武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2009年
08月27日

ロイヤルパークス武蔵小杉の外観

hatsushimo.gif

中丸子地区B地区のロイヤルパークス武蔵小杉の工事が進み、
外壁を覆っていたシートが取り外され始めました。

■ロイヤルパークス武蔵小杉
ロイヤルパークス武蔵小杉

北側のシートが取り外され、外壁が見えるようになっています。イメ
ージパースも見たことがなかったのですが、なるほど、こういう色と
デザインだったんですね。

■建物北側(拡大)
建物北側(拡大)

外観に関しては、ほぼできあがっているようです。北側は外廊下と
なっているものです。

■建物南側(中丸子まるっこ公園側)
建物南側

建物南側は2009/8/5エントリからあまり変化がありません。ただ、
中丸子まるっこ公園との境界の障壁が大部分取り除かれています。
写真手前から伸びる赤色の公園の道は、そのままロイヤルパークス
武蔵小杉の建物沿いの通路とつながり、建物の正面側(1枚目の
写真の右端あたり)に出られる
ようになります。

■ロイヤルパークス武蔵小杉沿いの通路
ロイヤルパークス武蔵小杉沿いの通路

これがロイヤルパークス武蔵小杉沿いの通路で、これが中丸子
まるっこ公園と都市計画道路 武蔵小杉駅南口線をつなぐショート
カットルート
になります。
現地に通路の整備に関して掲示がありますので、誰でも通行できる
道になるようです。

さて、完成も近づいてきたようですが、まだ大和リビングによる賃貸
募集は始まっていません。秋口くらいには始まるのでしょうかね。

【関連リンク】
ロイヤルパークス公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 中丸子まるっこ公園
2008/4/7エントリ 中丸子地区・UR都市機構「ロイヤルパークス武蔵小杉」
2008/7/5エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉
2008/10/11エントリ 中丸子地区B地区の工事
2009/5/12エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉建設中
2009/8/5エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉の南側

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2009年
08月25日

新中原図書館の機能(川崎市議会より)

hatsushimo.gif

2009年6月に、川崎市議会第2回定例会が開催されました。その
最終日となる6月30日の一般質問において、武蔵小杉駅南口地区
西街区第一種市街地再開発事業で整備される新中原図書館に関
する答弁
がありましたので、ご紹介します。
公明党の志村勝議員の一般質問に対して、川崎市教育長および
阿部市長が答弁を行ったものです。

■武蔵小杉駅南口地区西街区(小杉駅南部地区A地区)
武蔵小杉駅南口地区西街区(小杉駅南部地区A地区)

なお、答弁は分量が長くなっていますので、引用終了後に要約
しております。読むのが面倒な方は、引用を飛ばしてお読みいただ
いても本エントリの内容はご理解いただけるようになっております。

---以下、答弁を引用---

◆志村議員
読書活動の拠点となる中央図書館的な新中原図書館の整備につ
いて伺いたいと思います。平成2年、中央図書館整備計画基本計画
の報告書が出されまして、平成4年には仮称総合文化施設計画
これはかつての中央図書館を含めた文化施設を津田山に進めて
いくような計画
があったわけであります。

平成8年には2010年の2010プランの第2次中期計画が凍結し、
平成10年には、中期計画のローリングに際して実施された事業評
価で、中央図書館については機能、規模、設置場所、整備手法など
について再検討
を行うという結論が出ました。平成10年10月に図書
館協議会から中央図書館の早期実現についてという意見の具申が
あったわけでございますが、平成11年、2010年の2010プランの第
3次中期計画
中央図書館の整備事業として位置づけられ、ずっと
来まして、平成14年、その間にはいろいろ小杉駅南口の再開発の
問題等もございましたが、そこに置くような形。

阿部市長さんが誕生されて、平成14年3月、武蔵小杉の予定地に
対するいろんな新たな方向が出てまいりました。9月の行財政改革
プランに基づいて小杉駅周辺地区の再開発事業の見直しが行われ、
中央図書館の整備についても抜本的な見直しが行われて、中止
いう形になりました。

11月、図書館協議会からさらに、ぜひ中央図書館建設の見直しの
新たな取り組みをお願いしたいと、このような要望が出てきたわけで
ございまして、平成15年には政調会議でもって、小杉駅南口の西街
区における保留床の取得面積
については、民間主導による事業を
推進する必要と逼迫した財政状況を勘案し、行財政改革プランを踏
まえ、財政面から検討を加えた結果、公共公益施設として中原図書
館を中心に5,000㎡
とするものとしたと、中原図書館に中央図書館的
機能を持たせる
ことも今後検討すると、このようになって今日ある
わけでございます。

この辺の長い経過の中で、この図書館のことについて、教育委員会
は今日までさまざまな協議、そして取り組みに対する視察等もやって
いただいているわけでございまして、話に漏れ聞きますと、前にも質問
させていただきましたが、小杉の再開発ビルのツーフロアに中央図書
館的な川崎市の総合図書館といいましょうか、これを考えて具体的に
なってきているわけでございます。この辺をお聞かせいただきたいと
思います。

●教育長
新しくできます新中原図書館についての御質問でございますが、先
ほど御質問の中にもありましたように、再開発ビルのツーフロアを利用
して、今、計画を進めているところでございます。多少具体的に申し
上げますと、まず、敷地面積につきましては、今御指摘にありました
ように4,000㎡以上から5,000㎡までの間で面積を確保
してまいりた
いと考えております。

