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2020年
09月13日

川崎フロンターレが広島戦で史上初「南極からの始球式」敢行、田中碧選手2得点でクラブ新記録のホーム8連勝

【Reporter:はつしも】

本日、J1リーグ第16節「川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島戦」が等々力陸上競技場で開催されました。

ユース出身・東京五輪代表候補の田中碧選手がインサイドハーフ起用に応えて2得点を挙げ、5-1で大勝しました。

これにより川崎フロンターレはリーグ4連勝、ホームゲームでは同一シーズンクラブ新記録の8連勝となります。

またホームゲームイベントとして「難局物語2020」が開催され、マスコットキャラクター「ふろん太」による南極からの情報発信の紹介や南極にちなんだスタジアムグルメの提供、「南極から中継による始球式」などが行われました。

■「ふろん太のやってみ太 特別編 南極!昭和基地に行ってみ太!」

■「ふろん太のやってみ太特別編 南極!昭和基地で水づくりをやってみ太!」


■「ふろん太のやってみ太特別編 南極!昭和基地で気象観測してみ太!」


今季、川崎フロンターレでは新型コロナウイルス感染症による「難局」を乗り越えるべく、国立極地研究所との協力のもとに「南極」からのさまざまな情報発信を行っています。

マスコットキャラクターの「ふろん太」が「観測隊員見習い」として半年間難局に赴任し、その模様はYoutube公式チャンネルなどSNSで随時発信されています。

ふろん太が昭和基地で水作りや気象観測をしたり、国立科学博物館で南極について勉強したりと、なかなか興味深いコンテンツです。

■本日のホームゲームイベントでの「難局物語2020」展示
難局物語2020の展示

■南極観測隊の防寒服
防寒服の展示

■南極観測船「しらせ」の模型
しらせの展示

■南極観測での撮影写真
南極での撮影写真

南極での撮影写真

南極での撮影写真

そして本日のホームゲームイベントはその一環として、「難局物語2020」が開催されました。
こちらは「第61次南極観測隊」の活動の模様や、南極観測船「しらせ」の模型などの展示です。

■本物の「南極の氷」
南極の氷

こちらは本物の「南極の氷」です。
ここまで運んでくるのも大変だったのではないでしょうか。

溶けたら展示終了ということで、早めにチェックしておきました。

■スケートリンクが登場 
スケートリンクが登場

スケートリンクが登場

スケートリンクが登場

さらに本日の「難局物語」では、南極にちなんだエンターテイメント・グルメ・グッズ等も提供されていました。

さすがに本物の氷ではありませんが、スケートリンクも登場です。
スケート靴をはいて、皆さん南極気分を楽しんでいました。

■昭和基地のレシピを使った親子丼
南極昭和基地のレシピの親子丼

またスタジアムグルメでは、南極・昭和基地のレシピで再現した親子丼や、カレーも提供されていました。

ご参考までに、南極での食事については、映画「南極料理人」あたりを見ると面白いです。

■南極仕様のふろん太
南極仕様のふろん太

一方、オフィシャルグッズグッズショップ「アズーロ・ネロ」では、南極仕様のふろん太などの「南極グッズ」が販売されていました。

ふろん太が防寒服を着た、かわいらしいデザインです。

■始球式は史上初、南極からの中継
南極からの始球式

南極からの始球式

そして今回はなんと、史上初の「南極からの中継による始球式」が開催されました。

南極に滞在するふろん太と、昭和基地の隊員さんが登場して、南極からボールをキックです。

■南極からキック
南極からキック

■ボールが宇宙を翔けて…
南極からボールが宇宙を翔けて…

■等々力陸上競技場まで到着
ボールが等々力陸上競技場に到着 

隊員さんが南極からキックしたボールが、等々力陸上競技場の皆さんの拍手に後押しされて、ピッチまで飛んできました。

■南極から超スピードで帰ってきたふろん太がシュート
ふろん太がシュート 

そして南極から超スピードで帰ってきたふろん太シュートを決めて、始球式が完成です。

ちなみに、ふろん太は選手たちがアップしている間には等々力陸上競技場にいましたので、南極の昭和基地と一往復したことになりますね。

川崎フロンターレでは、等々力陸上競技場で2016年にも国際宇宙ステーション「ISS」とのライブ交信を行っています。

今回はそれに続く局地からの中継ということで、まさに川崎フロンターレらしいユニークな企画でした。

単に「南極の学習コンテンツ」を提供しても、注目を集めるのは難しいと思います。
そこで「史上初のJリーグマスコットの南極派遣」「南極からの始球式」など一般に届く話題性を提供することで、結果として南極観測に関するコンテンツに触れてもらう間口を大きく広げる。

