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2020年
04月10日

上丸子山王町のブックカフェ「COYAMA」でオンライン古本市を開催、新型コロナウイルスによる臨時休業下でSNS活用

【Reporter:たちばな】

上丸子山王町の一角に、ブックカフェ「COYAMA」があります。

同店は現在新型コロナウイルス拡大防止のために臨時休業を行っていますが、SNSを活用した「オンライン古本市」を4月26日までの営業日(土日水)に開催しています。

■ブックカフェ「COYAMA」
ブックカフェ「COYAMA」 

再オープンしたCOYAMAの店内

「COYAMA」は、上丸子山王町の住宅街の一角にあります。
この木造建築はもともと印刷所でしたが、セルフリノベーションによりブックカフェ&ギャラリーとして生まれ変わりました。

ブックカフェ、あるいはギャラリーとしての営業については、関連リンクの過去エントリをご参照ください。

同店は2019年5月にオープンし、同年10月の「令和元年台風19号」の浸水被害により長期休業を余儀なくされました。

その被害を乗り越えて2020年1月に復活し、このたびはギャラリースペースを活用した「古本市」を企画していたところでした。

■「古本市」の当初のお知らせ
「小山古本市」の当初のお知らせ

この古本市は、世田谷にあった書店「ヌイブックス」をオーガナイザーとして、個性ある7つの古書店が「COYAMA」のギャラリーに集まるというものでした。

それが新型コロナウイルス影響により「緊急事態宣言」が発令され、ふたたび休業しなくてはならなくなってしまったのです。

■手洗い啓発と臨時休業・オンライン古本市開催のお知らせ
手洗いの啓発ポスターと臨時休業・オンライン古本市開催のお知らせ

開店以来2度目の大きな試練に直面した同店でしたが、それで挫けずに古本市を「オンライン古本市」に切り替えて継続開催することを決定されました。

もちろん、このために大手オンラインストアのようなITインフラを構築するのは困難です。

そこで同店では、かねてから開設しているSNS(twitter、Instagram)を活用して、「アナログ対応」によりオンラインで古本巡りを楽しめる仕組みを導入しています。

■COYAMA twitter オンライン古本市の利用方法


仕組みはCOYAMAのtwitterをご参照ください。

といってもたいへんシンプルなもので、SNS(twitter、Instagram)でCOYAMAのお店の方とメッセージや写真のやりとりをしながら、関心のある売り場や古本を確認して本を選ぶという仕組みです。
(※上記twitterではSNS担当が日によって変わることになっていますが、店舗営業休業により全日程ともにCOYAMAのアカウントが担当されることになりました。SNSのリンクはエントリ末尾の店舗情報に掲載しております)
 
