとなっていますから、
これが少なくとも20:00あたりまでは延長されることになるものと
思います。
仕事帰りのサラリーマンでも利用できるような利便性を追求する
ものですが、駅隣接ということも踏まえると、これはかなり便利に
なるように思います。

その他、この新中原図書館整備の経緯も見ると、確かに図書館の
ありかたというのも大分変わった
のかな、という気がします。

現在ではICタグや自動書架の設置、図書館間のネットワーク化、
連携が進んでいますので、以前謳われたような「大中央図書館」
のような大艦巨砲主義は効率的とはいえなくなってきている
現状が
あります。
ITの活用により省スペースでスマートに、という流れは、財政や
人的なリソースの制約も考えると必然といえるでしょう。特に市域が
細長く、「市民の誰もが集まる中心地」が存在しない川崎市において
は、ある一箇所に巨艦を置くよりもIT等により各図書館の連携を強化
する方向性
が正しいように思います。

とはいえ、新中原図書館は既存の図書館に比べ大きなスペースを
有するものにはなっており、規模面でもそれなりのものです。2012
年度(平成24年度)の完成まではまだ3年かかりますが、この武蔵
小杉再開発事業の目玉のひとつとして期待が高まりますね。

なお、答弁中に出てくる川口市の中央図書館とは、川口駅前の再開
発ビル「キュポ・ラ」の5~6階にあり、7階にはワークスタジオ・視聴覚
スタジオ・視聴覚教材の貸し出し等を行う「メディアセブン」が入って
いるもので、中央図書館とは一体の施設のようになっています。
下層階は商業施設となっており、丁度武蔵小杉駅南口地区西街区
の再開発ビルと立地・構成が似通っていますので、モデルケースと
して志村議員も川崎市教育長も視察をしているものと思います。

■エムズタウン 川口キュポ・ラ
http://www.maruetsu-kaihatsu.co.jp/mstown/p_kawaguchi.htm
■メディアセブン 公式ウェブサイト
http://www.mediaseven.jp/open/common/link.jsf?act=toppage

しかし、キュポ・ラを運営するエムズタウン(株式会社マルエツ開発)
のサイトを見ると、ビル内に文教堂が入っていますが、図書館と本屋
が同じビル
、というのもありなんですね。

図書館は上層階にあって、閲覧室から駅前広場を一望できるようで、
窓際の席が気持ちよさそうです。乳幼児スペースはガラスで囲われ、
授乳室も完備、児童書担当職員への相談もできる
ようになっています。
単に蔵書数ということだけでなく、機能面でかなり充実した図書館の
ようですが、このあたりを視察されたのであれば、是非新中原図書館
にも反映していってほしいところです。

個人的な希望になりますが、新中原図書館の5階でも多少は市街
地を見渡せる視界が広がると思いますので、眺めの良い閲覧室
できるとうれしいです。・・・いや、もちろん眺めじゃなくて本を読むのが
主眼ですけれど。
これまでの武蔵小杉再開発では高層ビルは多数建ちながらも、「市
民の誰もが入れる眺めの良い場所」
というものはないものですから、
そういう場所がひとつあると良いように思います。

なお、一般質問中「2011年度(平成23年度)着工、2012年度(平成
24年度)竣工・開館」
というくだりがありますが、これは志村議員の
言い間違いか勘違い、もしくは再開発ビル自体の形が出来上がった
のちの新中原図書館の開館準備期間を指しているもの
と思います。
2012年度の竣工は現在の予定通りですが、1年前の着工で間に合
うわけがありませんね。再開発ビルについては、変電所地下化完了
後の2009年度着工、2012年度竣工となる予定
です(もちろん延期
される可能性はありますが)。

順調に進むことを祈りつつ、今後具体化される新中原図書館の概要
をウォッチしていきたいと思います。

■現在の中原図書館
現在の中原図書館

【関連リンク】
川口市メディアセブン 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
2008/5/3エントリ 中原変電所工事の建造物
2008/7/12エントリ 中原変電所工事の建造物・2008年7月
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2009/1/15エントリ 武蔵小杉ライフ版「武蔵小杉に関するアンケート」
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/6/30エントリ 中原変電所地下化工事の地上に貯水槽出現
2009/7/23エントリ 中原図書館の食事スペースと階段席
2009/8/10エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の駐輪場移転、
道路整備工事着工へ

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2009年
08月24日

横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの駐輪場

hatsushimo.gif

横須賀線武蔵小杉駅ロータリーに設置予定の4階建て駐輪場ですが、
鉄骨の組み上げが始まっています。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(東側)
横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(東側)

