武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2023年
08月08日

国土交通省推進「道路標識の英語表記」で丸子橋の表記分かれる、「Maruko Bridge」と「Marukobashi」

国土交通省では、観光立国実現に向けて訪日外国人旅行者にとってわかりやすい案内となるよう、国際化に対応した道路標識の英語表記を進めています。
この一環として、駅や空港、橋、通りなどよく使われる普通名詞は、従来のローマ字表記から英語表記への置き換えが行われました。

中原区内でも同様の置き換えが行われ、「丸子橋」は従来「Marukobashi」だったものが原則として「Maruko Bridge」に改められました。

今回は、この表記に注目してみました。



■丸子橋「Maruko Bridge」
丸子橋

こちらが一番ノーマルな「丸子橋」です。
前述の通り、少なくとも2018年までは「Marukobashi」だったものが2019年には「Maruko Bridge」に改められました。

外国人観光客の方からすると、「Marukobashi」といわれても何のことがわかりませんが、「Maruko Bridge」だと橋だと理解できるというわけですね。

日本語を勉強されている方でも、同じ「橋」が「hashi(はし)」だったり「bashi(ばし)」だったりするのは時として理解不能で、なかなかに難易度が高いようです。

道路標識自体は従来のまま継続利用し、上から英語表記を貼り付けるかたちで改修されています。

■丸子橋入口「Maruko Bridge Ent.」
丸子橋入口

続いて「丸子橋入口」です。
英文は「Maruko Bridge Ent.」と表記されています。

こちらはもともと「Marukobashi」だったわけではなく、従来は「児童交通公園入口(Jido Kotsu Park)」だったものが2020年に現在の「丸子橋入口(Maruko Bridge Ent.)」に変更されました。

「入口」の「Entrance」を「Ent.」と短縮表記して字数を減らす取り組みも、国際化に対応する英語表記の一環として進められたものです。

■丸子橋交番前「Marukobashi Police Box」
丸子橋交番前

一方、現在でも「Marukobashi」表記が残っているのは「丸子橋交番前(Marukobashi Police Box)」です。

こちらは原則から外れるようですが、「丸子橋交番」という固有名詞があり、外国人観光客の方に交番名を案内するとすれば「Maruko Bridge」ではなく「Marukobashi Police Box」ということになります。

一部矛盾や混乱も生じるかもしれませんが、やむを得ないところかもしれません。

■丸子橋交番
丸子橋交番

■バス停「丸子橋(Marukobashi)」
バス停丸子橋

最後にご紹介するのは、丸子橋交番の近くにある川崎市バスのバス停「丸子橋」です。
こちらは「MARUKO BASHI」となっていました。

これも「丸子橋交番」同様にバス停としての固有名詞で、バスの車内アナウンスでも「次は丸子橋」と案内するでしょうし、「Maruko Bridge」にするわけにもいかなそうですね。

道路標識、バス停など、現在はいろいろなものに英語表記がありますけれども、他にも事情にあわせて表記が分かれているのではないでしょうか。

皆さまもご自宅の近くの道路標識などの表記を、確認してみると発見があるかもしれません。

【関連リンク】
国土交通省 道路標識 国際化に対応する英語表記
2019/10/5エントリ 「丸子橋」の範囲はどこまで? 実は「上子橋」と一体的に連結

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2023年
06月22日

「牛鍋酒場 さかもと牛(ぎゅう)」が小杉町1丁目にオープン、横浜名物「牛鍋」を国産牛肉で手軽に

小杉町1丁目に「牛鍋酒場 さかもと牛」が2023年4月28日にオープンしました。
今夏は同店の看板メニューである国産牛肉の牛鍋を中心にご紹介したいと思います。



■小杉町1丁目の「牛鍋酒場 さかもと牛」
牛鍋酒場 さかもと牛

「牛鍋酒場 さかもと牛」がオープンしたのは、小杉町1丁目の路地です。

新丸子駅から徒歩4分、iDAiモールから南側に角を曲がったところにありますが、武蔵小杉駅からも徒歩5分ですので、おおよそ中間地点のエリアといえるでしょう。

商店街から1本入った路地でしたのでずっと気が付かなかったのですが、先日読者の方からメールで情報提供をいただき、ご紹介する運びとなりました。

ウェブサイトやInstagramでの表記は「さかもと牛」ですが、看板は「さかもと九゛」ということで、「九に濁点で『ぎゅう』」となっています。

これは勿論、川崎市に縁のある坂本九さんを元ネタにしたものですね。

■レトロな店内
レトロな店内

上を向いて歩こう

レトロな店内

レトロな店内

レトロな店内

店名で坂本九さんをもじっているだけに、店内はレトロなテイストでした。
入口近くの壁には坂本九さんの大ヒット曲のタイトルと同じ「上を向いて歩こう」の文字も。

奥のテーブル席のほかカウンター席も用意され、また4名個室も3つあります。
4名個室は3つつなげて12名席にもできるということです。

■メニュー
メニュー

「牛鍋酒場 さかもと牛」では酒場らしい各種メニューもあるのですが、ここはやはり看板の「牛鍋セット」をいただいてみましょう。

■看板の「牛鍋セット」(1,990円)
牛鍋セット

牛鍋のトリセツ

こちらが、看板の牛鍋セットです。
国産牛肉に国産ネギ、写真ではまだ見えませんが中に豆腐も載っています。

店員さんが調理の仕方を説明してくれますが、覚えられなくてもお品書きに書いてありますのでこれを見ながらで大丈夫です。

牛鍋とは、横浜の郷土料理です。
すき焼きに似ていますが、すき焼きがお肉を焼いてから煮るのに対し、牛鍋は食材を最初からたれで煮るのが特徴です。

横浜港は1859年に開港し、全国に先駆けて西洋文化が入ってきました。
その中で肉食文化が最初に広まり、外国人の牛肉料理から着想して横浜の居酒屋「伊勢熊」が1862年に提供を始めたのが「牛鍋」の発祥とされています。