ほかの図書館につきましては1,000㎡弱から2,500㎡でございます
ので、そういう意味で言いますと、新しくできます中原図書館は、その
図書館に比べればかなり広い面積を確保することができるということ
でございます。また、特徴といたしましては、まず、立地条件が非常
にいいということでございまして、不動産の広告で言えば、武蔵小杉
駅ゼロ分の立地
と言えるような絶好の立地にあるということでござい
ます。

また、新しくITを全面的に活用した図書館にしてまいりたいと考えて
おりまして、自動書庫の導入等を進めまして、効率化を進め、自動
書庫を導入することによりまして、自動貸し出し機の導入もすること
ができますので、貸し出し時間の短縮も図られるというようなことに
なっております。

そして、コンピューターシステムや物流管理等々について、物流管
理を他の図書館も含めて一元的に行うことも考えておりますので、
そういう意味におきましては、中央図書館的な機能が発揮される図
書館
になるのではないかと考えております。それから、駅ゼロ分の
立地にありますので、従来と違ってビジネスマンが通勤の帰りにも
気軽に立ち寄れる図書館にしていきたいと考えておりますので、
開館時間についてもほかの図書館よりは延長して、気軽に通勤帰
りに立ち寄れるビジネス支援を兼ねた図書館にしてまいりたいと
考えております。以上でございます。

◆志村議員
教育長、実はつい先日、私は埼玉県川口市の駅前にある中央図書
に行ってまいりました。非常にすばらしい図書館でありまして、
スペース的には、川崎の予定しているところはツーフロアですが、
川口は3フロアになっていまして、その3層の一番上の部分につい
てはまた別なもので使っているんだけれども、図書館と一体的な
整合性を持っているようなものになっておりました。
今後のことも含めてぜひこれは参考にすべきだなということを感じ
て、いろんなことを自分なりに調べて帰ってきたわけでございます。

この川口の図書館は、具体的に今回の小杉のスペースとちょうど
相マッチするような状況の中で、機能的にも、また利用していく中で、
ちょうど日曜日でございましたので、子どもたちもいっぱい来ていま
したし、大人の方たちもたくさん来ている。さらに、川崎の図書館の
中にも、ちょうど今お話があったように、いろんな新しい図書館の
自動貸し出しシステムとかのお話が出ているわけでございます。
川口のように、本当にここまで便利に図書館の機能は今進んでい
るんだな
ということを感じて帰ってきたんですが、川崎が今取り組ん
でいこうとしている図書館の機能の面でもう少し具体的にお聞かせ
いただけるとありがたいと思います。

●教育長
新中原図書館の具体的な機能についての御質問でございますが、
私も、今、先生からお話のありました川口市立中央図書館には
訪ねて、やはり今度新しくできる新中原図書館の参考になる図書
館システムだなということを確認して帰ってまいりました。

よく中央図書館といいますと、従来はかなり大きな面積を有して、蔵
書を非常に多くして市民の利用に供するというような図書館のイメー
がございますが、最近はIT機能等々を活用いたしますし、それか
ら、同じ敷地面積、保有面積でありましても、先ほども申し上げまし
た自動書庫等々を導入いたしますと、閲覧のスペース等も十分に
確保できる
というようなことでございます。したがいまして、そういう
機能を発揮して、先ほど申し上げました自動貸し出し機等々で利便
性の高い図書館にしていくということと、もう一つは、最近の図書館
は単に本を読む、借りるということだけではなくて、ゆったりとした時
間を図書館で過ごす
というようなことも非常に重要な機能であると
考えておりますし、それから、親がお子さんを連れて一緒に読書を
楽しむ
というようなことにも十分配慮をしていかなければいけないと
考えております。
そういう意味では、図書館内の動線についても十分考えて、親子の
読み聞かせができるような空間も確保
してまいりたいと考えておりま
す。

全体としては、先ほども申し上げましたように、ほかの図書館より
も面積を確保できるということもありますし、IT機能を十分活用すれ
ば、中央図書館的な機能を発揮できるような図書館になる
のでは
ないかと考えております。以上でございます。

◆志村議員
セルフチェックといいますか、自動貸し出し返却装置ですとか、さら
には自動貸し出しシステムですとか、ICタグといった中で、ここまで
と思うぐらい、私自身が知らない言葉だらけの一番新しい先端の
図書館の機能というものをかいま見たわけでありますが、自動的な
書庫もすべて中まで見せていただきました。
だから、1万㎡なんて言っていたような中央図書館的なものという
イメージから、今の図書館のあり方、また川崎市の中央図書館的な
機能を備えた図書館というイメージが、私自身は相当変わった思い
なんです。そんな状況で、今回、川口のを見てまいりました。

そして、いよいよ新しい小杉の再開発が本当に目の当たりに、あと
何年かで具体的な計画が進んでいくわけでございます。平成20年
度に基本計画、平成21年度には実施設計がもう3,840万円で日本
設計さんが進んでいるようでございますが、平成23年度には着工、
平成24年度には竣工、開館という方向になっていくわけでございま
す。この小杉の西街区、東電の地下化で変電施設が中に入るわけ
でございまして、当初はちょっとおくれてしまうのかななんて心配し
ておりましたが、もうすぐ川崎市民待望のすばらしい図書館がスタ
ートする準備ができていくわけでございます。

