武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2018年
08月17日

新丸子で創業50年、多摩川のうなぎも調理経験ある専門店「安川」

【Reporter:たちばな】

府中街道沿いのうなぎ店「むさし野」が、道路拡幅のために2016年12月25日に閉店しています。

同店なきあと、武蔵小杉周辺でうなぎが食べられるお店は…?ということで、新丸子の「安川」に行ってみました。

■新丸子の「安川」
新丸子の「安川」 

■「安川」のカウンター
「安川」のカウンター

「安川」は、新丸子駅西口から線路沿いに北上した「丸子温泉」の手前にあるうなぎ専門店です。

創業50年の歴史を有し、店主さんは多摩川のうなぎを調理した経験もあるということです。

店内はテーブル席と、厨房に面したカウンター席があります。

■うな丼(1,600円)
うな丼

■セットの肝吸い(これ以外にお漬物もあります)
肝吸い

最近では国産うなぎの値段が高騰し、「安川」でも「うな重」は2,400円(税込)スタートとなります。

一方、「うな丼」であれば、1,600円で食べることができます。
必然的にうなぎは小さめで、ごはんが見える面積が広いですが致し方ないところでしょう。

うなぎは柔らかく、一定水準は満たしていたかと思います。
たれは昔から辛口で、このあたりは人によって好みも分かれそうです。

■うなぎ料理
うなぎ料理
※上記は2017年8月撮影。2018年3月に価格改定されています。

「安川」では、かぶと焼きやうな茶漬け、ほねせんべいなどの様々なうなぎ料理も提供しています。

このほかお酒などの飲み物もありまして、そちらはお通しがかかります。
一杯やりながらうなぎ料理、という方もいらっしゃることでしょう。

うなぎは頻繁に食べるものではありませんが、たまに食べたくなりますよね。
「むさし野」なきあとの選択肢として、今回トライしてみました。

また、同店では出前も行っていますので、配達エリアはお問い合わせください。
価格は2018年3月に一度改定がありまして、今後も改定の可能性がありますので、あらかじめご承知ください。

■「安川」の店舗情報
●所在地:中原区新丸子町648-7
●営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00
●定休日:水曜日
●Web:http://unagiyasukawa.com/

■「安川」のマップ


【関連リンク】
2016/12/7エントリ 府中街道拡幅区間に残る、「黒焼き」のうなぎ専門店。相撲部屋を移築した「むさし野」
2017/1/8エントリ 相撲部屋を移築した「黒焼き」のうなぎ専門店「むさし野」が、府中街道拡幅のため閉店

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2018年
08月16日

井田病院再整備Ⅲ期工事完成に続き井田山の斜面防護工事が着手、「中原区市民健康の森」の歩道も整備へ

【Reporter:はつしも】

2018年6月28日から7月8日頃にかけて西日本を中心に発生した「平成30年7月豪雨」では、各地で洪水や土砂崩れなどが発生し、大きな災害となりました。
武蔵小杉周辺では目立った被害は認められませんでしたが、改めて災害リスクを身近に感じられた方も多かったのではないでしょうか。

中原区は大半が多摩川沿いの低地ですので、災害リスクの中では河川の氾濫が取りざたされることが多く、本サイトでも2016/6/1エントリで国土交通省が公開した「多摩川・鶴見川・相模川水系の洪水氾濫シミュレーション」をご紹介しておりました。

一方、中原区=平地というわけではなく、横浜市港北区との境界付近においては「井田山」などの高台と斜面の緑地帯があります。
折しも、この井田山において、斜面の防護工事が行われていましたので、ご紹介します。

■井田山の「中原区市民健康の森」の入口
井田山の「中原区市民健康の森」の入口

井田山の一部は、市民が憩える「中原区市民健康の森」として整備が行なわれています。
ここではホタルの放流イベントなど、自然を体験する試みが行われていまして、これまでにもご紹介しておりました。

その森の入口に掲示されていたのが、「斜面の防護および施設の整備」工事のお知らせです。

この工事ははかねてから計画されていたもので、今から10年前、2008年には住民説明会がすでに行なわれていました。
しかしながら施工上、土砂の搬出経路に問題があることが判明し、斜面上部の井田病院敷地を工事に活用することで2009年に計画変更が行なわれました。

一方、本サイトでもお伝えしてきたとおり、川崎市立井田病院は長期間にわたる改築工事が行なわれていました。
この改築工事は、大きく分けて病棟を改築するⅠ期・Ⅱ期工事、病院裏手の斜面寄りに駐車場棟を建設するⅢ期工事で構成されています。

斜面防護工事に井田病院の敷地を活用するとなると、必然的にⅢ期工事の「駐車場棟」が完成しないと、斜面防護工事が着手できないことになりました。
それにより、工事スケジュールが大幅に延期となり、当初の住民説明会から着手までに10年を待つ結果になったものです。

■Ⅲ期工事で完成した「駐車場棟」
4層構造の立体駐車場

そしてⅢ期工事の「駐車場棟」は、先般の2018/7/24エントリでご紹介したとおり、2017年7月に完成しました。
この完成をもって井田病院の斜面側の用地が工事利用できるようになり、このたびの斜面防護工事が着手されたわけです。

■井田山の斜面と近接する住宅
井田山の斜面と近接する住宅

■斜面の防護工事
斜面の防護工事

斜面の防護工事

井田山の周辺は宅地化が進み、斜面に近接して住宅が立ち並んでいます。
その斜面の下部に仮囲いが設置され、防護工事が進行していました。

この工事においては、まず斜面の安全確保のためブロック積擁壁が整備されます。

またアスファルト舗装による歩行者専用道路を整備して「中原区市民健康の森」から井田病院まで通行できるようになります。
さらに斜面と道路の排水施設も整備されるほか、階段には手すりが設置される計画です。

■「危ない!立ち入り禁止」
「危ない!立ち入り禁止」

工事が行なわれている斜面は、もちろん立ち入り禁止です。

大掛かりな工事になると思いますが、この防護工事によって、斜面の崩落リスクが低減されるものと思います。
また井田病院まで抜けることができるようになると、市民健康の森の回遊性が高まりそうですね。

■井田山周辺での新たな宅地開発
井田山周辺での新たな宅地開発

宅地開発

事業計画のお知らせ

周辺地域を見渡しますと、井田山の近くでは、新たな宅地開発も着手されていました。
2016/8/16エントリでご紹介した通り、台地の上では新日鉄先端技術研究所跡地に分譲住宅街「さくらが丘Isaac日吉」が開発されるなど、近年台地の上・下両方で人口が増加してきたところです。

