武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2021年
05月14日

川崎市が新型コロナワクチン大規模接種会場をNEC玉川ルネッサンスシティに6~7月設置へ、65歳以上にモデルナ社製約10万回接種を計画

【Reporter:はつしも】

川崎市が、新型コロナウイルスワクチンの接種推進のため、大規模接種会場を設置することを本日付けで発表しました。

会場は「案」として最終確定とはしていないものの、向河原駅前・横須賀線武蔵小杉駅近くの「NEC玉川ルネッサンスシティホール」とされています。

大規模接種会場は6月上旬から7月末まで8週間設置し、モデルナ社製ワクチンを1日2,100回接種する予定です。

■大規模接種会場設置が予定されるNEC玉川ルネッサンスシティホール
NEC玉川ルネッサンスシティホール

川崎市では、ワクチン接種を希望する65歳以上の高齢者に対して、7月末までに接種を完了することを目標にしています。

市内の65歳以上の高齢者が約31万人、そのうち接種を希望する方が80%として約25万人に接種が必要と試算しています。
ひとりあたり2回の接種ですから、約50万回の接種ということになります。

これを推進するためには、川崎市は市内に1か所、2,000回以上の接種を行える大規模な会場の設置が必要であると取り組みの方向性を位置づけました。

そこで前掲の通り、NEC玉川ルネッサンスシティホールへの設置を行うことが「案」として発表されたわけです。

「案」とはなっていますが、川崎市から発表されたということは、NECとの基本合意は得られているものと思われます。

■川崎市の65歳以上高齢者の接種計画
5月 6月 7月 合計
大規模接種会場 - 約5万回 約5万回 約10万回
集団接種 約1.4万回 約3.8万回 約3.8万回 約9万回
個別接種 約3.5万回 約12万回 約13万回 約28.5万回
巡回接種 約0.2万回 約2万回 約1.8万回 約4万回
合計 約5.1万回 約22.8万回 約23.6万回 約51.5万回
2回目接種 - 約8万回 約17万回 約25万回

川崎市では、この大規模接種会場により1か月5万回、2か月で約10万回の接種を想定しています。
これに加えて集団接種で約9万回、個別接種で約28.5万回、巡回接種で約4万回、合計51.5万回の接種を行うことで、約25万人の2回分の接種約50万回をカバーする計画です。

なお、会場の提供はNEC(予定)ですが、大規模接種会場の設置・運営は川崎市ですので、NECへの問い合わせはご遠慮いただきたいということです。

ご質問等はエントリ末尾の関連リンクより、川崎市の担当局へご連絡ください。

■NEC玉川ルネッサンスシティ前で開催されたこども食堂「ふれあい食堂」
NEC玉川ルネッサンスシティでの「ふれあい食堂」

一風堂のキッチンカー

ルナちゃんと子どもたち
※写真提供:ふれあい食堂

■NEC玉川ルネッサンスシティ内で開催された「しもぬまべこどもナイト」
キャンドルがお迎え

サウスタワー内の会場

NECは、川崎市との協力により市民がさまざまに活用できる「まちのひろば」作りを推進する「しもぬまべ共創プロジェクト」をNEC玉川ルネッサンスシティで推進しています。

その一環として、町内会・こども会と協力した「しもぬまべこどもナイト」や、こども食堂「ふれあい食堂」などをこれまでに開催してきました。

古くから川崎市で事業を展開する企業として、地域への貢献を重視したものです。

今回の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の提供も、そのような姿勢によるものでしょう。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナワクチンの大規模接種会場を設置します
川崎市ウェブサイト しもぬまべ共創プロジェクト
2019/11/22エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで地域イベント「しもぬまべこどもナイト」開催、ワークショップのLEDキャンドルやダンスは11/24レッドロケッツ試合会場でも披露へ
2021/4/15エントリ 向河原のこども食堂「ふれあい食堂」がNECルネッサンスシティで特別開催、人気ラーメン店「一風堂」がキッチンカーで子どもたちに無料提供

Comment(2)

2021年
05月13日

小杉陣屋町の海外産バナナ卸売業「株式会社川崎バナナ」でお買い得バナナと青果類を販売、地域のミニスーパーとして定着

【Reporter:はつしも】

小杉陣屋町の多摩川近くに、バナナの卸売業「株式会社川崎バナナ」があります。
この建屋の一角を利用して、バナナおよび青果類の小売りが行われ、小さな食品スーパーのようになっていました。