そこで、ちょっと市長に伺いたいと思います。かつての中央図書館
的な機能
ということで、スペースの問題等でさんざん、市長さんが
市長さんとして誕生してきたころからのさまざまな経緯もあったと
思うんですが、中央図書館的機能を備えた中原図書館という形で
今教育委員会のほうでも説明をしているような状況で、私たちも
らわしいなという気がしている
わけでございます。
今は1万㎡などという広い広さは要らない。本当に市民の皆さんが
このような形で非常に使い勝手がいい、かといって広いだけじゃ
ないさまざまなサービスが、また必要な本を見ることができる、借
りることができる。子どもたちも、おじいちゃん、おばあちゃんまで、
そういった意味では利用が図れるということになってくる新たな時代
状況の中での新しい図書館の方向が見えてきたときに、今のいろ
いろな事前のやりとりの中でも、各区の図書館、地区館、そして
この中央図書館的な中原図書館となっているわけでございますが、
もう中央図書館ということで、ある面ではきちんと決めてもいいん
じゃないかな、
こんな気もするわけでございますが、市長の率直な
御見解を聞かせていただきたいと思います。

●阿部市長
新中原図書館についてのお尋ねでございますが、新中原図書館に
つきましては、従来の広いスペースに大量の蔵書を抱えてサービス
を行う形の図書館ではなくて、
交通至便な立地環境や近年のITの
飛躍的発展を十分に生かして、子どもからお年寄りまでのあらゆる
世代の利用者が快適に利用でき、また、ビジネスマンが会社帰りに
立ち寄りながら情報収集に活用できる図書館として、効率的で利便
性の高い図書館
にしていきたいと考えております。新中原図書館は
他の市立図書館に比べ面積も広く、本市の中央部に位置しており、
また、ITを活用したサービスや市立図書館全体の物流管理を行う
ことなども想定しておりますので、読書のまち・かわさきの中心的
な施設として、区の図書館であると同時に中央図書館的な機能を
あわせ持つ図書館
として整備してまいりたいと存じます。以上で
ございます。

◆志村議員
「いつでも」「ささえる」「にぎわう」「どこからでも」「むすびあう」「はや
く・ていねい」、新しい図書館のコンセプトの読書のまちに非常にふさ
わしい拠点としてぜひ進めていくという中で、教育委員会の担当の
窓口の方も、まだまだ過去の中央図書館構想の、さまざまな学者の
方々も含めたやりとりの中で経過したことがあって、中央図書館的
とか、この図書館に対する、いいんじゃないのというぐらい、これは
もう川崎らしい本当にどこにも誇れるような利用勝手のいいすばらし
い図書館になるということからいって、現場の職員の方がどこかに
引っかかっている部分がありまして、中央図書館的の「的」というの
は取ってもいいんじゃないか
と思うんだけれども、もう一回この辺の
市長の見解を聞かせてください。

●阿部市長
新中原図書館についてのお尋ねでございますけれども、中央図書
館という名前、またコンセプトで整備した場合と、中原図書館に中央
図書館的機能を持たせるということについてのイメージ、印象は違い
まして、あくまでも中原図書館が機能アップしたというぐあいに私ども
は考えているところでございます。以上でございます。

◆志村議員
これ以上やってもしようがないんですけれども、ただ、中央図書館と
いうものがイメージ的には大きなもので、内容的にも伴ったものとい
うイメージはある面ではぬぐい去ってもいいのかなと。本当の意味で
川崎らしい川崎の中央図書館はこれなんだというぐらい、さらに地区
館との、さらにはまたいろんな市民の皆さんの利用勝手を図れるよう
な、内容をよくしていくようなことでよろしいんじゃないかなということを
申し述べておきたいと思います。

---以上、引用おわり---

上記の答弁内容を読み込むと、新中原図書館をどのようなかたちで
整備するのか、その全体的な考え方がわかります。答弁内容を要約
しますと、以下のようになります。

■一般質問の要約

・川崎市中央図書館構想は1990年(平成2年)に基本計画が作られ
たが、建設地が津田山→武蔵小杉と変遷し、その後2002年(平成
14年)に中央図書館としての構想は廃止。武蔵小杉駅南口地区西
街区に新中原図書館として整備を行うこととなった

・西街区で川崎市が取得する保留床は4,000~5,000㎡。他の図書
館が1,000~2,500㎡であることから相対的に大規模な図書館と
なる

・駅徒歩0分の立地を活かし、ビジネスマンが利用できる図書館と
するべく開館時間を他の図書館よりも延長する

・自動書庫・自動貸し出し機の導入により貸し出し時間を短縮

・コンピューターシステム、物流の管理を他の図書館も含めて一元
的に行い、中央図書館的な機能を発揮

・従来型の「中央図書館」は大規模面積に大量の蔵書というスタイ
ルであったが、自動書庫のようなITの活用により省スペースで十分
な所蔵ができ、閲覧スペースや読み聞かせスペースなども確保し
ていきたい

・上記をもって「中央図書館的」な機能を持つ図書館として整備を
行うが、川崎市の見解としては中央図書館ではない
(志村議員から「中央図書館」と明確に位置づけるべきでは?と
いう質問を受けたもの)

大体こんなところですが、個人的に注目したのは開館時間の延長!
ですね。現在の中原図書館は平日19:00までとなっていますから、
これが少なくとも20:00あたりまでは延長されることになるものと
思います。
仕事帰りのサラリーマンでも利用できるような利便性を追求する
ものですが、駅隣接ということも踏まえると、これはかなり便利に
なるように思います。

その他、この新中原図書館整備の経緯も見ると、確かに図書館の
ありかたというのも大分変わった
のかな、という気がします。

現在ではICタグや自動書架の設置、図書館間のネットワーク化、
連携が進んでいますので、以前謳われたような「大中央図書館」
のような大艦巨砲主義は効率的とはいえなくなってきている
現状が
あります。
ITの活用により省スペースでスマートに、という流れは、財政や
人的なリソースの制約も考えると必然といえるでしょう。特に市域が
細長く、「市民の誰もが集まる中心地」が存在しない川崎市において
は、ある一箇所に巨艦を置くよりもIT等により各図書館の連携を強化
する方向性
が正しいように思います。