■開発地から見える武蔵小杉のタワーマンション
開発地から見える武蔵小杉のタワーマンション

宅地開発地からは、遠く武蔵小杉のタワーマンションを送電鉄塔越しに見ることができました。
ここから武蔵小杉駅方面に通勤・通学される方もいらっしゃることでしょう。

開発が進む一方、災害時の安全を守る取り組みも大変重要です。
住民説明会から10年、土砂災害に関心が高まっているこのタイミングに井田山の斜面防護工事が着手されたのは偶然ですけれども、長年「順番待ち」になっていた事業に進捗がみられるのは良かったと思います。

【関連リンク】
(井田山関連)
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3)井田病院の新棟が本日開院
2013/6/1エントリ 井田山(4):中原区市民健康の森と、ホタル の放流
2014/5/30エントリ 井田山のホタル観賞会「ヒカリノモリへ」が 2014年6月5日(木)まで開催中
2015/4/7エントリ 川崎市立井田病院が4月1日全面開院、がん医 療・救急医療などを機能強化
2016/3/7エントリ 川崎市バスが4月1日の井田方面大幅増便ダイ ヤ・「小杉駅入口グランツリー前」バス停新設を発表、井田病院行無料シャトルバス は3月31日廃止
2016/6/10エントリ 井田山・中原区市民健康の森のホタル観賞会 「ヒカリノモリ」が本日6月10日(金)から12日(日)まで開催2016/8/16エントリ 井田山周辺の別世界。アイザック・ニュートン生家のりんごの木を継承する、新日鉄先端技術研究所跡地の分譲住宅街「さくらが丘Isaac日吉」を歩く
2016/12/10エントリ 井田山(5):東京都心と、武蔵小杉・新川崎の高層ビル群を一望する。隠れたパノラマスポット「井田伊勢台公園」
2018/7/24エントリ 川崎市立井田病院再整備事業・Ⅲ期工事で完成、ロータリー・立体駐車場と院内保育園

(台風関連)
京浜河川事務所 ウェブサイト
2008/8/29エントリ 多摩川増水
2009/10/9エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が、台風18号で飛ばされ消失
2010/1/14エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が修復完了
2010/7/19エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(8):「御蔵稲荷と多摩川」
2011/9/21エントリ 台風15号が武蔵小杉を直撃、JR武蔵小杉駅の看板が破損
2012/4/3エントリ 低気圧の発達による武蔵小杉の強風と、交通の一部混乱
2014/10/12エントリ 台風近づく武蔵小杉の、「ニカッパ君」と「マルエツの買い煽り」

(防災関連) ・2009/8/19エントリ 水難事故に備えよう
2010/3/26エントリ THE KOSUGI TOWERの消防訓練
2010/6/15エントリ 中原消防署が住宅用火災報知機設置を呼びかけ
2011/4/9エントリ 中原区役所の臨時給水所
2011/6/29エントリ 中原消防署に双腕作業機「ASTACO」配備
2012/10/22エントリ 「下小田中小学校おやじの会」が小学校における被災・宿泊体験を実施
2012/9/14エントリ パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーが川崎市の「高層集合住宅の震災対策に関する整備基準」適合第1号に認定
2012/10/22エントリ 「下小田中小学校おやじの会」が小学校における被災・宿泊体験を実施
2013/7/1エントリ パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーで「RJC48」のマンション防災勉強会が開催
2013/8/31エントリ 川崎市総合防災訓練によりパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー・等々力緑地でヘリ救助訓練等防災イベントを実施
2013/9/27エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーが川崎市の「高層集合住宅の震災対策に関する整備基準」適合第2号に認定
2014/3/20エントリ 西街区商業施設・武蔵小杉東急スクエアの消防訓練
2014/3/30エントリ 本日供用開始「武蔵小杉駅東口駅前広場」の防災など各種機能
2014/4/24エントリ 川崎市が災害時における帰宅困難者向けリーレット「武蔵小杉駅版」を配布、一時滞在施設マップを掲載
2014/9/13エントリ 中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」で団員募集PR
2015/2/22エントリ 「こすぎ防災フェス」が2015年3月14日(土)開催、ミッドスカイタワーの階段999段で「階段駆け上がりレース川崎大会」同時開催
2015/3/14エントリ 武蔵小杉の防災一大イベント「こすぎ防災フェス」「第8回階段駆け上がりレース川崎大会」開催レポート
2015/11/16エントリ 中原消防署がNEC玉川ルネッサンスシティ・ノースタワーで37階・829段の「階段駆け上がり訓練」を実施
2016/4/14エントリ 川崎市が「武蔵小杉駅周辺エリア防災計画」を発表、大震災時の駅周辺混乱抑制・安全対策を推進2016/6/1エントリ 国土交通省が多摩川・鶴見川・相模川水系の洪水氾濫シミュレーションを公開、武蔵小杉等任意地点への洪水到達時間と最大浸水深が検索可能に2018/5/7エントリ 中原区役所の「災害時応急給水拠点(臨時給水所)」看板がリニューアル、上下水道局職員キャラクター「ウォータン」が登場

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2018年
08月15日

府中街道沿い「小杉Mビルディング」6階に「焼肉チョモランマ」が2018年9月オープン決定、1階移転の「全力鶏」に続きリロードエッジが新業態を出店

【Reporter:はつしも】

府中街道沿いの「小杉Mビルディング」6階の「全力鶏武蔵小杉店」跡地に、リロードエッジの新業態「焼肉チョモランマ」が2018年9月にオープンすることになりました。

■府中街道沿いの小杉Mビルディング
小杉Mビルディング

小杉Mビルディングは、府中街道と東急線の交点角地に2012年に竣工した商業ビルです。

この6階に2015年5月25日に出店したのが、「博多満月」を展開するリロードエッジの新業態店舗「全力鶏武蔵小杉店」でした。

その後1階で営業をしていた「てもみん」が2018年3月16日に武蔵小杉東急スクエアに移転したため、その後釜として「全力鶏武蔵小杉店」が5月17日にビル内移転をしています。

■6階から1階に移転した「全力鶏武蔵小杉店」
6階から1階に移転した「全力鶏武蔵小杉店」 

■6階が空き区画となったフロアガイド
6階が空き区画となったフロアガイド

結果として6階が空き区画となっていましたが、ここは引き続きリロードエッジが賃貸していまして、このたびさらに新業態の「焼肉チョモランマ」を出店させることになりました。

つまり、リロードエッジとしては6階+1階にフロアを増床し、相次いで自社の新業態を投入してきたというわけです。

■工事中の6階「焼肉チョモランマ」出店予定地
工事中の6階「焼肉チョモランマ」工事区画

工事中の「焼肉チョモランマ」出店予定地

「焼肉チョモランマ」は、新業態のため内容は未知数ですが、焼き鳥や鶏料理などがリーズナブルに提供されるようです。

店名に「焼肉」と入れるからには一般にイメージされるような焼肉メニューもありそうな気がしますが、そのあたりはまだわかりません。

現在、「焼肉チョモランマ」のウェブサイトが部分的にオープンしていまして、今後順次情報もアップされるようです。
気になる方は、関連リンクからチェックしてみてくださいね。