■小杉陣屋町の「株式会社川崎バナナ」
株式会社川崎バナナ

川崎バナナ

株式会社川崎バナナは、小杉陣屋町の西丸子小学校隣にあります。
建物上部の看板が目立ちますので、存在だけご存じだった方もそれなりに多いのではないでしょうか。

看板に書かれた電話番号には「バナナヤ バナナ」とフリガナがふってありました。

■建屋の内部
建屋の内部

「川崎バナナ」は、もちろん川崎産のバナナを生産しているわけではありません。
エクアドル、フィリピン、台湾産のバナナをスーパーに卸売りを行っています。

その荷捌き等を行う建屋の一角が、バナナや青果類の小売りスペースになっていました。

■バナナや青果類の小売り
バナナや青果類の販売

エクアドル産バナナ

売場では、株式会社川崎バナナで取り扱っているエクアドル産・フィリピン産・台湾産等のバナナを格安で販売しています。

出荷に至らなかった品物のようですが、5~6本のひとかたまりを120~150円程度で販売していますので、お買い得かと思います。

■その他の青果類
青果類の小売り

その他の青果類

全体としてそれほど豊富な品ぞろえがあるわけではないのですが、ちょっとした食品スーパーのようになっています。

この時も近隣の方がひとり、またひとりと入れ替わるように来店されていましたので、地域ではしっかり定着しているようでした。

とりあえず、バナナはお買い得かと思いますので、等々力緑地にお越しの際など、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

なお、通常の店舗ではなく、こういったご時世でもありますので、営業時間等は変動する可能性が多分にありますが、平日は10時~18時半ごろ、休日は16時ごろまでが営業時間の目安のようです。
詳しくは現地でご確認ください。

■株式会社川崎バナナの概要
●所在地:中原区小杉陣屋町2-18-2

■マップ

Comment(3)

2021年
05月11日

旧日本電気工場跡地の橘高校・玉川中学校隣接地に残る「NEC橘アパート」が閉鎖、武蔵小杉周辺で相次ぎ社宅が姿を消す

【Reporter:はつしも】

2021/4/11エントリにおいて、中原区今井西町の「NEC西町アパート・西町寮」が閉鎖されたことをお伝えしました。

これと同時期に、中原区市ノ坪の「NEC橘アパート」も閉鎖されていました。

これにより、隣接する玉川中学校・橘高校が移転開校する前に同地で操業していた、NEC(日本電気)の工場の名残りが無くなることになります。

武蔵小杉周辺で、NEC社宅が徐々に姿を消してきています。

■市ノ坪の「NEC橘アパート」
NEC橘アパート

NEC橘アパート

「NEC橘アパート」は、市ノ坪の川崎市立橘高校・玉川中学校の南側にあります。
上記写真のまっすぐ奥に見えるのがNEC玉川ルネッサンスシティ、その手前に見える緑地は2016/4/15エントリでご紹介した「市ノ坪短絡線」跡地の緑地です。

■閉鎖された入口
閉鎖された入口

NEC橘アパートの入口は、すでに閉鎖されています。
1階の入口はもちろん、2階部分も侵入がないようにネットが張られていました。

こうした防犯上の措置は、NEC西町アパートなどでも同様に施されていたものです。

■ゴミ集積場の終了
ごみ集積場の閉鎖

ゴミ集積場は、2021年3月31日をもって閉鎖されていました。
社宅の閉鎖も同時期だったのでしょう。

■NEC橘アパートの庭
NEC橘アパートの庭

NEC橘アパートには、小さいながら庭がありました。
こうした構造も、NEC西町アパートとかなり似ていますね。

■NEC玉川ルネッサンスシティ
NEC玉川ルネッサンスシティ

NEC橘アパートから、NEC玉川ルネッサンスシティがそびえ立つNEC玉川事業場までは、徒歩数分というところです。

玉川事業場勤務であれば、便利だったのではないでしょうか。

■もともとNECの敷地だった橘高校・玉川中学校とNEC橘アパート
もともとNECの敷地だった橘高校・玉川中学校とNEC橘アパート

■川崎市立橘高等学校
もともとNECの敷地だった橘高等学校・玉川中学校

■玉川中学校
玉川中学校

なお、NEC橘アパート北側の川崎市立橘高等学校・玉川中学校は、もともとNECの工場敷地でした。

橘高校が工場跡地に移転したのが1952年、玉川中学校が同じく1951年ですから、工場が操業していたのはそれ以前のことです。

NEC橘アパートは玉川中学校の敷地の角にあり、ここだけNECが売却せずに残しておいたようです。

工場があった当時、1950年頃からすでに社宅だったのかどうかはわかりませんが、そんなNEC橘アパートも、とうとう閉鎖されることになりました。

この年度末にNEC西町アパート・西町寮、そしてNEC橘アパートが相次いで閉鎖され、時代の移り変わりを改めて感じるところです。

「社宅の街」という一面も武蔵小杉の昔からの歴史ですので、この風景が消えてしまう前に、本エントリに記録しておきたいと思います。

■NEC西町アパートの庭
NEC西町アパートから見た武蔵小杉のタワーマンション

■NEC西町寮
NEC西町寮

【関連リンク】
(向河原~平間関連)
2015/12/2エントリ 戦火に消えた、南武線の駅。玉川中学校・橘高校前の「武蔵中丸子駅」跡地探訪

(社宅関連)
2015/8/3エントリ 武蔵小杉周辺で、変わりゆく社宅をめぐる。「横浜ゴム小杉寮」建替え、「JFE」大規模社宅2棟を積水ハウスのマンションに転換
2017/3/29エントリ 今井西町「横浜ゴム小杉寮」が「シエント武蔵小杉」として建て替え完了、隣接して「武蔵小杉おおぞら保育園」が2017年4月開園
2021/4/11エントリ 今井西町の大規模社宅「NEC西町アパート・西町寮」が閉鎖、武蔵小杉周辺社宅の転換続く

