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2024年
01月20日

関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線踏切解消アンダーバス構造がお目見え、2024年3月末供用に向け工事終盤に

東急武蔵小杉駅~元住吉駅間における「都市計画道路苅宿小田中線」の立体交差化工事が、2024年3月末の完成に向けて進められています。

弊紙では2011年9月に立体交差化事業についてご紹介し、約9年後の2020年12月に工事の本格着手をお伝えしておりましたが、さらに約3年後の現在、工事が進捗していよいよアンダーパス部分の躯体がお目見えしました。

■都市計画道路苅宿小田中線の立体交差化工事(西側より)
苅宿小田中線のアンダーパス部分

東急東横線・目黒線の大部分は、多くの区間で高架化や地下化が行われました。

しかしながら東急武蔵小杉駅~元住吉駅間においては都市化でスペースが限られていたため、「高架上部が東横線」「高架下部が目黒線」という上下2層構造による複々線化が行われました。
結果として高架化はされているものの引き続き目黒線が地上を走り、この区間では踏切が2か所、解消されずに残されています。

そのうちの1か所、「都市計画道路苅宿小田中線」の踏切を解消すべく、道路をアンダーパスにして地下を通す工事が行われています。

地下鉄の工事のように、地下部分はずっと鉄板で覆われて見えない状態だったのですが、工事進捗によりご覧の通りアンダーパスが見えるようになりました。

■外から見えるようになったアンダーパス
苅宿小田中線のアンダーパス部分

苅宿小田中線のアンダーパス部分

アンダーパス部分は、東急線の西側で見えるようになっています。
中央が2車線の車道、その両脇が歩道になります。

このアンダーパスができると踏切が解消され、車・人ともにアンダーパスで東西を行き来できるというわけです。

■東急線の東側工事区域
東急線の東側工事区域

一方、東急線の東側(関東労災病院側)では、まだ西側ほどアンダーパスは見えません。
ただ、地下部分の工事が進んでいることは、見て取ることができました。

■車両は踏切通行止め中
踏切は車通行止め中

工事の進捗により、現在踏切を渡れるのは歩行者・自転車のみで、車で渡ることができません。
これは2024年3月末の供用開始まで続き、次は開通したアンダーパスを通ることになるようですので、ご注意ください。

工事日程は通行止め情報については、施工を行っているフジタ・織戸共同企業体が専用ウェブサイトを開設して情報発信を行っておりますので、ご参照ください。

■苅宿小田中線アンダーパスのイメージパース(工事ウェブサイトより)
イメージパース

【関連リンク】
フジタ・織戸共同企業体 中原区内都市計画道路苅宿小田中線(Ⅲ期)道路築造(立体交差化)工事ウェブサイト
川崎市ウェブサイト 事業路線情報 苅宿小田中線(第3期工区)
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