選んだ本は取り置きされ、後日引き取りとなります。
その際、カフェ営業が10%割引になるということです。

情報がゼロの状態からSNSだけで選んでいくのは難しい部分もありますので、まずは本エントリで出店している古本屋さんをご紹介しておきましょう。

■オンライン古本市の会場全体
オンライン古本市の会場全体

■会場パノラマ画像
会場パノラマ画像
※クリックで拡大できます。

まずこちらが、オンライン古本市の会場全体です。
写真は入口から撮影したもので、ギャラリーの壁沿いに各店舗の本が並んでいます。

ここでは、写真右側の本棚から時計回りにご紹介していきましょう。



■「無人駅をめぐる本屋」
無人駅をめぐる本屋

無人駅をめぐる本屋

無人駅をめぐる本屋

最初は「無人駅をめぐる本屋」
無人駅のスペースを間借りして、本屋を開いていくというユニークな営業形態の本屋さんです。

展示されている中では「Plarail Photo」の綺麗な写真が目を引きました。



■「本と香りと、」(上半分)「ヌイブックス」(下半分)
「本と香りと、」

「本と香りと、」

本と香りと、 

2店舗目は「本と香りと、」です。上記写真の本棚の上半分を使っています。

芦屋の古書店「風文庫」において、気になる言葉と香りから選書した本棚を作っていらっしゃるということです。

ブックカバーには、本の中に出てくる言葉が綴られていました。
心に響く言葉から本を選んでいくのも、新しい出会いがあるのではないでしょうか。



■「ヌイブックス」
ヌイブックス

New Books

そしてさきほどの本棚の下半分と、上記写真のエリアが3店舗目「ヌイブックス」です。

同店は今回の古本市の主催者で、店舗はかつて世田谷区の豪徳寺で営業をしていました。

古書に加えて新刊もありまして、上記写真は新刊が並んでいました。



■「frobergue(フローベルグ)」
frobergue

frobergue

frobergue

frobergue

4店舗目「frobergue(フローベルグ)」は、横浜市鶴見区(綱島駅からバス7分)の場所にある古書店です。

同店が欧州各国で買い付けた洋書の絵本や文学・詩・アートなど、他では絶対に見つからないようなこだわりの品ぞろえが特徴です。

今回の古本市では、海外・国内の絵本を中心にセレクトされていました。

また同店は、明日4月11日(土)15時からインスタライブ(Instagramによるライブ動画配信)を実施する予定です。

本の紹介を動画視聴できますので、こちらもチェックしてみるとよいでしょう。
リンク等はエントリ末尾にまとめて記載いたします。



■「うらら」
うらら

うらら

5店舗目「うらら」は、各地の一箱古本市などに出店をされ、鎌倉などで読書会も開催されている方の選書です。

今までの中では比較的、普段の書店で見かける文庫本などもあります。
嗜好性の高さにハードルを感じる方は、まずはこちらの本棚をリクエストしてみてはいかがでしょうか。



■「Ella」
Ella

「Ella」 

6店舗目は「Ella」です。こちらも一箱古本市に出店されている方の選書です。
やはり、猫が最初に目に入ってきてインパクトがありますね。



■「T books」
T books

T books

T books

そしてさいご、7店舗目は「T books」です。
2019年10月まで下北沢で営業をしていた書店・雑貨店で、オリジナリティあふれるブックカバーも商品の一部となっています。

3枚目の写真の素敵なブックカバーの飾り文字は、なんと手書きなんだとか。

■入口から見た古本市会場
入口から見た古本市会場




以上、6店舗をご紹介いたしました。

本来であれば、やはり会場で各店舗の個性あふれる本棚を手に取って回るだけでも楽しいと思いますが、現在の社会情勢ではそれがかないません。

心の琴線にひっかかる何かがありましたら、「COYAMA」のtwitterアカウントまでご連絡ください。

また「frobergue(フローベルグ)」に関しては、前述の通り明日4月11日(土)15時からインスタライブにより本の紹介を予定しています。
こちらも下記リンクより、ご参照ください。

■frobergue instagram
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先週末から開催したブックカフェ/ギャラリーCOYAMAさんでの古本市ですが、この度の緊急事態宣言を受けてCOYAMA(@coyama_bookcafe)さんの店舗での開催は中止となりました。 開催したばかりだったのですが、ドタバタとしてしまい誠に申し訳ございませんでした。 リアル店舗では中止なのですが、オンライン古本市としては開催は継続しています。これはCOYAMAさんのSNSのアカウントにDMをして頂き、やり取りをしながら古本市を楽しめる方法でございます。 ぜひお気軽にCOYAMAさんのSNSからご参加ください。 そして!当店もこうした機会を良い機会と捉え(?)、この中止になった古本市会場からインスタライブにて配信をさせて頂きます。 今週末4月11日土曜日の15時から(恐らく15分ほど)予定をしております。 自分がインスタでライブ配信をしながら、古本市に持ってきている本の解説などをさせて頂ければと思っております。 もしそこで気になる本があれば、そのままCOYAMAさんのアカウントの方へ連絡して頂き、オンライン古本市として、お買い物してください。 配信などしたことも見たことも無く、きっと失敗もたくさんしてしまうと思うのですが、どうかご笑覧頂ければ幸いでございます。 それではどうぞ宜しくお願いいたします。

古書フローベルグ(@frobergue)がシェアした投稿 -



■「COYAMA」古本市の出店店舗一覧
店名 twitter Instagram Web等
無人駅をめぐる本屋 FB
本と香りと、 note
ヌイブックス Web
frobergue Web
うらら blog
Ella
T books Web

■「COYAMA」の店舗情報
●所在地:中原区上丸子山王町2-1314
●営業時間:
ブックカフェ 土日12:00~18:00、
ワーキングスペース 水10:30~17:30

※ワーキングスペースは1時間300円、カフェ営業なし・持ち込み可
●Web:https://coyama.net/
●Instagram:https://www.instagram.com/coyama_bookcafe/
●twitter:https://twitter.com/ccb1314
※現在は店舗休業中です。

■「COYAMA」のマップ


【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:カフェ COYAMA
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