当時は牛肉に抵抗もあったようですが、日本人の好みにカスタマイズした料理が人気を博し、現在の横浜名物になったということです。

■お肉を片面焼く
お肉を片面焼く

まず、お肉を片面焼き、ほどよいところで裏返します。

■ネギ山を崩して割下を投入
ネギ山を崩して割り下を投入

続いてネギ山を崩し、割下を投入します。
中に豆腐がありますが、こちらも焦げ付かないように裏返すとよいでしょう。

■できあがり
できあがり

割下が半分くらいに煮詰まったら、できあがりです。

■生卵でいただく
玉子でいただく

玉子でいただく

牛鍋セットには、標準で生卵が2個ついています。
よく濃いめの割下の味がついて、国産牛肉も柔らかく美味しかったです。

■生卵はごはんにも変更可能
生卵はごはんにも変更可能

なお、生卵はごはんにも変更可能です。

標準で2個ついていますから、たとえばお一人で頂く場合、ひとつを生卵、ひとつをご飯にすると変化もついて最後まで飽きずに食べられますのでお勧めです。

また、お肉は肩ロース・モモ・ハラミ・タンを追加オーダーできますので、お肉を追加しながら食べていくのもよいでしょう。

また他にもナポリタンなどレトロ風味なメニューもありますので、また試してみたいと思います。

■「牛鍋酒場 さかもと牛」の店舗情報
●所在地:崎市中原区小杉町1-518-6 第二小金井ビル 1F
●営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00)
●定休日:日曜日
●Web:https://sakamotogyu.com/
●Instagram:https://www.instagram.com/sakamotogyu2023/


■マップ


【関連リンク】
農林水産業 うちの郷土料理 神奈川県 牛鍋

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2023年
06月05日

新丸子「BJcafe」隣に「ARIANA COFFEE(アリアナコーヒー)」がオープン、小学生英会話スクール併設し無料体験レッスンも

新丸子の「BJcafe」隣に、カフェ&小学生英会話スクール「ARIANA COFFEE(アリアナコーヒー)」「ARIANA ENGLISH(アリアナイングリッシュ)」が2023年5月20日にオープンしました。

■「ARIANA COFFEE&ENGLISH」(アリアナコーヒー&イングリッシュ)
アリアナコーヒー

アリアナコーヒー

アリアナコーヒー

「ARIANA COFFEE」「ARIANA ENGLISH」は、新丸子駅東口から少し北側の路地裏にオープンしました。

隣は過去にも弊紙でご紹介した「BJcafe」で、隣のこの区画は以前は雑貨店「Common Life」、そののちは消しゴムはんこ専門店「エピリリ」がありましたが、現在「エピリリ」は元住吉に移転しオンラインショップに移行しています。

現在、日中は通常のカフェ「ARIANA COFFEE」、月水金の16:00~18:00が小学生向け英会話スクール「ARIANA ENGLISH」です。

■ホワイトをベースにした店内
ホワイトをベースにした店内

ホワイトをベースにした店内

店内はホワイトをベースに、木質のテーブルやフローリングを配置した明るい雰囲気です。

■背の低いテーブル席
背の低いテーブル席

店内で一番存在感があるのが、背の低いテーブル席です。
これは同店が小学生向けの英会話スクール「ARIANA  ENGLISH」を兼ねていることもひとつの理由だそうです。

■カウンター席
カウンター席

■角のひとり席
角のおひとりさま席

■外のテラス席
外のテラス席

客席は他にも壁に向かったカウンター席、4人掛けテーブル席、角のおひとりさま席、さらに外側にも2名のテラス席がありました。

路地裏ですので、路地に面したテラス席でも落ち着けそうです。

■「ARIANA COFFEE」のロゴマーク
アリアナコーヒーのロゴマーク

最初、店名の「ARIANA COFFEE」のアリアナとはロゴマークの女性かと思ったのですが、お話を伺うと、「ARIANA」とはギリシャ語で「シルバー、輝く」という意味と、「神聖な子ども」という意味があるのだそうです。

オーナーは北海道で7,000坪の森を有する幼稚園を経営されていて、もともと幼児教育畑の方でした。

それが新丸子でカフェをオープンされるにあたっても教育事業とミックスされたいということで、カフェスペースを活用した「ARIANA ENGLISH」を展開されるかたちになりました。

「子ども本来の輝きを引き出す英会話」で子どもたちの世界を広げたいというのが「ARIANA」の名前に込めたコンセプトです。

■カフェラテダブルショット(600円)
カフェラテダブルショット

カフェラテダブルショット

同店のおすすめは、カフェラテのダブルショットでした。
クリーミーな泡が心地よく、香りも豊で美味しくいただきました。

「アリアナコーヒー」では、ストリーマーコーヒーカンパニーの豆を使っているということです。

■苺ヨーグルトスムージー(620円)
苺ヨーグルトスムージー

■アフォガート(380円)
アフォガート

そろそろ暑くなってきましたので、冷たいものもお勧めです。

苺ヨーグルトスムージーは、甘すぎず爽やかに飲めました。

アフォガートは、エスプレッソを上からかけるのではなく下に入っていて、下からまぜながら食べるタイプです。
こちらも鉄板の組み合わせで、お値段もそれほど高くありませんし、おすすめできると思います。