【関連リンク】
焼肉チョモランマ ウェブサイト
リロードエッジウェブサイト 全力鶏
2011/2/6エントリ 府中街道の「危険で危い」建物が解体着手
2011/7/1エントリ  府中街道の「危険で危い」建物跡地に6階建てビルを建設
2011/11/9エントリ 府中街道の「みらい本社ビル」イメージパース
2012/9/23エントリ 府中街道の「みらい本社ビル」外観お目見え
2012/10/14エントリ 府中街道の「小杉Mビルディング」(みらい本社ビル)2~5階にカラオケ店「コート・ダジュール武蔵小杉店」が12月オープンへ
2012/11/24エントリ 府中街道にオープン予定「コート・ダジュール武蔵小杉店」のキッズサービス
2012/12/10エントリ 府中街道の小杉Mビルディング1階に「てもみん」が12月中旬オープン2015/5/23エントリ リロードエッジの新業態「全力鶏武蔵小杉店」が5月25日(月)オープン、3日間は生ビールを10円で提供
2018/3/3エントリ 武蔵小杉東急スクエア5周年に向けたテナント入れ替え。「浅草梅園」「ブールミッシュ」「てもみん」など6店舗が出店、耐震補強工事により「ボンマルシェ」が3月25日閉店へ
2018/5/17エントリ 「武蔵小杉ガーデンファーム・肉バルGABURICO」複合店が5月19日(土)プレオープン、5月中は「635(むさこ)円」でチーズフォンデュ食べ放題。てもみん跡地は「全力鶏」が本日移転オープン

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2018年
08月14日

横浜市営地下鉄グリーンライン「高田駅(たかたえき)」周辺の高台から見る、武蔵小杉の高層ビル群と井田病院

【Reporter:はつしも】

川崎市中原区から横浜市港北区に入っていくと、凹凸に飛んだ地形が広がってきます。

その中でも、「港北区高田町」周辺の高台から、武蔵小杉の高層ビル群などを見ることができましたので、ご紹介します。

■港北区高田町の坂道
港北区高田町の坂道

中原区はほぼ全域が平地となっていますが、横浜市との境界にある井田山周辺が唯一の高台です。
井田山から見た武蔵小杉の風景はこれまでにもご紹介しておりますので、エントリ末尾の関連リンクをご参照ください。

今回訪れた港北区高田町は、そこからさらに南西方向に離れた、武蔵小杉駅から直線距離で約4キロのエリアです。
横浜市営地下鉄グリーンライン「高田駅」が最寄駅で、駅から少し離れるとまだまだ多くの農地が残されています。

このあたりを歩いていくと坂道を登って下っての繰り返しで、時折視界が開けるスポットがありました。
武蔵小杉の高層ビルも見え隠れしていましたので、このあたりに武蔵小杉ビュースポットがあるのではないかと思い、住宅地と農地の間のアップダウンを歩いてみた次第です。

■高台から見えた武蔵小杉の高層ビル群
高台から見えた武蔵小杉の高層ビル群

果たして高田町の中ほどに、一面に農地が広がるエリアがありました。 ここから、武蔵小杉の高層ビル群を一望することができました。

■エクラスタワー武蔵小杉(左)とパークシティ武蔵小杉3棟(右)
エクラスタワーとパークシティ武蔵小杉3棟

こちらはエクラスタワー武蔵小杉(左)と、パークシティ武蔵小杉3棟(右)です。
パークシティ武蔵小杉は固まっていてわかりにくいですが、手前に「ザ グランドウイングタワー」、その奥に最高層の「ミッドスカイタワー」、一番奥に「ステーションフォレストタワー」の最高部が覗いています。

手前にも中原区井田や高津区蟹ヶ谷周辺の高台とマンションなどがありますので、ここから見えるのは高層ビルの中層階以上です。

■パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン(左)とプラウドタワー武蔵小杉(右)
パークシティ武蔵小杉ザ ガーデンとプラウドタワー武蔵小杉

こちらは現在建設中の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」「タワーズウエスト」(左)と、プラウドタワー武蔵小杉(右)です。

あとから着工した「タワーズウエスト」も、このときすでに最高部の工事まで到達していたことがわかります。

■井田山の上の「川崎市立井田病院」
井田山の上の「川崎市立井田病院」

そして視線を東に移すと、井田山の上の「川崎市立井田病院」がよく見えました。

高田周辺の高台から井田山までの距離は2キロ未満で、武蔵小杉駅までの半分以下です。
途中に遮る高台もありませんから、こちらは病院全体と井田山の姿が確認できました。

■高田町の街角の仏様
高田町の街角の仏様

■高田町のビニールハウス
高田町のビニールハウス

ビニールハウスでの花の栽培

高田町では、畑のほかにも花の栽培を行うビニールハウスなどもありました。
平地で都市化が進んだ武蔵小杉周辺とは、また違った街の表情が見られます。

■「高田(たかた、TAKATA)駅」
「高田(たかた、TAKATA)駅」

なお、この一帯の地名・駅名である「高田」は、「たかだ」ではなく「たかた(TAKATA)」と読みます。
同じく横浜市営地下鉄グリーンライン沿線の「北山田」「東山田」は、それぞれ「やまだ」ではなく「やまた(YAMATA)」が正しい読みです。

実際に現地に足を運んでみると、気付くことがありますね。

【関連リンク】
(井田山関連)
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3)井田病院の新棟が本日開院
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2014/5/30エントリ 井田山のホタル観賞会「ヒカリノモリへ」が 2014年6月5日(木)まで開催中
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(横浜市港北区関連)
2008/4/5エントリ グリーンラインで、ノースポートへ(前編)
2008/4/6エントリ グリーンラインで、ノースポートへ(後編)
2008/7/19エントリ バスに乗って、トレッサ横浜へ(前編)
2008/7/20エントリ バスに乗って、トレッサ横浜へ(後編)
2008/8/13エントリ バスに乗って、IKEA港北へ(前編)
2008/8/14エントリ バスに乗って、IKEA港北へ(後編)
2016/7/29エントリ 慶應義塾大学日吉キャンパスから見る、武蔵小杉の高層ビル群と井田病院
2017/1/16エントリ 日吉の住宅街で、絵本と児童書を地域につないで44年。「こどもの本のみせ ともだち」
2017/10/7エントリ 慶應義塾大学理工学部「第18回矢上祭」が10月7日(土)・8日(日)開催:子どもが楽しめるサイエンス企画満載、明日8日はロボコンや花火大会も実施
2017/10/30エントリ 慶應義塾大学理工学部「矢上キャンパス」から見る、武蔵小杉の高層ビル群と東海道新幹線のトンネル