とはいえ、新中原図書館は既存の図書館に比べ大きなスペースを
有するものにはなっており、規模面でもそれなりのものです。2012
年度(平成24年度)の完成まではまだ3年かかりますが、この武蔵
小杉再開発事業の目玉のひとつとして期待が高まりますね。

なお、答弁中に出てくる川口市の中央図書館とは、川口駅前の再開
発ビル「キュポ・ラ」の5~6階にあり、7階にはワークスタジオ・視聴覚
スタジオ・視聴覚教材の貸し出し等を行う「メディアセブン」が入って
いるもので、中央図書館とは一体の施設のようになっています。
下層階は商業施設となっており、丁度武蔵小杉駅南口地区西街区
の再開発ビルと立地・構成が似通っていますので、モデルケースと
して志村議員も川崎市教育長も視察をしているものと思います。

■エムズタウン 川口キュポ・ラ
http://www.maruetsu-kaihatsu.co.jp/mstown/p_kawaguchi.htm
■メディアセブン 公式ウェブサイト
http://www.mediaseven.jp/open/common/link.jsf?act=toppage

しかし、キュポ・ラを運営するエムズタウン(株式会社マルエツ開発)
のサイトを見ると、ビル内に文教堂が入っていますが、図書館と本屋
が同じビル
、というのもありなんですね。

図書館は上層階にあって、閲覧室から駅前広場を一望できるようで、
窓際の席が気持ちよさそうです。乳幼児スペースはガラスで囲われ、
授乳室も完備、児童書担当職員への相談もできる
ようになっています。
単に蔵書数ということだけでなく、機能面でかなり充実した図書館の
ようですが、このあたりを視察されたのであれば、是非新中原図書館
にも反映していってほしいところです。

個人的な希望になりますが、新中原図書館の5階でも多少は市街
地を見渡せる視界が広がると思いますので、眺めの良い閲覧室
できるとうれしいです。・・・いや、もちろん眺めじゃなくて本を読むのが
主眼ですけれど。
これまでの武蔵小杉再開発では高層ビルは多数建ちながらも、「市
民の誰もが入れる眺めの良い場所」
というものはないものですから、
そういう場所がひとつあると良いように思います。

なお、一般質問中「2011年度(平成23年度)着工、2012年度(平成
24年度)竣工・開館」
というくだりがありますが、これは志村議員の
言い間違いか勘違い、もしくは再開発ビル自体の形が出来上がった
のちの新中原図書館の開館準備期間を指しているもの
と思います。
2012年度の竣工は現在の予定通りですが、1年前の着工で間に合
うわけがありませんね。再開発ビルについては、変電所地下化完了
後の2009年度着工、2012年度竣工となる予定
です(もちろん延期
される可能性はありますが)。

順調に進むことを祈りつつ、今後具体化される新中原図書館の概要
をウォッチしていきたいと思います。

■現在の中原図書館
現在の中原図書館

【関連リンク】
川口市メディアセブン 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
2008/5/3エントリ 中原変電所工事の建造物
2008/7/12エントリ 中原変電所工事の建造物・2008年7月
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2009/1/15エントリ 武蔵小杉ライフ版「武蔵小杉に関するアンケート」
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/6/30エントリ 中原変電所地下化工事の地上に貯水槽出現
2009/7/23エントリ 中原図書館の食事スペースと階段席
2009/8/10エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の駐輪場移転、
道路整備工事着工へ

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2009年
08月24日

横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの駐輪場

hatsushimo.gif

横須賀線武蔵小杉駅ロータリーに設置予定の4階建て駐輪場ですが、
鉄骨の組み上げが始まっています。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(東側)
横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(東側)

4階建駐輪場は、ロータリーの東側(新幹線・横須賀線高架寄り)に
設置されるもので、2009/7/28エントリでも当時の工事状況をお伝え
しました。
現地を確認しますと、上記の写真奥、レジデンス・ザ・武蔵小杉寄り
に鉄骨が組みあがりつつあるのがわかります。

■4階建て駐輪場の鉄骨
4階建て駐輪場の鉄骨

現地で見てみると、4階部分まで鉄骨が組まれているようです。駐輪
場と言ってもそれなりの高さになりますね。鉄骨が北側から立ち上が
っていますが、これがロータリーの南側まで長方形に伸びることに
なり、存在感のある建造物になりそうです。

■4階建て駐輪場の鉄骨(レジデンス・ザ・武蔵小杉前より)
4階建て駐輪場の鉄骨(レジデンス・ザ・武蔵小杉前より)

続いてこちらは先ほどとは反対側の、レジデンス・ザ・武蔵小杉前
から撮影したものです。駐輪場の向こう側にNEC玉川ルネッサンス
シティ
(左)、シティハウス武蔵小杉(右)が見えます。

しかし、この駐輪場は本当に新幹線至近距離ですね。窓があるか
どうかわかりませんが、窓があったとしたら非常によく新幹線が見え
のではないでしょうか。

■ロータリーイメージ図
ロータリーイメージ図

イメージパースを見ると、駐輪場の西側は外が見える形状になって
いるような気がしますが、新幹線側については安全上の問題もあり
ますので、単なる壁かもしれませんね。
(北側・南側はレジデンス・ザ・武蔵小杉、シティハウス武蔵小杉の
住居との距離が近いことから窓の設置は避けるのではないかと思い
ます)

まあ駐輪場ですので、自転車を収容できることが第一でしょうか。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(西側)
横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(西側)