Comment(3)

2021年
05月08日

川崎市5/2~8発表新型コロナウイルス感染者数はGW中検査数減も5週連続増加、高津区が累計で中原区上回り川崎区に次ぐ2位に

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は2021年5月2日(日)~5月8日(土)の週間データを集計しました。
累計および週間のサマリーは、下記の通りです。  

■2021年5月8日(土)累計&週間サマリー
 川崎市の新型コロナウイルス感染症の状況 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は452人(前週比28人増、重症者0人)とさらに増加が続きました。
区別では高津区が75人で先週に引き続いて最多となり、累計感染者数でとうとう中原区を抜いて川崎区に次ぐ2位となりました。

今週はGWがあったため、週間検査人数が前週比576人減となっています。

その中で陽性率が11.3%に上昇し、感染者数の増加につながりました。
陽性率は新型コロナウイルス感染症対策分科会が定義する「ステージ4」基準の10%を上回っています。

また今週より、入院患者及び重症患者の病床利用率の開示が行われていますので、本サイトでも集計をスタートしました。
いずれも37%前後で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。

入院者数は104人(前週比9人増)、自宅療養者数は542人(同124人増)、宿泊施設療養者数は162人(同9人増)といずれも増加しました。
     
■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。

週間の感染者数は、前週比28人増の452人
となりました。
4月10日締めの週から、GWがあったにもかかわらず5週連続の増加です。

新規感染者の症状の内訳は無症状63人、軽症379人、中等症10人、重症は0人です。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数が前週比28名増加したことに伴い、1週間移動平均による指標も増加しています。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

「不明」の比率が引き続き高水準にあり、5割を超えています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り4,217人で、前週比576人減です。
これはGWにあたり、検査ゼロの日が複数あったことに起因します。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。

陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは5月5日発表分の「4月26日(月)~5月2日(日)集計データ」で、陽性率は11.3%でした。

これは「ステージ4」基準の10%を上回っており、今週の感染者数の増加要因ともなりました。

また入院患者病床使用率・重症患者病床使用率はいずれも37%前後で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

冒頭にお伝えした通り、入院者数は104人(前週比9人増)、自宅療養者数は542人(同124人増)、宿泊施設療養者数は162人(同9人増)となっています。

また今週は死亡者が4人増加しました。

感染者数が増加する中で、自宅療養者がかなり増えてきていますね。

■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
 川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移

上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。

今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が1ポイント上昇しました。
   
■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。
今週は高津区が75人と大きく増加し、前週に続いて最多となりました。

4月に入ってから高津区の増加ペースが加速し、週次での集計開始以来初めて中原区を上回り、川崎区に次ぐ2位になりました。

なお、区別で人口が最も多いのは中原区ですので(2020年9月1日現在中原区263,760、高津区234,458人)、人口比ではもう少し早く逆転していたでしょう。

首都圏においては、東京都が3度目の緊急事態宣言発出中であり、5月末日までの延長が決定しました。
神奈川県も引き続き「まん延防止重点措置」の適用を受けているところです。

このGWの結果が現れるのはもう少し先かと思いますので、川崎市においても数字の動向が注目されるところです。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】

 (4月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇
2021/4/17エントリ 川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定
2021/4/24エントリ 川崎市4/18~24発表新型コロナウイルス感染は376人(前週比11人増)の高止まりで累計1万人突破、陽性率が3か月ぶり10%越え
2021/5/1エントリ 川崎市4/25~5/1発表新型コロナウイルス感染は424人(前週比48人増)の4週連続増加、4月月次は宮前区・高津区感染者数が川崎区上回る

Comment(0)