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2018年
08月13日

法政通り商店街の1958年七夕祭りチラシに掲載「森小鳥店」が閉店、60年以上の歴史に幕

【Reporter:はつしも】

法政通り商店街のペットショップ「森小鳥店」が、2018年6月30日をもって閉店していました。
同店は本サイトが所蔵する、1958年の法政通り商店街のチラシにも掲載されていまして、2017/10/11エントリでご紹介しておりました。

正確な開店日は不明ですが、少なくとも1958年には「森小鳥店」の存在が確認されていますので、60年以上にわたる歴史に幕を下ろしたことになります。

■法政通り商店街の「森小鳥店」
法政通り商店街の「森小鳥店」

森小鳥店

「森小鳥店」は、法政通り商店街の入口近く、新築された「KOUTOビルディング」の隣にあります。
古い建物で、「KOUTOビルディング」の建設に伴う震動等により不具合が発生したために修繕工事を行なったばかりでした。

修繕工事は一時的なもので、その後営業再開をしていたと思うのですが、このたび閉店に至りました。

■閉店のご挨拶
閉店のご挨拶

お店にはシャッターが下り、閉店のご挨拶が掲示されていました。
「六月三十日で閉店致します 長い間ありがとう御座いました 森小鳥店」
ということです。

それほど営業の長くないチェーン店が、閉店のご挨拶のテンプレートで「長い間ありがとうございました」と表現することがありますが、「森小鳥店」の場合は本当に「長い間」であります。

60年以上、70年に及ぶのかそれ以上かわかりませんが、お疲れ様でした。

■1958年の法政通り商店街「七夕祭り」のチラシ
1958年の法政通り商店街「七夕祭り」のチラシ
※所蔵:武蔵小杉ライフ、以下同じ

こちらは、2017/11/10エントリでご紹介した、1958年の法政通り商店街「七夕祭り」のチラシです。

1950年代頃は同商店街で毎年「七夕祭り」が開催されていたようで、1958年のチラシを見ると「児童絵画コンクール」「写真コンテスト」「無料映画会」などが開催されていたことがわかります。
またこのチラシには当時の商店街の全店舗がイラスト図で描かれていまして、当時の商店街の姿を記録するたいへん貴重な資料となっています。

■映画館「有楽座」と「森小鳥店」
映画館「有楽座」と「森小鳥店」

この頃、現在の中原ブックランドの場所には映画館「有楽座」がありました。
1958年当時、下記の映画が上映されていたことがチラシからわかります。

●「無法松の一生」
●「流れる」
●「お笑い大福帖」
●「美女と液体人間」
●「大番 完結編」
●「ワンマン社長純情す」
●「若い獣」
●「俺にまかせろ」
●「漫才」


そして「有楽座」よりも少し商店街の奥に、「森小鳥店」の名前が確認できます。
当時上映されていた映画のタイトルなどを見ても、同店がたいへん古くから営業をしていたことがわかります。

■絵図に残る「森小鳥店」
絵図に残る森小鳥店

■1958年当時から現在も残る「泉心庵」
1958年当時から現在も残る「泉心庵」

■同じく「三富商事」
同じく「三富商事」

1958年のチラシから残る店舗は、他に和菓子店「泉心庵」、不動産店「三富商事」があります。
名前や業種が変わっていて経営されているご一族は同じ、というお店は他にもあるかもしれませんが、チラシと同じ名前・業種のまま残っていた3店舗のうちひとつが、長い歴史を終えることになりました。

■営業していた当時の「森小鳥店」
営業していた当時の「森小鳥店」

営業当時の森小鳥店

法政通り商店街では、隣の「KOUTOビルディング」も含め、この数年間の間にも新たな店舗のオープンが多数ありました。
今後も少しずつ入れ替わっていくことがあるのではないでしょうか。

なお、1958年当時のチラシに掲載されていた店舗リストは前回エントリで一覧化していますので、ご関心ある方は関連リンクからご参照ください。

■店舗の入れ替わりが続く法政通り商店街
店舗の入れ替わりが続く法政通り商店街

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:和菓子 泉心庵
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:不動産 三富商事
2014/4/19エントリ 法政通り商店街に「シャチハタタワー武蔵小杉」が登場
2017/6/29エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の、昔のフロアガイドを発掘。「らーめんにほんばし」「高島屋クリーニング」など今はなき店舗が多数
2017/11/10エントリ 武蔵小杉・法政通り商店街の1958年七夕祭りのチラシを公開!当時の全店舗がわかる絵図を掲載、映画館「有楽座」では「無法松の一生」などを上映

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2018年
08月12日

JR川崎駅北口通路の「フロンターレロード」の全選手パネルが更新、新戦力の宮代大聖選手も登場

【Reporter:はつしも】

 2018年2月17日に、JR川崎駅に新たな「北改札」と「北口通路」が開業しました。

駅ナカ商業施設「アトレ」のショッピングゾーンとともに、北口通路には川崎フロンターレ関連の展示を行う「フロンターレロード」が登場しまして、同日のエントリでお伝えしておりました。

そしてこのたび「フロンターレロード」の展示が更新されましたので、ご紹介します。

■JR川崎駅の「フロンターレロード」
JR川崎駅の「フロンターレロード」

JR川崎駅の北口通路は、新たに設置された北改札の外側で、川崎駅の東西をつないでいます。
その通路の両側には展示スペースがありまして、通路オープン以来川崎フロンターレのパネルが展示されてきました。

「フロンターレロード」は正式名称というわけではありませんが、その名前にふさわしい演出となっています。

今回更新されたのは、全選手を紹介するパネルでした。

■1番 チョン・ソンリョン選手・2番 登里享平選手「怒涛」
チョン・ソンリョン選手・登里享平選手「怒涛」

■3番 奈良竜樹選手・5番 谷口彰悟選手「威風」
奈良竜樹選手・谷口彰悟選手「威風」

■6番 田坂祐介選手・7番 車屋紳太郎選手「覚悟」
田坂祐介選手・車屋紳太郎選手「覚悟」

このパネルは、背番号順になっています。
1番 ゴールキーパーのチョン・ソンリョン選手からはじまって、7番の車屋紳太郎選手までは守備陣のレギュラーが中心です。

4番はフォワードの大久保嘉人選手がジュビロ磐田に移籍したため、空きになっています。

■8番 阿部浩之選手・9番 赤崎秀平選手「逆襲」
阿部浩之選手・赤崎秀平選手

■10番 大島僚太選手「飛躍」
大島僚太選手「飛躍」 

■11番 小林悠選手「優勝」
小林悠選手「優勝」

■14番 中村憲剛選手「不動」
中村憲剛選手「不動」

8番から14番までは、川崎フロンターレを代表するフォワード・ミッドフィールダーの選手が揃っています。

ロシアワールドカップ日本代表、現在Jリーグ最高の選手ともいわれる10番・大島僚太選手、エースストライカーの11番・小林悠選手、川崎フロンターレのバンディエラ(※)、14番・中村憲剛選手2名セットではなく、ひとりでパネル1枚を使っています。

