武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2013年
08月18日

京浜伏見稲荷神社の富士山

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約4年前、2009/7/25エントリで新丸子の京浜伏見稲荷神社をご紹介しました。
京浜伏見稲荷神社には、108体もの狐の像が安置されており、前回はそれらの大小さまざまな像を取り上げました。

今回は、狐の像以外にもちょっと目を引くものが境内にありましたので、ご紹介したいと思います。

■京浜伏見稲荷神社の大鳥居
京浜伏見稲荷神社の大鳥居

■狐の像
狐の像

京浜伏見稲荷神社の大きな鳥居をくぐると、境内の各所で狐の像が迎えてくれます。
今回は大鳥居をくぐらず、南側に向かいます。

■境内の南側
境内の南側

境内の南側には、大鳥居とは別にやや小さめの鳥居があります。
そこをくぐったところに、ちょっと面白いものがありました。

■富士山
富士山

…これは、富士山ですね。頂上の雪や中腹の青、裾野の緑まで彩色されています。

■富士山の由来
富士山の由来

富士山の隣には、由来が書かれた札が立てられていました。
これは「富士浅間神社」をかたどったものであり、京浜伏見稲荷神社では、ご神託により霊峰富士山の御神霊岩を祭っているのだそうです。

この霊峰富士山の御神霊岩は、健康長寿、安産、火難、人災除けを祈願するものとされています。
富士吉田市の富士浅間神社から、分祀を受けたということではないかでしょうか。

先般富士山が世界文化遺産に登録され、登山者数が増えているようですが、こちらの御神霊岩の人気も高まったり…するでしょうか。

■富士山の向かい側のお稲荷さん
 富士山の向かい側のお稲荷さん

また、霊峰富士山の向かい側にも、このようなものがありました。
こちらもまた、小さなお稲荷さんのようですね。

■お稲荷さんの由来
お稲荷さんの由来

同様に立て札を読むと、これは「三神知恵稲荷」(別名文殊稲荷)と呼ばれるものであり、良い考えを授けてくれる神様なのだそうです。
有名な「三人寄れば文殊の知恵」という言葉通りのアイディア創造のほか、家庭円満、友達円満も守護しているとのことです。

今回ご紹介した「富士浅間神社」と「三神知恵稲荷」は、前回108体の狐をご紹介したときには、全く気がつきませんでした。
それぞれに違うご利益があるとされていますので、ついつい欲張りに祈願してしまいそうです。

神社の境内を歩きながら、神社の中にも実にさまざまな信仰があることをあらためて感じました。

■京浜伏見稲荷神社の境内
京浜伏見稲荷神社の境内

【関連リンク】
市民・こども局市民文化室 川崎市の文化情報
武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 京浜伏見稲荷神社
2009/7/25エントリ 京浜伏見稲荷神社に、108対の御神使
2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの玉川稲荷神社
2010/1/23エントリ 丸子山王日枝神社の「神猿」
2010/4/24エントリ 丸子山王日枝神社と住吉神社の「力石」
2013/1/18エントリ 大戸小学校前の「ピンスケ稲荷」と「権九郎稲荷」

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