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2020年
02月08日

東急武蔵小杉駅南口「こすぎコアパーク」リニューアル工事のための地質調査が開始、区域内2か所が2月中閉鎖に

【Reporter:はつしも】

東急武蔵小杉駅南口駅前のこすぎコアパークでは、「公園と駅の分断解消」「飲食施設の整備」を軸としたリニューアルが予定されています。

この準備作業として、2020年2月6日(木)から29日(土)までを予定として、区域内での地質調査(ボーリング調査)が始まりました。

■地質調査が始まったこすぎコアパーク
地質調査が始まったこすぎコアパーク 

地質調査が始まったこすぎコアパーク

「こすぎコアパーク」は、武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業により2014年4月に供用開始された駅前のオープンスペースです。

行政上の位置づけは川崎市所有の公園で、運営はNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントと町内会・商店街による「こすぎコアパーク管理運営協議会」が道路公園センターに協力しています。
これにより、こすぎコアパークは「コスギフェスタ」などの地域イベントにも活用
されています。

一方、「こすぎコアパーク」はベンチ程度しかないこともあって、イベント開催時以外は駅前の好立地にありながら「ただの空き地」のようになっている点も否めません。
またコアパークと東急武蔵小杉駅南口通路の境界は植栽とフェンスで区切られ、駅の導線とは分断されていることなども不満要素となっていました。

■「こすぎコアパーク」の整備イメージ(川崎市まちづくり委員会資料より)
こすぎコアパークの整備イメージ
※クリックで拡大します。 

■取り組みの方向性
●駅前の貴重なオープンスペースとして、限られたスペースを最大限活かした日常的な賑わいと憩い、出会いと交流の空間づくり
●公園の美化の推進や安全性の向上による美しく快適な空間づくり
●公園と隣接する東急武蔵小杉駅等との一体的な空間利用による回遊性の向上
●町内会・自治会や再開発によるマンション居住者、商店街やNPO、事業者等の多様な主体が集い、つながることによる地域コミュニティの活性化

こすぎコアパークのリニューアルの方向性については、すでに半年前、2019/8/30エントリで上記の通りお伝えしておりました。

これは前述のこすぎコアパーク管理運営協議会が川崎市に魅力向上のための要望書を提出したことが契機となったもので、川崎市と東急が覚書を締結して計画が推進されています。

■地質調査のためのボーリング設備
地質調査のためのボーリング設備

ボーリング設備

しかしながら、こすぎコアパークは当初からのこのような整備を行うことが想定されていたわけではありません。
整備工事の上で何らかの支障が起こらないか、検証する必要があります。

今回の地質調査(ボーリング調査)は、こすぎコアパークの2か所で実施されます。

ボーリング調査とは、円筒状の穴を地面に穿って土のサンプリングを行い、地盤の状況や地下水位などの検証を行うものです。

今回スタートしたのはこすぎコアパークの南端(旧QBハウス裏手)ですが、今後もう1か所、武蔵小杉東急スクエア寄りの場所でも実施される計画です。

■地質調査のお知らせ
地質調査のお知らせ

2月29日までを予定とする調査期間中、騒音等が発生しますので、近隣の方向けに「地質調査のお知らせ」が配布されていました。

このお知らせは、地質調査の現地にも掲示してありました。

天候や地盤の状況等により、工事期間は延長される可能性がありますので、あらかじめご承知ください。

■地質調査が進むこすぎコアパーク
ボーリング調査が進むこすぎコアパーク

【関連リンク】
川崎市ウェブサイト まちづくり委員会資料 こすぎコアパーク及び周辺地域のさらなる魅力向上に向けた取組の推進について(PDF)
2014/4/2エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の「こすぎコアパーク」(旧小杉第一公園)が供用開始
2014/8/13エントリ 「こすぎコアパーク」の街路樹2本が枯れ伐採、今秋植え替えへ
 ・2016/5/15エントリ 朝から爽快「コアパークdeラジオ体操」本日スタート、毎週日曜日朝8時から武蔵小杉駅前で体操&ごみ拾い
2018/8/26エントリ 武蔵小杉駅南口・こすぎコアパークにごみのポイ捨てが常態化、清掃活動継続とともに管理者による啓発ポスターを掲示
2019/8/30エントリ 川崎市が「こすぎコアパーク」再整備を計画、東急武蔵小杉駅通路との通行自由化し飲食施設を設置へ

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