武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
03月12日

東日本大震災翌日の武蔵小杉

hatsushimo.gif

東北・関東を襲った大震災の発生から1日が経過しました。
震源地に近い宮城県等における甚大な被害の全貌があきらかに
なりつつあり、痛ましい映像が各種メディアにおいて報道されてい
ます。

武蔵小杉では昨日に比べ街が落ち着きを取り戻したように見えます
が、鉄道の運行を含め、やはり災害の影響を受けている部分があり
ます。
今回は提供いただいた写真も交え、震災翌日の武蔵小杉の状況
レポートいたしたいと思います。

■鉄道網の麻痺
鉄道網の麻痺

昨日に引き続いて鉄道網は完全に回復せず、運休または平常の
何割かの運行
となっている状況が終日続いていました。
こちらはJR武蔵小杉駅の運行情報ビジョンですが、ご覧のとおり
ほとんど全ての路線が赤く表示されています。

■南武線快速電車運行中止
南武線快速電車運行中止

本日はJR東日本ダイヤ改正の初日にあたり、南武線快速電車が
運行開始される予定となっていましたが、このような状況下、当然
ながら運行中止
となっていました。

上記の電光掲示板に15:00、15:18の各駅停車立川行が表示され
ていますが、平常ダイヤではこの間に15:06の各駅停車登戸行、
15:12の快速立川行きが設定
されています。
全列車各駅停車化というよりは、快速電車は運休にしたという扱い
のようです。

■臨時休業の店舗
臨時休業の店舗

東急線も同様に平常よりも少ない本数で運行されていましたが、
東急武蔵小杉駅の構内では「住まいと暮らしのコンシェルジュ」が
臨時休業
となっていました。
他にも同様に、臨時休業や営業時間の短縮などを行っていた店舗
があったようです。

■スーパーの商品入荷への影響
スーパーの商品入荷への影響

スーパーマーケットでは、地震の影響により流通ルートが平常通り
動かなくなり、上記のように一部商品が未入荷になったりしていま
した。
また、カップラーメンなどの保存食、ミネラルウォーターなども買い
だめする方が列をなし、品薄となっている状況
です。

■電池等の品切れ
電池等の品切れ

もっとも商品の在庫が払底していたのが、単1の乾電池です。
単1の乾電池は懐中電灯に使われることが多く、昨日の停電、
また今後ありえる計画停電の対策のために購入する方が多く、
武蔵小杉駅周辺のほとんどの店舗で品切れとなりました。

■剥離した建物壁面
剥離した建物壁面

また、建物にも全く被害がなかったわけではなく、今回の地震により
壁面の剥離が発生している建物も見受けられました。
こちらは比較的最近建設されたマンションですが、ご覧の通り壁面
の一部が落下しています。

あくまでも表面の素材の剥離であり、建物躯体そのものには何ら
支障はない
ものと思いますが、落下したりすると危険ですので、
周囲は立ち入り禁止となっています。

■府中街道沿いの倒壊リスクがあった建物跡地
府中街道沿いの倒壊リスクがあった建物跡地

そういう意味では、2011/2/6エントリでご紹介した、府中街道沿いの
建物の解体が完了
していたのは、事故を未然に防止することが
できたのかもしれません。
この建物は、倒壊リスクがあるために以前から警告文が掲示されて
おり、先般解体が完了したばかりでした。もう少し解体が遅かったら、
危険な状態だった可能性もあります。

       ※       ※       ※

大体このようなところで、軽微ながらも、武蔵小杉にも確実に震災の
影響は波及しています。懸念されていた計画停電については、とり
あえず明日まで回避されている
ようですが、今後の見通しについて
はわかりません。
明後日からは平日となり、この土日とは街の動きがまた違ったものに
なってくると思いますが、まずは冷静に対処していきたいと思います。

また、申しあげるまでもないことですが、震源地に近い地域において
は未曽有の大災害となっており、数多くの方々の安否がわからない
状況となっております。
一人でも多くの方のご無事を、武蔵小杉からお祈り申し上げます。

【関連リンク】
2011/2/6エントリ 府中街道沿いの「危険で危ない」建物が解体着手
2011/3/11エントリ 大地震により武蔵小杉で大規模な停電が発生

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