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2012年
05月01日

井田山(3):井田病院の新病棟が本日開院

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建設が進められていた川崎市立井田病院の新病棟が完成し、
本日、2012年5月1日より開院
となりました。
これに先立ち、2012年4月14日には阿部市長出席による竣工式が
行われて、いくつかの地域メディアでも取り上げられていました。

今回は、その井田病院の新病棟の外観を見てみたいと思います。

■川崎市立井田病院 公式サイト
http://www.city.kawasaki.jp/83byoin/ida/index.html
■川崎市立井田病院改築工事
http://www.city.kawasaki.jp/83byoin/ida/kaitiku-kouji/index.html

■井田病院の新病棟(1号棟)
井田病院の新病棟(1号棟)

今回完成したのは、計画されている1号棟~3号棟のうち、1号棟
です。ガラス張りの部分を設けた、7階建ての綺麗な建物に仕上が
っています。

井田病院は1949年に井田山の上に開院し、結核専門だった当初
から、一般医療、生活習慣病、緩和ケアなど、地域の医療を支える
病院として発展してきました。

■井田病院の旧病棟
井田病院の旧病棟

しかしながら、数十年を経て各病棟の老朽化が進み、川崎市の
診断では震度6~7相当の地震で倒壊する危険性が指摘されて
いました。
これに対応するために該当する1号棟~3号棟の建て替えが順次
進められているものです。

■免震等に関する掲示
免震等に関する掲示

井田病院の新病棟では、免震構造が採用されています。
新病棟の入口付近には、敷地内での注意事項のほか、免震建築に
ついての説明
がありました。

また、新病棟ではこれに加えて、停電時にも医療機器に電力供給
することができる無停電装置を導入したほか、自家発電装置
(3日分)も設置
されています。
これらは、危険性が指摘されている、首都圏での大地震発生を想定
したものでしょう。

もちろん、箱としての建物だけでなく、医療設備についても、
がん治療の放射線治療装置など、高度医療の設備が新たに
導入
されています。

■歩道沿いのスペース
歩道沿いのスペース

■リニューアルされたバス停
リニューアルされたバス停

新病棟の建設に伴い、歩道沿いには余裕のあるスペースが提供
され、バス停もリニューアル
されました。
井田病院は山の上にあり、高齢の方が通院されるケースも多い
ため、バスが重要なアクセス手段となっています。

■井田山の上の井田病院
井田山の上の井田病院

今後井田病院では、引き続き2号棟、3号棟の建設事業が進め
られていきます。

新病棟が活用されるこれからの数十年は、医療の重要性が
今以上に高まるであろう高齢化社会
です。
より安全で高度な設備による、より良い医療サービスの提供
期待されています。

【関連リンク】
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園

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