武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2010年
09月20日

NEC玉川ルネッサンスシティの「丸池」と噴水

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NEC玉川ルネッサンスシティのエントランス広場の一角に、小さな
ドーム状の噴水
が設置されているのを見かけました。

■NEC玉川ルネッサンスシティのエントランス広場
NEC玉川ルネッサンスシティのエントランス広場

JR向河原駅を降りてまっすぐルネッサンスシティの階段を上ると、
ノースタワーとサウスタワーのエントランスの手前にこのような広場が
あります。
そのほぼ中央に、小さなドームが見えます。

■「丸池」を復元した噴水
「丸池」を復元した噴水

■噴水の謂れ
噴水の謂れ

これはドームで覆われた噴水で、常時水が噴出しています。その
隣には、この噴水の謂れを記載したプレートが設置されていました。

プレートによると、この噴水はルネッサンスシティが建設される前に
存在した「丸池」を復元したもの
だそうです。

(プレートに記載された文章)
この噴水は、玉川事業場のシンボルとして従業員や近隣の方々に
永い間親しまれていた丸池が、ルネッサンスシティ建設に伴って
姿を消してしまうことを惜しみ、この人工地盤上に復元したものです。

丸池は、玉川事業場操業開始(1936年 昭和11年)に伴い、生産
設備の冷却水や製品の性能試験用として大量の水を必要とする
ため、元々あった自然池を掘って本格的な“工業用水槽”として
作ったもので、当時は“二ヶ領用水”から受水していました。
(当時の丸池は、大きさ:直径60m、深さ:3m、有効貯水量:約
7000t)

上記写真ですとわかりにくいですが、「丸池」という名前の通り、
本当に真ん丸な形の池
だったようです。

水源は二ヶ領用水ということで、二ヶ領用水はそのような用途にも
活用されていたのですね。
徳川家康の命により小泉次大夫が農業用水路として作ったのが
1611年ですが、それから300年後、二ヶ領用水は工業用水を供給
することで地域の発展に寄与し続けた
ことになります。

■「丸池」の噴水の動画


動画で見てみると噴水の動きがわかりますが、本当に小さな噴水
です。ルネッサンスシティの高層ビルを見上げながら歩くと、うっかり
躓いてしまうかもしれませんので、ご注意ください。

NEC玉川事業場は向河原駅前で長年操業してきた事業場ですので、
2010/1/2エントリで取り上げた日電玉川稲荷神社のように、いろいろ
歴史を感じさせるものがありますね。

■ルネッサンスシティのビルと「丸池」の噴水
ルネッサンスシティのビルと「丸池」の噴水

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区C地区
2007/12/12エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの夜
2008/12/5エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2008年
2009/7/15エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの窓掃除
2009/10/8エントリ NEC玉川ソリューションセンター建設中
2009/11/14エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2009年
2009/12/4エントリ 中原区・武蔵小杉のスポーツチーム(1)
NECレッドロケッツ

2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの日電玉川稲荷神社
2010/6/27エントリ NEC玉川ソリューションセンター竣工
2010/6/28エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(7):「小杉
陣屋と次大夫」

2010/8/27エントリ 「2010玉川サマーフェスティバル」本日開催
2010/8/28エントリ 「NEC玉川サマーフェスティバル」開催レポート

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