川崎フロンターレが後発参入チーム初のJ1連覇、新聞2紙が号外を武蔵小杉駅前などで配布、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店に優勝祝賀懸垂幕が登場
本日、「2018明治安田生命J1リーグ」第32節において川崎フロンターレのJ1連覇が決定しました。
川崎フロンターレはセレッソ大阪に1-2で敗れましたが、2位のサンフレッチェ広島がベガルタ仙台に敗北したため、昨シーズンに続いてのリーグ連覇を達成しました。
■Jリーグ公式twittter シャーレを掲げる選手たち
#川崎フロンターレ の選手たちが
— Jリーグ (@J_League) 2018年11月10日
シャーレを掲げる✨@frontale_staff #Jリーグ
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昨シーズンは最終戦、第34節での逆転優勝でしたが、今シーズンは残り2戦を残しての優勝決定となりました。
J1連覇はヴェルディ川崎、鹿島アントラーズ、横浜マリノス、サンフレッチェ広島に次ぐ5チーム目となり、リーグ発足時の10チーム「オリジナル10」以外の後発参入チームとしては初の快挙となりました。
■川崎フロンターレ連覇の号外
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の懸垂幕
■オフィシャルグッズショップの祝賀メッセージ
■商店街の優勝祝賀のぼり
この連覇決定を受けて、日刊スポーツおよび神奈川新聞が号外を発行し、JR武蔵小杉駅前などで配布を行いました。
また、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では壁面に優勝祝賀の懸垂幕を掲出したほか、店内のオフィシャルグッズショップなどにも各所にメッセージが掲示されました。
武蔵小杉駅前通り商店街でも、さっそく優勝祝賀ののぼりが立ち並び、駅前の祝賀ムードを演出しました。
川崎フロンターレは、創設以来国内3大タイトルと言われるJ1リーグ・天皇杯・ルヴァンカップ、そしてアジアチャンピオンズリーグを含めて長年タイトルを獲得することができず、「シルバーコレクター」と呼ばれていました。
それが2017シーズン、ついにJ1リーグのタイトルを獲得したのがまだついこの間のことのように思い出されます。
2017シーズンは、かつて3年連続得点王を獲得した大久保嘉人選手がFC東京に移籍したものの、他クラブからの高額オファーを断って川崎フロンターレに残留した小林悠選手が1トップをつとめ、得点王となりました。
左右のサイドハーフにはガンバ大阪から阿部浩之選手、大宮アルディージャから家長昭博選手が加入して大車輪の活躍を見せるなど、補強が上手くいったのも優勝の一因であったかと思います。
■サイドハーフとして決定的な仕事を続けた家長昭博選手
そして2018シーズンは、前記の3選手も含め、川崎フロンターレ一筋のバンディエラ(生え抜きの旗頭)・中村憲剛選手やロシアワールドカップ日本代表の大島僚太選手、センターバックとしてリーダーシップを発揮する谷口彰吾選手、元韓国代表ゴールキーパーのチョン・ソンリョン選手など、主力がほぼそのまま残る形で迎えました。
新戦力としては大卒1年目のボランチ・守田英正選手がレギュラーを掴み、それに押し出されるかたちでエドゥアルド・ネット選手がシーズン途中で名古屋グランパスに移籍しました。
ただ、それ以外は終盤まで概ね2017シーズンのレギュラーが安定した実力を発揮したといえるかと思います。
■新戦力の守田英正選手(写真中央)
■新戦力の齋藤学選手
今期の新戦力といえば、FC東京からカムバックしたもののシーズン途中でジュビロ磐田に移籍した大久保嘉人選手を除くと、大きな期待がかかったのは横浜F・マリノスから移籍した齋藤学選手でした。
同選手は本来のコンディションであれば日本代表クラスの選手ですが、大けがからの復帰ということもあり、なかなか自分がイメージするプレイができなかった部分も多かったと思います。
そんな中、自身「ラストチャンス」と位置付けた第30節「ヴィッセル神戸戦」ではリーグ初得点を挙げました。
今シーズンの残り2試合、または来シーズンにリベンジを期していることと思います。
今シーズンの川崎フロンターレは、このように昨シーズンのスターティングメンバーを中心としつつ、新戦力も加わっていくことで、シーズンを通して大崩れすることはありませんでした。
勿論すべてがうまくいったわけではなく、シーズン前半にはうまく連携がつながらず、思うように勝ち星が積み重ねられなかったこと、昨シーズンはなかった連敗を一度喫したこと、またアジアチャンピオンズリーグでは未勝利のまま予選敗退したことなど試練もありました。
天皇杯、ルヴァンカップも敗退したことで2冠、3冠の夢が潰え、これは来シーズン以降の目標となるでしょう。
しかしながら、後半になるほど川崎フロンターレの特徴であるショートパス連携の完成度も上がり、他チームと比べて明らかにチームとしての力に差が出てきたように思います。
シーズン終盤まで首位を独走していたサンフレッチェ広島が失速する中、昨シーズンとほど同レベルの勝ち点を積み上げることができ、終わってみれば最大「首位との勝ち点差13」をひっくり返しての圧勝となりました。
川崎フロンターレが「J1王者」としての貫録を見せつけた形です。
■満員が続いた等々力陸上競技場
また今シーズンは、等々力陸上競技場のチケットがきわめて取りづらく、また座席の確保も困難であったのが大きな特徴でした。
特に優勝争いが佳境にさしかかった終盤は、チケットがほぼ後援会の先行販売で完売してしまうなど、たいへんな人気となりました。
自由席の確保も非常にハードルが高く、早朝から並ばないとグループで並びの席を確保するのは難しい状態が続きました。
いまや川崎フロンターレはJ1屈指の強豪であり人気クラブです。
等々力陸上競技場のメインスタンドに続き、サイドスタンド・バックスタンドの改修も早期の着手が期待されるところです。
■今年の1月に法政通り商店街に来た中村憲剛選手と「シャーレ」
昨シーズンの優勝後は、川崎駅前で優勝記念パレードが行われたほか、恒例の「商店街挨拶回り」では中村憲剛選手がシャーレを掲げて武蔵小杉に登場しました。
また、川崎フロンターレから優勝記念グッズが次々と販売され、好調な売上を記録しました。
可能性が限られる中、12月2日に土壇場で優勝が決まった昨シーズンに比べると、今年は優勝決定が3週間ほど早く、様々な準備に余裕が生まれるはずです。
今年もパレードは開催されそうな見込ですし、また凝った優勝記念グッズなども続々登場するのではないでしょうか。
【関連リンク】
・川崎フロンターレ ウェブサイト
・武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
(2017シーズン・J1優勝関連)
・2017/12/2エントリ 川崎フロンターレが創設21年目で初の栄冠。最終戦の逆転でJ1リーグ優勝・小林悠選手が得点王を獲得、武蔵小杉の街が祝賀モードに
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