武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
06月29日

中原消防署に双腕作業機「ASTACO」配備

hatsushimo.gif

先日、中原消防署に、災害救助等に使われる双腕作業機
「ASTACO」が配備
されているのが目に留まりました。

■中原消防署に配備されている車両
中原消防署に配備されている車両

中原消防署は、武蔵小杉再開発事業によって、綱島街道沿いに
移転新築されています。綱島街道から配備されている車両が見え
るのですが、その中、写真左端にちょっと変わった形の車両
ありました。

■双腕作業機「ASTACO」
双腕作業機「ASTACO」

これが、日立建機の双腕作業機「ASTACO」です。
2本のアームがあり、それぞれフォークとカッターになっています。
これにより、
「『つかみながら切る』『支えながら引っ張り出す』『長いものを折り
曲げる』などの作業ができるだけでなく『軟らかく壊れやすいもの
を把持する』作業も可能」
(公式サイトより)
となっています。

リサイクル分野、危険物処理、災害救助などに使用されている
そうです。

■日立建機公式サイト 双腕作業機「ASTACO」
http://www.hitachi-kenki.co.jp/products/hot/
double_arm_astaco/index.html


■「ASTACO」のアーム
「ASTACO」のアーム

「ASTACO」のアームは、向かって左手がフォーク、右手がカッター
となっています。
災害により建物が倒壊した場合など、右手で崩れないように瓦礫
を支えながら下敷きになったものを引っ張り出す
、といった作業が
可能になります。

「ASTACO」は2008年10月に東京消防庁に配備されたのち、改良
型が2011年3月に東京消防庁および川崎市消防局に配備されて
いました。
おそらくは、このたびの東日本大震災による瓦礫の処理等において
も動員されたのではないかと思います。

■写・撃・演・習・場 川崎市消防局 震災工作車「ASTACO」
http://blog.goo.ne.jp/atis128/e/88ed393865dbaaf
5d50721aa8ef23dc3


なお、この「ASTACO」は中原消防署の新配備車両として、6月12日
に等々力緑地で開催された中原消防団の操法大会において披露
されていました。
上記ブログの写真を見ると、アームの形状などがよくわかります。

普段頻繁に出動するような車両ではありませんし、また出動機会が
無いのが一番ではあります。
ただ、身近な中原消防署にこのような車両が新たに配備されている
ということで、災害時の備えのひとつとしてご紹介しました。

■住宅用火災報知機の設置期限到来
住宅用火災報知機の設置期限到来

ところで、「ASTACO」の撮影をした日、丁度住宅用火災報知機の
設置期限(2011年6月1日より義務化)が到来
していまして、中原
消防署のカウントダウンが残り1日
となっていました。
2010/6/14エントリで中原消防署の広報活動については取り上げて
おりましたが、早いものであれからもう丸1年が経過してしまったの
ですね。

■川崎市消防局 住宅用火災報知機について
http://www.city.kawasaki.jp/84/84fire/juukeiki/jyukei.htm

まだお済みでない方がいらっしゃいましたら、川崎市消防局の上記
ウェブページをご参照くださいませ。

【関連リンク】
中原消防署 公式サイト
2008/4/21エントリ 中原消防署 新庁舎移転
2009/2/7エントリ 東急テクノシステム跡地の消防車
2009/8/19エントリ 水難事故に備えよう
2009/11/28エントリ 会計検査院が中原消防署のまちづくり交付金を
不当と指摘

2010/3/27エントリ 中原消防署のミニカー展示
2010/6/15 中原消防署が住宅用火災報知機設置を呼びかけ

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