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2022年
12月11日

川崎フロンターレU-18が高校年代最高峰・プレミアリーグ昇格初年度でEAST優勝・ファイナル準優勝の快挙、羽ばたく「ヤンフロ」に国立競技場で声援

本日、「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2022ファイナル」が国立競技場で開催されました。

プレミアリーグEAST優勝の川崎フロンターレU-18と、同じくWEST優勝のサガン鳥栖U-18が高校年代日本一を賭けて戦い、川崎フロンターレU-18は2-3で敗れて惜しくも準優勝となりました。

ファイナルで敗れはしたものの、プレミアリーグ昇格初年度でEASTを制したのは快挙といえるでしょう。

■プレミアリーグファイナルが開催された国立競技場
プレミアリーグファイナルが開催された国立競技場 

一般に高校年代のサッカーというと、お正月の「全国高校サッカー選手権大会」をイメージされる方が多いと思いますが、これはあくまでも高校の部活動の大会であり、クラブユースが参加していません。

「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ」はプレミアリーグ・プリンスリーグ・都道府県リーグの3階層で構成され、高校サッカー・クラブユースが混合で戦い毎年降格・昇格があります。
最上位のプレミアリーグは、「毎試合が全国高校サッカー選手権の決勝戦レベル」ともいわれる、高校サッカーとクラブユースのそれぞれのトップがしのぎを削るリーグです。

川崎フロンターレU-18は2021シーズンのプリンスリーグ関東で優勝し、2022シーズンからプレミアリーグEASTへと昇格を果たしました。
そして初年度ながら他のクラブユース・前年度優勝の青森山田高校など強豪校との戦いを制し、昇格初年度で見事優勝を果たしました。

プレミアリーグの「EAST」「WEST」が日本一を決定する「ファイナル」は新型コロナウイルスの影響により過去2年は開催が見送られていましたが、今年は3年ぶりに開催となりました。

■川崎フロンターレのグッズ出店
グッズ出店

グッズ出店

グッズ出店

■アトラクションの出店
アトラクションの出店  

本日のファイナルは、川崎フロンターレのホームゲームではありませんが、国立競技場のゲート前にグッズ出店と、「“プレミア”キッズランドin国立」と題して、アトラクションの出店がありました。

グッズ出店には、多くのサポーターが訪れて行列ができていました。

■アカデミーの皆さんによる「ヤンフロ通信」配布
アカデミーの皆さんに夜「ヤンフロ通信」配布

川崎フロンターレを応援する方は、国立競技場Bゲートからの入場となりました。
Bゲートでは、川崎フロンターレアカデミー(ユース)の皆さんがアカデミー情報紙「ヤンフロ通信」を配布していました。

■集まったサポーターとビッグフラッグ
集まったサポーターとビッグフラッグ

本日の来場者数は、8,572人でした。
国立競技場の収容人数は約68,000人ですので、さすがにすべての客席は使用せず、1階の一部を開放するかたちでした。

そのうち「声出し応援」が許可されたエリアでは、多くのサポーターが集まって応援をしていました。
また2階、3階部分にはユニフォームやエンブレム、ロゴのビッグフラッグが掲出されていました。

対戦相手のサガン鳥栖はさすがにかなりの距離がありますので、東京の国立競技場まで集まるのはかなりハードルがあります。
そのようなこともあって、国立競技場の雰囲気は完全に川崎フロンターレU-18のホームゲームのようになっていたと思います。

■「ヤンフロと国立で」
ヤンフロと国立で

サポーターが掲げるフラッグ(ゲートフラッグ、一般にゲーフラと呼ばれるもの)には、「ヤンフロと国立で」というものがありました。

「ヤンフロ」とはヤングフロンターレ、すなわちアカデミーの選手たちのことで、「ヤンフロを国立へ」「ヤンフロと国立で」というキーワードがSNSなどで多く使われました。

■ふろん太
ふろん太

■ワルンタ、カブレラ
ワルンタ、カブレラ

また川崎フロンターレU-18は、マスコットキャラクターも総動員です。
定番のふろん太、カブレラに加えて、働かないことが信条?のワルンタも登場しました。

■選手を迎えるワルンタ、カブレラ、ふろん太
選手を迎えるワルンタ、カブレラ、ふろん太

選手を迎えるワルンタ、カブレラ、ふろん太

そしてウォーミングアップでピッチに入る選手らを、マスコットキャラクターたちが出迎えです。
ここでもワルンタが先頭に立って、グータッチで激励していました。

普段ピッチに来ても片隅の方でダラダラしているだけのワルンタらしからぬ、気合の入りようです。

■高円宮杯の優勝カップ
高円宮杯の優勝カップ

高円宮杯の優勝カップ

試合前には、高円宮杯の優勝カップも会場に登場しました。
これにはふろん太、カブレラ、そしてワルンタも注目していましたね。

■選手入場
選手入場

■プレミアリーグEAST優勝の表彰
プレミアリーグEAST優勝の表彰

そして選手入場後、試合前にはプレミアリーグEAST、WESTの優勝表彰がありました。

高円宮妃久子殿下から、優勝盾の授与が行われました。
これは川崎フロンターレU-18が獲得した、すばらしい栄冠です。

授与を受けたのは、キャプテンマークをつけた背番号10、大関友翔(おおぜきゆうと)選手です。
同選手は、来シーズンからのトップ昇格が決まっています。

■同じくプロ契約済みの高井幸大選手
同じくプロ契約済みの高井幸大選手

今シーズンの川崎フロンターレU-18を支えたひとりが、背番号4、センターバックの高井幸大(たかいこうた)選手です。

身長192cmの恵まれた体格も活かし、最終ラインを防衛するとともに、今日のゲーム終盤では前線にコンバートしてパワープレーもこなしました。

高校2年時に飛び級でプロ契約を結び、年代別代表にも選出されている逸材です。

■1点目の歓喜
1点目の歓喜

■PKを決めた松長根悠仁選手(中央)
松長根悠仁選手

1点目のPKを決めた松長根悠仁(まつながねゆうと)選手も、トップ昇格が決まっています。
高井幸大選手と同期で、センターバックでコンビを組んでいます。

いずれも川崎フロンターレの未来を担う選手たちです。

■ファイナル準優勝の表彰
ファイナル準優勝の表彰

ファイナル準優勝の表彰

2-3のまま試合終了のホイッスルが鳴ると、多くの選手がピッチに倒れこみました。
涙を流す選手が多く、たいへん悔しい結果でしたが、素晴らしい活躍を見せてくれました。

FIFAワールドカップカタール2022で活躍した三笘薫選手、板倉滉選手、田中碧選手らも、かつてはU-18で戦っていました。

彼らが果たせなかったプレミアリーグ昇格、EAST優勝、ファイナル準優勝という栄冠を獲得できたU-18の選手たちは、「川崎フロンターレの未来そのもの」です。

直接トップ昇格をする選手だけでなく、三笘薫選手のように大学経由で大きく成長する選手もいますし、皆さんの今後の活躍に期待したいと思います。

(はつしも)

【関連リンク】
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ ウェブサイト

(川崎フロンターレユース関連)
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