さて一方前回エントリまででも進捗をご紹介してきましたロータリー
西側部分
ですが、こちらは前回からあまり変化はありません。
コンクリートで固めた基礎が、少しずつ形になってきています。

引き続き、工事進捗を追っていきたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
2007/5/31エントリ 武蔵小杉再開発:横須賀線武蔵小杉駅説明会
2007/10/10エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事の進捗
2008/1/31エントリ 横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案
2008/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅トンネル工事
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図
2008/10/9エントリ 横須賀線武蔵小杉駅のイメージパース
2009/3/20エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅ロータリーの最終図面
2009/4/17エントリ 綱島街道・上丸子跨線橋の仮管路設置工事
2009/5/7エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅の駅舎現る
2009/5/19エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路跨線橋工事開始
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)
2009/7/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年5月~6月)
2009/7/28エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年7月)
2009/7/30エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年7月)
2009/8/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月)

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2009年
08月17日

シティハウス武蔵小杉の三井住友銀行ATM本日オープン

hatsushimo.gif

本日、中丸子地区のシティハウス武蔵小杉1階で工事が進められて
いた三井住友銀行ATMがオープンしました。名称は「武蔵小杉東出張
所」
となっています。

■シティハウス武蔵小杉 1~2階テナントスペース
シティハウス武蔵小杉 1~2階テナントスペース

三井住友銀行武蔵小杉東出張所は、2009/8/2エントリで取り上げた
ように写真左奥、新幹線・横須賀線の高架寄りに位置しています。

■三井住友銀行 武蔵小杉東出張所
三井住友銀行 武蔵小杉東出張所

ここは無人の出張所で、ATMの他ローン契約機が設置されています。

■3台のATM
3台のATM

ATMは3台並んでおり、当面待ち時間はなさそうです。今後は新駅の
開業や隣接するオフィスビルのオープン
により、昼休み時間に人が
集中したりということもあるかもしれません。
ATMの営業時間は月~土曜日まで8:00~23:00、日曜日は8:00~
21:00
となっています。最近のATMはどこも遅くまでやっていますね。

これで、シティハウス武蔵小杉の1階テナントスペースは全ての店舗
がオープン
することとなりました。当初調剤薬局も1階ということでした
が、外見的に1階にこれ以上の入口も無く、1階にはもう余地がない
ようです。
残すところは2階のクリニックと調剤薬局ということになりますが、こち
らはまだあまり動きが見られません。引き続き確認していきたいと思い
ます。

【関連リンク】
三井住友銀行 店舗のご案内 武蔵小杉東出張所
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2008/7/16エントリ シティハウス武蔵小杉建設中
2008/8/19エントリ シティハウス武蔵小杉の外観とテナントスペース
2008/12/14エントリ シティハウス武蔵小杉、完成間近
2009/1/9エントリ シティハウス武蔵小杉の1階店舗判明、2階賃料値下げ
2009/3/12エントリ シティハウス武蔵小杉入居開始、テナントオープンは
5月以降に

2009/4/26エントリ シティハウス武蔵小杉のテナント告知
2009/5/17エントリ デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店が6/26オープン
2009/6/9エントリ シティハウス武蔵小杉のクリーニング店「ホームドライ」
6/26オープン

2009/6/26エントリ シティハウス武蔵小杉のデイリーヤマザキ・ホームドライ
本日オープン

2009/8/2エントリ シティハウス武蔵小杉の追加テナント工事

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2009年
08月15日

東京機械製作所が武蔵小杉再開発用地を売却

hatsushimo.gif

東京機械製作所が、2009年8月13日付の取締役会において、武蔵
小杉駅近接の所有地を東京建物および伊藤忠都市開発に8月31日
付けで売却
することを決議しました。
これは、取締役会同日のプレスリリースにおいて開示されています。

■東京機械製作所 固定資産の譲渡に関するお知らせ
http://www.tks-net.co.jp/ir/news090813a.pdf

最初に申し上げておきますが、これは東京機械製作所玉川製造所の
用地売却ではありません。パークシティ武蔵小杉北側の新丸子東
3丁目地区内の保有地
に関するものです。

プレスリリース内の表記では、
中原区新丸子東3丁目928-1  2,693.75㎡
と記載されています。

地図ソフトやYahoo!地図情報等の表示ですと、新丸子東3丁目地区
C地区の「新・フローラルガーデン」の区画を指してしまう
のですが、
面積が合いません。
一方、新丸子東3丁目地区B地区の「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲
マンション」は、公示による事業区域の面積が2,693.77㎡となって
おり、ほぼ合致
します。
また、事業者も東京建物となっていること、着工のタイミングとしても
大体合っていることから、これはB地区の「(仮称)武蔵小杉F1地区
分譲マンション」の用地を指していると考えて良さそう
です。

■B地区 (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション用地
B地区 (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション用地

■(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションのイメージパース
(仮称)F1地区分譲マンション イメージパース

なお、以前公表された「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション」の
事業区域の図面を見ると、一部C地区が含まれている
ことがわかり
ます。

■(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション計画図面
(仮称)F1地区東街区計画図面

上記のようになっていますので、大部分はB地区の用地売却であり
ながら、プレスリリース上に記載された代表番地がC地区のものと
なってしまった
のではないかと思います。

