川崎フロンターレが佐々木旭ゴラッソなど4得点でACLEベスト8進出、東日本大震災・大船渡林野火災の募金活動も実施
AFC CHAMPIONS LEAGUE ELITE(ACLE)のラウンド16第2戦「川崎フロンターレvs上海申花戦」が2025年3月12日に等々力陸上競技場(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)で開催されました。
第1戦を0-1で落としていた川崎フロンターレは、勝利が絶対条件。
今季初出場・初スタメンとなった大島僚太が中盤で機能し、終始圧倒して4-0勝利しました。
これにより、川崎フロンターレはACLEのファイナルステージ(ベスト8)に進出を決め、サウジアラビアでの準々決勝に臨むこととなりました。
■川崎フロンターレ ACLEファイナルステージ進出
■東日本大震災および大船渡市林野火災への募金活動
またこの日は、毎年実施している「Mind-1ニッポンプロジェクト」による東日本大震災復興支援の募金活動に加えて、岩手県大船渡市における林野火災への義援金の募金活動も行われました。
■ベンチ外メンバーやアカデミー選手らが参加
この募金活動には、田邉秀斗選手など当日メンバー外選手、川崎フロンターレU-12選手、クラブスタッフなどが参加しました。
マスコットキャラクターのふろん太、カブレラらも登場していました。
また前日、3.11当日には溝の口駅のペデストリアンデッキにおいてもアカデミー選手や中村憲剛さんらによる街頭募金活動が行われていました。
川崎フロンターレでは「高田フロンターレスマイルシップ」を締結している陸前高田市とさまざまな交流や活動を行っています。
陸前高田市と大船渡市は近接しており、この活動にご協力いただいている企業・団体の中には隣接している大船渡市にも拠点があるところが少なくないということです。
これまでのご縁もあって、川崎フロンターレは今般の林野火災に対しても支援を行いたいとの思いに至り、募金活動の実施となりました。
ファン・サポーターらが募金に協力し、多くの厚意が集まっていました。
■ACLEはアジア地区の国際大会
ACLEは、アジア・中東地区の上位クラブが参加する国際大会です。
そのため、審判も海外の方がつとめます。
ファイナルステージに至るまでは東アジア地区と中東地区に分かれて戦うのですが、東アジア地区では直接利害関係のない、中東地区の審判が割り当てられていました。
■この日は雨天
この日の試合は、試合時間の大部分が雨天でした。
試合開始前に選手と一緒に入場する「エスコートキッズ」も、雨合羽を着用です。
■今季初出場・初スタメンの大島僚太
■スタンドにも「大島僚太」のタオル
この日は川崎フロンターレのエースナンバー「10番」をつける大島僚太が初出場・初スタメンとなりました。
大島僚太はロシアワールドカップ代表にも選出された、日本でもトップクラスの技術を持つ選手です。
近年は筋肉系の負傷が多く、久々の試合復帰となりました。
観客席からも大きな声援が贈られ、それに応えるようにこの試合はいきなりハイパフォーマンスを発揮。解説者にも「完璧でした」と言わしめる出来で川崎フロンターレの中盤を支えました。
■1点目は佐々木旭のスーパーミドル
1点目は、ディフェンダー佐々木旭のスーパーミドル。
「シザース(足技のフェイント)で前があいたので打ってみた」というロングシュートは、この上ないコースでゴールに突き刺さりました。
■キレキレだった佐々木旭
■2点目・エリソンのゴールも佐々木旭のクロスから
この試合、佐々木旭は出色の出来で、2点目のエリソンのゴールも佐々木旭の見事なクロスからでした。
ドリブルでの持ち運びも有効で、今季一番のプレイだったように思います。
■3点目は伊藤達哉
3点目は、ドイツのマクデブルグから今季加入した伊藤達哉です。
大島僚太の絶妙なパスからマルシーニョが折り返し、伊藤達哉が流し込む「フロンターレらしい、完璧な崩し」からのゴールでした。
■72分で大島僚太が交代
伊藤達哉の3点目を演出したのち、大島僚太は72分に交代。
大きな拍手が贈られました。
■フル出場し4点目を挙げたマルシーニョ
そして最後の4点目は、マルシーニョの個人技でした。
ゴール前で上手く守備を翻弄し、試合を決定づけました。
■雨天の中サポーターも熱く応援
等々力陸上競技場の応援の中心となるサポーター席は大部分は屋根がありません。
雨天時には濡れてしまいますが、皆さん熱く応援しました。
平日夜のACLEながら13,277人が来場し、大きな声援でチームを後押ししました。
■サポーターに挨拶する伊藤達哉
■同じく、キャプテン脇坂泰斗
初ゴールを決めた伊藤達哉と、キャプテン脇坂泰斗がサポーターの挨拶に立ちました。
ACLEファイナルステージはサウジアラビア開催ということで、サウジアラビア遠征に向けて気勢をあげました。
はるばるですが、サウジアラビアまで応援に行くサポーターも少なからずいらっしゃることでしょう。
■恒例のパイナップルを持つ伊藤達也
■得点者の3人(左から伊藤達哉、エリソン、マルシーニョ)
■ファインセーブを見せたGK山口瑠伊
今季、ゴールキーパーは山口瑠伊が務める試合が多くなっています。
この試合もなんどかファインセーブを見せ、無失点勝利に大きく貢献しました。
ACLEファイナルステージは、5月のGW時期に開催となります。
それまでもJ1リーグ戦も続き、川崎フロンターレにとってはハードな日程となりそうです。
(フォトグラファー:本平基)
【関連リンク】
・川崎フロンターレ ゲーム記録 ACLEラウンド16
・川崎フロンターレ 「Mind-1ニッポンプロジェクト募金」2024年実績報告(2024年12月末時点)
(3.11関連)
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第1戦を0-1で落としていた川崎フロンターレは、勝利が絶対条件。
今季初出場・初スタメンとなった大島僚太が中盤で機能し、終始圧倒して4-0勝利しました。
これにより、川崎フロンターレはACLEのファイナルステージ(ベスト8)に進出を決め、サウジアラビアでの準々決勝に臨むこととなりました。
■川崎フロンターレ ACLEファイナルステージ進出