2021年
05月05日

江川せせらぎ遊歩道でカルガモの子育てシーズン到来、6年ぶりに「こどもの日」のこいのぼりも復活

【Reporter:はつしも】

江川せせらぎ遊歩道で、今年もカルガモの子育てが始まっています。
せせらぎを泳ぎつつ、定番の岩場で一休みする子ガモたちの姿を見ることができました。

また今年は、江川せせらぎ遊歩道で6年ぶりにこいのぼりが復活し、遊歩道を散歩する皆さんの目を楽しませていました。

■江川せせらぎ遊歩道
江川せせらぎ遊歩道

■せせらぎを泳ぐカルガモ親子
せせらぎを泳ぐカルガモ親子

「江川せせらぎ遊歩道」は、中原区と高津区の境界近くに整備された親水遊歩道です。

計画段階から市民の意見を取り入れるパートナーシップ事業として2003年に完成し、 地域の皆さんの協力により維持・管理がなされています。

毎年4月中旬から6月頃にかけて、カルガモが子育てをする姿を見ることができ、特に江川せせらぎ遊歩道は好適な環境で定番スポットになっていました。

■登りやすい岩場
登りやすい岩場で

登りやすい岩場で

登りやすい岩場で

登りやすい岩場で

江川せせらぎ遊歩道の下小田中6丁目あたりに、斜面がなだらかで登りやすい岩場があります。
ここが毎年、子ガモたちの休憩スポットになっています。

この日も子ガモが1羽登ると、ほかの子どもたちも1羽、また1羽と登り始めてすぐに全員が集合して休憩時間になりました。

■全員集合して休憩時間
全員集合して休憩時間

全員集合して休憩時間

■近くで見守る親ガモ
近くで見守る親ガモ

子ガモたちが休憩時間の間、親ガモは近くで見守っていました。
春の日差しに照らされて、ぎゅっと固まった子ガモたちも暖かそうです。

■6年ぶりに復活したこいのぼり
6年ぶりに復活したこいのぼり

6年ぶりに復活したこいのぼり

そして今年は、6年ぶりに江川せせらぎ遊歩道にこいのぼりが復活しました。

このこいのぼりはかつてこどもの日シーズンに毎年登場していたもので、本サイトでも以前ご紹介をしておりました。

ただ、一度心無い人の手によりロープを切られて落下するなどの被害を受け、安全性の観点から中止となり、そのまま実施ができない状態が続いていました。

それが今回、規模を縮小して再開されることになったのです。

■縮小再開されたこいのぼり
6年ぶりに復活したこいのぼり

6年ぶりに復活したこいのぼり

以前は比較的広範囲に、せせらぎの上にこいのぼりがジグザグに巡らされていたのですが、今回は「小関橋」付近に限定して設置されています。

従来よりもささやかではありますが、こいのぼりがなくなって残念に感じられていた方も多かったでしょうし、地域の皆さんに喜ばれていたと思います。

■2015年、中断前のこいのぼり
2015年のこいのぼり 

2015年のこいのぼり

こちらは、一度中断される前の最後の年、2015年のこいのぼりです。
この時はこどもの日に合わせて、たらい船に乗って江川を下るイベントも開催されていました。

現在のコロナ禍では、このようなイベントも開催ができない状況にあります。

こいのぼりについても、今年は大規模に掲げて集客効果を強めることを避けたい事情もあったかもしれません。
またいつか、以前のような姿が見られる日が来るとよいと思います。

【関連リンク】
川崎市上下水道局 江川せせらぎ遊歩道

(江川せせらぎ遊歩道のこどもの日関連)
2015/4/30エントリ 江川せせらぎ遊歩道にこいのぼりが登場、5月3日(日)にたらい舟の川下りイベントを開催
2015/5/6エントリ 江川せせらぎ遊歩道で、「たらい舟」に乗る子どもたち

(江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子関連)
2013/5/26エントリ 江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子
2013/6/8エントリ 江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子、1週間後の姿
2013/6/20エントリ 江川せせらぎ遊歩道の子ガモたちの、成長した姿
2014/5/11エントリ 江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子と、鮮やかな花々
2015/4/30エントリ 江川せせらぎ遊歩道にこいのぼりが登場、5月3日(日)にたらい舟の川下りイベントを開催
2015/5/21エントリ 江川せせらぎ遊歩道の岩の上で、身を寄せ合うカルガモ親子
2015/6/7エントリ 江川せせらぎ遊歩道の、13羽の大家族カルガモ一列縦隊
2017/5/4エントリ 江川せせらぎ遊歩道に散策シーズン到来。カルガモ大家族の子育てと、鮮やかな花々
2018/5/3エントリ 江川せせらぎ遊歩道にカルガモの子育てシーズン到来、岩場で子ガモたちがひと休み
2019/5/8エントリ 江川せせらぎ遊歩道に11羽の子ガモが誕生、家族で水辺をお散歩
2020/4/30エントリ 江川せせらぎ遊歩道で14羽の子ガモが誕生、岩場でくつろぐ姿も

(矢上川のカルガモ親子関連)
2014/7/18エントリ 矢上川のカルガモ親子2組など、川に住まう生き物たち

(渋川のカルガモ親子関連)
2016/5/1エントリ 2016年5月、武蔵小杉の渋川にカルガモの子育てシーズン到来

(二ヶ領用水のカルガモ親子関連)
2008/5/21エントリ 二ヶ領用水のカルガモ親子
2013/5/14エントリ 二ヶ領用水のカルガモ親子2013
2014/6/6エントリ 二ヶ領用水のカルガモ親子2014
2019/5/30エントリ 二ヶ領用水・南武沿線道路沿いにカルガモ親子が出現、岸辺で4羽の一休み

