横須賀線武蔵小杉駅連絡通路のバリアフリー化計画
開業して1ヶ月が経過した横須賀線武蔵小杉駅ですが、その後通勤
ラッシュ時には多くの方がホームに並び、新駅が日常の風景になっ
てきました。今回は、その新駅と旧駅を接続する連絡通路の跨線橋
を見てみたいと思います。
■連絡通路の跨線橋
こちらは連絡通路の横須賀線側から見た跨線橋です。左側が下り
ホーム、右側が上りホームとなります。下りホームからは跨線橋を
経由せずにそのまま横須賀線連絡通路に入れますが、上りホーム
からは跨線橋で線路をまたぐ必要があります。
跨線橋の上りホーム側は南側のマンションとかなり近接していますね。
(この隣接マンションについては後述します)
■跨線橋の内部
跨線橋の内部は、比較的幅が広くなっていて、点字ブロックも敷設
されています。
写真では確認しづらいですが、両側の壁には扉がひとつずつ設置
されていまして、「この扉、どこにつながっているの?」という感じなの
ですが、跨線橋を外から見てみると・・・。
■跨線橋の外側の扉
なるほど、上記写真のように足場が組んでありまして、何らかの作業
時に外側に出られるようになっているものでした。
■下りホーム側の階段
さて、この跨線橋の昇降ルートを見てみたいと思いますが、まず、
跨線橋とホームを結ぶ下りホーム側の階段には、エスカレーター
が上下とも設置されています。
■上りホーム側の階段
ところが、上りホーム側には、ご覧の通りエスカレーターが設置され
ていません。1枚目の写真を見てもわかるように、隣接するビルとの
距離もぎりぎりであることから、十分なスペースが捻出できなかった
ものです。
2009/11/18エントリでも取り上げましたが、この隣接するビルに対し
ては、川崎市建設局が「小杉駅周辺交通機能整備建物等調査」と
いう題目で解体調査を株式会社建匠コンサルタントに発注してい
ます。
要するに、この隣接ビルを解体したい意向が、少なくとも川崎市には
あるということです。
ここであらためて過去に公表されている工事図面を見てみると、
■横須賀線武蔵小杉駅連絡通路の図面
上記のように、あきらかに隣接ビルと干渉する部分に、現状は存在
しないエレベーターとエスカレーターが設置されることになっています。
つまり、将来的に隣接ビルを解体して用地を確保し、下りホーム側と
同様にエレベーター・エスカレーターを設置する計画があるわけで
すね。
下りホーム側のエレベーターは現在でも建設する場所はありますが、
下りホーム側だけ設置しても無意味であることから、着手されていない
ものと思います(片側だけでは車椅子の方が結局降りられません)。
上りホーム側にスペースができたら両側に設置予定、ということなの
でしょう。
なお、現状でも南武線武蔵小杉駅ホームには上り・下りともエレベ
ーターがありますので、それらを利用すれば一応、南武線上りホー
ム→横須賀線ホームのバリアフリーアクセスは確保されています。
・・・が、やはり横須賀線武蔵小杉駅への乗り換えにあたっては跨線
橋がメインとなるでしょうし、現状の片側のみエスカレーター設置、
という状態はちょっと未完成な感じがありますね。
用地取得が伴うとなると確定しきれない部分もあるのでしょうが、
跨線橋もこれから改良される余地が残されているものと思います。
【関連リンク】
武蔵小杉新駅ライフ:横須賀線武蔵小杉駅開業特設サイトラッシュ時には多くの方がホームに並び、新駅が日常の風景になっ
てきました。今回は、その新駅と旧駅を接続する連絡通路の跨線橋
を見てみたいと思います。
■連絡通路の跨線橋
こちらは連絡通路の横須賀線側から見た跨線橋です。左側が下り
ホーム、右側が上りホームとなります。下りホームからは跨線橋を
経由せずにそのまま横須賀線連絡通路に入れますが、上りホーム
からは跨線橋で線路をまたぐ必要があります。
跨線橋の上りホーム側は南側のマンションとかなり近接していますね。
(この隣接マンションについては後述します)
■跨線橋の内部
跨線橋の内部は、比較的幅が広くなっていて、点字ブロックも敷設
されています。
写真では確認しづらいですが、両側の壁には扉がひとつずつ設置
されていまして、「この扉、どこにつながっているの?」という感じなの
ですが、跨線橋を外から見てみると・・・。
■跨線橋の外側の扉
なるほど、上記写真のように足場が組んでありまして、何らかの作業
時に外側に出られるようになっているものでした。
■下りホーム側の階段
さて、この跨線橋の昇降ルートを見てみたいと思いますが、まず、
跨線橋とホームを結ぶ下りホーム側の階段には、エスカレーター
が上下とも設置されています。
■上りホーム側の階段
ところが、上りホーム側には、ご覧の通りエスカレーターが設置され
ていません。1枚目の写真を見てもわかるように、隣接するビルとの
距離もぎりぎりであることから、十分なスペースが捻出できなかった
ものです。
2009/11/18エントリでも取り上げましたが、この隣接するビルに対し
ては、川崎市建設局が「小杉駅周辺交通機能整備建物等調査」と
いう題目で解体調査を株式会社建匠コンサルタントに発注してい
ます。
要するに、この隣接ビルを解体したい意向が、少なくとも川崎市には
あるということです。
ここであらためて過去に公表されている工事図面を見てみると、
■横須賀線武蔵小杉駅連絡通路の図面
上記のように、あきらかに隣接ビルと干渉する部分に、現状は存在
しないエレベーターとエスカレーターが設置されることになっています。
つまり、将来的に隣接ビルを解体して用地を確保し、下りホーム側と
同様にエレベーター・エスカレーターを設置する計画があるわけで
すね。
下りホーム側のエレベーターは現在でも建設する場所はありますが、
下りホーム側だけ設置しても無意味であることから、着手されていない
ものと思います(片側だけでは車椅子の方が結局降りられません)。
上りホーム側にスペースができたら両側に設置予定、ということなの
でしょう。
なお、現状でも南武線武蔵小杉駅ホームには上り・下りともエレベ
ーターがありますので、それらを利用すれば一応、南武線上りホー
ム→横須賀線ホームのバリアフリーアクセスは確保されています。
・・・が、やはり横須賀線武蔵小杉駅への乗り換えにあたっては跨線
橋がメインとなるでしょうし、現状の片側のみエスカレーター設置、
という状態はちょっと未完成な感じがありますね。
用地取得が伴うとなると確定しきれない部分もあるのでしょうが、
跨線橋もこれから改良される余地が残されているものと思います。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図面
2009/11/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅連絡通路と隣接ビル
2010/3/3エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の暫定連絡通路が完成間近
2010/3/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅本日開業、記念イベント開催
2010/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅、初の平日ラッシュ
2010/3/23エントリ 東急電鉄の武蔵小杉アンケート×3
2010/4/14エントリ 東急電鉄の武蔵小杉アンケート、再び