武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2010年
09月30日

井田杉山町北公園の拡張計画と生産緑地

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井田杉山町の住宅街に、「井田杉山町北公園」があります。この
たび、川崎市が公園に隣接する生産緑地(農地)を取得し、公園を
拡張
することになりました。

■井田杉山町北公園
井田杉山町北公園

井田杉山町北公園は、武蔵小杉ライフ:生活情報:公園でも掲載
しておりますが、滑り台や砂場などが設置された中規模の公園です。
大通りには面しておらず住宅と生産緑地のさなかにあるため、周辺
にお住まいの方でなければあまり目に留まることがないかもしれま
せん。

■井田杉山町公園と隣接地
井田杉山町公園と隣接地

エントリ冒頭で申し上げました通り、この隣接地(写真右側)を川崎
市が取得し、公園を約1.8倍に拡張することとなりました。

■隣接地の生産緑地の標識
隣接地の生産緑地の標識

この隣接地には、生産緑地地区制度による指定を受けていることを
示す標識が立てられています。
生産緑地地区制度とは、川崎市の都市計画上の制度で、市街化
区域内にある農地等を保全することで、良好な都市環境の形成を
図る
ものです。

■川崎市ウェブサイト 生産緑地地区制度のしくみ
http://www.city.kawasaki.jp/28/28nogyo/home/seisan/
seisanryokuti.htm


詳細は上記ウェブサイトを参照いただきたいと思いますが、生産
緑地に指定されると、農地として管理をする義務が所有者に課せら
れると同時に、税制上の優遇措置等が受けられる
ようになります。

また、生産緑地の所有者から買取の申し出があった場合、特段の
事情がないかぎりは川崎市が時価で買い取る「買い取り制度」

この制度には盛り込まれています。
今回は、この買い取り制度に基づいて川崎市が土地を取得し、
公園として転用することになったものと思います。

この土地利用の変更に伴い、川崎市ウェブサイトにおいて「都市
計画素案の縦覧」
が行われています。

■川崎市ウェブサイト 川崎都市計画素案の縦覧 川崎都市計画
公園の変更(2・2・321号 井田杉山町北公園の変更)の素案

http://www.city.kawasaki.jp/50/50tosike/home/osirase/
tosikeikaku/idasugi/soan/soan_idasugi.htm

 
これによると、公園の面積が0.1ヘクタールから0.18ヘクタールに
拡張され、拡張部分は広場となるイメージ
ですね。従来からの
公園と新しい公園の間の仕切りは残されますが、公園の奥で
つながっています。

この配置ですと、遊具で遊ぶ小さいお子さんと、広場で活発に遊ぶ
大きいお子さんの住み分けが可能になりますので、良いのではない
かと思います。

■拡張区域(手前)と従来の公園(奥)の全景
拡張区域(手前)と従来の公園(奥)の全景

0.18ヘクタールというとよくわかりませんが、あらためて拡張区域
から全景を見てみると、結構広い公園になりますね。拡張スケジュ
ールはまだわかりませんが、工事完了後、たくさんの子どもたちが
集まって遊ぶ姿が見られるのではないでしょうか。

■向かい側の農地の事業計画
向かい側の農地の事業計画

なお、余談となりますが、この井田杉山町北公園の向かい側にも
農地があったのですが、こちらも集合住宅建設の計画が公示され
ていました。
生産緑地地区制度により一定の保全は図られつつも、やはり全体
的には都市化の流れがあるのでしょうね。

■井田杉山町北公園 マップ
井田杉山町北公園 マップ

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 井田杉山町北公園

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