2011年
08月28日

東京機械製作所玉川製造所跡地「アリオ武蔵小杉」のイメージパース

武蔵小杉再開発

2011年8月26日、27日に東京機械製作所玉川製造所再開発計画に
関する条例環境影響評価準備書の説明会が行われました。
これは川崎市の環境アセスメント上の手続きとして行われるもので、
大規模開発事業による周辺環境への影響（大気質、騒音、廃棄物
など各種）について説明がなされました。

基本的には商業施設のテナントがどうのといった説明会ではありま
せんので、これといって新しい話はなかったのですが、「アリオ武蔵
小杉」（仮称）のイメージパースが多少紹介されていました。

■東京機械製作所玉川製造所再開発計画の景観図

こちらは、環境影響のうち「景観」の説明で使用された景観図です。
一番高いパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーと、手前の住友
不動産タワーの間に、アリオ武蔵小杉が高さ31m（最高部40m）で
建設されています。

住友タワーの北側にはパークシティ武蔵小杉　ザ・グランドウイング
タワーが建設され、この景観図にはありませんが東側にはリエト
コート武蔵小杉が建っています。
まさに、タワーに囲まれた商業施設ということになります。

■アリオ武蔵小杉部分の拡大

景観図のうち、アリオ武蔵小杉部分を拡大してみましょう。
建物形状は、これまでにもご紹介してきたものと大きく変わって
いません。
綱島街道沿いの街路樹や屋上緑化がグリーンで表示されている
ほか、綱島街道に面した大看板が描かれています。

この看板は高さ9mほどになりますので、かなり大きいですね。

■アリオ武蔵小杉のイメージパース

Comment(3)

3 コメント

1.両者の視点が必要

Dorianさん
(2011/08/29 18:00)
[Edit]

はつしもさん、こんにちは。
“入れもの”であるタワーマンションをボカスカ武蔵小杉に建てるのはともかく、そうして住民や、オフィス就労者をどんどん集めても、肝心の街づくりが、そこに集う人達のニーズにこたえていて、住みやすい、働きやすい環境でなければどうしようもないですよね。

働く場合であったとしても、その地域で8時間という一日の3分の1に当たる長い時間を過ごす、ということは、もう殆ど暮らしているのと同じです。
だからこそ、周辺環境というのはとても大切です。

先の「シネコン断念」のところでは、物凄くたくさんの方からコメントが寄せられていました。
多くの方はやはり「残念」という意見でした。職場でも落胆する声が相次いでいます。
これで、映画を観に行くなら、従来通り川崎か、横浜か、渋谷や新宿、港北などに出ていかなくてはならなくなります。
でも、一部の住民の方からは「シネコンなんていらない」というご意見が書かれていました。

住まわれている方の視点では、そういう娯楽施設より、庶民的なアリオに期待する、というのもあるのでしょう。
ただ、働いている人の目線で考えれば、仕事帰りに手頃な料金で息抜きができる場所、楽しめる場所が欲しいとか、取引先にちょっと気の利いた手土産を持って行きたい、くつろいだり、打ち合わせに使える洒落たカフェやバーも欲しい、というニーズもあるのです。
単なる住宅地ではなく、オフィスも誘致するとすれば、どちらのニーズも取り入れることは必要です。

モール・エスシーさんのホームページでは、「マーケットの変化に対応し、商圏、地域特性に合った店舗を出店します」と書いてありましたけれども、これを言葉だけでなく、武蔵小杉周辺の住民と、勤労者の両方の視点から形にして欲しい、と感じます。

さまざまなニーズ

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2011/08/29 23:51)

Dorianさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

頂いたコメントには、シネコン断念に落胆されているコメントが
多くありました。また、それとは異なる意見を表明されていた
方もいらっしゃったことは、ライフスタイルと嗜好が人それぞれ
である以上、当然のことかと思います。
（映画を観ない、という方もいらっしゃいますしね）

さて、居住者だけでなく勤労者のニーズも踏まえるべき、
というのはその通りでして、昼間人口が多い街というのは
活力があります。
その点では、中原区にはNECや富士通など大手企業の
大規模な事業所があり、多くの方が勤務されていると
思います。

当然それぞれに立場も違えばニーズも異なってくると
思うのですが、それらのバランスを上手に取れた
商業施設が成功するのでしょうね。

2.街の発展のために仕掛け作りが必要

ひろさん
(2011/08/29 20:21)
[Edit]

