武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2013年
12月27日

新設「武蔵小杉駅東口ロータリー」に川崎市営バス2路線が乗り入れ、井田病院・川崎駅方面へ運行へ



2013年12月19日の川崎市議会第4回定例会において、武蔵小杉駅南口地区東街区に整備中の新ロータリーについての一般質問が行われました。これにより、以下の内容があきらかになりました。
 
▼新ロータリーの名称は「武蔵小杉駅東口ロータリー」が候補として調整されていること
▼ロータリーの中央植栽帯にモニュメントを設置する予定であること
▼横須賀線ロータリーから発着している川崎市営バスの「杉02系統」(元住吉経由・井田病院方面)「杉03系統」(西加瀬循環)路線を新ロータリーに乗り入れること
▼新ロータリーに組み込まれる「杉03系統」(西加瀬循環)は再編し、武蔵小杉駅-川崎駅を結ぶ新路線に変更すること

■工事中の「(仮称)武蔵小杉駅東口ロータリー」
 工事中の「(仮称)武蔵小杉駅東口ロータリー」

<ロータリーの名称について>

まず新ロータリーの名称ですが、現在は「都市計画道路 武蔵小杉駅南口線」に接続されていることなどから、工事作業上の名称として「武蔵小杉駅南口ロータリー」とされています。
しかしながら現状「武蔵小杉駅南口」が東急ストア側に存在しており、利用者の混乱を招かないように新たな名称が検討されていました。

新ロータリーは東急武蔵小杉駅の東側ですので、順当に「武蔵小杉駅東口ロータリー」という名称に落ち着きそうです。

■「(仮称)武蔵小杉駅東口ロータリー」の中央
武蔵小杉駅西口ロータリーの中央部 

<新ロータリーのモニュメントについて>

また新ロータリーのモニュメントについては以前から話が出ていましたが、やはり中央植栽帯設置されることで決定しました。 地元商店街・町内会などで構成される「武蔵小杉周辺再開発協議会」の要望により、武蔵小杉駅南口地区東街区再開発組合が市に寄贈して設置するものです。

モニュメントの設置により、「○○がある場所」といった説明がしやすくなり、ロータリーが複数ある中での待ち合わせなどがわかりやすくなることが期待されます。

なお 以前、「武蔵小杉周辺再開発協議会」の地元重鎮的な方が、
「“アベック”が待ち合わせできるような、『小杉観音』を設置したい」(原文ママ)
という要望を行政にされていた
のを目の前で聞いたことがあります。 

さすがに少々時代が違うような気がしまして、その後どのようなモニュメントが採用されたのか正直心配しておりましたが、今回の川崎市議会での当局の答弁では、
「シンプルで洗練されたデザインのモニュメントを設置する」
とされていました。
 
「(仮称)LaLaテラス」の三井不動産が主導する、「武蔵小杉駅南口地区東街区再開発組合」がモニュメントの作成主体となっていますので、あとは同組合と川崎市のセンスを信じるしかないですね。
どんなモニュメントができるか、楽しみです。

■新駅ロータリー発着の川崎市営バス「西加瀬循環線」
新駅ロータリー発着の市営バス「西加瀬循環線」

<新ロータリー発着の川崎市営バスについて>

新ロータリー「(仮称)武蔵小杉駅東口ロータリー」に乗り入れるバス路線については、現在川崎市が民営のバス会社との調整を行っているところです。

川崎市営バスについては、現在横須賀線武蔵小杉駅に乗り入れている2路線、
▼杉02系統(元住吉経由・井田病院・井田営業所行き)
▼杉03系統(西加瀬循環線)※新城線と再編、武蔵小杉駅―川崎駅を結ぶ路線に変更予定
これを新ロータリーに乗り入れるということです。

■杉02系統(黄土色)と杉03系統(赤)
 杉02系統(黄土色)と杉03系統(赤)

このうち杉03系統(西加瀬循環線)については利用者が少ないことがかねてから問題となっており、本サイトでも2010/8/23エントリで取り上げていました。

杉03系統は、横須賀線武蔵小杉駅の開業にあたって、西加瀬周辺の住民の方の署名運動なども行われるなど、地元の強い要望により設置されたものでした。
ただ、熱望された割には実際には利用者がたいへん少なく、その後抜本的に利用状況が改善されることもなかったようです。

結果として、同路線は2014年1月に重複路線の覆い赤字路線「新城線」と統合再編し、武蔵小杉駅―川崎駅の2拠点を結ぶ路線に変更される予定となっています。

■路線バスが通る都市計画道路 武蔵小杉駅南口線
路線バスが通る都市計画道路 武蔵小杉駅南口線

結果として、新しい「(仮称)武蔵小杉駅東口ロータリー」から発着する川崎市営バスは、井田病院・井田営業所か川崎駅が行先ということになります。

新ロータリーから都市計画道路 武蔵小杉駅南口線を通って横須賀線武蔵小杉駅ロータリーを経由する形になるのか、完全に移転するのか、詳細なルートは現段階ではまだ公表されてません。

その他、民営では当然東急バスも乗り入れてくるでしょうし、新ロータリー全体でのバス路線の組み方も気になるところですね。

新ロータリーは、2014年3月の供用開始を予定しています。
年明け以降、供用開始に向けて工事は最終局面に入ってくることでしょう。

【関連リンク】
2009/12/25エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリーから川崎市営バス新規路線設定
2010/2/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の臨港バス実地研修
2010/3/1エントリ 東急バスが横須賀線武蔵小杉駅発着路線の参入撤回
2010/8/23エントリ 横須賀線武蔵小杉駅発着の川崎市営バスが利用低迷
2010/8/28エントリ 川崎市営バスのシートの模様
2011/8/23エントリ 横須賀線武蔵小杉駅から市民ミュージアム行き東急バスが2011年9月1日新設
2011/9/15エントリ 横須賀線武蔵小杉駅からの市民ミュージアム行き東急バス
2012/6/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリーから6月23日・30日フロンターレ戦の等々力直行臨時バスを運行
2012/8/24エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ロータリーから、等々力直行臨時バスが継続運行
2012/9/17エントリ 府中街道を走る、フロンターレラッピングバス

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