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2018年
12月28日

川崎市立小杉小学校北側の「こすぎ公園」3,105平米が供用開始、2つの広場と多目的トイレを設けボール遊びも可能に

【Reporter:はつしも】

川崎市は、日本医科大学新丸子キャンパス跡地に「川崎市立小杉小学校」と、隣接の街区公園の整備工事を進めてきました。
2019年4月の小杉小学校開校に先立って、隣接公園が「こすぎ公園」として12月26日に供用開始になりました。

同公園では周囲にフェンスをめぐらした広場を設けるなどして「ボール遊び」が禁止されておらず、周辺地域でも貴重な子どもたちのスペースとなりそうです。

■供用開始になった「こすぎ公園」
供用開始になった「こすぎ公園」

供用開始になった「こすぎ公園」

川崎市は、日本医科大学新丸子キャンパスの跡地を33年間の定期借地権により賃借し、南側に「川崎市立小杉小学校」、北側に「こすぎ公園」を配置しました。

「こすぎ公園」は3,105㎡とこの近辺では大きめの規模を有しています。

現地の利用案内には、禁止事項として明記されているのは「犬のはなしがい」「きけんなあそびやよその人にめいがくがかかること」の2点であり、「ボール遊びをする時はまわりに気をつけながらあそびましょう。」とあります。

つまり一定の配慮のもとで、ボール遊びは許容されているということになります。


「こすぎ公園」は、「遊具の広場」と、フェンスに囲まれた「広場」の2つのゾーンに分かれています。

まずは「遊具の広場」から見ていきましょう。

■ブランコ
ブランコ

■滑り台
滑り台

■鉄棒
鉄棒

■砂場
砂場

■乗り物
乗り物

■ベンチ
ベンチ

「遊具の広場」には、ブランコ、滑り台、鉄棒、砂場、乗り物と、一通りの遊具がそろっています。
ご両親が見守ることができるベンチも、公園の中央に設置してありました。


それでは続いて、フェンスに囲まれた「広場」です。

■フェンスに囲まれた「広場」
フェンスに囲まれた広場 

フェンスに囲まれた広場 

「川崎市立小杉小学校」「こすぎ公園」の周囲では、歩道の拡幅も行われています。

その歩道の内側にフェンスがありまして、「こすぎ公園」の敷地の半分ほどを使って「広場」が設けられていました。

■大人向けのストレッチ器具
大人向けのストレッチ器具

大人向けのストレッチ器具

こちらのフェンスに囲まれた広場には、大人向けのストレッチ器具が2点設置されているほかは、基本的に何もない「広場」となっています。

道路からこの広場への入口はクランク状になっていて、ボールが転がり出ていかない構造でした。

ふたつの広場にはそれぞれの用途が明示してあるわけではありませんが、おそらくはこちらが小学生などの「ボール遊び」を想定しているエリアではないでしょうか。

小さい子を中心とした「遊具の広場」との住み分けが行われることになりそうです。

最近は「ボール遊び禁止」の公園がたいへん多くなりまして、子どものサッカー遊びなどもできる場所がないというのが実状です。

そんな中では、「こすぎ公園」は希少な公園ですね。

■「こすぎ公園」の多目的トイレ
多目的トイレ 

■多目的トイレのおむつ交換台とベビーシート
おむつ交換台とベビーシート

また、「こすぎ公園」には多目的トイレも設置されています。

このトイレにはおむつ交換台とベビーシートが設置されているほか、中で警報ボタンを押すと建屋の上部についているパトランプが点滅するなど、安全にも配慮がなされていました。
 
 
武蔵小杉周辺でこの規模の公園が新設されるのは、同様に武蔵小杉再開発による「中丸子まるっこ公園」以来です。

まだ供用開始になったばかりであまり知られていませんが、2019年4月の「小杉小学校」開校も控えて、今後利用者も増えてくるのではないでしょうか。

【関連リンク】
川崎市教育委員会 小杉駅周辺地区における小学校の新設について
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
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