武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2009年
05月30日

丸子橋公園の「初代丸子橋親柱」

hatsushimo.gif

中原街道・綱島街道を北上すると、2つの街道が合流した先に多摩
川を渡る丸子橋があります。これは中原区と東京都大田区を結ぶ
重要な橋であることはご存知の通りですが、この橋梁の高架下には
「丸子橋公園」という公園があります。

■丸子橋公園
丸子橋公園

この丸子橋公園、面積は1,415㎡とそこそこあるのですが、遊具等
は設置されず、広場という感じです。

■丸子橋公園のベンチと・・・
丸子橋公園のベンチと・・・

設備といえば唯一ベンチのようなものが設置されているのですが、
その奥の植え込みの中に少々気になる石造りの物体がありました。

■丸子橋親柱
丸子橋親柱

これは、よく見てみると隣に由来が書いてあり、「初代 丸子橋親柱」
というものでした。1934年に丸子橋が建設された際の橋の一部を
保存してあったのです。

ここに記載されている由来によると、丸子橋の開通は1935年5月で、
アーチ型の美しい形状だったようです。現在の丸子橋にもその景観
イメージは継承されているとのことでした。

■現在の丸子橋と親柱
現在の丸子橋と親柱

これは現在の丸子橋ですが、手前に「丸子橋」という銘が見えるのが
親柱ですね。丸子橋公園に保存されている親柱が、かつてこの位置
にあったのではないかと思います。

この親柱は、中原区側だけでなく、東京都大田区側にも保存されて
いまして、ブログ記事もありました。

■世田谷 玉川村名所物語 初代丸子橋の親柱
http://marukokawa.exblog.jp/2558336/

上記ブログ記事の写真を参照しますと、当然ですが形状は同じです
ね。東京都大田区側には2つ保存されているようですが、そういえば
両側に2つずつ親柱はあるはずです。丸子橋公園には中原区側の
もうひとつの親柱
は見当たらなかったのですが、こちらではひとつし
か保存されていないのかもしれません。調べた範囲では、もうひとつ
の親柱のゆくえはわかりませんでした。

武蔵小杉ライフ:生活情報:公園では、武蔵小杉駅周辺の公園、公開
空地をカバーしうる限り掲載しています。現在78件掲載されているの
ですが、まだ未掲載の公園も存在しています。
丸子橋公園も本エントリと同時に新規掲載を行ったものですが、小さな
ことでも新しい発見があったりします。

現在の丸子橋と多摩川河川敷については、またもう一度取り上げて
みたいと思います。

※追記
やまさんからコメントいただきまして、橋脚に書かれている絵柄から
「ドラえもん公園」と通称されているとのことでした。1枚目の写真です
と小さくて判別しづらいので、拡大写真を追加しておきます。
・・・ちょっとファンキーなドラえもんですね。

■橋脚のドラえもんの絵
橋脚のドラえもんの絵

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 丸子橋公園

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