武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2009年
11月03日

新型インフルエンザ予防接種始まる

karejishi.gif

いよいよ中原区でも新型インフルエンザの接種場所(受託医療機関
リスト)が公開
されました。
■川崎市 各区別の新型インフルエンザ摂取場所リスト
http://www.city.kawasaki.jp/35/35sippei/home/kansen/
wakutin/index.html#iryoukikan


ここに至るまでの経緯を簡単に振り返ってみると、

川崎市のホームページには現在トップに重要項目として
インフルエンザに関する注意喚起と各種情報が記載されています。
■川崎市 トップページ
http://www.city.kawasaki.jp/

10月6日には川崎市内での蔓延増加を受けて
インフルエンザ流行発生注意報が発令されました。
■川崎市 インフルエンザ流行発生注意報
http://www.city.kawasaki.jp/kinfo/kinfo88/index.html

さらに10月28日には
新型インフルエンザ患者の急増に対するアピール
という文書が掲載されました。
■川崎市 新型インフルエンザ患者の急増に対するアピール
http://www.city.kawasaki.jp/kinfo/kinfo91/index.html

これは更なる注意喚起を促すとともに、一方で感染拡大に伴い、
医療機関への負担が増えてきたため

~~~~~
基礎疾患(持病)がなく軽症の方は、医療機関が手薄になる休日・
夜間の救急外来受診はできるだけ控えるようにしてください。
~~~~~

といった案内が掲載されたものです。同時期に市内の各教育機関でも
同内容のチラシが配られた模様です。

さて、前述の川崎市のトップページに出ている
川崎市新型インフルエンザ情報
の中には新型インフルエンザに関する各種情報が掲載されています。
■川崎市新型インフルエンザ情報
http://www.city.kawasaki.jp/35/35sippei/home/kansen/butainfl.htm

この中では公立小中学校の閉鎖状況がまとめられています。
■川崎市 公立小中学校の閉鎖状況
http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info2281/index.html

ここでは学級閉鎖、学年閉鎖になった校名のリストが掲載されて
いますが、10月の頭ごろから急激に件数が増えてきました。
これは川崎市のインフルエンザ発生状況のページをみると明らかで、
10月ごろから急激にグラフが伸びているのがわかります。
■川崎市 インフルエンザ発生状況
http://www.city.kawasaki.jp/35/35sippei/home/doukou/infl.htm

さらに、川崎市では現在インフルエンザ注意報が発令中であり、
今後4週間以内に大きな流行が起こる可能性が高くなっている、
とあります。

実はこの「今後4週間以内」という表現はここ1ヶ月近く変わって
おらず
、実際グラフのほうも途中何度かの連休等を挟んだせいか、
うまいぐあいに歯止めがかかっているような感じになっています。
とはいうものの、10月のこの時期にこの発生件数は季節性
インフルエンザとは明らかに異なる事態
であることは間違いありま
せん。今後もまだ予断を許さない状況です。

さて、学校の名前を見ただけではピンとこない方は、このページの
リンクからたどれる、国立感染症研究所の感染症情報センター
ページにある、インフルエンザの流行レベルマップを見ると
わかりやすいでしょう。
■国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ
https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/
flu/index.html


これによると神奈川県は全国的にみても早い段階から警報レベルに
ありました。この理由の一つとして神奈川県は特に首都圏の居住地に
なっていることから都心で働く人が罹患しても、医療機関は
自宅近くで受診するので、周辺の県から多くなっている、といった
ような傾向があるのではないかと推測していますが正確なところは
わかりません。

神奈川県内の状況としてはお隣の高津、港北、都築区から内陸部の
ほうで警報レベルの地域が多く広がっています

(注意報、警報は定点医療機関あたりのインフルエンザ発生報告数)

実際先の公立小中学校の閉鎖状況を見ていても、これらの地域の
学校名が先に多く出てきていました。
中原区はいまのところまだ、注意報レベルにとどまっているようですが、
今後とも注意が必要です。

さて冒頭の話に戻りまして、先月末から新型インフルエンザワクチンの
接種
が全国的に始まりました。
新型インフルエンザワクチンに関するお知らせのページに各種情報が
載っています。
■川崎市 新型インフルエンザワクチンに関するお知らせ
http://www.city.kawasaki.jp/35/35sippei/home/kansen/
wakutin/index.html


このページにはワクチン接種の基本的な考え方や、一時国政でも
方針が問題になっていた接種回数の考え方接種の値段、そして
気になる安全性や有効性に関する情報など、一通りの情報が揃って
いるのでご一読をお勧めします。

公表された接種場所(受託医療機関リスト等)には中原区内の病院・
医療機関とその連絡先
、そして各病院ごとの接種可能な優先接種
対象者の区分と接種予定時期が掲載されています。
■川崎市 各区別の新型インフルエンザ摂取場所リスト(再掲)
http://www.city.kawasaki.jp/35/35sippei/home/kansen/
wakutin/index.html#iryoukikan


しかしながら、以下のような注意書きも併せて記載されています。

~~~~~
接種のスケジュールはワクチンの出荷状況等により、変更される
可能性があります。
新型インフルエンザワクチン接種は原則、予約制ですが、現在、
各対象(妊婦、基礎疾患を有する方、小児等)の接種開始時期及び
各受託医療機関へのワクチン配分量等の詳細が決まっていないため、
スケジュールにあった対象者以外は予約はできませんので、
受託医療機関への問い合わせは御遠慮ください。
~~~~~


これは全国的にもニュースにもなっていますが、配分量に限りがある
ため、全ての医療機関に十分な数が行き渡らず、まだまだ調整中
といったところなのでしょう。
まずはご自分が現在対象期間であることを確認された上で、
かかりつけの医者に電話等で確認するのがよいでしょう。

現在までのところ公表されている詳細日程は、

対象者 接種開始日
インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者(救急隊員を含む) 2009年10月22日~
基礎疾患を有する方(最優先)
  入院患者
  入院患者以外
 
2009年11月5日~
2009年11月16日~
妊婦 2009年11月15日~

となっています。
今後順次このリストに追加されていくことと思います。

とはいうものの、その先の接種のスケジュールによると、
小学1~3年生は12月後半~となっており、今後大きな流行が
おこる可能性があるとされている4週間以内にはとても
間に合いません

前述の通り現在小中学校で閉鎖が相次いでいる状況をみると、
遅きに失するという感想を持たざるを得ませんが、いましばらくは
自己防衛するしかない状況です。

インフルエンザの予防は既にご存知かと思いますので、ここでは
改めて書きませんが、気をつけていてもかかってしまう仕方ない
場合もあります。
また最近では行政側の対応も、夏休み前の初期のころのような
何でもイベントは中止するといったヒステリックな対処方針は少なく
なり、注意喚起を行いながらも粛々と進める、といった対応に変化
してきています。
今週末の「なかはら“ゆめ”区民祭」も予定通り開催されるようです
ね。

まだ不安な日々は続きますが、我々市民側は冷静な対処を、そして
行政側には一日でも早い予防接種の準備を
努力いただきたいと
思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:病院

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