■東日本大震災および大船渡市林野火災への募金活動

またこの日は、毎年実施している「Mind-1ニッポンプロジェクト」による東日本大震災復興支援の募金活動に加えて、岩手県大船渡市における林野火災への義援金の募金活動も行われました。
■ベンチ外メンバーやアカデミー選手らが参加


この募金活動には、田邉秀斗選手など当日メンバー外選手、川崎フロンターレU-12選手、クラブスタッフなどが参加しました。
マスコットキャラクターのふろん太、カブレラらも登場していました。
また前日、3.11当日には溝の口駅のペデストリアンデッキにおいてもアカデミー選手や中村憲剛さんらによる街頭募金活動が行われていました。
川崎フロンターレでは「高田フロンターレスマイルシップ」を締結している陸前高田市とさまざまな交流や活動を行っています。
陸前高田市と大船渡市は近接しており、この活動にご協力いただいている企業・団体の中には隣接している大船渡市にも拠点があるところが少なくないということです。
これまでのご縁もあって、川崎フロンターレは今般の林野火災に対しても支援を行いたいとの思いに至り、募金活動の実施となりました。
ファン・サポーターらが募金に協力し、多くの厚意が集まっていました。
■ACLEはアジア地区の国際大会

ACLEは、アジア・中東地区の上位クラブが参加する国際大会です。
そのため、審判も海外の方がつとめます。
ファイナルステージに至るまでは東アジア地区と中東地区に分かれて戦うのですが、東アジア地区では直接利害関係のない、中東地区の審判が割り当てられていました。
■この日は雨天

この日の試合は、試合時間の大部分が雨天でした。
試合開始前に選手と一緒に入場する「エスコートキッズ」も、雨合羽を着用です。
■今季初出場・初スタメンの大島僚太

■スタンドにも「大島僚太」のタオル

この日は川崎フロンターレのエースナンバー「10番」をつける大島僚太が初出場・初スタメンとなりました。
大島僚太はロシアワールドカップ代表にも選出された、日本でもトップクラスの技術を持つ選手です。
近年は筋肉系の負傷が多く、久々の試合復帰となりました。
観客席からも大きな声援が贈られ、それに応えるようにこの試合はいきなりハイパフォーマンスを発揮。解説者にも「完璧でした」と言わしめる出来で川崎フロンターレの中盤を支えました。
■1点目は佐々木旭のスーパーミドル




1点目は、ディフェンダー佐々木旭のスーパーミドル。
「シザース(足技のフェイント)で前があいたので打ってみた」というロングシュートは、この上ないコースでゴールに突き刺さりました。
■キレキレだった佐々木旭

■2点目・エリソンのゴールも佐々木旭のクロスから


この試合、佐々木旭は出色の出来で、2点目のエリソンのゴールも佐々木旭の見事なクロスからでした。
ドリブルでの持ち運びも有効で、今季一番のプレイだったように思います。
■3点目は伊藤達哉


3点目は、ドイツのマクデブルグから今季加入した伊藤達哉です。
大島僚太の絶妙なパスからマルシーニョが折り返し、伊藤達哉が流し込む「フロンターレらしい、完璧な崩し」からのゴールでした。
■72分で大島僚太が交代

伊藤達哉の3点目を演出したのち、大島僚太は72分に交代。
大きな拍手が贈られました。
■フル出場し4点目を挙げたマルシーニョ




そして最後の4点目は、マルシーニョの個人技でした。
ゴール前で上手く守備を翻弄し、試合を決定づけました。
■雨天の中サポーターも熱く応援


等々力陸上競技場の応援の中心となるサポーター席は大部分は屋根がありません。
雨天時には濡れてしまいますが、皆さん熱く応援しました。
平日夜のACLEながら13,277人が来場し、大きな声援でチームを後押ししました。
■サポーターに挨拶する伊藤達哉

■同じく、キャプテン脇坂泰斗

初ゴールを決めた伊藤達哉と、キャプテン脇坂泰斗がサポーターの挨拶に立ちました。
ACLEファイナルステージはサウジアラビア開催ということで、サウジアラビア遠征に向けて気勢をあげました。
はるばるですが、サウジアラビアまで応援に行くサポーターも少なからずいらっしゃることでしょう。
■恒例のパイナップルを持つ伊藤達也

■得点者の3人(左から伊藤達哉、エリソン、マルシーニョ)

■ファインセーブを見せたGK山口瑠伊

今季、ゴールキーパーは山口瑠伊が務める試合が多くなっています。
この試合もなんどかファインセーブを見せ、無失点勝利に大きく貢献しました。
ACLEファイナルステージは、5月のGW時期に開催となります。
それまでもJ1リーグ戦も続き、川崎フロンターレにとってはハードな日程となりそうです。
(フォトグラファー:本平基)
【関連リンク】
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