武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2012年
09月14日

パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーが川崎市の「高層集合住宅の震災対策に関する整備基準」適合第1号に認定

hatsushimo.gif

パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーが、川崎市の「高層集合
住宅の震災対策に関する整備基準」の適合第1号
として認定を
受けました。

■川崎市報道発表資料 川崎市高層集合住宅の震災対策に関する
整備基準適合証の交付式について

http://www.city.kawasaki.jp/press/info20120905_2/index.html

■パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー
パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー

武蔵小杉をはじめ、川崎市内においては、近年高層マンションが
多く建設
されています。
3.11に発生した東日本大震災の際、市内のマンションにおいては
エレベーターが停止
するなど、さまざまな課題が浮き彫りになり
ました。

今回の教訓を踏まえると、今後の将来にわたって想定される震災に
備え、ライフラインが寸断されることを前提に、復旧するまでの間の
対策を講じる必要
があります。
そこで川崎市では、タワーマンションの高層階にお住まいの方々が
自立した生活を送ることができるよう、今回の整備基準を定めました。

この基準においては、震災対策用施設として「防災備蓄スペース」
及び「防災対応トイレ」の設置を推進・誘導
するものとしています。
今回のエントリでは、基準に適合していることが認定されたパーク
シティ武蔵小杉ミッドスカイタワー管理組合のご協力をいただき、
実際の設備を見せていただきました。


■防災備蓄スペース
防災備蓄スペース

■備蓄された保存水
備蓄された保存水

まずこちらが、防災備蓄スペースです。
ミッドスカイタワーでは、各階のごみ集積所のスペースを有効活用
して、この備蓄スペースを捻出
しました。

中には、飲料水および非常食、簡易トイレなどが格納されています。

この防災備蓄スペースが59階建てのうち、4階~56階の各階及び
58階に設置
され、非常時には住民の方が利用できるようになって
います。

■防災対応トイレ
防災対応トイレ

防災対応トイレ

もうひとつ川崎市の整備基準で求められているのが、こちらの
防災対応トイレです。

防災対応トイレとは、道路に埋設された配水管と各家庭の給水
装置を直接繋いで給水する「直接給水方式」
である必要があり
ます。
ミッドスカイタワーでは、1階に設置された3箇所のトイレが、当初
よりこの基準を満たしていました。


もしこれが適合しない場合は、後からの設計変更はかなり困難な
状況になります。
川崎市の基準では、同じ敷地内の別棟や、防災住民組織が同じ
団地内の別棟の防災トイレが利用できる場合、またはマンホール
トイレを敷地内に設置することでも代替措置とできる
ものとして
います。

今後新たに建設されるマンションでは、あらかじめ防災対応の
設計になるのでしょう。

■1階ロビーのモニターでの告知
1階ロビーのモニターでの告知

1階ロビーのモニターでは、ミッドスカイタワーが川崎市からの
認定を受けたことが告知
されていました。

防災設備をととのえるだけでなく、住民の皆さんに十分な情報
共有をすることが大変重要
ですね。

今回のミッドスカイタワーの認定は、各種メディアでも取り上げら
れています。武蔵小杉をはじめとして、川崎市では多数のタワー
マンションが建設されていますので、今後も防災に関する
取組みが進んでいく後押し
になればと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区
2011/3/11エントリ 大地震により武蔵小杉で大規模な停電が発生
2011/3/12エントリ 東日本大震災翌日の武蔵小杉
2011/3/13エントリ 東日本大震災時の武蔵小杉
2012/2/28エントリ 2月29日21時 NHKニュースウォッチ9で
武蔵小杉再開発地区の防災取組を報道予定、本サイトが震災
時の写真を提供

2012/3/11エントリ 東日本大震災から1年の武蔵小杉

Comment(1)