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2018年
11月02日

川崎市市民ミュージアム「ゴルゴ13」企画展レポート:名作「海に向かうエバ」の全原画を展示、11月3日(土)はさいとう・たかを先生サイン会を開催し入場無料に

【Reporter:はつしも】

現在、川崎市市民ミュージアムでは「連載50周年記念展示 さいとう・たかを ゴルゴ13 用件を聞こうか・・・」が11月30日(金)まで開催されています。

また企画の一環として、11月3日(土)にはさいとう・たかを先生のサイン会が先着100名(当日図録または画集の購入が必要となります)で行われ、さらに同日は企画展がどなたでも入場無料となります。

本エントリでは、この企画展をご紹介したいと思います。

■「連載50周年記念展示 さいとう・たかを ゴルゴ13 用件を聞こうか・・・」
「連載50周年記念展示 ゴルゴ13 用件を聞こうか・・・」
※提供:川崎市市民ミュージアム

「ゴルゴ13」は、さいとう・たかを氏が1968年から連載を続ける人気漫画作品です。
超一流のスナイパー・ゴルゴ13(デューク東郷)を主人公にした劇画で、これまでに190巻におよぶコミックスが刊行されています。

この連載50周年を記念してスタートしたのが今回の企画展で、同作品の原画に加えて、さいとう・プロダクション秘蔵の「武器庫」から初公開となるモデルガンの展示、さらにゴルゴ13が愛用する銃「アーマライトM16」の体感コーナーなどが設置されています。

■川崎市市民ミュージアム
川崎市市民ミュージアム

■企画展示室の入口
企画展示室の入口

「ゴルゴ13 用件を聞こうか…」は、川崎市市民ミュージアムの企画展示室1、およびアートギャラリー1・2・3で開催されています。

通常はアートギャラリーの展示は無料で開放されていることが多いのですが、今回の企画展は企画展示室、アートギャラリー共にチケットが必要です。

■入口の「ゴルゴ13」のシルエット
入口の「ゴルゴ13」のシルエット

本企画展のご案内は、各所でゴルゴ13のシルエットが登場します。
ゴルゴらしいセリフ回しで、同作品の世界に入っていくことができます。

■目玉の展示「海に向かうエバ」
※川崎市市民ミュージアムInstagram

今回の展示の目玉のひとつは、同作品の中でも名作といわれる「海に向かうエバ」の原画が全て展示されていることです。

「ゴルゴ13」と、毒針による暗殺を生業とする「エバ」の出会いを描いたこのエピソードは、女性ファンの支持も得ています。

この展示では、「海に向かうエバ」の結末までが原画で一通り読めます。
「ゴルゴ13」を読んだことがない方でもまったく問題なく読めますし、同作品の魅力の一端を知ることができるのではないでしょうか。

なお、この展示も含め、「ゴルゴ13」は大人向けの作品であり、一部性表現(ハードボイルドな作風が主眼であり、過激なものではありません)を含んでいますので、あらかじめご承知ください。

■「M16」狙撃体感スポット
「M16」狙撃体感スポット

「M16」狙撃体感スポット

超一流のスナイパーであるゴルゴ13が愛用するのは、「M16」と呼ばれる銃です。
企画展示室では貴重な原画の展示に加えて、この「M16」の狙撃を体感できるスポットが設置されていました。

「M16」は勿論モデルガンですが、持ってみるとたいへん重いことがわかります。
上部のスコープから覗いて、はるか遠くのビルのターゲットを狙撃するゴルゴになりきることができます。

