2013年
08月13日

ケーヒン川崎工場跡地に「（仮称）小杉もりのこ保育園」2014年春開園へ

武蔵小杉広域

市ノ坪の旧ケーヒン川崎工場跡地に、認可保育園「（仮称）小杉もりのこ保育園」が2014年春に開園することがわかりました。

■「（仮称）小杉もりのこ保育園」開園予定地

ケーヒン川崎工場は、府中街道と新幹線の交点で操業していましたが、2010年9月に閉鎖されました。その敷地はゴールドクレストが買収し、同社による分譲マンション「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」が開発されました。現在ではすでに入居が完了している状態です。

これまでのエントリでもご紹介している通り、「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」の北側には、一部ケーヒン川崎工場の敷地が手つかずのまま残されています。
「（仮称）武蔵小杉もりのこ保育園」が整備されるのは、この場所です。

■「こどもの森グループ」による「まなびの森保育園武蔵小杉」

運営法人となる「こどもの森グループ」は、近隣では横須賀線武蔵小杉駅前の新幹線高架下において「まなびの森保育園武蔵小杉」を運営しています。
新たに開園する「（仮称）小杉もりのこ保育園」は、ここから少し新幹線沿いに南下したところです。

■周辺での開発動向図

ケーヒン川崎工場跡地周辺では、ここ数年の間に相次いで既存建築物が取り壊され、マンションや街区公園整備など、跡地の開発が行われています。

▼島忠市ノ坪店　⇒　クレストフォルム武蔵小杉サウスステージ
▼ケーヒン川崎工場　⇒　クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート、市ノ坪広町公園、（仮称）小杉もりのこ保育園
▼株式会社ヱビス　⇒　工場移転、本社建て替え
▼JR東海社宅　⇒　解体

ケーヒン川崎工場の跡地は、マンション・公園・保育所という3点セットになったわけですね。

まださらに北側にケーヒン川崎工場の空きビルも残されていますし、JR東海社宅も何らか開発が行われる可能性が高いでしょう。

武蔵小杉駅前のように行政が誘導する再開発というわけではありませんが、中原区では各地で工場の移転や社宅の廃止に伴う開発が進んでいるところです。

■島忠市ノ坪店跡地の「クレストフォルム武蔵小杉サウスステージ」

■ケーヒン川崎工場跡地の「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」

■市ノ坪広町公園

Comment(5)

5 コメント

1.保育園ですか…

NONAMEさん
(2013/08/14 08:25)
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小杉地区にはマンションが建ち並び、ショッピングセンターも東急スクェアやアリオが出来上がります。居住している人達は本当に保育園を望んでいるんでしょうかね。保育園だったら幼稚園を作れば良かったのに…幼稚園だったら小学校を作れば良かったのに…って思ってしまいます。待機児童ってのが居るか居ないのかわからず、コメントしてます。
良く、横須賀線の駅下の保育園にちっちゃい子供を送って行く、光景を目にします。個人的な意見ですが、そこまでして共働きをしないと行けないのかな？

まだまだ、これから出来上がるマンションを考えると必要かもしれないけど、行政は本当に「武蔵小杉」という街をどんな都市にしたいのか？ここらで市民に対して説して欲しいですね。マンション増やして市民税をいっぱい取って、それで、おわり？東京都は子供を育てるのに良い環境と聞きます。以前、武蔵小杉の再開発に関わっていた人に聞いた事が有りますが、「武蔵小杉地区のタワマンに住みたい人は公立の小学校や中学校には行かず、私立に行くから学校を作るのは検討しなくて大丈夫」と言っていたと聞きました。小杉タワーやリエトコに住んでる人は、良く向河原の方に通学しているのを目にします。みんなが小学校から私立に行くなんてないですよね。小杉タワーから向河原に行く道は整備されているが、そこから先の「開かずの踏切」や「歩道の無い道」を何とかしてもらいたいです。

待機児童

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/08/17 17:13)

こんにちは、コメントありがとうございます。
数日お盆休みモードで無人操作になってまして、ご返信遅くなりました^^;

川崎市では待機児童の解消が大きな課題となっていまして、各地域において認可保育所の設置を進めています。施設の性質上、「利用しない」方には全く縁がなく、「必要とする」方には切実な存在ですね。

行政の目算は、これまでのところ大きく外れているのが現実です。
再開発初期に、川崎市教育長が川崎市議会において「小学校は現状のキャパ（当時）で足りる」と答弁していた記録が公式に残っていますが、実際にはそんなことはありませんでした。

当時は、「タワーマンションを購入されるのは平均年齢が高く、子育て世代は少ない」という想定だったようです。
コメント中で書いていただいたような想定も、確かに言われていたと思います。

そのようなわけで、現在日本医科大学新丸子校舎の跡地に小学校が新設される計画で、また上丸子、下沼部、今井などでは新校舎の建設が行われています。小学校を新設するにはかなりまとまった敷地が必要になりますので、なかなか難しいですね。
（最初から想定できていれば、これまでの再開発地区のどこかに小学校を配置したのかもしれませんが…）