このほか、焼き菓子やケーキ、ホットサンドなど軽食もありますので、試してみてはいかがでしょうか。

■「ARIANA ENGLISH」の案内
アリアナイングリッシュの案内

アリアナイングリッシュの案内

最後に、「ARIANA ENGLISH」の案内です。

リアリティセラピーをベースにした、自発性を育てる英語レッスンで、講師は英国人と日本人。
前述の北海道の姉妹幼稚園での自然体験も予定されているということです。

こちらは無料体験レッスンを実施しており、次回は6月10日(土)16:00~です。

ご関心ある方は、まずは体験してみるのも良いでしょう。

■「ARIANA COFFEE&ENGLISH」の店舗情報
●所在地:川崎市中原区丸子通1-640 ブライトコーポ103
●営業時間:
・カフェ(月~金)9:00~15:30(土日)9:00~17:00
※6/10(土)は英会話スクール無料体験レッスンのため15:30までです。
・英会話スクール月水金16:00~18:00
●定休日:不定
●Instagram:https://www.instagram.com/ariana_coffee_japan/


■マップ


【関連リンク】
2017/6/26エントリ 新丸子の路地裏カフェ「BJcafe」でいただく、夜の上質定食。「夜カフェごはん定食」

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2023年
06月04日

新丸子の焼肉店「プルコギ苑 花野」が火災からの再建目指しクラウドファンディング実施、「支援金同額お食事券」や食べ放題リターンが人気に

新丸子駅近くに、40年以上続く焼肉店「プルコギ苑 花野」があります。
同店は2023年2月11日にダクトを出火元とする火災により焼けてしまい、現在は休店しています。

このたび、同店の松山光男さんが、お店を再建すべくクラウドファンディングを開始しました。

既存店舗の解体撤去にかかる約700万円は自己資金等で確保されましたが、店舗の再建費等でさらに約1,500万円がかかるということです。
このうちクラウドファンディングで500万円の支援を目標とし、残額は自己資金と借り入れで実行するものとしています。

このクラウドファンディングはリターンとして「支援金と同額のお食事券」や食べ放題、貸切等を選択できることもあり、すでに目標額500万円のうち本日時点で100人以上から約300万円が集まる人気ぶりとなっています。

■「プルコギ苑 花野」再建のためのクラウドファンディング
プルコギ苑花野
※プルコギ苑花野提供、以下同じ

■火災で破壊されてしまった店舗
火災で破壊されてしまった店舗

■「プルコギ苑 花野」の皆さん
プルコギ苑花野

■「プルコギ苑花野」再建のためのクラウドファンディング実施概要(抜粋)
実現したいこと 火事で全壊してしまった祖母の焼肉店を復活させたい
実施期間 2023年7月6日(木)23:00まで
資金の使い道 目標金額 500万円
※目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。

皆様からの貴重なご支援金は、店舗の再建費用の一部として活用させていただきます。
店舗の解体と撤去費用にかかる700万円はどうにか準備することができました。 残すは、店舗の再建と設備等で1,500万円は必要になります。

●店舗の再建費用900万円
●調理器具や備品の購入費用500万円
●仕入費用、パートさん達の再雇用100万円

お客様には今までと同じようにお食事を楽しんでいただけるよう、内装は出来る限り同じ雰囲気にする予定です。 また、ロースターはより安全性の高いものを選び、今後も安心してご利用いただけるようこれまで以上にメンテナンスに努めて参ります。
リターン <お気持ち応援>
●5,000円、1万円、3万円、5万円、10万円
※感謝のメールと四半期ごとに活動報告をお送りします。
<お食事券>
●1万円、3万円、5万円
<食べ放題プラン>
●10万円、30万円
<貸切プラン>
●50万円、100万円
※それぞれ別途システム利用料がかかります。詳細はクラウドファンディングページをご参照ください。
スケジュール 2023年4月:解体と撤去(4月末完了予定)
2023年5月:クラウドファンディング開始
2023年6月末:クラウドファンディング終了
2023年7月:リターン品発送
2023年7月:リフォーム工事
2023年9月:営業再開(予定)
その他 ●プロジェクト概要と集めた資金の使途
プロジェクト実施完了日までに店舗の解体と撤去を終え、ご支援いただきました資金は、店舗の再建費用の一部として充てさせていただきます。目標金額を超えた場合は再建費用に充てさせていただきます。
※2023年9月中の営業再開を目指して動いています。スケジュールについては前後する可能性があります。進捗は適宜、新着情報やメールの活動報告にてお伝えいたします。

●リスク&チャレンジ
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について 必要金額と目標金額の差額は自己資金や借入にて補填いたします。万が一、補填できなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小して実施いたしますので、ご返金はいたしかねます。
Web ●クラウドファンディングサイト「READY FOR」
●プルコギ苑花野Instagram
●プルコギ苑花野Twitter
●プルコギ苑花野facebookページ
※詳細は上記のクラウドファンディングサイトをご参照ください。

■現在の「プルコギ苑 花野」
現在のプルコギ苑 花野

現在のプルコギ苑 花野

現在のプルコギ苑 花野

こちらは、現在の「プルコギ苑 花野」です。
お店に火災発生のお詫びと休業のお知らせ、また今回のクラウドファンディングの告知も掲示されていました。

■お店を切り盛りされていたご夫婦
お店を切り盛りされていたご夫婦

「プルコギ苑 花野」は、今回のプロジェクト責任者の松山光男さんのおばあ様が始められ、15年前に他界されてからは叔父様・叔母様ご夫婦が切り盛りされていたということです。

クラウドファンディングページには応援コメントも100件以上寄せられており、40年以上続いてきたお店が地域で愛されていたことが伝わってきます。

■プルコギ苑花野Instagram

■プルコギ苑 花野Twitter
■プルコギ苑 花野Twitter


「プルコギ苑 花野」では、Instagram、Twitter、facebookページを開設しています。
今後のプロジェクトの進捗状況も、こちらで発信されていくものと思います。

