2013年
04月19日

「TSUTAYA小杉店」の武蔵小杉東急スクエア側駐輪スペースが閉鎖

武蔵小杉再開発

武蔵小杉東急スクエア向かい側の、TSUTAYA小杉店の駐輪スペースが閉鎖されました。武蔵小杉東急スクエアのオープンにより同店利用者以外の駐輪が増加し、歩行者の妨げになっていたことによるものです。

■TSUTAYA小杉店の閉鎖された駐輪スペース（武蔵小杉東急スクエア側）

TSUTAYA小杉店は、1階に中原ブックランド、2階にレンタルビデオのTSUTAYAを配置した複合店舗です。従来はイトーヨーカドー前の店舗という印象が強く、駅側は変電所に面した裏口のような形だったのですが、武蔵小杉東急スクエアのオープンに伴い、道路も整備されて状況が一変しました。

■駐輪スペース閉鎖のお知らせ

状況が一変というのは店舗自体の集客状況ではありませんで、武蔵小杉東急スクエアのオープン以降、こちら側の駐輪スペースに東急スクエア利用者の駐輪が多数流入したというものです。以前から店舗利用者以外の駐輪はあったと思われますが、その傾向が一層強くなり支障をきたすようになったということでしょう。

■放置自転車撤去のお知らせ

この駐輪スペースのすぐそばには、川崎市による放置自転車撤去の黄色い貼り紙がありました。歩道にはみ出して放置されていた自転車が撤去されたようです。

■本日22時頃の状況

こちらは、武蔵小杉東急スクエアの大部分がクローズした本日22時頃の様子です。歩道に何台か自転車が残っていて、一部点字ブロックにもかかってしまっています。

■利用可能なイトーヨーカドー側の駐輪スペース

■「敷地外駐輪禁止」

駐輪スペース閉鎖のお知らせでは、イトーヨーカドー側の駐輪スペースの利用が促されていました。ただこちらも日常的に一杯で、「敷地外駐輪禁止」とはあるもののかなり歩道にはみ出しているのが現状です。
現実的には、イトーヨーカドー付属の駐輪場を利用するということになりそうですね。

■小杉こども文化センター前の駐輪禁止表示

TSUTAYA小杉店のそば、小杉こども文化センター前にも、駐輪禁止の表示がありました。ここは完全なる歩道ですので、もちろん駐輪はできません。

武蔵小杉東急スクエアの地下駐輪場は、曜日と時間帯によるのかもしれませんが一定の空きがあるようです。また2013/4/4エントリでご案内した周辺の駐輪場（下記マップ）も利用できますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

■武蔵小杉東急スクエア・中原図書館周辺駐輪場マップ

Comment(3)

3 コメント

1.自転車撤去

みぃさん
(2013/04/21 09:17)
[Edit]

土曜日に東横病院前のマックに買い物に行き、自転車をお店前に置いていたら、10分もしない間に放置自転車に黄色い紙がハンドルに巻かれていました。7～8分でかぁと少々驚きましたが、続いてヨーカ堂で買い物をして、出てきたところ、トラックに放置自転車が次々乗せられていました。
少し時間がずれていたら、マイ自転車も？？？
確かに一台が置いたら、次々にという状況もありますから、致し方ないですね。

駐輪場

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/04/21 10:37)

みぃさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

東横病院前のマクドナルドは、昔はセンターロード側に駐輪スペースがあったのですが、今はなくなっていますね。
武蔵小杉駅周辺では、結構まめに撤去をしていると思います。あちこちで黄色い撤去通知を見かけますよね^^;　側面に「放置自転車撤去作業中」と大きな文字で書かれたトラックが回っています。

2.無題

まゆゆさん
(2013/04/21 15:15)
[Edit]

個人的には放置自転車はよくないと思うので、違法駐輪の取り締まりは良いと思います。
でも、駐輪場が少ないと思います。
私は徒歩でも駅に行ける距離なのですが、荷物が多い時などは自転車を利用します。
娘も帰りが遅くなるので、夜道が心配なので自転車を利用します。
最近は時間が遅いと駐輪できる場所がなく、困る場合があります。
駐輪場も駅から遠い場所にもありますが、それでは意味をなさない場合もあります。
また、駐輪代も高いと思います。
毎日駐輪する人の為には、千葉の西葛西のような地下駐輪場が便利だとも思います。
こういった意見をどのように市に伝えられるのかと思っています。

値上げ

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/04/21 16:16)

まゆゆさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
川崎市の駐輪場は、先般大幅に値上げされましたね。「駅からの距離や設備などに応じた弾力的な価格設定」、という説明でしたが、実質的には大幅値上げ以外の何物でもありませんでした^^;　駐輪場3か月で1万円近くかかったりしますから、やはり高いと思います。　千代田区、港区など東京都心の駐輪場の方が安いですので、用地の取得価格などの差を考えるとハテ？と思いますね。

駐輪場に対する意見は、建設緑政局自転車対策室が所管になると思います。
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/28-5-1-0-0-0-0-0-0-0.html
その他、「市長への手紙」などが公式の窓口になりますね。
http://www.city.kawasaki.jp/160/page/0000016761.html

テンプレートのような返答しかもらえない…といった声も聞きますが、他の自治体の事例などは日常的に視察をしているようですし、具体的な参考事例を伝えてみて悪いことはないと思います。