ところで、現地の「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション」の公示
ですと、事業者は東京建物および東京機械製作所となっていました。
公示時点では東京機械製作所も事業主体となっており、伊藤忠都市
開発は加わっていない
かたちです。
これは単なる推測ですが、今回の売却により基本的に東京機械製作
所は手離れ
し、そのままですと東京建物の持ち分が多くなってしまい
ますので、その分を伊藤忠都市開発が引き受けたということではない
かな、と思いました。
しかしやはりというか、伊藤忠もみずほ系ですね。東京機械製作所に
関連する開発は、東京建物にしても伊藤忠都市開発にしても、東京
機械製作所が所属するみずほグループ・芙蓉グループ関連で固め
られています。


今回の売却は、プレスリリース内にも記述がありますが、固定資産の
売却により財務体質の強化を図るもので、厳しい企業業績(2009年
3月期で59億円の当期純損失
)を反映したものと推察されます。

今回はプレスリリースの情報提供をいただきまして、エントリさせて
いただきました。ありがとうございました。今後引き続き確認していき
たいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:新丸子東3丁目地区
2007/9/18エントリ 新丸子東3丁目A地区に商業・業務施設、B地区にマンション?
2007/12/23エントリ 新丸子東3丁目地区C地区の進捗
2008/6/22エントリ 新丸子東3丁目地区の進捗・2008年6月
2008/6/24エントリ 新丸子東3丁目地区に東京建物20階マンション
2008/8/11エントリ (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションの公示
2008/11/23エントリ 新丸子東3丁目地区・フローラルガーデン×2
2009/1/28エントリ 新・フローラルガーデン完成と周辺整備
2009/3/14エントリ 旧・フローラルガーデン取り壊し
2009/3/30エントリ 旧・フローラルガーデン取り壊しと道路整備
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)
2009/7/5エントリ (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションのイメージパース

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2009年
08月13日

横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月)

hatsushimo.gif

8月も中旬に入りまして、横須賀線武蔵小杉駅のロータリー工事
前回エントリ時よりもう少し進んでいます。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月上旬)
横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月上旬)

8月上旬の段階で、以前よりもロータリー部分が深く掘削されていた
のですが、現在ではそこからもう少し進捗しまして、

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月中旬)
横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年8月中旬)

先日はこのようになっていました。掘削した底面に、コンクリートで
できた何か
が見えます。

■ロータリーの基礎
ロータリーの基礎

よくよく見てみると、これはロータリーの基礎のようなものではない
かと思います。ロータリーの歩行スペースの上部には屋根が設置
される計画になっていますので、その屋根を支える柱の基礎かも
しれません。

■ロータリーイメージ図
ロータリーイメージ図

余談ですが、先日JR武蔵小杉駅で、以前から存じ上げているJR
東日本
の方とばったりお会いしまして、「9月5日はうちの技術の粋
を結集した工事を行うからね!」
と力強いお言葉をいただきました。

横須賀線の線路をNEC側に新設した新線に切り替える工事を行う
ものですが、確かにこれは難しい工事です。東急東横線の横浜駅
地下化に伴う切り替え
も一日突貫で実施しましたが、長期運休が
できない既存路線の宿命で、一種の離れ業のようなものだと思い
ます。

そんな高難度の工事もありつつ、今回取り上げたロータリー工事
も粛々と進み、この感じですと年内にはそれなりの姿にできあが
っているのではないでしょうか。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
2007/5/31エントリ 武蔵小杉再開発:横須賀線武蔵小杉駅説明会
2007/10/10エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事の進捗
2008/1/31エントリ 横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案
2008/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅トンネル工事
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図
2008/10/9エントリ 横須賀線武蔵小杉駅のイメージパース
2009/3/20エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅ロータリーの最終図面
2009/4/17エントリ 綱島街道・上丸子跨線橋の仮管路設置工事
2009/5/7エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅の駅舎現る
2009/5/19エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路跨線橋工事開始
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)
2009/7/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年5月~6月)
2009/7/28エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリー工事(2009年7月)
2009/7/30エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年7月)

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2009年
08月10日

武蔵小杉駅南口地区西街区の駐輪場移転、道路整備工事着工へ

hatsushimo.gif

武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業の進捗に
伴う道路整備工事が着工
することとなり、それに伴ってこすぎFROM
跡地前の東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場が8月一杯で閉鎖
されることとなりました。
駐輪場は9月1日より移転するかたちとなり、中原変電所地下化が
行われた区域の地上部分に現在臨時で設置が進められています。

■武蔵小杉駅南口地区西街区と駐輪場移転
武蔵小杉駅南口地区西街区と駐輪場移転

これは武蔵小杉駅南口地区西街区を俯瞰したものですが、写真左手
が今回廃止される東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場で、南武線と
こすぎFROM跡地に挟まれています。
移転先の新説駐輪場は再開発用地の反対側で、以前より変電所
地下化工事の地上部建造物
を取り上げてきた区域です。

■東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場
東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場

この東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場に、現在移転の告知
掲示されています。

■移転の告知
移転の告知

冒頭に記載の通り、「武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再
開発事業における道路整備工事に伴い」
と、駐輪場移転の理由が
記載されています。

そして、移転先となる新設駐輪場ですが、先日より中原変電所の
地上部分
において設置工事が進められています。

■中原変電所跡地の駐輪場
中原変電所跡地の駐輪場

写真左手には2段式の駐輪機が確認でき、写真右手も平地式の
駐輪スペース
という感じがします。中央のプレハブが管理事務所
しょうか。

■2段式の駐輪機と管理事務所
2段式の駐輪機と管理事務所

2段式の駐輪機は、ごく普通のものです。下段が可動式ではないた
め、下段に後ろ籠やチャイルドシートが設置された自転車を入れると
上段が使えなくなります。そのため、2段式だけでなく平地式も併設
することが多いですね。