投稿内容は共通のようですので、使いやすいものを参照されるとよいでしょう。

上記投稿の時点ですでにクラウドファンディングは500万円のうち半分以上が集まり、本日時点では約300万円までさらに伸びています。

■「プルコギ苑 花野」のお肉・料理
プルコギ苑花野の焼肉
プルコギ苑花野の料理

これだけ支援が集まっているのは、リターンが同額の「お食事券」が選択できることも大きいのではないかと思います。

別途クラウドファンディングのシステム利用料は負担がありますが、きちんと予定通りお店が再建できれば、基本的にはあとで支援金がお食事券として戻ってくる、ということになります。

予定通りにいかずにプロジェクトを縮小実施した場合など、クラウドファンディングページにリスクの表記があります。
改めてご説明するまでもありませんが、弊紙はあくまでも情報提供のみを行っております。クラウドファンディングページをご参照のうえ、支援は必ず自己責任でお願いいたします。

クラウドファンディングの使い方がよくわからないという方は、メールでも受け付けているということですので、希望される方はお問い合わせください。

【関連リンク】
2023/6/1エントリ 中原区の音楽&ダンスイベント「In Unity」がクラウドファンディング開始、「カワサキ学生バンドオーディション」でCDデビューを応援

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2023年
06月03日

新丸子駅前に2000年以前の武蔵小杉~新丸子周辺案内板が健在、店舗変遷を辿る記録に

新丸子の駅前に、古い「武蔵小杉駅周辺案内板」があります。
このマップを見ていくと、武蔵小杉から新丸子にかけての昔の姿をうかがい知ることができました。

■駅前の武蔵小杉~新丸子案内マップ
武蔵小杉~新丸子案内板

■新丸子駅西口駅前
新丸子駅西口駅前

この案内板があるのは、新丸子駅西口駅前です。
ちょうど、和菓子店「岡埜栄泉」の目の前にあたります。

「武蔵小杉駅周辺案内板」と書かれた案内板は雨水が侵食するなど経年でだいぶ汚れてはいますが、記載内容自体ははっきりと読むことができました。

■武蔵小杉駅周辺
武蔵小杉駅周辺

まずこちらは、武蔵小杉駅周辺です。
「ホテル・ザ・エルシィ」が、「エルシェ」になっているのはご愛嬌です。

北口駅前の小杉ビルディングには、「三菱東京UFJ銀行」がありますが、これは「UFJ銀行」と記載されていたものが上から貼り付けで修正されていました。

また同じく小杉ビルディングの「メンズショップ オークボ」といえば、現在も武蔵小杉でオーダースーツを販売している「仕立館」です。

これは1969年に「北口店」としてオープンしたものでしたが、2000年に閉店しました。
ですので、この案内板は2000年以前の時点ということになります。

■現在の「仕立館」
2016年4月に移転した「仕立館」「クチュールベイク」の店舗

現在の「仕立館」については、2017年にご紹介していましたので、関連リンクよりご参照ください。

■北口ロータリー東側
北口ロータリー東側

■「大三元」のブロック
大三元のブロック

一方こちらは、武蔵小杉駅北口ロータリーの東側です。
南武沿線道路沿いに、文具店「良心堂」、菓子店「東照」があったのですね。

またロータリー沿いの「大三元」のブロックは、細かく案内が書かれていました。

■「大三元」が営業を続ける武蔵小杉駅北口
大三元が営業を続ける武蔵小杉駅北口

■今も健在の「大三元」
大三元

■「なんちゃっ亭」跡地
なんちゃっ亭跡地

■「洋菓子コトブキ」跡地
コトブキ跡地

■「ほり園芸」跡地
ほり園芸跡地

ほり園芸

この「大三元」の一角は、今も健在の超老舗・大三元を筆頭に、現在も当時の建物がそのまま残されています。

■武蔵小杉駅前通り商店街
武蔵小杉駅前通り商店街

続いて、武蔵小杉駅前通り商店街のエリアです。
再開発で移転した「清水薬局」、建て替えてロボットビルになった「お好み焼き 忍」があります。

「パチンコ百億兆」「パチスロジャンボ」など、駅前にパチンコ・パチスロ店が並んでいた頃も懐かしいですね。

またここで発見だったのは、「孤独のグルメ」でも紹介された「ジンギスカンどぅー」が、昔は聖マリアンナ医科大学東横病院前の角地にあったことです。

現在はセンターロードの裏通り、「焼辰」の隣にありますので、移転していたのですね。

聖マリアンナ医科大学が「マリアンヌ」になっているのもご愛嬌です。

■現在の「ジンギスカンどぅー」
現在のジンギスカンどぅー

■新丸子駅周辺
新丸子駅周辺

■新丸子・iDAiモール
新丸子・iDAiモール

武蔵小杉駅周辺に続いて、新丸子駅周辺も見ていきましょう。
新丸子郵便局は、移転前の場所に書かれています。

またiDAiモールの当時のお店の並びも、こちらで確認することができました。

ハンバーガー店「ウェンディーズ」、ラーメン店「元祖札幌屋」などは現在はありませんね。

また現在は西口駅前にある「住吉書房」も、かつてはiDAiモールにあったということは知りませんでした。

「新丸子郵便局」やとんかつ店「鎮守の森」は新丸子エリア内で移転しており、本サイトでもご紹介しておりました。

■移転前の「川崎新丸子郵便局」
現在の川崎新丸子郵便局

■移転前の「鎮守の森」
「鎮守の森」

■京浜伏見稲荷神社周辺
みなみ湯

最後に、京浜伏見稲荷神社周辺です。

神社の南隣の、現在は「ファミリーマート」があるブロックには、昔は銭湯「みなみ湯」があり、本サイトでもファミリーマートオープン時にお伝えしておりました。

■「みなみ湯」跡地のファミリーマート
ファミリーマート新丸子駅東店

今回ご紹介した「武蔵小杉駅周辺案内板」を見ていくと、今はない銭湯であったり、畳店、ふとん店などが複数あったり、時代の変化を感じます。