■ターゲットにもなれます
ターゲットにもなれます

一方こちらは、逆にゴルゴのターゲットになりきれるフォトスポットです。
実際の漫画のコマの中に入って記念撮影してみましょう。

■ゴルゴ13の名台詞パネル
ゴルゴ13のパネル

ゴルゴ13の名台詞パネル

写真の撮り方

またアートギャラリーには、ゴルゴ13の等身大パネルも設置されていました。
「俺の後ろに立つな…」は、ゴルゴ13の有名な台詞ですね。

写真の参考例のように、あえて後ろに立って撮影してみるのも良いでしょう。

■「さいとう・たかをプロダクション」の仕事場
「さいとう・たかをプロダクション」の仕事場

さいとう・たかをプロダクションの仕事場

さいとう・たかをプロダクションの仕事場

アートギャラリーには、「さいとう・たかをプロダクション」の仕事場も再現されていました。

さいとう・たかを先生は、分業での制作体制を確立されているということです。
仕事場の展示のほか、分業による制作プロセスもパネルで説明されていました。

■「さいとう・たかをプロダクション」の武器庫からの展示
武器庫

■「M16」
「M16」

■「M16」の変遷
「M16」の変遷 

また今回は、さいとう・たかをプロダクションの協力により、門外不出といわれていた「武器庫」の展示が実現しました。

ここでも勿論「M16」がメインで登場します。
一口に「M16」といっても、さまざまな変遷があったことが解説されていました。

■「少年マガジン」


なお、今回の展示は、原画は撮影できませんが、それ以外の展示品は撮影が可能です。

フォトスポットには明確に「撮影OK」と掲示がありますので分かり易いですが、それ以外の「武器庫」の展示なども撮影できます。
(念のためスタッフに確認済みです。判別が難しい場合は個別にご確認ください)

これは市民ミュージアムの運営が民間に委託されてからの変化かと思います。

■ミュージアムショップでのグッズ販売
ミュージアムショップ

ミュージアムショップ

グッズ販売

川崎市市民ミュージアムのミュージアムショップでは、図録や各種グッズ販売が行われています。

■アイマスク
アイマスク

こちらのアイマスクは、なかなかインパクトがありますね。

「目だけ」で、読んだことがない方でもキャラクターの名前がわかるというのは、やはり作品として相当に成功したということかと思います。


本サイトでは正直なところ「ゴルゴ13」は読んだことがありませんでしたが、それでも楽しむことができました。

勿論同作品のファンの方であればさらに満喫できるかと思いますが、この機会に「ゴルゴ13」の世界に触れてみても良いでしょう。

さらに11月3日(土祝)には、さいとう・たかを先生のサイン会も開催されます。
当日9:30より図録または画集の購入(先着100名)が条件となりますので、詳細は下記の公式ウェブサイトをご参照ください。

■「連載50周年記念展示 ゴルゴ13 用件を聞こうか・・・」の開催概要
会場 川崎市市民ミュージアム 企画展示室1、アートギャラリー1・2・3
期間 2018年9月22日~2018年11月30日
休館日 毎週月曜日(ただし9月24日、10月8日は開館)、9月25日(火)、10月9日
観覧料 ●一般1,200円/学生・65歳以上1,000円/中学生以下無料(団体料金あり)
※障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料
※10月21日(日)の「なかはら“ゆめ”区民祭」当日はどなたでも無料
主催 川崎市市民ミュージアム、読売新聞社
特記事項 ●特別協力:さいとう・たかを劇画文化財団
●企画協力:さいとう・プロダクション、小学館、リイド社
●協力:堺市
関連イベント ●ギャラリーツアー11月17日(土)14:00~
●開館30周年記念特別イベント さいとう・たかを サイン会 11月3日(土祝)13:00~(※9:30より図録または画集の購入が条件となります。先着100名)
●山本恭司 弾きまくりライブ「13th Shot!!」11月4日(日)14:00~15:00
※各イベントの詳細は下記のウェブサイトをご参照ください。
Web 川崎市市民ミュージアム ゴルゴ13 用件を聞こうか・・・

■「コスギフェスタ2018」で配布された「ゴルゴ13×武蔵小杉」クリアファイル
川崎市市民ミュージアム特製「武蔵小杉×ゴルゴ13」クリアファイル

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