武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2009年
05月26日

武蔵小杉で出産する:関東労災病院(後編)

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昨日の前編に続き、今回は関東労災病院でお産にかかる話の「お産
入院編」
です。

■関東労災病院 メインエントランスと病棟
メインエントランスと病棟

●基本方針は「自然分娩」
まず、関東労災病院では「自然分娩」が基本方針となっているよう
です。あらかじめ「この日に生みたい」というような計画分娩や、無痛
分娩は取り扱わない
ようです(もちろん、ケースに応じて、陣痛を誘発
したり、帝王切開となることはあります)。
また、出産について望むことがあれば、あらかじめ文書で伝えること
ができました。
私は「できるだけ自然に任せる分娩で、できるだけ切開はしたくない」
という希望があったので、それは最初から伝えておき、助産師さん
とも相談しておきました。

さてさて。いよいよ入院の話です。

●LDRはありません
お産が始まりそうになると、いよいよ入院でとなります。自然分娩の
場合、まず「陣痛室」(ああ、もう、この言葉だけで恐ろしいですね…)
に入り、いよいよ出産ということになると、「分娩室」に移動し、出産を
終えると、「病室」に移動することになります。
いわゆる「LDR」(陣痛室と分娩室が一緒になった部屋)はありませ
ん。陣痛室から、分娩室へは、廊下を差し挟んですぐ真正面の部屋
ですが、それでも、それだけの距離でも、歩いて!移動します。

●立ち会い分娩は可能です
夫の立ち会い分娩ができます。我が家は、立ち会いを希望しなかっ
たので詳しくは分からないのですが、申し出れば簡易ベッドも用意
してもらえるようで、宿泊できる部屋(別料金)もあるようです。
ただし、立ち会えるのは夫のみで、ほかの家族(子どもなど)の立ち
会いはできません。
ちなみに、私は第一子の出産のとき、「陣痛のときはそばにいて励ま
してほしい…」
と陰ながら思っていたのですが、夜間だったため、立ち
会いは希望していないことを告げると「では、ご主人は、ご用事がすん
だらお帰りください」といわれ、あっさり一人きりになりました。定期的
に診察してくれる助産師さんだけが、心の支えだったのを覚えていま
す…。

●お産は助産師さんがリード
私はとくにリスクのない妊婦だったため、助産師さんのみがお産を助
けてくれて、最後、いよいよ生まれるというときになって、お医者さんが
登場する
というケースでした。
ちなみに、第一子のときは、助産師さん一人、第二子では二人の方が
ついてくださいました。

●カンガルーケアができます
さあ、いよいよ生まれました!
関東労災病院では「カンガルーケア」をおこなっています。生まれた
ばかりの子どもを、胸に抱いて、出産直後の安静時間を過ごすことが
できます。

幸せの時間です。このためだけに、つらい思いをした甲斐があるとい
うものです。不思議なもので、どんな痛みがあっても、赤ちゃんを胸に
抱いていると、それが全部麻痺してしまう感じです(麻薬ですね)。
ちなみに私、ここで「ご主人に連絡をどうぞ」といわれ、自分の携帯電
話(「ちょっとなら使っていいですから」といわれました)で、出産報告
をしました。
夫、出産直後の妻が電話をかけてくるとは思っていなかったらしく、
びっくり。
立ち会いをしない夫も、この時点で分娩室に入って、子どもと初の対
ができます。ただし、分娩室に入れるのは、このときも夫のみで、
子ども(上の子どもなど)や祖父母にあたる人などは入れません。

●母子同室制、個室です
分娩後、2時間ほど分娩室で安静にしたあと、経過に問題がなけれ
ば、病室に移動になります。赤ちゃんは産着に包まれ、キャスター
付きのコットに寝かされています。
荷物と赤ちゃんとともに、病室に移動です。完全母子同室制で、個室
です。
家族が帰り、助産師さんのこない時間は、赤ちゃんと二人きり
で、みっちりお世話の日々が始まります。

病室には、トイレ、洗面台がついています。タオルは部屋について
いて、洗濯に出せば新しいタオルを支給してくれるのですが、ハンド
ソープは洗面台にないので、自分で用意する必要があります。階下
の売店でも買えますが、入院する荷物に入れておいたほうがいいで
しょう(第一子のときに、石けんがないことに気づき、難渋した経験が
あります)。

●夜景がきれいです
入院病棟の9階(最上階)に産婦人科の病室があるため、眺めが
よく、夜景がきれい
です。私が入った病室からは、東横線の線路が
よく見えて、窓を明かりで光らせた電車が通っていくのが、美しかっ
たです。夜、授乳でたびたび起きるので、夜景がきれいなのには、
心が和みました。
ただし、電車の音はよく聞こえます。うるさい、というほどではないと
思いますが、捉え方には個人差があるかもしれません。

