武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2016年
08月26日

二ヶ領用水の桃の実と、こすぎごてんみどり歩道橋前「選奨土木遺産」認定の案内サイン

【Reporter:はつしも】

二ヶ領用水沿いに、桃の実がなっています。
そんな桃の木を眺めながら、今回は2012年に二ヶ領用水が認定を受けた「選奨土木遺産」の案内サインをご紹介してみたいと思います。

■「こすぎごてんみどり歩道橋」前の桃の木と、二ヶ領用水の案内サイン
「こすぎごてんみどり歩道橋」前の桃の木と、二ヶ領用水の案内サイン

二ヶ領用水は、400年の歴史を持つ、多摩川流域最古かつ最大の農業用水路です。
現在は農業用水路としての役割を終えて、流域住民の憩いの場となっていますが、その歴史的価値が認められたことで2012年9月29日に公益社団法人土木学会の「選奨土木遺産」に認定されました。

2013年3月24日にはその認定書授与式が行われ、さらに2年後の2015年3月には、これを記念した案内サインが二ヶ領用水の2か所に設置されたことを2015/4/11エントリでお伝えしておりました。

■「こすぎごてんみどり歩道橋」前の案内サイン
「こすぎごてんみどり歩道橋」前の案内サイン

「選奨土木遺産」の銘板

「選奨土木遺産」認定の案内サインは、小杉町3丁目の総合自治会館前と、宮内4丁目のこすぎごてんみどり歩道橋前の2か所に設置されています。
前回エントリでは、そのうち総合自治会館前のみをご紹介しておりました。

今回訪れたのは、こすぎごてんみどり歩道橋(中原小学校向かい側)の案内サインです。

■むかし中原は桃の里
むかし中原は桃の里

この案内サインでは、2か所で違う地域情報が紹介されています。

宮内周辺では「中原桃の会」による桃の木の植樹が行われていることもあり、かつて中原区が「桃の里」であったことがピックアップされていました。
南武線から見る桃の木の眺めが美しく、「桃源郷のようだ」と言われていたそうです。

■桃の出荷箱のレッテル
桃の出荷箱のレッテル

こちらは、案内サインで紹介されている「桃の出荷箱のレッテル」です。
「中原の桃」として、全国的にも有数の産地だったということです。

■案内サインそばの桃の実
案内サインそばの桃の実

現在はかつてのような生産はありませんが、当時の記憶を残していくために、前述の「中原桃の会」による桃の植樹と生育が行われています。

この案内サインのそばにも、ちょうど桃の実がなっていました。

■宮内周辺の桃の木
宮内周辺の桃の実

二ヶ領用水沿いでは特にこの宮内周辺に、多くの桃が植えられています。
桃の花の季節も、お散歩に良いところです。

■二ヶ領用水と渋川の分岐点の桃の木
二ヶ領用水と渋川の分岐点

桃の実

桃の木は、宮内だけでなく渋川との分岐点周辺にも植えられています。
分岐点の水門そばにも、ほんのり桃色に染まった実がなっていました。

■総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サイン
総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サイン

総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サイン

■渋川の地元名称「シブッカ」?
渋川の地元名称「シブッカ」?

こちらは、前回エントリでご紹介した総合自治会館前の「選奨土木遺産」案内サインです。

渋川が近いため、こちらでは「二ヶ領用水と渋川」が紹介されていました。
「渋川の地元名称」として「シブッカ」という耳慣れない名前が紹介されていまして、前回目に留まったところです。

■案内サインのマップ
案内サインのマップ

二ヶ領用水・渋川というとどうしてもソメイヨシノの開花時期のイメージが強いですが、春夏秋冬、それぞれの表情が楽しめます。
こんな案内サインもひとつの目印に、夏の散策をしてみるのも良いのではないでしょうか。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 二ヶ領用水
2015/4/11エントリ 渋川の地元名称は「シブッカ」?川崎市が二ヶ領用水の選奨土木遺産認定記念の案内サインを設置

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