武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2020年
05月28日

グランツリー武蔵小杉が営業再開で新型コロナ感染対策強化、入館時検温・フードコート座席変更・飛沫防止や喫煙所閉鎖等を実施

【Reporter:はつしも】

2020年5月25日の緊急事態宣言の解除を受けて、武蔵小杉の大型商業施設「グランツリー武蔵小杉」が5月27日より専門店街の営業を再開しました。

同施設では、メインエントランスにおいてサーモグラフィによる検温を行うとともに、フードコートでの座席レイアウトの変更・各店舗におけるレジの感染防止対策強化などを行っていました。
 
■営業再開したグランツリー武蔵小杉
営業再開したグランツリー武蔵小杉

■メインエントランスでの検温
メインエントランスでの検温

2020年5月7日に発令された緊急事態宣言により、武蔵小杉周辺の大型商業施設は食品スーパー部門等を除いて臨時休業を余儀なくされました。

グランツリー武蔵小杉においては、食品や日用品・衣料品・ドラッグなどを扱うイトーヨーカドー部分を中心に営業を継続し、ファッション等の専門店街については基本的に休業となっていました。

今回営業を再開したのは、その専門店街です。

グランツリー武蔵小杉には、来店者用の地上エントランスが3か所あります。
そのうちもっとも通行量が多い東急武蔵小杉駅側のエントランスにはサーモグラフィによる検温装置が設置されていました。

ここでは37.5度以上の体温を検知するとアラームが鳴ります。
ただし、この検温装置は誤差も大きく出る時がありますので、アラームが鳴った場合は別途非接触式の体温計で検温を行うことになっていました。

■綱島街道側のエントランス
綱島街道側のエントランス

■セルフサービスでの検温
セルフサービスでの検温

なお、サーモグラフィと係員が配置されていたのは、東急武蔵小杉駅側のみです。

それ以外のエントランスでは非接触式の体温計が置かれて、任意で検温ができるようになっていました。

■グランツリー武蔵小杉の取り組み
グランツリー武蔵小杉の取り組み

■来店者へのお願い
来店者へのお願い

新型コロナウイルスの感染拡大防止のためには、施設と来店者の双方での取り組みが必要となります。

エントランスには、グランツリー武蔵小杉の取り組みが9点、来店者へのお願いが4点、掲示してありました。

(グランツリー武蔵小杉の取り組み)
●全従業員の毎朝の検温、健康チェック
●全従業員にマスクの着用を義務付け
●換気のため窓を開放
●全従業員の手洗い、うがい、アルコール消毒の徹底
●ソーシャルディスタンス確保のための席の間隔確保
●毎日3回の清掃徹底(イートインコーナー・出入口など)
●各種キャッシュレス決済に対応
●テイクアウトメニュー各種取り揃え
●密閉状態を防ぐために喫煙所を閉鎖

(来店者へのお願い)
●店頭入口での手指のアルコール消毒
●飛沫防止のためのマスク着用
●店頭入口での検温(37.5度以上の方の来店は控える)
●ソーシャルディンスタンスの確保(1m以上、できれば2m)

基本的には、緊急事態宣言発令後、社会の中で取り組まれてきたことを継続していくということかと思います。

■4階フードコートの客席レイアウト変更
フードコートのレイアウト変更

フードコート客席のレイアウト変更

グランツリー武蔵小杉の専門店街はファッション系のセレクトショップが多く、もともと芋を洗うような人ごみになる業態ではありません。

ただ、その中でも密度が高めだったのは4階のフードコートでしょう。

営業再開にあたってもやはりここがキーポイントだったと思うのですが、こちらは客席のレイアウトが変更され、「向かい合わせをやめ、同じ方向を向く」形式になっていました。

対面で話しながら食べることでの、飛沫感染を防止するようになっています。

また各飲食店舗ではテイクアウトメニューも用意されていました。
 
■ボックス席の制限
ボックス席の制限

一方、対面式で固定されているボックス席については、変更することができません。
ただしこちらもシートの着席数が減らしてありました。

■1階「ダ・ボッチャーノ」の待機席
「ダ・ボッチャーノ!!」の待機席

1階の「ダ・ボッチャーノ」では、お店の外側に待機列用の座席があります。

営業再開後の同店では、ご覧の通りその座席を一つおきに裏返すことで、最低限の距離を保つようになっていました。

■2階「俺のBakery & Cafe」
俺のBakery & Cafe

■カフェ臨時休業のご案内
カフェ臨時休業のご案内

また、2階の「俺のBakery & Cafe」のように、カフェ営業を当面休業する店舗もあります。

同店では食パン・サンドイッチの販売については再開していました。

■3階「紀伊國屋書店武蔵小杉店」
紀伊國屋書店武蔵小杉店

■感染防止のお願い
感染防止のお願い

グランツリー武蔵小杉のような大型商業施設では、入居するテナントの業種が多岐にわたり、当然ながら必要となる対策もそれぞれに異なってきます。

紀伊國屋書店武蔵小杉店では、入口に店舗独自の感染防止のお願いが掲示されていました。

■レジ待機列の目印
レジ待機列の目印

■レジのビニールシート
レジのビニールシート

レジ待機列で距離を取るための目印や、対面とならざるを得ないレジでのビニールシート設置などは、もう各店舗とも標準装備になっています。

■喫煙所の閉鎖
喫煙所の閉鎖

グランツリー武蔵小杉では、前掲の取り組み内容の通り、換気のために窓を開放しています。

しかしながら、喫煙所についてはその特性上密閉空間にならざるをえないため、営業再開にあたっては閉鎖されることになりました。

期限等は明示されていませんので、当面この状態を維持することになろうかと思います。

■「グランツリーマルシェ」でのかご消毒
買い物かごの消毒

■「グランツリーマルシェ」の一方通行案内
一方通行案内

1階食品スーパー「グランツリーマルシェ」については、緊急事態宣言発令中も営業をしていました。

買い物かごの消毒や、人の交錯を避けるための入口・出口の一方通行化などは、引き続き継続となります。

■営業再開となった店内
営業再開となった店内

今後、5月29日(金)より「ららテラス武蔵小杉」が(3日間はカード会員限定)、6月1日(月)から「武蔵小杉東急スクエア」が順次営業再開となります。

おそらくは両施設でも、一定の新型コロナウイルス感染防止対策を取ったうえでの再開となるでしょう。

「アフターコロナ」という言葉がメディアを賑わせていますが、完全に元の姿に戻るわけではなく、リスク抑制を踏まえた新しい様式が定着していくのではないでしょうか。

■夜のグランツリー武蔵小杉
夜のグランツリー武蔵小杉 

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】

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