※バンディエラ:イタリア語で「旗頭」。生え抜きで長年にわたって活躍する中心選手のことをいいます。

なお、12番はサポーター番号のため、13番は三好康児選手がコンサドーレ札幌に期限付き移籍のため、空き番号です。
 
■16番 長谷川竜也選手・17番 武岡優斗選手「疾風」
長谷川竜也選手・武岡優斗選手「疾風」 
 
 ■18番 エウシーニョ選手・19番 森谷賢太郎選手「躍動」
エウシーニョ選手・森谷賢太郎選手「躍動」 
 
■20番 知念慶選手、22番 下田北斗選手「覚醒」
知念慶選手・下田北斗選手「覚醒」

16番以降は、2017シーズンのベストナイン、サイドバックのレギュラー18番・エウシーニョ選手のほか、スーパーサブ的に活躍している選手も多く登録されています。

レギュラー陣のコンディションや、対戦相手の特性などに応じて、いつでもスターティングメンバーを張れる選手たちです。
 
20番のフォワード・知念慶選手はパネルに「覚醒」ともある通り、今シーズンキャンプから状態が良く、次世代のエースストライカーとしての活躍が期待されています。

 ■23番 エドゥアルド選手・24番 安藤駿介選手「本気」
 エドゥアルド選手・安藤駿介選手「本気」 
 
■25番 守田英正選手・26番 タビナスジェファーソン選手「凌駕」
守田英正選手・タビナスジェファーソン選手「凌駕」 
 
■27番 鈴木雄斗選手・28番 脇坂泰斗選手「希望」 
鈴木優斗選手・脇坂泰斗選手
 
 23番以降は、今シーズンの新戦力が多く登録されています。

なかでも出色なのは25番・ボランチの守田英正選手で、大卒ルーキーながらきわめて安定した守備力・展開力を見せてエドゥアルド・ネット選手からレギュラーの座を奪取しました。

同選手は出場機会を求めて名古屋グランパスに移籍する結果となり、以降守田英正選手がフル出場しています。
 
大島僚太、エドゥアルド・ネットの両選手によるダブルボランチ、トップ下中村憲剛選手による中盤は、黄金の三角形とも称される川崎フロンターレの要でしたから、パネルにある通りその一角を「凌駕」した守田英正選手の活躍は予想以上のものでした。

またモンテディオ山形から今季加入した27番の鈴木雄斗選手も、フィジカルの強さを発揮して後半戦から途中出場の機会が増えてきています。
 
 ■29番 舞行龍ジェームズ選手・30番新井章太選手「熾烈」
舞行龍ジェームズ・新井章太選手「熾烈」
 
 ■31番 ポープ ウィリアム選手・32番 田中碧選手「初心」
ポープウィリアム選手・田中碧選手「初心」
 
■33番 宮代大聖選手・37番 齋藤学選手「飛翔」
宮代大聖選手・齋藤学選手「飛翔」

30番台には、ユース出身の若手選手が2名登録されています。
32番・田中碧選手と、33番・宮代大聖選手です。

宮代大聖選手は世代別の日本代表にも選出され、まだ高校生ながら2018年4月に川崎フロンターレU-18からトップチームに昇格しプロ契約に至りました。

田中碧選手らとともに、今後の活躍が期待される生え抜き選手です。

■41番 家長昭博選手「無双」
家長昭博選手「無双」 

そして川崎フロンターレで一番大きな数字を背番号として背負っているのが41番・ミッドフィールダーの家長昭博選手です。
そうそう倒されない体幹の強さ、キープ力とセンスあふれるパスワークが特徴で、チームの攻撃力の要となっています。

更新前のパネルでは大久保嘉人選手が「ひとりでパネル1枚」を使っていたため、移籍によりその枠が空きました。

■「ひとりでパネル1枚」の選手
大島僚太選手

小林悠選手

中村憲剛選手 

大島僚太・小林悠・中村憲剛の3選手に続いて、家長昭博選手が4人目の「大物」枠に収まったというわけです。

このあたりも、チームでの位置づけが見えて面白いですね。

■ホールでの展示
ホール上部の展示

■「開幕」から「連覇」への更新
開幕から連覇への更新

また、改札前のホール上部の展示も、2月時点では「開幕」になっていましたので、「連覇」に更新されました。

これでとりあえず、シーズン終了まで行けそうです。

■更新前の「開幕」バージョン
「ここ川崎の街と共に新時代を築いていく」 

■更新前のパネル
 

それぞれの展示は、また今後更新されることもあるでしょう。
通行する機会がありましたら、ちょっと眺めてみてください。

【関連リンク】
川崎市 川崎駅北口自由通路等整備事業
アトレ川崎 ウェブサイト
武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
2011/2/13エントリ JR川崎駅のエレベーターが供用開始
2012/6/13エントリ ラゾーナ川崎プラザが大規模リニューアルを決定、2012年10月中旬より順次新店舗オープンへ
2017/3/28エントリ JR川崎駅で「南武線開業90周年イベント」階段アートと、「南武線の歴史」展示を大規模展開中
2017/7/12エントリ JR川崎駅の大規模拡張事業が進行中。「中央北改札」が6月18日開業、北口通路・北改札は2018年3月開業予定
2018/2/17エントリ JR川崎駅に北改札・北口通路・駅ナカ「アトレ」が本日開業、川崎フロンターレ優勝メモリアル・2018シーズン全選手パネルを展示「フロンターレロード」も登場

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2018年
08月11日

東急元住吉駅の環境配慮設計と、太陽光発電パネル

【Reporter:はつしも】

東急元住吉駅は、環境に配慮した駅として設計されています。
本エントリでは、同駅の太陽光発電パネルをご紹介してみたいと思います。

■東急元住吉駅の入口
東急元住吉駅の入口

かつての東急元住吉駅は、現在よりも武蔵小杉駅寄りの地上にありました。
現在の駅は2006年に高架化されたもので、すでに竣工から10年以上が経過しています。

ブレーメンの音楽隊像が鎮座した入口や高くのぼっていくエスカレーターも、すっかりお馴染みになりました。

■改札前の太陽光発電パネル
改札前の太陽光発電パネル

商店街からエスカレーターをのぼって改札前に出ると、さっそく天井が太陽光発電パネルになっているのが目に留まります。
この改札前広場は、以前のエントリでもご紹介した通り、武蔵小杉方面の眺望を楽しめる展望スポットにもなっています。

