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2020年
12月22日

川崎・横浜の市境巡り。中原区井田と港北区日吉のごみ収集の境界線

【Reporter:はつしも】

川崎市中原区は、区の南端において横浜市港北区との境界があります。
井田山においては山の頂上部に境界があり、道路を挟んで川崎市と横浜市が接するようになっています。

この道路を歩いてみると、ごみ集積場所において境界特有の掲示が目に留まりました。

■川崎市立井田病院
川崎市立井田病院

■井田山の境界道路
井田山の境界道路

井田山の上には、川崎市立井田病院があります。
この前の通りが井田山の尾根を通るような形になっていまして、道路を境に北側(写真右)の斜面が川崎市、南側(写真左)の斜面が横浜市となっています。

■井田2丁目
井田2丁目

■日吉1丁目
日吉1丁目

井田病院付近では、川崎市側が中原区井田2丁目、横浜市側が港北区日吉1丁目でした。
川崎側の坂を下ると矢上川に、横浜側の坂を下ると慶應義塾大学のグラウンド付近に到達します。

■川崎市側のごみ集積場所
川崎市側のごみ集積場所

川崎市側のごみ集積場所

川崎市側のごみ集積場所には、
「お願い 横浜地区の方は、この場所には絶対にごみを投棄しないで下さい。町内会一同」
と書かれた看板が掲示してありました。

■横浜市側のごみ集積場所
横浜市側のごみ集積場所

横浜市側のごみ集積場所

一方、横浜市側のごみ集積場所には、
「他地域からのごみ出し禁止 この集積場所は、港北区の決められた地域の方々が利用される場所です。その他の地域の方はごみを出さないでください。」
とありました。

確かに、一見してわかるような市域の境界線が引かれているわけではないため、特に賃貸アパートの方などは、区別がつかずに違う集積場所に置いてしまうこともあるかもしれません。

川崎市側には、禁止対象として「横浜地区の方」を特定して書いてありますが、横浜市側では「その他の地域の方」とあります。

これは、横浜市側の中でも町内のブロックごとに利用するごみ集積場所を定めているため、川崎市民だけでなく横浜市民であっても隣の区域の集積場所を利用したりしないように、という趣旨かと思います。


井田山の境界だけでなく、全国各地でこういった行政管轄の違いに起因する注意事項は見受けられるものです。
ごみの収集はそれぞれの自治体の負担で実施されていますし、一部収集ルールが異なる場合もありますから、きちんとしなくてはいけないところですね。

【関連リンク】
(川崎市と横浜市の境界関連)
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(井田山関連)
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