ご紹介しているのはごく一部ですので、新丸子駅前をご通行の際にでも見てみると、ほかにも発見があると思います。

【関連リンク】
2011/7/31エントリ 武蔵小杉駅北口ロータリーの「なんちゃっ亭」が本日閉店
2012/2/12エントリ 医大モールの老舗「高島屋クリーニング」取り壊し
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2012/8/11エントリ 府中街道の中華料理店「かんちゃん」閉店、府中街道拡幅用地の取得進む
2015/5/12エントリ 武蔵小杉駅前「お好み焼 忍」旧店舗が50年の歴史に幕、ビル建替えにより2016年秋再オープンへ
2015/5/25エントリ 府中街道拡幅により安いステーキ「エル・アミーゴ」が閉店、50年の歴史に幕
2012/12/30エントリ 新丸子のとんかつ屋さん「かつを売る店 鎮守の森」
2013/3/5エントリ 新丸子の「けんもつ屋」「鎮守の森」閉店、移転先を模索中
2013/3/23エントリ 川崎新丸子郵便局が高島屋クリーニング跡地マンション1階に2013年5月13日移転
2013/4/27エントリ 新丸子の「鎮守の森」「けんもつ屋」の移転先が決定、2013年5~6月に再オープンへ
2013/11/27エントリ 変わりゆく医大モールの、川崎新丸子郵便局
2015/5/12エントリ 武蔵小杉駅前「お好み焼 忍」旧店舗が50年の歴史に幕、ビル建替えにより2016年秋再オープンへ
2016/9/14エントリ 武蔵小杉駅北口の、老舗中の老舗。中華料理「大三元」と、周辺のシャッター街
2017/3/2エントリ 法政二中・高制服や「劇団四季」の衣装を仕立てる、老舗オーダースーツ専門店。武蔵小杉の「仕立館」

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2023年
05月24日

古絵本の専門店「STAR BOOKS(スターブックス)」が絵本引取りスタート、絵本引換券プレゼントで新しい物語との出会いを

古絵本の専門店「STAR BOOKS(スターブックス)」が、新丸子の住宅街に2022年11月30日にオープンしたことを2023/1/10付記事でご紹介しました。

このたび、同店が「絵本引換券」と交換による絵本の引き取りをスタートしましたので、お伝えいたします。

■新丸子東1丁目の「STAR BOOKS(スターブックス)」
スターブックス 

スターブックス  

「STAR BOOKS」は、新丸子駅の東側、綱島街道を渡った先の住宅街にオープンしました。
綱島街道に面した自転車店「バイチャリ」の角を曲がってすぐ、というのが一番わかりやい説明かと思います。

新しい建物の1階が店舗「STAR BOOKS」、2階が賃貸住宅「STAR PLACE」になっています。

■国内の絵本
日本人作家による絵本

■海外の絵本
海外作家に夜絵本

■店主の長井賢二さん
長井賢二さん

温かみのある店舗の約半分が国内、もう半分が海外の絵本で構成されています。

このお店を開いたのは、以前から地域にお住まいの長井賢二さんです。
それなりのお値段がすることが多い絵本を、子どもたちにもっと気軽に手に取ってもらいたいと、「STAR BOOKS」を立ち上げました。

「子どもたちは星にも喩えられます。『STAR BOOKS』という名前は、そんな子どもたちもイメージしました」

そんなコンセプトを、奥様とも相談して考えられたことを、弊紙では前回の記事でもご紹介しておりました。

■絵本の引き取りスタートのお知らせ
絵本の引き取りスタート

絵本の引き取りスタート

そんな「STAR BOOKS」で、このたびスタートしたのが「絵本の引き取り」です。

3冊で500円分1枚、5冊で500円分×2枚の「絵本引換券」と交換できるということです。

1冊で100円分1枚でも可とのご案内もあり、また絵本の状態など諸条件にもよるかと思いますので、詳細は店頭にてご相談ください。

お子様の成長によって読む絵本も変わってくるでしょうし、こちらで絵本をお持ちになって、また新しい絵本や、もう少し対象年齢が上の児童書(かいけつゾロリなどもありました)を「絵本引換券」で購入されるのもよいと思います。

こうした仕組みも、「もっと気軽に絵本を手に取ってもらいたい」同店のコンセプトに基づいたものかと思います。

■仕掛け本「シン・マルコちん」も配布
シン・マルコちん配布中

また同店では、地元アーティスト「Ash」さん・イラストレーター「サノマキコ」さんと地域住民の皆さん共創による仕掛け本「シン・マルコちん」も無料配布されています。

「シン・マルコちん」については、こちらも弊紙でご紹介しておりました。
簡単に下記、おさらいしておきましょう。

■新丸子を題材にした本「シン・マルコちん」紹介
シン・マルコちん

■昨年12月に開催されたワークショップ
物語作りのワークショップ

■アーティスト・ストーリーテラーのAshさん
物語作りのワークショップ

■住民の皆さんが物語作りに参加
物語作りのワークショップ

「シン・マルコちん」は、川崎市の文化芸術によるまちづくり事業「アート・フォー・オール」のモデル事業として採択されました。

昨年12月には、地域クリエイターのAshさんが講師となり、新丸子で物語作りのワークショップが開催されました。

ワークショップで参加者の皆さんから集まった物語をもとに、Ashさんが物語を構成し、地元アーティストのサノマキコさんがイラストを描き、新丸子の物語「シン・マルコちん」が完成したものです。

この本は単なる読み物・絵本ではなく、本を片手に街を歩き、街の発見や出会いを楽しんでいけるような工夫が凝らされています。

12か月の物語が描かれ、1年間を通して手帳のようにアクティブに携帯できます。
まだまだこれからカレンダーが残っていますので、「STAR BOOKS」でついでに貰って参加してみてはいかがでしょうか。