■改札内コンコースの太陽光発電パネル
改札内コンコースの太陽光発電パネル

改札内コンコースも、丸みのある天井が太陽光発電パネルになっています。

これらの太陽光発電パネルは透過型になっていまして、日中は一定の明かりを取り込むことができます。
それにより、照明に必要となる電力の軽減もはかっているわけです。

■コンコースから見えるホーム
コンコースから見えるホーム

■ホーム上部の太陽光発電パネル
ホーム上部の太陽光発電パネル

そしてコンコースを進むと、ホームが見えてきます。
このホーム上部にも、太陽光発電パネルが設置されていました。

■発電量を表示するモニター
発電量を表示するモニター

改札前のモニターには、当日の発電量(瞬間+累計)が表示されています。
この時はまだ午前中でしたから、累計で一般家庭0.5軒分でしたが、1日累計ではもっと大きな発電量になるのではないでしょうか。

■雨水利用システム
雨水利用システム

■雨水が利用しいるトイレ
雨水を利用しているトイレ

また、元住吉駅では雨水をためて、トイレの水として利用する仕組みも導入されています。
ホーム下部に雨水タンクがありまして、同駅のトイレでの水資料量の25%を賄う設計となっていました。

太陽光や雨水の活用については、当然ながら天候に大きく左右されますので実績値はどうなっているかわかりませんが、一定の環境負荷軽減にはなっているものと思います。

■日吉方面から見た東急元住吉駅
日吉方面から見た東急元住吉駅

東急元住吉駅は、東横線の駅の中でも個性のある形状になっています。
2006年以前の駅もなつかしく思い出しますが、あらためてご紹介をしてみました。

【関連リンク】
東急電鉄ウェブサイト 元住吉駅
2007/5/27エントリ 電車好きの休日
2007/12/10エントリ 元住吉駅のイルミネーション
2010/3/7エントリ 東急線の車庫:元住吉検車区
2012/4/28エントリ 元住吉検車区と、「ヒカリエ」「横浜DeNAベイスターズ」のヘッドマーク
2012/9/22エントリ 元住吉検車区の東京メトロ副都心線・東武 線・西武線車両
2014/3/24エントリ 元住吉検車区の「渋谷ヒカリエ号」
2012/11/13エントリ 東急元住吉駅の「ブレーメンの音楽隊像」
2017/2/7エントリ 東急元住吉駅の展望スポットから、10年ぶりに武蔵小杉をのぞむ
2018/7/22エントリ 東急元住吉駅の、ブレーメンの音楽隊と四季のイラスト

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2018年
08月10日

川崎市がブロック塀等に建築基準法不適合の疑いある市立小中学校24校を発表、東住吉小ブロック塀や大戸小投てき板などに警告を掲示

【Reporter:はつしも】

2018年6月18日に、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しました。
この地震により高槻市内の小学校のブロック塀が倒壊し、登校途中の児童が下敷きになって死亡するという痛ましい事故が発生しています。

事故の背景には、ブロック塀が建築基準法の定める基準を満たしていなかったこと、2015年にはその危険性が指摘されていたにも関わらず、その後安全対策が講じられていなかったことが挙げられています。

川崎市ではこの事故の発生を受けて、校内にブロック塀等があると報告のあった市立学校57校の現地調査を行い、そのうち24校において現行の建築基準法に適合していない疑いがあることを発表しました。

中原区内においては、大戸小学校、平間小学校、東住吉小学校、下小田中小学校、住吉小学校がリストに含まれています。

■川崎市による現地調査の結果、不適合の疑いのある小学校
ブロック塀(高さ2.2m超) 浅田小学校、南河原小学校、大戸小学校、梶ヶ谷小学校、白幡台小学校、菅生小学校
ブロック塀(高さ2.2m以下で仕様を満たす控壁なし) 殿町小学校、さくら小学校、幸町小学校、下河原小学校、平間小学校、東住吉小学校、登戸小学校、西生田小学校、南百合丘小学校、塚越小学校、宮前平中学校、稲田中学校
投てき板(高さ2.2m超) 下小田中小学校、西有馬小学校
投てき板(高さ2.2m以下で仕様を満たす控壁なし) 幸町小学校、住吉小学校、大戸小学校、長尾小学校、宿河原小学校、片平小学校

今回の調査対象は、「ブロック塀」と「投てき板」です。
「投てき板」とは、小学校によくある、ボールを投げる壁のようなものです。

これらはそれぞれ「高さ2.2m」が上限になっていまして、それを超えるものは基本的に不適合です。

また2.2m以下であっても、仕様を満たす「控壁」(柱の機能を果たすもの)がなければ、やはり不適合ということになります。

川崎市の調査では「不適合」という断定はせず、「不適合の疑いがある」として24校が発表されました。

■東住吉小学校のブロック塀
東住吉小学校のブロック塀

まずこちらは、東住吉小学校の綱島街道側のブロック塀です。
高さは2.2m未満ですが、ブロック塀を支える控壁がないため、不適合の疑いがあるとされています。

■「注意 この壁に近づかないでください」
注意 この壁に近づかないでください。

注意 この壁に近づかないでください。

そのため、壁面に一定間隔で「注意 この壁に近づかないでください」という掲示が取り付けられていました。
ふりがな付きで、小学生でも読めるようになっています。

■歩道橋沿いのブロック塀
歩道橋沿いのブロック塀

ただ、この場所には綱島街道を渡る歩道橋がありまして、歩道が狭くなっています。
この部分は、ブロック塀に近づかないといっても限界がありますね。

■フェンス部分
フェンス部分

東住吉小学校の外周部で不適合(の疑いがある)とされているのは、綱島街道側のブロック塀のみです。
それ以外はご覧の通りの金属製の柵になっていました。

■大戸小学校の投てき板
大戸小学校の投てき板

続いてこちらは、大戸小学校の投てき板です。
2.2m以下ですが、やはり控壁がないために不適合疑いにリストアップされました。

■同様の警告
同様の警告

基本的に頑丈に作られているとは思いますが、長年サッカーボールなどの衝撃を受けてダメージが蓄積していることもあるかもしれません。
現在の建築基準法に適合していない以上、リスク回避は必要な措置でしょう。

