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2019年
08月13日

今井上町「サントリー商品開発センター」増改築工事が一部計画変更とスケジュール延期、近隣でマンション開発も進む

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉駅と武蔵中原駅の中間に、「サントリー商品開発センター」があります。
この増改築が行なわれる計画であることを、2019/2/9エントリでご紹介しておりました。

このたび計画の一部が変更され、スケジュールも後ろ倒しになりましたので、アップデートとしてお伝えします。

■サントリー商品開発センター
サントリー商品開発センター 

「サントリー商品開発センター」は、サントリーの食品および酒類の研究開発事業を集約したもので、2004年9月7日に竣工しました。

“コミュニケーション&コラボレーション”をコンセプトに、1階は研究室、2階は事務所とコミュニケーションスペースを中心とした構成になっています。

また隣には研修施設「夢たまご」が併設され、商品開発および研修拠点として活用されています。

■計画変更の図
計画変更図
 
当初、この計画は当初2019年3月1日着工・2020年3月31日完成予定とされていましたが、工事が始まる気配が一向にありませんでした。

理由は増改築の内容変更で、上記図の通り、建物東側の増改築を取りやめることとなったものです。
取りやめは「諸般の事情」ということで、詳細は対外的に公表されていません。

■増改築が取りやめになったエリア(写真中央奥)
増改築が取りやめになったエリア 

上記写真の左側が商品開発センター、右側が研修施設「夢たまご」です。
その間の緑地帯の最奥部が、今回増改築が取りやめになったエリアです。

施設の環境としては、建物間が詰まるよりは、現在のような緑地帯が残ったほうが良いかもしれません。

■「事業計画のお知らせ」の訂正
事業計画のお知らせの訂正

そのようなわけで、現地に掲示されている「事業計画のお知らせ」も訂正されました。
建築面積が2,395㎡⇒1,730㎡、延べ面積が2,535㎡⇒1,740㎡に縮小されています。

これに加えて、高さも12,9m⇒9.9mに変更されました。

変更後は建築面積と延べ面積がほぼ同一になっていますから、増築部分が平屋のみになり、高さがなくなったということでしょう。

そして着工は2019年10月初旬、完成は2020年12月下旬に延期されました。
増改築の設計変更に時間を要した分、そのまま後ろにずれた形です。

計画変更を経て、今度こそ着工されるのではないでしょうか。

■近隣のマンション開発
近隣のマンション開発

近隣のマンション開発 

なお、前掲の計画変更図の右下にも示した通り、サントリー商品開発センターのすぐ近く、南武沿線道路沿いでは新たなマンション開発が始まっていました。

株式会社エフ・ジェー・ネクストの「ガーラ」シリーズです。

■かつての事業所の取り壊し
かつての事業所の取り壊し 

「ガーラ」の建設地にはかつて「STS」というロゴのついた事業所がありましたが、すでに建物の解体が始まっています。

このあたりもまだまだ、各所で工事が途切れることはなさそうですね。

【関連リンク】
サントリー 事業所一覧 サントリー商品開発センター
川崎市 2003年8月5日市長記者会見資料 サントリー「商品開発センター」を川崎市・武蔵小杉に新たに設立―全く新しいコンセプトによる開発センターで商品開発機能を強化―(PDF)
2008/3/20エントリ サントリーのサントリー
2011/3/8エントリ サントリー商品開発センターの扉
2019/2/9エントリ 今井上町「サントリー商品開発センター」が増改築を実施、新たな研究施設が2020年3月に完成へ

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