武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2022年
02月19日

川崎市2/13~19新型コロナ統計:週間感染者数が9週ぶり減の1.3万人、過去最多11人が死亡し重症患者病床使用率が30%超過

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は年始の2022年2月13日(日)~2022年2月19日(土)の週間および累計データをお伝えします。

■2022年2月19日(土)累計&週間サマリー
週間サマリー

川崎市の累計感染者数は、今週10万人に達しました。
一方、今週7日間の新規感染者は13,050人(前週比1,778人減)となっています。

これは2021年12月18日週から2022年2月12日週まで、8週連続の増加を続けてきたものが9週ぶりに減少に転じたことになります。

今回より、居住地別の増減がわかるように「今週」「前週」を併記することとしました。
幸区・中原区が増加する一方、他区と市外が減少したことで全体では1,778人の減少につながりました。

川崎市集計期間による陽性率は52.4%(前週比+1.3pt)と高止まりしています。

入院患者病床使用率は62.5%(前週比+3.8pt)、重症患者病床使用率は30.4%(+14.5pt)と、
重症患者病床使用率も「ステージⅢ」(20%以上)を超過しました。

本日2/19発表時点での入院者は320人(前週比+15人)、うち重症患者が20人(前週同数)となっています。
一方で今週は自宅療養者は1,006人減少・宿泊施設療養者は19人増加しました。

そして今週、過去最多の11人の方が亡くなりました。

新型コロナウイルスワクチン接種状況については、直近発表では追加接種数が増加し、累計約13.4万回、接種対象者の10.45%となっています。

■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

以降、各グラフを順番にお伝えしていきます。
前述の通り、週間の感染者数は前週比1,778人減の13,050人
と久々の減少となりました。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 

週間の感染者数減少により、1週間移動平均による指標も若干改善されました。
急激に上昇してきたグラフがとりあえず今週、天井に達した形になっています。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 

「直近1週間の感染経路」
では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

感染者数が大量で感染経路のトレースが及ばないためか、「不明」の割合が高止まりしています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り22,879人で、前週比3,299人減でした。

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。
陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、直近発表は「2月7日(月)~2月13日(日)集計データ」です。

直近の陽性率は52.4%(+1.3pt)でした。

また病床使用率は入院患者病床使用率は62.5%(前週比+3.8pt)、重症患者病床使用率は30.4%(+14.5pt)となりました。
今週、重症患者病床使用率が大きく上昇して「ステージⅢ」指標の20%を超過しました。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

今週は入院者が320人(前週比+15人)、内重症患者が20人(前週比同数)となりました。
前掲の重症患者病床使用率(大きく上昇)は2/13発表が最新であり、上記の重症患者数(前週同数)は2/19発表数値ですので、ずれが生じます。

その要因のひとつと考えられるのは、今週2/19では過去最多の11人の死者が発生していることです。
感染から急速に症状が悪化したケースを除き、ほぼ全員が重症患者だったでしょうから、死亡により重症患者の減少につながったものと思われます。

一方、自宅療養者は10,816人(同▲1,006人)、宿泊施設療養者は40人(同+19人)となりました。

■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。
冒頭のサマリー同様、前週・今週のデータを併記しました。

全体で1,778人減のうち、約千人が市外等、残りが市内7区での減少です。
増加しているのは幸区、中原区です。


今回の集計は以上です。
感染者数が9週ぶりに減少しましたが、これが来週以降も続くようであれば、オミクロン株による「第6波」のピークアウトと判断できるかもしれません。

一方で病床使用率は予断を許さない状況にあり、死亡者が増えているのも懸念されます。
感染者数が減少してくることで改善も見込まれますので、推移を注視してまいります。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市 【ワクチン接種】追加(3回目)接種を受ける方へ