■関東労災病院からの夜景
関東労災病院からの夜景

●面会時間は15時から20時までです
入院時、家族を含むお見舞いの人とは、15時から20時までの面会
時間(土・日・祝は10時から20時)
に会うことができます。
出産を終えて心から思いますが、入院中は、産後の体を休めること
が第一なので、実の親や実の子であろうとも、面接時間をきちんと
守るのが大切
かと思います。
「孫なんだから、生まれたら、面接時間外であろうとすぐ会いたい!」
という親御さんもいらっしゃるかと思いますが、入院規定を守ることが、
体を守ることにつながりますので、あらかじめ家族には、産後の体の
回復が第一であることの、ご理解を求めておく
のがいいと思います。

●入院期間は、基本、5日間です
自然分娩で、母子ともに経過に問題がない場合、出産当日を0日と
して、5日目のお昼ごろに退院
できます。
これは初産婦さんの場合で、経産婦さんは、希望があって退院許可
がおりれば、4日目に退院することもできます。
私自身は、第一子は5日目に退院、第二子は4日目に退院しました。

●母乳育児を支援してくれます
あくまでお母さんとなる方の考え次第と思いますが、病院としては、
母乳育児を推奨して応援している印象です。
たとえば、出産直後から母子同室なのも、その一貫だと思います。出
産直後から、初乳を与えることもできますし、入院中は、ほぼひたす
ら、赤ちゃんに母乳を与え、おむつを換える生活です。
助産師さんも、たびたび様子を見てくれますし、トラブルの相談にも
のってくれます。

入院中は、ナースコール1本で、産婦さんと赤ちゃんの体を見るプロの
助産師さんが様子を見てくれるのですから、遠慮せず、みっちり基本を
仕込んでしまうのがいいと思います。
初産のときは、慣れない初めての赤ちゃんのお世話に格闘する、それ
はもうハードな入院生活
でしたが(笑)、助産師さんの励ましで、何とか
乗り切れた!という感じです。

私自身は、最 初のうちは、母乳が出ないのに苦労しましたが、第一子、
第二子ともに 母乳オンリーで育てられているのも、入院中の指導が
あってのことだと 思っています。
退院後は「母乳外来」もあり、退院後のトラブルの相談にものってくれ
ます。私は第一子のとき、一度お世話になりました。確か生後10か月
ぐらいのときです。あるトラブルで母乳を続ける自信をなくしかけたの
ですが、外来で見てもらって、「大丈夫、母乳を続けるのはすばらし
いことですよ」
と励ましてもらい、最後まで続けることができました。
感謝しています。

…と、駆け足で見てまいりましたが、詳しくは、関東労災病院のウェブ
サイト、とくに「入院のご案内」のうち「産科入院のご案内」を参照され
ると、 産院選びの参考になるかと思います。

■関東労災病院公式ウェブサイト 産科入院のご案内
http://www.kantoh.rofuku.go.jp/nyuuinannai/sanka.htm

ちなみに、出産にかかる費用ですが、私が健診時にもらったプリント
によると、

●時間内(平日8:15~17:00)に娩出、5日間入院で…48万8500円
●休日・深夜に娩出、5日間入院で…50万8500円

が、料金の概算になっています。

ちなみに私の場合は、平日の時間外の出産でしたが、請求金額は
48万円弱となっていました。自然分娩でほぼ経過に問題がなく、経産
婦で1日早く退院したので、安く済んだのかもしれません。
入院期間が1日延びると、1日あたり約4万円の追加料金が発生しま
す。陣痛が2日にわたったりすると、あっという間に4万円×2日の追加
料金になりますので、肉体的にも料金的にもイタイですね(第一子で
経験しました)。

なお、出産費用につきましては、2009年から改訂があったようなので、
上記の費用はあくまで参考程度にご覧になってください。
また、あくまでもこのレポートは、私自身の体験ベースですので、経験
される方によって、受け取り方も違うことと思います。

 私自身は、関東労災病院でのお産しか知らないので、他病院さんとの
比較もできません。でも、私自身の感想では、熱意ある助産師さんに
励まされて、いいお産ができた
、と思っています。

産院をどこにしようか、迷われている方の、ひとつの判断材料になれば
と思い、今回のレポートとさせていただきました。長くなりましたが、読ん
でくださった方、本当にありがとうございました。

■関東労災病院 受付窓口
受付窓口

【関連リンク】
関東労災病院 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:生活情報:病院
2009/1/8エントリ 関東労災病院の新棟
2009/5/25エントリ 武蔵小杉で出産する:関東労災病院(前編)

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