4階建駐輪場は、ロータリーの東側(新幹線・横須賀線高架寄り)に
設置されるもので、2009/7/28エントリでも当時の工事状況をお伝え
しました。
現地を確認しますと、上記の写真奥、レジデンス・ザ・武蔵小杉寄り
に鉄骨が組みあがりつつあるのがわかります。

■4階建て駐輪場の鉄骨
4階建て駐輪場の鉄骨

現地で見てみると、4階部分まで鉄骨が組まれているようです。駐輪
場と言ってもそれなりの高さになりますね。鉄骨が北側から立ち上が
っていますが、これがロータリーの南側まで長方形に伸びることに
なり、存在感のある建造物になりそうです。

■4階建て駐輪場の鉄骨(レジデンス・ザ・武蔵小杉前より)
4階建て駐輪場の鉄骨(レジデンス・ザ・武蔵小杉前より)

続いてこちらは先ほどとは反対側の、レジデンス・ザ・武蔵小杉前
から撮影したものです。駐輪場の向こう側にNEC玉川ルネッサンス
シティ
(左)、シティハウス武蔵小杉(右)が見えます。

しかし、この駐輪場は本当に新幹線至近距離ですね。窓があるか
どうかわかりませんが、窓があったとしたら非常によく新幹線が見え
のではないでしょうか。

■ロータリーイメージ図
ロータリーイメージ図

イメージパースを見ると、駐輪場の西側は外が見える形状になって
いるような気がしますが、新幹線側については安全上の問題もあり
ますので、単なる壁かもしれませんね。
(北側・南側はレジデンス・ザ・武蔵小杉、シティハウス武蔵小杉の
住居との距離が近いことから窓の設置は避けるのではないかと思い
ます)

まあ駐輪場ですので、自転車を収容できることが第一でしょうか。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(西側)
横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(西側)

さて一方前回エントリまででも進捗をご紹介してきましたロータリー
西側部分
ですが、こちらは前回からあまり変化はありません。
コンクリートで固めた基礎が、少しずつ形になってきています。

引き続き、工事進捗を追っていきたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
2007/5/31エントリ 武蔵小杉再開発:横須賀線武蔵小杉駅説明会
2007/10/10エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事の進捗
2008/1/31エントリ 横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案
2008/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅トンネル工事
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図
2008/10/9エントリ 横須賀線武蔵小杉駅のイメージパース
2009/3/20エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅ロータリーの最終図面
2009/4/17エントリ 綱島街道・上丸子跨線橋の仮管路設置工事
2009/5/7エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅の駅舎現る
2009/5/19エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路跨線橋工事開始
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)
2009/7/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年5月~6月)
2009/7/28エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年7月)
2009/7/30エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年7月)
2009/8/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月)

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2009年
08月17日

シティハウス武蔵小杉の三井住友銀行ATM本日オープン

hatsushimo.gif

本日、中丸子地区のシティハウス武蔵小杉1階で工事が進められて
いた三井住友銀行ATMがオープンしました。名称は「武蔵小杉東出張
所」
となっています。

■シティハウス武蔵小杉 1~2階テナントスペース
シティハウス武蔵小杉 1~2階テナントスペース

三井住友銀行武蔵小杉東出張所は、2009/8/2エントリで取り上げた
ように写真左奥、新幹線・横須賀線の高架寄りに位置しています。

■三井住友銀行 武蔵小杉東出張所
三井住友銀行 武蔵小杉東出張所

ここは無人の出張所で、ATMの他ローン契約機が設置されています。

■3台のATM
3台のATM

ATMは3台並んでおり、当面待ち時間はなさそうです。今後は新駅の
開業や隣接するオフィスビルのオープン
により、昼休み時間に人が
集中したりということもあるかもしれません。
ATMの営業時間は月~土曜日まで8:00~23:00、日曜日は8:00~
21:00
となっています。最近のATMはどこも遅くまでやっていますね。

これで、シティハウス武蔵小杉の1階テナントスペースは全ての店舗
がオープン
することとなりました。当初調剤薬局も1階ということでした
が、外見的に1階にこれ以上の入口も無く、1階にはもう余地がない
ようです。
残すところは2階のクリニックと調剤薬局ということになりますが、こち
らはまだあまり動きが見られません。引き続き確認していきたいと思い
ます。