その他の小中学校においても、同様に不適合とされた場所には近づかないような対処がなされていることと思います。

首都圏直下型の大型地震はいずれ高い確率で発生すると予測されていますので、ブロック塀や投てき板に限らず、学校全体での安全対策が適切に実施されることが大切ですね。

【関連リンク】
川崎市報道発表資料 川崎市立学校におけるブロック塀等の現地調査について

(防災関連エントリ)
2009/8/19エントリ 水難事故に備えよう
2010/3/26エントリ THE KOSUGI TOWERの消防訓練
2010/6/15エントリ 中原消防署が住宅用火災報知機設置を呼びかけ
2011/4/9エントリ 中原区役所の臨時給水所
2011/6/29エントリ 中原消防署に双腕作業機「ASTACO」配備
2012/10/22エントリ 「下小田中小学校おやじの会」が小学校における被災・宿泊体験を実施
2012/9/14エントリ パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーが川崎市の「高層集合住宅の震災対策に関する整備基準」適合第1号に認定
2012/10/22エントリ 「下小田中小学校おやじの会」が小学校における被災・宿泊体験を実施
2013/7/1エントリ パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーで「RJC48」のマンション防災勉強会が開催
2013/8/31エントリ 川崎市総合防災訓練によりパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー・等々力緑地でヘリ救助訓練等防災イベントを実施
2013/9/27エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーが川崎市の「高層集合住宅の震災対策に関する整備基準」適合第2号に認定
2014/3/20エントリ 西街区商業施設・武蔵小杉東急スクエアの消防訓練
2014/3/30エントリ 本日供用開始「武蔵小杉駅東口駅前広場」の防災など各種機能
2014/4/24エントリ 川崎市が災害時における帰宅困難者向けリーレット「武蔵小杉駅版」を配布、一時滞在施設マップを掲載
2014/9/13エントリ 中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」で団員募集PR
2015/2/22エントリ 「こすぎ防災フェス」が2015年3月14日(土)開催、ミッドスカイタワーの階段999段で「階段駆け上がりレース川崎大会」同時開催
2015/3/14エントリ 武蔵小杉の防災一大イベント「こすぎ防災フェス」「第8回階段駆け上がりレース川崎大会」開催レポート
2015/11/16エントリ 中原消防署がNEC玉川ルネッサンスシティ・ノースタワーで37階・829段の「階段駆け上がり訓練」を実施
2016/4/14エントリ 川崎市が「武蔵小杉駅周辺エリア防災計画」を発表、大震災時の駅周辺混乱抑制・安全対策を推進
2016/6/1エントリ 国土交通省が多摩川・鶴見川・相模川水系の洪水氾濫シミュレーションを公開、武蔵小杉等任意地点への洪水到達時間と最大浸水深が検索可能に2018/5/7エントリ 中原区役所の「災害時応急給水拠点(臨時給水所)」看板がリニューアル、上下水道局職員キャラクター「ウォータン」が登場

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2018年
08月09日

パパママが交流「川崎パパ塾」が「家族旅行」をテーマに第3回講座を8月23日(木)開催、参加申込スタート

【Reporter:はつしも】

父親の地域参加を考える「川崎パパ塾」が、2018年度の講座を連続的に開催しています。

その第3回講座として、「子供に残せる最も価値がある物~家族旅行で作る最高の思い出~」が8月23日(木)に開催されることとなり、このたび参加申込がスタートしました。

■「川崎パパ塾」2018年度講座の開催概要
開催回数 全10回予定
会場 武蔵小杉駅周辺を予定
ウェブ ●ウェブサイト
●facebookページ
主催 川崎パパ塾
協賛 ナイス株式会社/小杉ママのチャリティーリユース/はり・きゅう・マッサージ治療院alto
協力 かわさき市民活動センター/武蔵小杉ライフ
後援 NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント

■第3回「子供に残せる最も価値がある物~家族旅行で作る最高の思い出~」のプログラム
日時 2018年8月23日(木)19:30~21:30(19:00受付開始)
会場 小杉町3丁目町会館【アクセス
内容 「あなたの子どもの頃の思い出は何ですか?」と、聞かれたら何と答えますか?
•楽しかった思い出、
•失敗した思い出、
•嬉しかった思い出、
•悲しかった思い出など・・・
きっと沢山の思い出がある事と思います。

私は子どもの将来の為に親が出来る事として、子供と一緒に過ごす時間があると思います。
そして、親が、子どもと一緒に過ごすことは、子どもの将来にとってとても大切なものだと思います。

今回の講座では「子供と一緒に過ごす限りある時間の中で、家族旅行を通してしか得る事が出来ない特別な経験や親子の思い出作り」について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
講師 ●港道パパ
港道パパ

<プロフィール>
2つ違いの男の子と女の子の2児のパパです。朝晩家族で一緒に食事をしたり、家族で旅行したりと、出来る限り家族で一緒に過ごす時間を大切にしながら過ごしています!
対象 子育て中のパパ、これからパパになる方、関心のある方
※ママも大歓迎!
定員 20名
料金 1,000円/1名
※ドリンク(ビール等あり)、お茶菓子等を準備しています。
申込方法 下記のウェブページからお申込みください。
イベントページ
※イベントページ内に申込ページへのリンクがあります。
申込ページ
※申し込みページに直接アクセスする場合はこちら。

「パパ塾」は、2010年から継続的に活動をしている、ボランティア自主企画によるパパの学習活動です。
「パパが変われば、家族と地域が変わる」をメインテーマに、父親の子育て参加や、相互のネットワーク作り、社会参加がしやすい環境づくりなどを促進する取り組みを行っています。

■6月27日開催「初心者の写真講座『家族写真の撮り方&楽しみ方』」
市川パパによる「初心者の写真講座」 

■グループでの懇親
グループでの懇親

グループディスカッション

2018年度も毎月1回、切り口を変えたワークショップを開催していまして、今回は第3回目にあたります。
地域のパパなどが登壇して、身近な立場で一緒に懇親をしていくのが現在の「パパ塾」の特徴です。

参加者はパパだけでなく、ママの参加も歓迎しています。
登壇するパパのお話を軸にしつつ、意見交換はグループ分けと席替えも行いながら進めていく形式となっています。

■今回のテーマは「家族旅行」
今回のテーマは「家族旅行」

そして今回の講座のテーマは「家族旅行」です。
多くの方が、子どものころに連れて行ってもらった旅行の思い出を持っているのではないでしょうか?