Comment(0)

2021年
05月01日

川崎市4/25~5/1発表新型コロナウイルス感染は424人(前週比48人増)の4週連続増加、4月月次は宮前区・高津区感染者数が川崎区上回る

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は2021年4月25日(日)~5月1日(土)の週間データを集計しました。
累計および週間のサマリーは、下記の通りです。 

■2021年5月1日(土)累計&週間サマリー
 川崎市の新型コロナウイルス感染症の状況 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は424人(前週比48人増、重症者0人)と増加が続きました。
区別では高津区の74人が最多、続いて川崎区の71人です。

そして直近の陽性率は9.57%と、前週より若干下がりましたが10%近い水準です。

治療状況は、入院者数は95人(前週比22人増)、自宅療養者数は418人(同22人減)、宿泊施設療養者数は153人(同50人増)となりました。

入院者数が100名に近づき、また今週は3名の方が死亡しました。
     
■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。

週間の感染者数は、前週比48人増の424人
となりました。
4月10日締めの週から、4週連続の増加です。

新規感染者365人の症状の内訳は無症状69人、軽症343人、中等症12人、重症は0人です。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数が前週比48名増加したことに伴い、1週間移動平均による指標も増加しています。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

「不明」の比率が前週に続けて上昇し、5割を超えています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り4,793人で、前週比33人増です。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率のグラフ化を実施しています。

陽性率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは4月28日発表分の「4月19日(月)~4月25日(日)集計データ」で、9.57%でした。

やや高い水準にありますので、今後の経過を見守る必要があります。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

冒頭にお伝えした通り、入院者数は95人(前週比18人増)、自宅療養者数は418人(同23人減)、宿泊施設療養者数は153人(同50人増)となっています。

また今週は死亡者が3人増加しました。

感染症患者受入病床326床に対して、入院者が95名まで増加してきている点に、留意が必要です。

■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
 川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移

上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。

今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が0.2ポイント上昇しました。
   
■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。
今週は高津区が74人と大きく増加し、最多となりました。

区別の感染者数はずっと川崎区が圧倒的最多、続いて中原区でしたが、高津区の感染拡大によりその数が中原区に迫りつつあります。

■月別・区別の感染者数の推移
 月別・区別の感染者数の推移
そして今回は4月の月次データが締まりましたので、月次情報も最後に掲載しておきます。

月次では黄色の高津区、水色の宮前区の感染が川崎区を上回りました。
これが市全体の感染者数を押し上げた要因のひとつで、当初は比較的落ち着いていた川崎市中部~北部の感染拡大が懸念されるところです。


首都圏においては、東京都が3度目の緊急事態宣言発出中であり、いまだ感染拡大が続いています。

神奈川県も「まん延防止重点措置」の適用を受けており、このGW期間中にも、県外への移動などを控えることが求められています。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】

 (4月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇
2021/4/17エントリ 川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定
2021/4/24エントリ 川崎市4/18~24発表新型コロナウイルス感染は376人(前週比11人増)の高止まりで累計1万人突破、陽性率が3か月ぶり10%越え

Comment(0)

2021年
04月26日

等々力緑地・フロンパークエリアの藤棚が見頃に、日本の伝統色「藤色」を楽しむ

【Reporter:はつしも】

等々力緑地の児童公園エリアで、4月中旬より藤棚が見頃になっていました。
今回はこの藤棚をご紹介したいと思います。

■等々力緑地の藤棚
等々力緑地の藤棚

等々力緑地には、いくつかの藤棚があります。
今回ご紹介するのは、テニスコート前にある児童公園の藤棚です。

2020年10月に硬式野球場が供用開始されたことで、上記写真の通り、武蔵小杉のタワーマンションを背景に俯瞰で撮影することができるようになりました。

■児童公園側から見た藤棚
児童公園側から見た藤棚


児童公園側から見た藤棚

児童公園側から見た藤棚

この時はすでに若干盛りは過ぎていたかもしれませんが、それでも見事な紫色(藤色)の花が咲いていました。

藤棚の下にはテーブル付きのベンチがありまして、普段、川崎フロンターレのホームゲーム開催時には休憩場所になったり、時にはホームゲームイベント「フロンパーク」のスペースとして活用されています。

■藤色の花
紫色の花


紫色の花

藤の花は、「藤色」と古来から色の名前になるだけあって、繊細で綺麗です。
藤棚からつるで垂れ下がっています。

「藤色」は、平安時代から高貴な色として好まれ、日本の伝統色として現在まで生き続けています。

小中学校などにも藤棚が設けられているところもあり、高貴なだけでなく身近な植物でもありますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園・公開空地 等々力緑地
2020/10/19エントリ 県内最大規模・最新設備の硬式野球場「等々力球場」が等々力緑地で供用開始、報道機関向け内覧会・完成記念式典開催レポート
2021/3/28エントリ 武蔵小杉の桜の時。2021:等々力球場から、等々力緑地のソメイヨシノ・枝垂桜新アングルを攻める