■変電所地下化工事の北半分
中原変電所地下化工事の北半分

なお、駐輪場が設置されているのは、中原変電所を地下化した区域の
南側の一部であり、上記の北側については空きスペースとなっていま
す。この区域は引き続き工事スペースとして使われるのでしょう。

ここは最終的にはこすぎFROMの裏手にあった小杉第1公園が移転
新設される計画
となっており、そこに400台規模の正式な駐輪場
併設されることになります。
今回設置工事が行われている駐輪場は、それが完成するまでの暫定
駐輪場
となるものです。となると、1年間限定の旧中原市民館の臨時
駐輪場と異なり、ある程度の期間運用されることになりそうです。

ところで、2009/6/30エントリにおいて、中原変電所の地下化工事の
地上部分に貯水槽が出現したことを取り上げました。かなりの存在感
で地上に露出しており、そのまま地上に残るのでは、と思っていたの
ですが、貯水槽は見えなくなっており、その場所で駐輪場工事が始ま
っている
かたちです。

■中原変電所地上部分の貯水槽(2009/6/30エントリ時点)
中原変電所地上部分の貯水槽

前回は、このように変電所地下への出入り口に隣接して円柱状の
「耐震性貯水槽」の姿がありましたが、そのまま地下に埋設された
ようです。
前回エントリでも言及したとおり地上に露出している状態では駅前
景観上も懸念がありましたので、とりあえず良かったと思います。

さて、地上部分に駐輪場を設置するということは、当該部分の中原
変電所地下化工事はもう地上には干渉しないところまで進んだ
いうことですね。残る作業としては、外部からは見えない地下での
変電所設備設置のほか、目に見える部分では、地上部に残された
変電所の設備の除却
が進められています。
この変電所地下化工事は2009年夏の完了予定ですが、大幅な
ずれはないように思います。

2009/7/23エントリでは現在の中原図書館の設備について取り上げ
ましたが、変電所地下化工事後には、本年度中に新中原図書館を
含む再開発ビルの着工
が予定されており、図書館ユーザーの方も
首を長くして待っているところです。
変電所除却完了後の動きが気になるところでしたが、再開発事業の
ための道路整備が着手されるもので、引き続き工事が進捗していく
ことになります。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場
2007/7/1エントリ 武蔵小杉再開発:変電所が地上3階?
2008/5/3エントリ 中原変電所工事の建造物
2008/7/12エントリ 中原変電所工事の建造物・2008年7月
2008/9/18エントリ 小杉駅周辺まちづくり推進地域構想説明会・質疑応答編(上)
2009/6/30エントリ 中原変電所地下化工事の地上に貯水槽出現
2009/7/23エントリ 中原図書館の食事スペースと階段席

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2009年
08月06日

武蔵小杉のシネコン計画と駅前ロータリー延期情報

hatsushimo.gif

もう1ヶ月前の話になりますが、タウンニュース中原区版の2009年
7月3日号に、「保存版 新生小杉始動」という4ページ物の企画
記事がありました。

■タウンニュース中原区版 保存版 新生小杉始動
タウンニュース中原区版 保存版 新生小杉始動

内容的には武蔵小杉の再開発関連スポットのほか、上丸子小学校
の仮設校舎
新日本石油社宅の太陽光発電などを写真で紹介する
紙面と、地元議員さんなどキーマンの寄稿、新住民17人を対象に
したアンケートなどで構成されていました。

内容的にはほとんど武蔵小杉ライフの既存記事範囲内(アンケー
トにしても『武蔵小杉ライフアンケート』のミニ版のようなもの)だった
のですが、2点だけ目を引く部分がありました。

■うしおだ智信議員の寄稿
うしおだ智信議員の寄稿

1点目は、川崎市議会のうしおだ智信議員の寄稿記事内において、
「再開発エリアにはシネマコンプレックスの進出も予定されている
ようですが、」
というくだりがあったことで、現段階でシネコンの計画
出ていることがわかりました。

これはもちろん予定のレベルの話ですので、今後さまざまな要因に
より状況が変わる可能性はあるものと思います。ただ、川崎市議会
議長である議員さんのコメントですので、とりあえずそういった計画が
聞こえてきているのは事実なのでしょう。

■東京機械製作所玉川製造所
東京機械製作所 玉川製造所

再開発エリアでシネコンが進出しうる場所となると、やはり東京機械
製作所玉川製造所跡地
ということになるのでしょうか。
ここは大型複合商業施設が開発されることが公表されていますが、
その種の開発ではシネコンが入るケースは確かに多いですね。
そういう意味では、特に意外という感じはありません。

まあ、前述の通り今後流動的な部分もあるでしょうし、状況の変化も
踏まえつつ、現状浮上している計画のひとつ、という程度で聞いて
おく
のが良いかもしれません。

続いて、2点目に気になった記事ですが・・・、

■武蔵小杉駅南口地区東街区の完成予定
武蔵小杉駅南口地区東街区の完成予定

平成26年度完成予定

ご覧の通りですが、この記事は「武蔵小杉駅南口地区東街区第一種
市街地再開発事業」
の完成予定に関するもので、記事中では「2014
年度(平成26年度)完成をめざす」
とされていました。
2010年度上期に中小企業婦人会館の取り壊しを行う予定であるとも
記載されていましたが、ロータリーを含む地区一体の完成は2014年度、
つまり最大で2015年3月末まで延期されうる
、ということになります。

■中小企業婦人会館
桜の咲く中小企業婦人会館

もともとこの東街区は予定が遅れていましたが、これまでの最新の
情報では「2013年度完成」
という話でした。今回の記事が正しいと
すれば、それがさらに1年延期されたことになります。
(なお、環境アセスメントを実施していた段階での当初予定では、
2010年度完成予定
となっていました)