3.風変わりな独り言

Qさん
(2013/04/21 22:32)
[Edit]

誤解を生まぬよう、まず自分のスタンスを明確にしておきます。
川崎市の駐輪場政策を支持する立場でも、反対する立場でもありません。
駐輪場大幅値上げのブログ記事に異常なほど興味を持った
ちょっと風変わりな庶民に過ぎません。

以下、川崎市の駐輪場政策に関する個人的な見解を述べさせていただきますが、
あくまでもちょっと風変わりな庶民が、色々考え自己満足した結果に過ぎない
と理解して軽く読み飛ばしてください。

まず、東京都心の駐輪利用料（用地の取得価格）との整合性についてですが、
確か、川崎市の駐輪場利用料の考え方のベースとして受益者負担があったと思います。

なので、価格の相違を用地取得の価格で説明しようとするのはそもそも無理な話です。
駐輪場利用の考え方が違うのでしょうから。
　　川崎市：利用者負担
　東京都心：維持管理費などに税金投入（おそらく）

では、なぜベース（スタンス）が異なるのかに興味が湧くわけですが、
それは、需給バランスだと考えてはどうでしょうか？

川崎市の交通網も十分発達しているとは思いますが、東京都心の密度と比べれば
劣ると思います。自転車を利用しないと最寄り駅への移動が困難なエリアの
住民の数で考えると、川崎市の方が需要が多い気がします。

まず、営利を目的とする駐輪場の事業者を考えます。
この場合の最適な行動（価格設定）は
「利用料と利用者数の積が最大になるところに価格を設定する」
ことに他なりません。

需要が圧倒的に少ない場合（副都心の例）、上記で決定した利用料で
維持管理費等がまかなえないなら撤退するのが最適な答えです。
ただ営利目的でない公共団であれば赤字となるので、税金投入せざるを得ません。

一方、需要が圧倒的に多い場合（川崎市の例）、利益が出る水準でも価格設定が可能
となるはずです。
もちろん、営利団体ではないので利益を出す水準に価格設定することはなくても、
前者とは異なり利用者負担（税金を投入しない）という選択肢がります。

以上が、東京都心との利用料差を納得するための（個人的）論理展開です。

ただ、私的な駐輪場もちらほらあり、かつ料金体系の差はあれど、
おおむね同水準の価格帯のように感じます。
利益が期待できない事業は行わないのが営利団体の原則だと考えれば、
「あれ？市の駐輪場の料金水準でも利益でるの？」
ならば、無駄なコスト省けばもう少し安くできるのかな？
という疑問が湧いて来ないではないです。

これに関連して、疑問が２つあります。
まだ答えが見つからず、いまだに悶々としておりますので、
この場を借りて何か考えるヒントが得られればと考えています。

●疑問１
駐車場の利用料金は市民（もしくは市内勤務もしくは通学）かそれ以外に
関わらず一律が適切でしょうか？

風変わりな庶民が調べた限り、居住地域による利用料金差はなさそうだったので
一律だと理解しています。

普通に考えると、駐輪場利用者は市民もしくは市内勤務もしくは通学者だと思います。
ただ、細長い川崎市の特性を考えるとどうでしょうか？
たまプラーザからも鷺沼からも同距離に住む横浜市民が自転車を利用するなら、
どっちの駐輪場を使うのか？
近隣の例では、仮に日吉在住の横浜市民で会社から通勤経費として、
以下の経路分得ている人がいたと考えます。

日吉⇒（東急線）⇒武蔵小杉⇒（横須賀線）⇒東京

駐輪場が高いとはいえ、日吉-武蔵小杉間の定期代のほうが高いです。
税金を投入して駐輪場利用料を下げた結果、市税にまったく寄与しない
横浜在住者の利用が増すなら、それはそれでおかしな気がします。

利用者負担（税金と投入しない）なら問題ないような気もしますし、
維持管理費は利用者負担であっても、他に多少なりと費用が掛かっている
（税金が投入されている）ならば、市民（市内勤務もしくは通学者を含む）か
否かで利用料を分けるといった考えもあると思います。

●疑問２
公的関わりがある駅への移動手段は自転車（駐輪場）の他、市バスがあります。
市バスとの整合性は取れているのでしょうか？

2月15日のカナロコの記事によると
・市バスの意義は市民の足の確保
・民間参入が難しいエリアを運航⇒ある程度の赤字は仕方ない
といったコメントがありました。
バスが運行しているエリアの人には税金が投入されて、
バスすら運航してもらえないエリアの人には自己負担というのは
なんだか、不公平な気がします。

以上、風変わりな庶民の、つまらない見解と疑問です。

受益者負担

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/04/21 23:29)

Qさん、こんにちは。長文ありがとうございます。

私が東京都心との対比をしたのは、素朴な疑問として高く感じますよね、というだけのことで、コメント中で1点ピックアップして言及した「用地の取得価格」だけをもって価格設定を語ろうというつもりは全くありません^^;　受益者負担のコンセプトについても、以前も記事でご説明しているように、当然ながら理解しております。

細かく突き詰めていけば、疑問１，２としてお示しになっているように、疑問点はいろいろ出てくるかと思います。ただそれらの整合をすべて解決した制度というのは、現実的に難しいような気がいたしますね。例えば受益者負担の原則を突き詰めるための管理コストがかさむようでは、本末転倒になったりもしますので、どこかで割り切りも必要かと思いました。