Comment(1)

2021年
04月24日

川崎市4/18~24発表新型コロナウイルス感染は376人(前週比11人増)の高止まりで累計1万人突破、陽性率が3か月ぶり10%越え

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は2021年4月18日(日)~4月24日(土)の週間データを集計しました。
累計および週間のサマリーは、下記の通りです。

■2021年4月24日(土)累計&週間サマリー
 川崎市の新型コロナウイルス感染症の状況 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は376人(前週比11人増、重症者2人)と、大幅な増加となった先週からさらに増加となりました。
区別では宮前区の82人が最多で、全体を押し上げる大きな要因となりました。

累計感染者数は、今週1万人を超えました。
川崎市の人口が約150万人とすると、ざっくり150人にひとりが感染したことになります。

そして直近の陽性率は10.68%と、こちらも大きく上昇して1月17日以来10%越えとなりました。

治療状況は、入院者数は77人(前週比14人増)、自宅療養者数は441人(同57人増)、宿泊施設療養者数は103人(同59人増)となりました。

また今週は6名の方が死亡しています。
     
■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。

週間の感染者数は、前週比11人増の376人
となりました。
先週が前週比131名の大幅増でしたので、そのまま高止まりしたことになります。

新規感染者365人の症状の内訳は無症状49人、軽症311人、中等症14人、重症は2人です。
これまでの集計期間において、ほとんど出ていなかった重症者が前週に続いて発生しています。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数11名増加に伴い、1週間移動平均による指標も微増しています。
ただ、週の後半は若干改善傾向を見せていました。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

今週は「不明」の比率が上昇して5割を超えています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り4,760人で、前週比476人増です。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率のグラフ化を実施しています。

陽性率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは4月20日発表分の「4月12日(月)~4月18日(日)集計データ」で、10.68%でした。

この上昇傾向が、少々気になるところです。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

冒頭にお伝えした通り、入院者数は77人(前週比14人増)、自宅療養者数は441人(同57人増)、宿泊施設療養者数は103人(同59人増)となっています。

また今週は死亡者が6人増加しました。

ここ2週にわたる感染者数の高止まりにより、治療中者の増加が続いています。

■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
 川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移

上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。

今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が1.2ポイント上昇しました。
   
■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。
今週は先週に引き続いて宮前区が大きく増加し、最多となりました。

比較的落ち着いているのは麻生区ですが、市全体での感染増加が見受けられます。


首都圏においては、東京都に3度目の緊急事態宣言が発出され、川崎市も引き続き「まん延防止重点措置」の適用対象地域として指定されています。

川崎市は東京都に隣接して人の行き来も相当数ありますので、今後の行政のかじ取りもなかなか難しいところがあろうかと思います。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】

 (1月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/1/2エントリ 川崎市12/27~1/2発表新型コロナ感染は週間513人・単日最多105人で過去最多更新、12月月次では中原区が大幅増322人で最多に
2021/1/9エントリ 川崎市1/3~1/9発表新型コロナ感染は週間1,018人で過去最多更新、直近3日間の感染者644名中「重症」は1名
2021/1/16エントリ 川崎市1/10~1/16発表新型コロナ感染は週間874人(前週比144人減・うち重症1名)、年始から「陽性率」が約20%まで急上昇
2021/1/23エントリ 川崎市1/17~23発表新型コロナ感染は週間740人(前週比134人減・うち重症1名)と2週連続減、約2割は無症状
2021/1/30エントリ 川崎市1/24~30発表新型コロナ感染は週間436人・前週比304人減の大幅改善、陽性率一時2割超から9.88%まで低下
2021/2/6エントリ 川崎市1/31~2/6発表新型コロナ関連データ集計:新規感染274人(前週比162減)、入院79人(同97減)、自宅療養786人(同1,078減)と医療状況が大きく改善
2021/2/13エントリ 川崎市2/7~13発表新型コロナ感染は171人(うち重症0人・前週比103人減)と5週連続減少で昨年11月水準に、入院者30名増・自宅等療養者432人減
2021/2/20エントリ 川崎市2/14~20発表新型コロナ感染は166人(前週比5人減)と減少トレンド鈍化、この2週で重症者ゼロも入院者43人増に
2021/2/27エントリ 川崎市2/21~27発表新型コロナ感染は川崎区54人を中心に164人(前週比2人減)の2週連続横ばい、陽性率が4か月ぶり5%以下に低下
2021/3/6エントリ 川崎市2/28~3/6発表新型コロナ感染は110人(前週比54人減)の8週連続減少、入院・自宅等療養者は半減以上の大幅改善
2021/3/13エントリ 川崎市3/7~13発表新型コロナ感染は132人(前週比22人増)の9週ぶり増加、川崎区43人増が最多
2021/3/20エントリ 川崎市3/14~20発表新型コロナウイルス感染は137人(前週比5人増)、緊急事態宣言解除も2週連続増加に
2021/3/27エントリ 川崎市3/21~27発表新型コロナウイルス感染は3週連続増加の175人、前週比38人増の感染ペース加速
2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇
2021/4/17エントリ 川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定

