武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
04月07日

川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):「中原区役所の八百八橋」リニューアル

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2010/5/23エントリでご紹介した、中原区役所の「八百八橋」周辺が
リニューアル
されました。

「八百八橋」とは、1772年から1781年にかけて上丸子で「ほしか屋」
という肥料店を営んでいた野村文左衛門が私財を投じて中原街道
沿いの各地に架けた石橋
のことです。
野村文左衛門は「人々のために1,000の橋を架ける」という志で
この事業を行い、その功績を讃えて後年になって「八百八橋」と呼
ばれるようになりました。

■「八百八橋」の由来を記した石碑
「八百八橋」の由来を記した石碑

「八百八橋」は現在でもいくつかが中原区内で保存されており、
石橋醤油店、御蔵稲荷、武蔵小杉駅北口、中原区役所の4箇所
をこれまでにご紹介してきました(関連リンク参照)。

今回はそのうち中原区役所に保存されている八百八橋周辺が、
「中原区協働推進事業」として市民と行政の協働により再整備され
たものです。

■中原区公式サイト 平成22年度中原区協働推進事業計画一覧
http://www.city.kawasaki.jp/65/65soumu/home/
soumu75/soumu75_09.htm


■リニューアル前の八百八橋
リニューアル前の八百八橋

まずこちらは前回エントリでご紹介したリニューアル前の八百八橋
です。こちらが今回どうなったかというと、

■リニューアル後の八百八橋
リニューアル後の八百八橋

このようになりました。
基本的な形は変わっていないのですが、目に付く変化としては橋の
下に白い石がしかれています。
これは水の流れを表現したもので
すね。

■八百八橋を渡る敷石
八百八橋を渡る敷石

また、八百八橋を渡れるように、敷石が整備されていました。
水を表現した石もそうですが、今回の周辺整備は、「人知れず区役
所の片隅に置かれている石」なってしまっていた八百八橋を、本来
の「橋」として再生するコンセプト
となっています。

協働事業の予算が限られていますのでできることには限度があり
ましたが、二ヶ領用水の水を引いて本当の水辺にできたら良いの
では?といった夢のビジョン
もあったようです。

今回のリニューアルにあたっては、2011年3月26日に完成イベント
予定されていたのですが、これは東日本大震災の影響により中止
なってしまいました。
イベントは残念でしたけれども、リニューアル事業自体は予定通り
完了
してスペースが開放されておりますので、中原区役所にお立ち
寄りの際にはちょっと覗いてみてください。

【関連リンク】(川崎歴史ガイド・中原街道ルート連載)
2009/11/29エントリ (4):「明治の醤油作りと八百八橋」
2009/12/21エントリ (番外編):「武蔵小杉駅の八百八橋」
2010/5/23エントリ (番外編)「中原区役所の八百八橋」
2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」

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