また、「STAR BOOKS」はInstagramも開設されましたので、下記、ご参照ください。

「100円クーポン」がありまして、「Instagram見たよ!」とお伝えいただくことでどなたでもご利用いただけるということです。
 
■「STAR BOOKS(スターブックス)」の店舗情報
●所在地:中原区新丸子東1-795-7
●営業時間:10:00〜18:00
●定休日:日曜日、火曜日、不定
●facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100087080936525
●Instagramhttps://www.instagram.com/starbooks1130/

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■マップ


【関連リンク】
(絵本関連)
2017/1/16エントリ 日吉の住宅街で、絵本と児童書を地域につないで44年。「こどもの本のみせ ともだち」
2023/1/10エントリ 古絵本の専門店「STAR BOOKS(スターブックス)」が新丸子にオープン、子どもたちに気軽に絵本との出会いを

(シン・マルコちん関連)
シン・マルコちん(STREET STORIES)ウェブサイト
2023/2/8エントリ 「コスギアート・ラ・ファブリカ2023」が2月11・12日に中原市民館で開催、地元アーティストと住民共創の絵本「シン・マルコちん」も無料配布
2023/2/11エントリ 中原市民館で開幕「コスギアート・ラ・ファブリカ2023」で地元アーティストと住民共創の仕掛け本「シン・マルコちん」が人気に、LINE連動ミッションで交流促進も

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2023年
03月02日

新丸子のシュークリーム専門店「プティット・レノール」がイートイン営業中、期間限定「くまのチョコシュー」も

新丸子の綱島街道沿いに、シュークリーム専門店「Petite Renheur(プティット・レノール)」が2022年5月7日にオープンしてから、10か月ほどが経過しました。

オープン当初はイートインが解禁されていませんでしたが、その後イートインできるようになりましたので、ご紹介したいと思います。

■新丸子・綱島街道沿いの「Petite Renheur(プティット・レノール)」
新丸子のプティット・レノール

「プティット・レノール」は、新丸子駅東口から商店街をまっすぐ進み、綱島街道を渡った先の角地のマンション「ポッドクレスト武蔵小杉」1階にあります。

同店は大岡山のパティスリー&カフェ「Teaful(ティーフル)」の姉妹店で、同店で働いていた方が独立してお店を出されました。

オープン直後はたいへんな行列で購入も一苦労でしたが、現在は落ち着いて購入できるようになりました。

■イートインスペース
イートインスペース

イートインスペース

イートインスペース

イートインスペースは、大きく開放された窓に面したカウンター3席が中心です。
そのほか、ショウケース寄りに小さなチェアとテーブルもありました。

■バレンタイン期間限定の「チョコシュー」
バレンタイン期間限定のチョコシュー

こちらは「チョコシュー」ですが、バレンタイン期間限定で「くまのチョコシュー」になっていました。
2月25日時点でもまだ提供されていましたので、提供期間は店舗までお問合せください。

チョコクリームとカスタードクリームがたっぷりで、ケーキ感覚でいただけます。
同店の生菓子は全て小麦粉の代わりに米粉を使用し、グルテンフリーなのも特長です。

■ドリンクも提供
ドリンクも提供

イートインでスイーツを食べるにはドリンクが欲しくなりますので、もちろんドリンクメニューが用意されています。

・アイスコーヒー 350円
・アイスカフェオレ 380円
・アイスティー 350円
・自家製レモネード 400円
・レモンスカッシュ 400円
・マンゴースムージー 480円
・クランベリージュース 420円
※メニュー・値段は変更される場合があります。

ドリンクと一緒に、一休みするのもよいでしょう。

■モンブランシュー(9月)
モンブランシュー

「プティット・レノール」では、季節ごとのメニューも提供しています。
上記は9月頃に販売していた「モンブランシュー」です。

最新メニューなどの情報は、同店のInstagramもご参照ください。

■シュークリームのショウケース
シュークリームのショウケース

■「プチシュー」
プチシュー

■プチシューやホールケーキのご案内
プチシューやホールケーキのご案内

同店のイチ押しメニューの「プチシュー」は、オープン時のエントリでご紹介しました。
そのほかホールケーキもオーダーできますので、店舗にてご相談ください。

(たちばな)

■「Petite Renheur(プティット・レノール)」の店舗情報
●所在地:川崎市中原区新丸子東1-790-4 ポッドクレスト武蔵小杉1F
●営業時間:10:00~19:00
●定休日:火曜日(祝日の時は翌日に振替)
●Web:https://www.renheur.jp/
●Instagram:
https://www.instagram.com/petite_renheur/


■マップ


【関連リンク】
ティーフル ウェブサイト
2022/5/10エントリ 新丸子・綱島街道沿いにシュークリーム専門店「プティット・レノール」がオープン、ケーキ感覚のシュークリームに米粉のプチシューも

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2023年
02月23日

新丸子駅西口駅前の老舗文具店「小島屋」が2023年2月末閉店で77年の歴史に幕、半額セールに最後の賑わい

新丸子駅西口の老舗文房具店「小島屋(KOJIMAYA)」が、ビルの建て替えにより2023年2月いっぱいをもって閉店します。
実に77年にわたる長い歴史に幕を下ろすこととなります。