Comment(0)

2021年
04月22日

川崎市がシェアサイクル実証実験を拡大、武蔵小杉周辺で中原区役所・等々力緑地・中原平和公園・国際交流センターなど公共施設にサイクルポート設置

【Reporter:はつしも】

川崎市では、地域の活性化や放置自転車の抑制などの課題に対応するため、シェアサイクルの実証実験を進めています。

2019年2月1日には多摩川の「かわさき多摩川ふれあいロード」にもシェアサイクルのサイクルポートを設置し、「ハローサイクリング」の既存のサイクルポートとの相互利用も可能になっていました。

そして2021年4月よりさらに実験エリアが拡充され、中原区役所や等々力緑地などの公園にもサイクルポートが拡充されましたので、ご紹介します。

■武蔵小杉駅周辺エリアのサイクルポート配置図
武蔵小杉駅周辺のサイクルポート配置図 ※川崎市リリースより。クリックで拡大します。

シェアサイクルサービス「ハローサイクリング」は、主にセブン&アイグループのセブンイレブンやグランツリー武蔵小杉にサイクルポートを展開しています。

そこに川崎市の実証実験として多摩川にサイクルポートが設置され、今回は主に川崎市の公共施設に追加されました。

武蔵小杉周辺エリアでサイクルポートが設置された公共施設は、下記の通りです。

●中原区役所
●小杉公園
●等々力緑地(2か所)
●等々力桜並木沿い
●等々力ポンプ場向かい
●丸子橋付近(2か所)
●川崎市国際交流センター
●中原平和公園
●下沼部小学校向かい

■中原区役所のサイクルポート
中原区役所のサイクルポート

中原区役所では、府中街道沿いの広場にサイクルポートが設置されました。
ここは十分なスペースがありますし、川崎市の敷地ですから実証実験のための設置も進めやすかったでしょう。

なお、このすぐ近くの「セブンイレブン川崎中原区役所前店」にもサイクルポートがあります。

■小杉公園のサイクルポート
小杉公園のサイクルポート

小杉町に新設された「川崎市立小杉小学校」の北側には、小学校とあわせて「小杉公園」が整備されました。

その一角にもサイクルポートが設置されています。

小杉公園の周辺エリアは従来サイクルポートが無いエアポケットのようになっていましたので、ここに設置されたのは、利便性の向上につながりそうです。

■等々力緑地のサイクルポート(2か所)
等々力緑地のサイクルポート

等々力緑地のサイクルポート

そして今回ご紹介する中で、ポートの数が一番多かったのが等々力緑地です。
等々力緑地内幹線道路の、釣り池よりも南側の角地と、川崎市市民ミュージアム北側のサッカー場入口の2か所にありました。

ハローサイクリングでは、借りたサイクルポートとは違うポートに返却することができます。
ただし返却は「ポートに空きがあること」が条件です。

そのため、中原区役所などポートの数が少ない場所では自転車が満車になっていることもあり、その場合は返却できません。

ポートの利用状況はハローサイクリングのアプリで確認でき、「返却予約」も可能ですが、等々力緑地のようにポート数が多いと返却しやすいです。

たとえば、武蔵小杉駅近くの「グランツリー武蔵小杉」で自転車を借りて、等々力緑地まで乗ってきて返却もできるわけですね。

等々力緑地でのスポーツ観戦時など、うまく使うと便利かと思います。

■ハローサイクリングの電動アシスト付き自転車
電動アシストの操作パネル

ハローサイクリングの自転車は電動アシスト付きで、実際に使ってみるとなかなか快適です。

料金も15分70円と、ちょっとした移動に安価で使えますから、サイクルポートの場所がニーズに合うようでしたら、検討してみてもよいと思います。

【関連リンク】
川崎市ウェブサイト 川崎市シェアサイクル実証実験のサイクルポートを拡充します
セブンイレブンウェブサイト ハローサイクリング 利用方法
ダイチャリ(ハローサイクリング)ウェブサイト
ハローサイクリング ウェブサイト
ハローサイクリング ステーションマップ
2016/3/12エントリ 東京から武蔵小杉への、隠れた帰宅ルート。東急池上線・雪が谷大塚駅から丸子橋まで徒歩16分
2018/12/14エントリ グランツリー武蔵小杉でレンタサイクルサービス「ハローサイクリング」が提供開始、セブンイレブン各店で拡大中
2019/2/5エントリ 川崎市と民間企業等連携で「多摩川シェアサイクル社会実験」を実施、丸子橋~二子新地間で「ハローサイクリング」のポート7か所を供用開始