【関連リンク】
三井住友銀行 店舗のご案内 武蔵小杉東出張所
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2008/7/16エントリ シティハウス武蔵小杉建設中
2008/8/19エントリ シティハウス武蔵小杉の外観とテナントスペース
2008/12/14エントリ シティハウス武蔵小杉、完成間近
2009/1/9エントリ シティハウス武蔵小杉の1階店舗判明、2階賃料値下げ
2009/3/12エントリ シティハウス武蔵小杉入居開始、テナントオープンは
5月以降に

2009/4/26エントリ シティハウス武蔵小杉のテナント告知
2009/5/17エントリ デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店が6/26オープン
2009/6/9エントリ シティハウス武蔵小杉のクリーニング店「ホームドライ」
6/26オープン

2009/6/26エントリ シティハウス武蔵小杉のデイリーヤマザキ・ホームドライ
本日オープン

2009/8/2エントリ シティハウス武蔵小杉の追加テナント工事

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2009年
08月15日

東京機械製作所が武蔵小杉再開発用地を売却

hatsushimo.gif

東京機械製作所が、2009年8月13日付の取締役会において、武蔵
小杉駅近接の所有地を東京建物および伊藤忠都市開発に8月31日
付けで売却
することを決議しました。
これは、取締役会同日のプレスリリースにおいて開示されています。

■東京機械製作所 固定資産の譲渡に関するお知らせ
http://www.tks-net.co.jp/ir/news090813a.pdf

最初に申し上げておきますが、これは東京機械製作所玉川製造所の
用地売却ではありません。パークシティ武蔵小杉北側の新丸子東
3丁目地区内の保有地
に関するものです。

プレスリリース内の表記では、
中原区新丸子東3丁目928-1  2,693.75㎡
と記載されています。

地図ソフトやYahoo!地図情報等の表示ですと、新丸子東3丁目地区
C地区の「新・フローラルガーデン」の区画を指してしまう
のですが、
面積が合いません。
一方、新丸子東3丁目地区B地区の「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲
マンション」は、公示による事業区域の面積が2,693.77㎡となって
おり、ほぼ合致
します。
また、事業者も東京建物となっていること、着工のタイミングとしても
大体合っていることから、これはB地区の「(仮称)武蔵小杉F1地区
分譲マンション」の用地を指していると考えて良さそう
です。

■B地区 (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション用地
B地区 (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション用地

■(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションのイメージパース
(仮称)F1地区分譲マンション イメージパース

なお、以前公表された「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション」の
事業区域の図面を見ると、一部C地区が含まれている
ことがわかり
ます。

■(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション計画図面
(仮称)F1地区東街区計画図面

上記のようになっていますので、大部分はB地区の用地売却であり
ながら、プレスリリース上に記載された代表番地がC地区のものと
なってしまった
のではないかと思います。

ところで、現地の「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション」の公示
ですと、事業者は東京建物および東京機械製作所となっていました。
公示時点では東京機械製作所も事業主体となっており、伊藤忠都市
開発は加わっていない
かたちです。
これは単なる推測ですが、今回の売却により基本的に東京機械製作
所は手離れ
し、そのままですと東京建物の持ち分が多くなってしまい
ますので、その分を伊藤忠都市開発が引き受けたということではない
かな、と思いました。
しかしやはりというか、伊藤忠もみずほ系ですね。東京機械製作所に
関連する開発は、東京建物にしても伊藤忠都市開発にしても、東京
機械製作所が所属するみずほグループ・芙蓉グループ関連で固め
られています。


今回の売却は、プレスリリース内にも記述がありますが、固定資産の
売却により財務体質の強化を図るもので、厳しい企業業績(2009年
3月期で59億円の当期純損失
)を反映したものと推察されます。

今回はプレスリリースの情報提供をいただきまして、エントリさせて
いただきました。ありがとうございました。今後引き続き確認していき
たいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:新丸子東3丁目地区
2007/9/18エントリ 新丸子東3丁目A地区に商業・業務施設、B地区にマンション?
2007/12/23エントリ 新丸子東3丁目地区C地区の進捗
2008/6/22エントリ 新丸子東3丁目地区の進捗・2008年6月
2008/6/24エントリ 新丸子東3丁目地区に東京建物20階マンション
2008/8/11エントリ (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションの公示
2008/11/23エントリ 新丸子東3丁目地区・フローラルガーデン×2
2009/1/28エントリ 新・フローラルガーデン完成と周辺整備
2009/3/14エントリ 旧・フローラルガーデン取り壊し
2009/3/30エントリ 旧・フローラルガーデン取り壊しと道路整備
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)
2009/7/5エントリ (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションのイメージパース

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