フーディアム武蔵小杉の「ラ・セゾン・デ・パン」4月20日閉店・「飯野眼科」9月移転、跡地にダイエーグループのベーカリー「ラ・ボンテ」が2015年5月出店決定
フーディアム武蔵小杉1階の「ラ・セゾン・デ・パン」が、2015年4月20日をもって閉店し、パン工房を不動前に開設するとともに販売店舗を都立大学・センター南に移転させることになりました。
また2階の「飯野眼科」も、小杉町3丁目に新築された「増田屋ビル」に2015年9月に移転することとなりました。
そして「ラ・セゾン・デ・パン」跡地には、ダイエーグループのベーカリー「ラ・ボンテ武蔵小杉店」が2015年5月にオープンします。
■フーディアム武蔵小杉1階の「ラ・セゾン・デ・パン」
「ラ・セゾン・デ・パン」は、2008年5月24日のフーディアム武蔵小杉開業当初から営業を続けてきた店舗です。
まだ店舗が少なかった再開発地区の貴重なベーカリーとして、一定の顧客をつかんでいたように思います。
またかつては再開発地区に飲食店が欠乏していたこともあり、同年にはイートインスペースを開設するなど運用上の工夫も行っていました。
■「ラ・セゾン・デ・パン」の閉店・移転告知
現在、レジ前にはフーディアム内の店舗閉店と、新たな事業展開のお知らせが掲示されています。
これによると5月に不動前にパン工房を開設し、販売店舗を都立大学駅とセンター南の東急SC(2015年9月)にオープンさせるということです。
同店のオープン当初に比べると、再開発地区には競合店舗がかなり増えてきました。
武蔵小杉東急スクエアの「DONQ」「アンデルセン」「リトルマーメイド」、ららテラス武蔵小杉の「神戸屋キッチン」、グランツリー武蔵小杉の「パンオトラディショネル」など、消費者にとっては選択肢が多く喜ばしい状態です。
フーディアム武蔵小杉は施設全体の集客状況も厳しい状態が続いており、「ラ・セゾン・デ・パン」はここで競合していくよりも新天地での事業展開を選択した形になります。
■跡地に出店する「ラ・ボンテ」の既存店
そしてその跡地に出店するのが、「ラ・ボンテ武蔵小杉店」です。
「ラ・ボンテ」はダイエーグループの「株式会社ボンテ」が運営する石窯パンのお店で、ダイエーの施設内に店舗を展開しています。
■ダイエー グループ会社紹介 株式会社ボンテ
http://www.daiei.co.jp/corporate/group/bonte.html
■「ラ・ボンテ」のパン
■カレーパンとソーセージパン
■「土用の丑の日パン」
「ラ・ボンテ」では、オーソドックスなパンから「土用の丑の日パン」まで、さまざまなパンが販売されています。
普通においしくいただきましたが、ダイエーのパン屋さんですので、「職人の極み」のようなクオリティを期待するものではないかと思います。
■「ラ・ボンテ」のイートインスペース
「ラ・ボンテ」は、店舗によりイートインスペースを設けているところがあります。
フーディアム武蔵小杉の店舗も、今のところイートインスペースが設置される見込みです。
「ラ・セゾン・デ・パン」の閉店が4月20日、「ラ・ボンテ」のオープンが5月ですから、比較的速やかに準備が着手されることになるでしょう。
■フーディアム武蔵小杉2階の「飯野眼科」
続いて移転するのが、2階の「飯野眼科」です。
こちらはコメントで情報提供いただきました通り、小杉町3丁目に建て替えられた「増田屋ビル」の2階に入居することになります。
こちらは前述の通り、2015年9月に増田屋ビルでの新規開院を予定しています。
■小杉町3丁目の「増田屋ビル」
旧増田屋(蕎麦店)を建て替えた「増田屋ビル」の1階には、「トモズ」の調剤薬局が入ることを2015/4/10エントリでお伝えしておりました。
同ビルは2階までが店舗区画になっていまして、これで店舗情報が揃いました。
■フーディアム武蔵小杉のこれまでの店舗入れ替わり
▼55ステーション(2009年3月閉店)⇒ぷらちなはーと(2012年12月閉店)⇒ジュエリープラザ(2014年3月頃閉店)⇒クツショウテン(2014年6月29日閉店)⇒保険見直し本舗増床 |
▼パリミキ(2009年9月閉店)⇒現・フィットネス用品売り場 |
▼アイシティ(2010年3月閉店)⇒現・ストレッチファクトリー |
▼柿安口福堂(2011年1月閉店)⇒さざれ(2011年12月閉店)⇒幸せの黄金鯛焼き(2013年1月閉店)⇒千花いただきや(2014年1月閉店)⇒店舗区画撤去 |
▼Fare(2014年5月14日閉店)⇒現・Gaba(2014年9月1日開店)およびBlanc、QBハウス(2014年11月29日開店 |
▼日本一(2014年5月20日閉店)⇒現・D's Selection(2014年7月12日開店) |
▼広東菜館(2015年1月閉店) |
▼ラ・セゾン・デ・パン(2015年4月20日移転)⇒ラ・ボンテ(2015年9月開店予定) |
▼飯野眼科(2015年9月移転) |
フーディアム武蔵小杉は、開業以来専門店の入れ替えが激しくなっています。
開業時から営業している、いわゆる「生え抜き」の専門店の方が少なくなってきました。
生え抜き店舗は「パークシティ歯科クリニック」「カラダファクトリー」「日本旅行OMC」「白洋舎」「保険見直し本舗」といったところで、「カラダファクトリー」などは店舗を拡張するなど好調のようです。
ただ施設全般としては、他の商業施設に押されているのは否めないところではないでしょうか。
また今回の「ラ・ボンテ」、「パリミキ」跡地のフィットネス用品売り場、「いただきや」跡地の生活用品売り場、「日本一」跡地の「D's Selection」と、専門店テナントの跡をダイエー自身で穴埋めするケースも目立ちます。
これは、外部テナントの入り手が見つかりにくい状態になっていることを伺わせます。
ただもちろん、空きスペースになってしまうよりも、すぐに何らかの売り場として活用されるほうが望ましいですね。
特にベーカリーはスーパーとしては必須でしょうから、「ラ・セゾン・デ・パン」の後釜が登場してくれるのは、利用者としてはとりあえず有難いことです。
ダイエーの経営がイオンに統合されたことはすでにお伝えしたとおりで、今後のフーディアム武蔵小杉の経営方針についても、動向が注目されます。
■フーディアム武蔵小杉開業当時のにぎわい
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット foodium武蔵小杉
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区
飯野眼科 ウェブサイト
(ラ・セゾン・デ・パン関連)
ラ・セゾン・デ・パン ウェブサイト
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(フーディアム武蔵小杉関連)
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