現在閉店セールが行われており、本日より割引率が「半額」に上がったこともあって多くの方が訪れました。

小島屋

■新丸子駅西口の老舗文具店「小島屋」
小島屋

小島屋

「小島屋」は、新丸子駅西口駅前の広場に面した好立地にあります。
地域の文具店としては売り場面積が広く、豊富な品揃えが楽しいお店でした。

創業は1946年(昭和21年)ということで、終戦後まもなくでした。
長きに渡って新丸子の駅前で、多くの方が利用してきたお店です。

■閉店のお知らせ
閉店のお知らせ

半額セール

閉店セールのお知らせ

ご覧の通り、店先には閉店のお知らせが掲示されています。
1946年の創業から、実に77年の月日が流れました。

なお、現在のビルは1971年に竣工したもので、築52年です。
これを建て替えることとなり、「小島屋」は閉店することとなりました。

先日より「在庫一掃閉店セール」が行われていましたが、本日より割引率が「半額」に引き上げられました。

一部除外品があるほか、支払いは現金のみとなります。

■店頭のワゴンセール
店頭のワゴンセール

■一部什器は無料で進呈も
一部什器は無料で進呈も

什器は無料で進呈も

まず店頭に、ワゴンセールがありました。
また一部什器はレジまでお申し出いただければ、無料で差し上げるということです。

■小島屋の店内
小島屋の店内

店内

小島屋は、地域最大規模の文具店です。
本日時点ではまだ多くの商品が残っており、たくさんの方が来店していました。

■高額商品もお買い得に
高額商品もお買い得に

■小銭入れ・カードケースやバッグも
小銭入れ・カードケースなども

■まんが工房コーナー
まんが工房コーナー

スクリーントーン

小島屋の品ぞろえは幅広く、小銭入れ・カードケースやバッグなど一部ファッション雑貨もあります。

また「まんが工房」コーナーが設置され、原稿用紙やペン先、スクリーントーンなども売っていました。

近年はデジタル化が進み、こういったアナログ画材の需要は減ってきたのかもしれませんが、地域で数少ない取扱店だったのではないでしょうか。

■各種用紙
各種用紙

各種用紙

こちらは、ケント紙やラシャ紙、色上質紙などの各種用紙コーナーです。
小島屋くらいの文具店でないと、見つからない品揃えです。

■「日本法令様式販売所」の看板
日本法令様式販売所

日本法令様式販売所

そして小島屋大きな特徴は、「日本法令様式販売所」であることです。
ビルに縦長の古い看板が出ているのを、多くの方がご覧になってきたことと思います。

■日本法令の様式コーナー
日本法令の様式コーナー

日本法令の様式コーナー

日本法令の様式コーナー

こちらが、日本法令の様式コーナーです。
正直なところ、こうした売り場があることを全く知りませんでした。

まんが画材同様に、こちらも現在はデジタル化が進んでいるように思います。

■遺言書専用用紙・封筒セット
遺言書専用用紙・封筒セット

一方こちらは、「遺言書専用用紙・封筒セット」です。
法務局保管制度対応ということです。

電子契約書なども徐々に普及してきていますが、遺言書は今も紙が中心という気がいたしますね。

■日本法令の事務用印
日本法令の事務用印

日本法令の事務用印

■日本法令の勘定科目印
日本法令の事務用印

日本法令の商品では、事務用印・勘定科目印も取り扱っていました。
これもかなり、昔ながらの事務所のイメージですね。

経理事務も今は勘定科目印を押すというよりは、PCでの会計ソフトの作業でしょう。

■「昭和レトロ下敷き」
レトロなクリアファイル

小島屋には、時代を感じさせる商品もあちこちにあります。
こちらは「昭和レトロ下敷き」です。

さすがに本当にこの時代の商品というわけではなく、「昭和レトロ」をコンセプトに後年商品化されたものですが、それでも今は普通には見かけないですね。

■昔のデザインのふろん太君
昔のデザインのふろん太君

店内には、ふろん太君もいました。
こちらはわかる方にはわかると思いますが、昔のデザインのふろん太君です。

川崎フロンターレの歴史の中で、徐々にマスコットデザインもブラッシュアップされてきています。

■文具メーカーからの表彰トロフィー
文具メーカーからの表彰トロフィー

お店の入口近くには、文具メーカーからの表彰トロフィーもいくつか飾られていました。
写真は三菱鉛筆からのものです。

文具の販売で、優れた成績を収められたということでしょう。

■昔の小島屋の写真
かつての小島屋の写真

かつての小島屋の写真

かつての小島屋の写真

また店内には、昔の小島屋の写真も掲示されていました。

昭和30年代のものや、現在のビルが1971年(昭和46年)に竣工したときのものなど、当時の新丸子の街並みがわかります。

77年の歴史に、敬意を表したいと思います。

小島屋は2月いっぱいで閉店ということで、残り営業日も少なくなってきました。
半額セールはかなりお買い得と思いますので、商品が残っているうちに良いアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

■2019年に閉店したペットショップ「新丸子園」
閉店する「新丸子園」

新丸子駅西口では、老舗ペットショップ「新丸子園」も2019年11月30日をもって閉店していました。

古い建物・お店の多かった新丸子駅周辺も、徐々に変わっていきますね。

(はつしも)

■小島屋のマップ


【関連リンク】
2019/11/17エントリ 新丸子のペットショップ「新丸子園」が2019年11月30日閉店、「森小鳥店」「こすぎペット」に続き老舗が姿を消す

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2023年
01月28日

多摩川に感謝ささげ安全祈願「多摩川水神祭」が東横線ガード下で開催、男女6人が冷水浴びみそぎ

本日、多摩川の東急線橋梁近く(川崎市中原区上丸子)で、多摩川の豊かな自然に感謝するとともに、水害を払い安全を祈願する「第11回多摩川水神祭」が開催されました。

丸子山王日枝神社による祈祷ののちに、男女6人が多摩川に入って冷水を浴びる「禊」を行いました。

■多摩川での禊(後述)


■「第11回多摩川水神祭」の祈祷
丸子山王日枝神社による祈祷

「多摩川水神祭」は、多摩川で子ども向けの環境学習を行う「多摩川塾(多摩川クラブ)」の主催により、丸子多摩川観光協会、武蔵中原中原観光協会、新丸子商店街の後援のもと開催されてきました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、今回は3年ぶりの開催となりました。