「モノ」はいつかなくなってしまったりする中で、いつまでも子どもに残してあげられる価値として、家族旅行について皆さんで意見交換するプログラムとなっています。

開催日はちょうど夏休みシーズンの終わりにあたりますので、この夏の思い出話を楽しく共有するだけでもよいと思います。
何か「課題を考えないといけない」「旅行に行かないといけない」といったものではありませんので、気楽に、ちょっとした地域交流として参加してみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
川崎パパ塾 ウェブサイト
川崎パパ塾 Facebookページ
2016/1/31エントリ 「川崎パパ塾」のミニ絵本図書館「パパの本棚」が、中原市民館から「COSUGI CAFE」へ移転
2017/9/25エントリ イクメン育成「川崎パパ塾」が2017年度スケジュールを公開、第1回「夫婦のパートナーシップ」(10月25日開催)の参加者募集をスタート
2017/10/17エントリ 「川崎パパ塾」の2017年度第2回講座「紙飛行機作り」(11月16日)が参加受付スタート、「なかはら子ども未来フェスタ」の紙飛行機ワークショップ準備活動を実施
2017/11/27エントリ 「第12回なかはら子ども未来フェスタ」開催レポート:パラスポーツ「ボッチャ」体験と、川崎パパ塾「飛行距離ギネス記録紙飛行機」などが賑わう
2017/12/27エントリ 「川崎パパ塾」2017年度第3回講座「胎内記憶で学ぶ、子育ての神秘」が2018年1月20日(土)開催、夫婦参加歓迎で申込受付中
2018/1/2エントリ 「川崎パパ塾」が1月8日(月・祝)「お正月deミュージアム」に参加、1月31日(水)第4回講座「パパカメラ:家族写真を撮ろう」の参加申込スタート
2018/1/15エントリ パパの子育てを考える「川崎パパ塾」の第5回講座「頭の良い子が育つ家とは?」(2月8日開催)が参加受付スタート
2018/1/27エントリ 「川崎パパ塾」の第6回講座「パパも知っておきたい薬のはなし」(2月15日開催)が参加受付開始、薬剤師パパが子供向けの薬の知識をレクチャー
2018/3/14エントリ 「川崎パパ塾」が2017年度最終講座「パパの新しい働き方・生き方を考える『育休・ライフシフト』」を3月29日(木)開催、参加申込受付中
2018/6/10エントリ 「川崎パパ塾」が2018年度講座をスタート、第1回「初心者の写真講座『家族写真の撮り方&楽しみ方』」(6月27日開催)の参加申込を受付中
2018/7/2エントリ イクメン育成「川崎パパ塾」が2018年度第2回講座「怒らない子育て」を7月25日(水)開催/第1回「初心者の写真講座」はパパママで賑わう

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2018年
08月08日

JR武蔵小杉駅に高級スーパー「紀ノ国屋」の駅ナカ店舗「紀ノ国屋アントレ」が2018年10月頃出店決定

【Reporter:はつしも】

JR武蔵小杉駅構内に、高級スーパーマーケット「紀ノ国屋」が展開するグロッサリー店舗「紀ノ国屋アントレ(KINOKUNIYA entrée) 武蔵小杉駅店(仮称)」が2018年10月頃に出店することがわかりました。
出店場所はみどりの窓口となり、旧びゅうプラザ旅行カウンターの跡地と思われます。

■「紀ノ国屋アントレ(KINOKUNIYA entrée)」
「紀ノ国屋アントレ(KINOKUNIYA entrée)」

紀ノ国屋は、1910年に青果店として創業した高級スーパーマーケットです。
青山の「紀ノ国屋インターナショナル」をフラッグシップとしつつ、2010年4月1日をもってJR東日本の100%子会社となり、以降はJR東日本の駅ビルや駅ナカに店舗を拡大してきました。

同社では今回武蔵小杉に出店する「entrée」のほか、派生ブランド「OMO」「Daily Table」も都内を中心に展開しています。

■「紀ノ国屋アントレ(KINOKUNIYA entrée)」の店内
「紀ノ国屋アントレ(KINOKUNIYA entrée)」の店内

「紀ノ国屋アントレ(KINOKUNIYA entrée)」の店内

「紀ノ国屋アントレ(KINOKUNIYA entrée)」の店内

「entrée (アントレ)」とは、フランス語で「入口」を意味します。
紀ノ国屋のこだわりやクオリティを気軽に味わえる「入口」として、日常の上質な食生活のお手伝いをするのがコンセプトです。

「entrée」は東京駅のグランスタや目白駅、恵比寿駅などの駅ナカ、ルミネやアトレなど、JRの主要駅の利便性の高い場所に出店しています。

既存店ではかつて「紀ノ国屋」が空輸を始めたチーズや、ワインなども揃え、「一味違う」セレクトショップ的な品ぞろえとなっています。

■「武蔵小杉駅店」の出店が想定される旧びゅうプラザ旅行カウンター跡地
「武蔵小杉駅店」の出店が想定される旧びゅうプラザ旅行カウンター跡地

「武蔵小杉駅店」の出店場所は、他に空きの区画もないため、この「旧びゅうプラザ旅行カウンター跡地」と想定されます。
ちょうど先般より区画が仮囲いで覆われまして、工事がスタートしました。

店舗面積は限られていますので、コンパクトな店舗になりそうですが、改札口目の前で、便利に使えそうです。

■かつての旅行カウンター
かつての旅行カウンター

ここにあったびゅうプラザの旅行カウンターは、2017年4月28日をもって閉鎖となりました。
JR東日本による駅運営業務合理化の一環ということでしたが、その後1年以上にわたって未利用の状態でした。

非常に利便性の高い場所ですから、今回「紀ノ国屋アントレ」の出展により有効活用されることとなり、良かったです。

■再開発が進む武蔵小杉駅北口地区
再開発が進む武蔵小杉駅北口地区

武蔵小杉駅の北口では、今後再開発事業が本格化していきます。
その第1弾となる「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」(写真手前)が2018年3月に入居となりましたが、北口地区には食品スーパーが今のところありません。

「紀ノ国屋アントレ」はグロッサリー中心のセレクトショップで、総合的な食品スーパーマーケットではありませんが、北口をご利用の方がちょっとした食材を調達して帰ることもできるようになります。
また「武蔵小杉東急スクエア」ともデッキで直結していますから、マルエツや大野屋商店なども含めた回遊の選択肢が増えるかと思います。

武蔵小杉駅東側の「成城石井」、西側の「大野屋商店」、そして北側の「紀ノ国屋アントレ」と、セレクトショップが揃って食品の買い物がより楽しくなりそうですね。

■ららテラス武蔵小杉の「成城石井」
ららテラス武蔵小杉の「成城石井」

■武蔵小杉東急スクエアの「大野屋商店」
武蔵小杉東急スクエアの「大野屋商店」

【関連リンク】
紀ノ国屋ウェブサイト
JR東日本ニュースリリース 株式会社紀ノ國屋の新しいスタートについて(PDF)
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:食品セレクトショップ
2017/3/18エントリ JR武蔵小杉駅の「びゅうプラザ」旅行カウンターが2017年4月28日(金)に廃止決定、JR東日本が駅運営業務を合理化

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