そのような企画意図が、背景にあるのでしょう。

■2得点で躍動した田中碧選手
田中碧選手

2得点で躍動した田中碧選手

■田中碧選手、2得点目のガッツポーズ
田中碧選手

本日のヒーローの一人は、田中碧選手でした。

同選手は開幕から4-3-3システムのアンカー(ワンボランチ)でスタメンを獲得していましたが、パフォーマンスの落ちた試合があったこと、サブに回っていた守田英正選手が非常に高いクオリティを示したこともあってここ数試合はスタメンから外れていました。

本日の試合もアンカーは守田英正選手が引き続き務めたものの、田中碧選手もより前線の「インサイドハーフ」でのスタメン起用となりました。

中盤の底を支えるアンカーに比べて、インサイドハーフはより攻撃面でゴールに絡むことが要求されます。

そこで田中碧選手は2得点と結果を出し、勝利に大きく貢献しました。

■センターバックで活躍した山村和也選手
センターバックで活躍した山村和也選手

■山村和也選手のゴール
山村和也選手のゴール 

■DAZN twitter 山村和也選手ゴール動画


そしてもうひとりのヒーローは、山村和也選手でした。

山村和也選手はセンターバックが主戦場ですが、このポジションはキャプテンの谷口彰悟選手、ブラジル出身のジェジエウ選手が圧倒的な力を持っています。
選手交代は多くの場合前線の選手であることから、山村選手の出場機会はここまで限られたものでした。

本日は谷口彰悟選手が連戦休養のためメンバー外となり、かわりに山村選手がスタメンで起用されました。

山村選手はディフェンスでも谷口選手に遜色ない安定感を見せただけでなく、本日の3点目となる見事なミドルシュートを決めました。

■山村和也選手の得点に喜ぶ田中碧選手
山村選手の得点に喜ぶ田中碧選手

山村選手の得点には、田中碧選手もご覧の通り大喜びしていました。

また本日メンバー外だった同ポジションの谷口彰悟選手も、メインスタンドの関係者席で喜ぶ姿が映像で映し出されていました。

クラブ内での競争は熾烈ですが、それぞれの活躍を喜び合う関係ができていることも、今季の川崎フロンターレの強さの理由かもしれません。

■試合後の田中碧選手の会見
田中碧選手

試合後、田中碧選手は公式記者会見に応じました。

「ここで結果を残さないと試合に出られなくなるという覚悟をもって臨みました。アンカーで出たいとかは全くなく、起用されたところでチームに貢献することを考えています。チームが勝てて、自分も結果を出せてよかった」

「点を取るという、自分らしさを出すことができた。自分が出ているときも、自分が力があって出ているとは思わなかったし、出られない時も悔しさはありましたが、自分のレベルを上げないといけないと思っていました」

「自分自身、得点が一番のアピールだと思っていましたし、自分の(得点する)力はあると思ってます。欲を言えばもう1点と取りたかった」

今後、アンカーとインサイドハーフ、両面での活躍が期待されるところです。

■試合後の山村和也選手の会見
山村和也選手の会見

そして山村和也選手は、会見で今年生まれた第3子が、生後2か月で亡くなられたことを明かされました。

「試合に出られない悔しさもありましたが、早く活躍しているところを見せたかった。目に見える結果を、子どもに届けられたかと思います」

田中選手、山村選手共に今後もハイレベルなポジション争いが続きますが、それぞれに信じるところを支えに、引き続きチームの勝利を目指すことと思います。

■小林悠選手のペナルティキック
小林悠選手のペナルティキック

本日の5点目は、2017シーズン得点王・MVPの小林悠選手のペナルティキックです。
これで同選手はリーグ9得点と、クラブトップとなりました。

ただその直後に1失点を喫したのは、クラブとしては反省点だったでしょう。

これで10連勝のあとに1敗1分けを挟んでリーグ4連勝ですが、2位のセレッソ大阪も例年であれば首位並みの好成績を維持しています。

今後も取りこぼしができない状況が続く中、より精度を上げていくことが求められることと思います。

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