■丸子山王日枝神社宮司による祈祷
祈祷

祈祷

祈祷

祈祷

「多摩川水神祭」は、祈祷からはじまります。

果物や野菜などを奉納し、丸子山王日枝神社の宮司さんが多摩川への感謝と安全への祈りを捧げます。

■参列者の方もお祈り
参列者もお祈り

お祈り

■お神酒ふるまい
お神酒ふるまい

続いて参列者の方もお祈りを捧げ、またお神酒がふるまわれました。

例年は豚汁のふるまいなどもあったそうですが、今回は感染症防止のために実施は見送られています。

■みそぎを行う皆さんの登場
みそぎを行う皆さんの登場

みそぎを行う皆さんの登場

みそぎを行う皆さんの登場

多摩川に入っていく皆さん

続いて、今回みそぎを行う皆さんの登場です。
男性5人、女性1人の合計6人で、男性はふんどし姿です。

先頭が「多摩川水神祭」代表の内藤隆さんです。

元気よく掛け声をかけて、多摩川に入っていきます。

■多摩川の冷水を浴びてみそぎ
冷水をあびてみそぎ

冷水をあびてみそぎ

冷水をあびてみそぎ

冷水をあびてみそぎ

6人は多摩川に入っていくと、「どっこいせー!どっこいせー!」の掛け声とともに、桶で冷水を勢いよく浴びていきました。

たいへん寒い中、気合を入れてのみそぎです。

なお、以前は自分の桶だけでなく、放水車からの水も浴びせられていたそうです。

■充実感あふれる皆さん
充実感あふれる皆さん

充実感あふれる皆さん

充実感あふれる皆さん

みそぎを終え、多摩川から戻って来る皆さんです。
たいへん、充実感あふれる表情でした。

■グータッチ
グータッチ

■集合写真
集合記念写真

みそぎを終えて「福男・福女」となった6人が、参列者の皆さんとグータッチです。
最後は集合で記念撮影をして、「多摩川水神祭」終了となりました。

代表の内藤さんからは、「長く水神祭をやっていますが、まだまだ知られていないところがあります。ぜひ紹介して、知っていただければ」とのことでした。

みそぎは毎回どなたでも参加いただけるということです。

今後多摩川では「ガサガサ」と呼ばれる、こどもたちの水辺の自然体験なども行われます。
そんな水辺の活動にあたっての安全が保たれ、そして台風の時期に水害等が起こらないよう、ご利益があればと思います。

■「多摩川水神祭」会場のご案内
水神祭会場のご案内

【関連リンク】
多摩川クラブ ウェブサイト
2022/1/11エントリ 地域連携の体験学習活動「とどろき水辺の楽校」が「多摩川 凧揚げ大会」を開催、子どもたちの手作り和凧が河川敷を舞う
2022/10/2エントリ 「丸子の渡し祭り」で多摩川両岸に賑わい、同時開催「多摩川で和むe体験」「丸子橋リバーサイドジャンボリー」でイベント満載の1日に

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2023年
01月10日

古絵本の専門店「STAR BOOKS(スターブックス)」が新丸子にオープン、子どもたちに気軽に絵本との出会いを

古絵本の専門店「STAR BOOKS(スターブックス)」が、新丸子の住宅街に2022年11月30日にオープンしました。

■新丸子東1丁目の「STAR BOOKS(スターブックス)」
スターブックス 

スターブックス

「STAR BOOKS」がオープンしたのは、新丸子駅の東側、綱島街道を渡った先の住宅街です。

綱島街道に面した自転車店「バイチャリ」の角を曲がってすぐの場所にあります。

新しい建物で、1階が店舗「STAR BOOKS」、2階が賃貸住宅「STAR PLACE」になっています。

■「STAR BOOKS」の店内
スターブックスの店内

■日本の作家による絵本
日本人作家さんの絵本

日本人作家による絵本

日本人作家による絵本

日本人作家による絵本

■海外の作家による絵本
海外作家による絵本

海外作家に夜絵本

海外作家による絵本

「STAR BOOKS」では、古本の絵本を専門に扱っています。

店内は大きく分けて左右に日本の作家による絵本、海外の作家による絵本が並んでいます。

幅広い世代が知っている名作絵本から、新しい作品までセレクトされていました。
大人の方も、子どもの頃親しんだ絵本がたくさんあって見ているだけでも楽しめると思います。

■店主の長井賢二さん
長井賢二さん

このお店を開いたのは、以前から地域にお住まいの長井賢二さん

穏やかな語り口で、「STAR BOOKS」オープンにあたっての思いを話してくださいました。

「絵本は、それなりのお値段がするものが多いです。子どもたちにもっと気軽に本を手に取ってもらいたいと思いました」

「子どもたちは星にも喩えられます。『STAR BOOKS』という名前は、そんな子どもたちもイメージしました」

そんなコンセプトを、奥様とも相談して考えられたといいます。

■「STAR BOOKS」のロゴ
スターブックスのロゴ

良質な絵本は世代を越えて読み継がれる価値があります。
長井さんは、そんな絵本との出会いを増やしたいということでした。

オープンは11月30日でしたが、昨年中はプレのようなかたちで、今年から本格的に営業していく予定です。

小さいながらも絵本に特化した良いお店と思いますので、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■1月の営業日
1月の営業日

■「STAR BOOKS(スターブックス)」の店舗情報
●所在地:中原区新丸子東1-795-7
●営業時間:10:00〜18:00
●定休日:日曜日、不定
※1月は上記写真を参照ください。

●facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100087080936525

■マップ


【関連リンク】
2017/1/16エントリ 日吉の住宅街で、絵本と児童書を地域につないで44年。「こどもの本のみせ ともだち」

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