向河原の開かずの踏切はなかなか着工されませんね。最近確認したところでは、本年中に着工目標だそうです。

2.無題

共働きさん
(2013/08/14 21:35)
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保育園は足りていないのが現状です。認可保育園以外にもいい保育園が結構ありますが、これからますます人が増えて足りなくなると思います。もちろん幼稚園探しも大変です。小学校も...ですが。
交通の利便性がよいからか共働きの方は多い街ですが、お金のために働いている人ばかりではありません。

行政は、小学校が足りなくなってから慌てて動くようなことがないように厳密に調査してほしいです。

ですね

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/08/17 16:11)

共働きさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

皆さんもご存じの通りで、実際のところは…、まさに「足りなくなってから慌てて」動いたとしかいえない状況になっていますね。途中まで「足りる」ことを市議会で公式に表明していたわけですが、どの時点で足りなくなることに気が付いたのか、ふと疑問に思いました^^;

新校舎建設ではく小学校新設となると、必然的に学区が再編されることになります。
ご兄弟がいるケースもあるでしょうし、学区再編もたいへん気になるところかと思います。

3.無題

NONAMEさん
(2013/08/18 14:21)
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＞居住している人達は本当に保育園を望んでいるんでしょうかね。
＞待機児童ってのが居るか居ないのかわからず、コメントしてます。
＞横須賀線の駅下の保育園にちっちゃい子供を送って行く、光景を目にします。個人的な意見ですが、そこまでして共働きをしないと行けないのかな？

女性蔑視、時代錯誤のお考えではないでしょうか。
実際、小杉周辺の保育園はまったく空いていません。
認可外保育園の空き状況を、市が毎月発表しているのでそれをご覧いただければ一目瞭然です。
きちんとお調べになった上で発言していただきたいものです。

不足

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/08/18 20:19)

こんにちは、コメントありがとうございます。

保育所が不足しているというのは、ご指摘の通りの事実ですね。
これを何とか解消しようというのが、現在の行政の重点施策のひとつとなっていることも間違いないかと思います。

4.不満を言う前に考えてほしいです

わんさん
(2013/08/18 18:42)
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最近ポストに入っていた説明会の案内によると、アリオにも新たに保育所を設置しようとしているようですが、地区計画における建築物の用途の制限の変更なんてことが、そんな簡単にできるものなのでしょうか？

ところで、武蔵小杉に保育所の数が不足しているということですが、そのことはずっと前からわかっていたはずで、引っ越して来た後に自分の子供が入れないからもっと増設してほしいと言うのはどうなのだろうかと思うところもあります。

分譲マンションを買うときには、どんな共用設備が付帯されているかも考慮して物件を決めると思います。同じように、共働きしながら子育てをするために子供を保育所に預けたいのであれば、最初から保育所の数が十分にある街に住めばいいのではないでしょうか。

武蔵小杉は人気の街となって住みたい人も多いのでしょうが、自分達に必要なものを見極め、優先順位をはっきりさせてから実際に住むかどうかを決めるべきだと思います。

保育所

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/08/18 20:37)

わんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

（仮称）アリオにも保育所を設置できるようにするそうですね（＝設置する、ということなのでしょう）。やはり行政が一連の施策の中で設置を誘導しているということだと思います。

マンション選びの話については、これまでに皆さんが本エントリにコメントいただいている内容とはまた別の話になりますでしょうかね（どなたもマンションに越してきて…といった話はされていないので）。

住まいは地縁なども含め皆さんそれぞれに異なる事情があることですので、私個人としては、じゃあ他へどうぞ、とは面と向かって人には言えないな…というのが正直なところです^^;

5.保育園が終わったら・・

チキン南蛮さん
(2013/08/20 10:27)
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子供が今春、小学生になりました。
保育園が足らないのは事実ですね。
「働きたいな」とか、「もうすぐ育児休業終わるわ」と思ってから保育園を探しても、認可はおろか無認可でも入れません。
子供がお腹の中にいるときから無認可を探して、無認可に入れながら認可へ応募して・・それでようやく認可園に入れるんですから。
ものすごい倍率ですよ(笑)。

保育園を卒園すると、今度は小学校が大変です。
区内は大抵どこもいっぱいいっぱい。
子供は区の端っこの方の小学校に通っていますが、10年前と言わず、5年前と比べても１年生に限らず在校児童数はかなり増えています。
学校自体のキャパシティを考えると、学区を変更する等して現在以上に増やすのは、無理ではないかと思います。

でも、そう簡単に小学校は増やせない。
小学校の新設は文科省の認可が必要で、その認可が全国的には少子化が進んでいる昨今、簡単には出ないのだと聞きました。
更に、教師の確保は保育士の確保以上に難しいようですし・・・。

小杉地区の再開発（とそれに伴う人口増加）を見ていると、行き当たりばったりどころか、行き詰ってばったりと倒れてしまうんじゃないかな？と思います。

入園コース

武蔵小杉ライフ運営委員会
(2013/08/20 23:21)

チキン南蛮さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

とにかく働きながら無認可に入れて、そこから認可へ…というコースでないとほぼ入れない状況ですね。小学校は特に下沼部小学校の生徒数増加が著しいです。何とか校舎増設等で対応していますが、上丸子小学校などは校庭が狭くなってしまっていますね^^;

ご指摘の通りでハード（校舎）だけでなく先生も採用をして確保していかないといけないのですが、優秀な人材の確保も課題となっているようです。数の確保と質の維持は、民間企業の採用でもバランスが難しいところですね。