Dorianさんの意見に同感です。

以前にもコメント致しましたが、どうも街を発展させるための仕掛け作りのような施策がこの小杉の再開発には欠けています。単純に経営判断で儲からなそうだからシネコン誘致を断念、ではダメです。それに対してなんら指導しない行政もダメです。

庶民的なショッピングセンターで、どこにでもあるようなものでは、小杉以外の人を集められませんよ。沿線近郊からの集客のための仕掛けがあれば、その人たちがレストランにも行き、お茶も飲み、ちょっといいモノの買い物もするでしょう。
そうして街に活気が出て、競争原理で更に綺麗におしゃれに進化するのです。

地元の商店街の方で、新規進出されるショッピングセンターにお客を奪われてしまう、と懸念されている方も当然いらっしゃるでしょう。しかし「とられる」とネガティブに反応するのでなくむしろ「商機が増える」とポジティブに捉えていただきたいものです。但しそのためにはただ待っていてはダメで仕掛け作りが必要なのではないでしょうか？

シネコンのような集客のための仕掛け、お客が街の中を食べ歩きあるいはウインドーショッピングできるような仕掛け、回遊できる仕掛け、など。ただそういう仕掛け造りは各商店街や個人だけでできるものと、やはり行政に頼らざるを得ないもの、例えば遊歩道の整備とか、がありますので、機会ある毎に意見や陳情していかなくてはいけないのでしょうね。

今、話題にしているのは、大型複合商業施設のことですが、それと共に地元の商店街の方のアイデアと努力で、この街にもう一度来てみたい、と思わせる様にして欲しい、と願います。自由が丘にあって小杉にないもの、ブレーメン商店街にあって小杉にないもの、吉祥寺にあって小杉にないもの、そう考えて知恵を出せば、もっともっと味のある街になるのではないでしょうか？

みんなで盛り上げていきませんか？

作れなかった

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2011/08/29 23:50)

ひろさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

ひとつ押さえておかなければならないのは、事業者側は
「シネコンを作らなかった」のではなく、「必要と判断して
誘致しようとしたが、できなかった」ということですね。

出店者側が「収益性がない」と判断してNoと言ったものを、
事業者にせよ行政にせよ無理やり出店させることはできません^^;

一方で経営危機にあってこの再開発のテナント料を収益の柱と
しようとしている東京機械製作所にとっても、テナント料の
値下げなど身を切ってまでシネコンを入れるの難しいところです。

ただしかしながら、どこにでもある店舗ばかりでは集客が
できないのはご指摘の通りですね。
同じような考え方が以前の阿部市長のタウンミーティングでも
示されていましたが、どうも理念に終わったような感も
あります。

大型商業施設はもちろん、既存の商店街も含めて、まだまだ
工夫できるとことはあると思いますし、街全体で盛り上げて
いくことが必要かと思います。

府中街道拡幅に伴う二ヶ領用水沿いとの一体的な整備などは
地元から出てきたアイデアであり、実現すれば魅力的な
空間、街をつなぐ導線になると思います。

3.そうですね

みぃさん
(2011/08/30 09:20)
[Edit]

＞どこにでもある店舗ばかりでは集客ができないのはご指摘の通りですね。

確かに、そうです。
少し前に、ライズに行ったのですが・・・正直に言って一度行けばいいかなって思いました。わざわざ乗り換えてまでちょくちょく行くニーズはないかな。二子玉まで行くなら、高島屋でお買いものをしますね。まぁそれは年代にもよるのかも知れませんが。

川崎や横浜まで行かなくても、立ち寄りたいお店がたくさんあって、ちょくちょく行くのは自由が丘です。
そして日々のお買いものにはブレーメンが安くて楽しいです。最近はもっぱら９時にオープンするマックスバリューですが。

いずれにせよ、住みよい、活気ある、ガッカリしない街作りを期待します。

いろいろありますね

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2011/08/30 22:46)

みぃさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

二子玉川は、武蔵小杉から電車ですと乗換えが面倒ですね。
車の方が便利かもしれません。
コメントで書いていただいたように、近隣にお買いもの
スポットがたくさんありますね。ブレーメン通り商店街は
私も好きです。

そういったところとの競争になってくるわけですが、
本当に商業施設の企画というのは難しいですね。
ラゾーナの成功は凄いことだと思います。