Comment(4)

2021年
04月17日

川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は2021年4月11日(日)~4月17日(土)の週間データを集計しました。
累計および週間のサマリーは、下記の通りです。

■2021年4月17日(土)累計&週間サマリー
 川崎市の新型コロナウイルス感染症の状況 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は365人(前週比131人増、重症者1人)と、大きく増加となりました。
首都圏各地や関西地方などでの急増と同じく、川崎市においても残念ながらペースが加速してしまいました。

週間での検査人数は前週比減となりましたが、陽性率が6.97%に上昇しています。

また治療状況は、入院者数は53人(前週比9人増)、自宅療養者数は384人(同171人増)、宿泊施設療養者数は44人(同29人増減)となりました。

このような状況下、川崎市は「まん延防止重点措置」の適用対象地域となることが2021年4月16日(金)に決定しました。

これにより、感染拡大抑制のために飲食店等にふたたび20時までの時短要請などが行われます。
     
■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。

週間の感染者数は、前週比131人増の365人
となりました。
今回より、直近の週間感染者の状況を5週分、掲載することとしました。

2回目の「緊急事態宣言」期間を中心とした8週連続減少ののち3週増加、1週減少ののち、2週連続の増加でペースも加速しています。

新規感染者365人の症状の内訳は無症状52人、軽症300人、中等症12人、重症は1人です。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数の大幅増加に伴い、1週間移動平均による指標が今週は大きく悪化しました。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

今週は大きな変動はありませんでした。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り4,284人で、前週比276人減少です。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率のグラフ化を実施しています。

陽性率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは4月6日発表分の「4月5日(月)~4月11日(日)集計データ」で、6.97%でした。

上昇傾向が続き、陽性率が約7%まで到達してきています。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

冒頭にお伝えした通り、入院者数は53人(前週比9人増)、自宅療養者数は384人(同171人増)、宿泊施設療養者数は73人(同29人減)となっています。

今回は感染者数の急増を受けて、入院者もさることながら、自宅療養者が一気に増加しました。

■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
 川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移

上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。

今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が1.4ポイント上昇しました。
   
■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。

今週は高津区、宮前区が一気に増加しました。
宮前区はここ3週増加人数が各区でも上位にあり、少々気になるところです。

直近の感染者数は全市域に広がり、以前のように「川崎区だけ」とは言えない状況になりつつあります。

前述の通り川崎市は「まん延防止重点措置」の適用対象地域として指定されました。

3度目に「緊急事態宣言」とならないように、ひとりひとりが感染防止に努めることが求められていります。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】

 (1月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/1/2エントリ 川崎市12/27~1/2発表新型コロナ感染は週間513人・単日最多105人で過去最多更新、12月月次では中原区が大幅増322人で最多に
2021/1/9エントリ 川崎市1/3~1/9発表新型コロナ感染は週間1,018人で過去最多更新、直近3日間の感染者644名中「重症」は1名
2021/1/16エントリ 川崎市1/10~1/16発表新型コロナ感染は週間874人(前週比144人減・うち重症1名)、年始から「陽性率」が約20%まで急上昇
2021/1/23エントリ 川崎市1/17~23発表新型コロナ感染は週間740人(前週比134人減・うち重症1名)と2週連続減、約2割は無症状
2021/1/30エントリ 川崎市1/24~30発表新型コロナ感染は週間436人・前週比304人減の大幅改善、陽性率一時2割超から9.88%まで低下
2021/2/6エントリ 川崎市1/31~2/6発表新型コロナ関連データ集計:新規感染274人(前週比162減)、入院79人(同97減)、自宅療養786人(同1,078減)と医療状況が大きく改善
2021/2/13エントリ 川崎市2/7~13発表新型コロナ感染は171人(うち重症0人・前週比103人減)と5週連続減少で昨年11月水準に、入院者30名増・自宅等療養者432人減
2021/2/20エントリ 川崎市2/14~20発表新型コロナ感染は166人(前週比5人減)と減少トレンド鈍化、この2週で重症者ゼロも入院者43人増に
2021/2/27エントリ 川崎市2/21~27発表新型コロナ感染は川崎区54人を中心に164人(前週比2人減)の2週連続横ばい、陽性率が4か月ぶり5%以下に低下
2021/3/6エントリ 川崎市2/28~3/6発表新型コロナ感染は110人(前週比54人減)の8週連続減少、入院・自宅等療養者は半減以上の大幅改善
2021/3/13エントリ 川崎市3/7~13発表新型コロナ感染は132人(前週比22人増)の9週ぶり増加、川崎区43人増が最多
2021/3/20エントリ 川崎市3/14~20発表新型コロナウイルス感染は137人(前週比5人増)、緊急事態宣言解除も2週連続増加に
2021/3/27エントリ 川崎市3/21~27発表新型コロナウイルス感染は3週連続増加の175人、前週比38人増の感染ペース加速
2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇

Comment(0)