いろいろと事情はあるものと思いますが、この再開発事業は単に
マンションと商業施設の建設に留まらず、駅前ロータリーという
重要な都市機能を整備するものですので、早期の完成が期待され
るところです。

・・・ということで、1ヶ月寝かしましたが、タウンニュース中原区版の
特集記事をご紹介いたしました。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2008/4/15エントリ 小杉駅南部地区C地区、2009年度着工へ
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2008/11/6エントリ 小杉駅南部地区C地区のイメージパース
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2008/1/14エントリ 小杉駅南部地区C地区の再開発組合が設立認可
2009/1/23エントリ 小杉駅南部地区C地区が2010年度着工の見通
2009/2/19エントリ 中小企業婦人会館の植栽メンテナンス

武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
2008/1/30エントリ 東京機械製作所 玉川製造所の再編
2008/2/14エントリ 綱島街道拡幅と東京機械製作所
2009/5/1エントリ 綱島街道拡幅用地の有害物質とビニールシート
2009/7/8エントリ 東京機械製作所玉川製造所の移転が2年延期

2009/3/18エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート

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2009年
08月05日

ロイヤルパークス武蔵小杉の南側

hatsushimo.gif

2009/5/12エントリ以来、少々間の空いた中丸子地区・ロイヤルパー
クス武蔵小杉
の進捗レポートです。

■ロイヤルパークス武蔵小杉(北側)
ロイヤルパークス武蔵小杉(北側)

これは建物の北側を都市計画道路 武蔵小杉駅南口線側から撮影
したものです。シートで覆われていることもあり、こちら側からは一見
して工事の進捗が気付きにくいのですが、以前の写真と比較して
みましょう。

■ロイヤルパークス武蔵小杉(北側・2ヶ月以上前)
ロイヤルパークス武蔵小杉

前回エントリの、2ヶ月以上前の写真とよーく比較してみると、手前の
道路沿いの棟が以前よりも高くなっている
のがわかりますね。
続いて、南側に回ってみましょう。

■ロイヤルパークス武蔵小杉(南側)
ロイヤルパークス武蔵小杉(南側)

ロイヤルパークス武蔵小杉の南側は中丸子まるっこ公園に接して
いますが、こちら側は防護シートが取り外され、建物の外観が概ね
出来上がっている
のがわかります。
南向きの部屋は公園である程度視界が開けますので良いですね。

さて、このロイヤルパークス武蔵小杉ですが、今のところ賃貸募集は
開始していない
ようです。55戸と小規模な募集となるものですが、
完成も徐々に近づいてきたように思いますので、そのうち募集開始と
なるのではないでしょうか。

【関連リンク】
ロイヤルパークス公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 中丸子まるっこ公園
2008/4/7エントリ 中丸子地区・UR都市機構「ロイヤルパークス武蔵小杉」
2008/7/5エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉
2008/10/11エントリ 中丸子地区B地区の工事
2009/5/12エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉建設中

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2009年
08月02日

シティハウス武蔵小杉の追加テナント工事

hatsushimo.gif

中丸子地区のシティハウス武蔵小杉のテナントスペースでは、2009年
6月26日にデイリーヤマザキおよびホームドライがオープンしましたが、
その後残りの店舗工事が行われています。

■シティハウス武蔵小杉 1~2階テナントスペース
シティハウス武蔵小杉 1~2階テナントスペース

現在工事が行われているのは、写真の左奥の部分にあたります。
配置としては右からデイリーヤマザキ、写真では見えませんが
中央がホームドライ、左が工事中店舗ということになります。

■テナントスペース共有エントランス
テナントスペース共有エントランス

これはデイリーヤマザキの店内から1階テナントスペースの共有
エントランス
を見たものですが、写真奥のスペースで工事が行われ
ているのがわかります。
なお、写真右側がホームドライで、写真左側の外部入口から入って
くると三方向に店舗入口が並ぶかたちになります。

■店舗エントランス工事
店舗エントランス工事

工事部分を近くで見てみると、エントランス部分の工事をしていま
した。この先は小さなスペースしかありませんので、おそらくここが
三井住友銀行ATMになるのではないかと思います。

内部にはまだ何もありませんので、いつ頃オープンするのかはよく
わかりませんが、ATMということでセキュリティにも配慮した施工に
なるのでしょう。

■デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店の専用入口
デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店の専用入口

ところで、デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店の専用入口前
には当初灰皿が設置されていましたが、なくなっていました。お店の
方に確認したところ、クレームが入って灰皿は撤去することになった
そうです。

その他、2階部分のクリニック(内科)については進捗がまだわかり
ません。外見上は工事が進んでいるような感じはしないものです
から、もう少し先になるのではないか、と思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2008/7/16エントリ シティハウス武蔵小杉建設中
2008/8/19エントリ シティハウス武蔵小杉の外観とテナントスペース
2008/12/14エントリ シティハウス武蔵小杉、完成間近
2009/1/9エントリ シティハウス武蔵小杉の1階店舗判明、2階賃料値下げ
2009/3/12エントリ シティハウス武蔵小杉入居開始、テナントオープンは
5月以降に

2009/4/26エントリ シティハウス武蔵小杉のテナント告知
2009/5/17エントリ デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店が6/26オープン
2009/6/9エントリ シティハウス武蔵小杉のクリーニング店「ホームドライ」
6/26オープン

2009/6/26エントリ シティハウス武蔵小杉のデイリーヤマザキ・ホームドライ
本日オープン

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