(ワクチン接種関連)
川崎市 ワクチン接種
2021/6/7エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで川崎市の新型コロナワクチン大規模接種がスタート、64歳以下接種券の6/14以降順次送付を発表
2021/8/27エントリ 楽天グループが二子玉川本社での新型コロナワクチン職域接種を川崎市民向けに1万2千回分提供、8/29予約開始・9/1~2に1回目接種
2021/8/28エントリ 川崎市8/22~28新型コロナ統計:週間感染者が8週ぶり前週比減少、ワクチン2回接種完了数が市人口の3割を突破
2021/8/30エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの「川崎市大規模接種会場」での、新型コロナウイルスワクチン接種レポート
2021/9/4エントリ 「元住吉こころみクリニック」が住吉神社境内「住吉会館」で新型コロナワクチン地域集団接種を実施、中原・高津・宮前・幸の4区に対象範囲拡大 

(12月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/12/4エントリ 川崎市11/28~12/4新型コロナウイルス統計:週間感染者数は1桁の9人(中原区ゼロ)、重症患者病床使用率ゼロ、市民の75%がワクチン2回接種完了
2021/12/11エントリ 川崎市12/5~11新型コロナウイルス統計:週間感染者数5人(中原区2週連続ゼロ)・治療中8人と1桁、重症患者病床利用は2週連続ゼロに
2021/12/18エントリ 川崎市12/12~18新型コロナ統計:週間感染者数16人と5週ぶり増加、12/12等々力陸上競技場観戦者がオミクロン株感染・同一エリア観客に検査呼びかけ
2021/12/25エントリ 川崎市12/19~25新型コロナ統計:週間感染者数2週連続増27人(前週比+11人)、陽性率0.4%(+0.2pt)、入院・療養者33人(+21人)
2022/1/2エントリ 川崎市12/26~1/1新型コロナ統計:週間感染者数は3週連続増加の31人、ワクチン3回目接種が本格スタート
2022/1/8エントリ 川崎市1/2~8新型コロナウイルス統計:週間感染者数は前週比9.4倍の291人、うち中等症・重症0人で重症患者病床使用率は0%に
2022/1/15エントリ 川崎市1/9~15新型コロナウイルス統計:週間感染者数1,775人(前週比1,484人増)、入院患者病床使用率4.8%、重症患者病床使用率は0%を維持
2022/1/22エントリ 川崎市1/16~22新型コロナ統計:週間感染者数は過去最多5,738人、陽性率26.4%(+17pt)・入院患者病床使用率15.7%(+10.9pt)に上昇
2022/2/5エントリ 川崎市1/30~2/5新型コロナ統計:週間感染者数は前週比2千人増の過去最多1.3万人、入院患者病床使用率はステージⅣ迫る45.3%に
2022/2/12エントリ 川崎市2/6~12新型コロナ統計:週間感染者数は過去最多1.4万人、病床使用率は入院患者約6割でステージⅣ超過、重症患者がステージⅢ迫る15.9%に

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2022年
02月17日

1946年版「最新鉄道図」で見る、東急東横線・南武線と「工業都市駅」「武蔵中丸子駅」など武蔵小杉周辺の変遷

【Reporter:はつしも】

かつての東急東横線には「武蔵小杉駅」が存在せず、現在の同駅よりも少し南側に「工業都市駅」がありました。
一方で南武線(南武鉄道)の小杉御殿町交差点付近に「武蔵小杉停留場」が置かれていたなど、現在とは異なる駅の配置になっていたことは比較的よく知られています。

本エントリでは、1946年(昭和21年)の鉄道路線図をご紹介したいと思います。

■1946年の「著名温泉案内 最新鉄道図」


著名温泉案内 最新鉄道図

温泉案内

こちらは、東方美術印刷が発行していた「著名温泉案内 最新鉄道図」です。
基本的には全国の温泉を案内する鉄道路線図で、地域別の温泉と効用一覧も掲載されていました。

温泉一覧の左側の柱の部分を読むと、「昭和二十一年六月十日」という日付が見えます。
つまり終戦直後の1946年の路線図ということになります。

■凡例
凡例

凡例を見ると、国有鉄道・私設線のほか「社営電車線」などもあります。
また地図記号で「要塞地帯」といったものもあり、時代を感じさせます。

■渋谷~横浜エリアの路線図
東急線エリアの路線図

東横線・南武線エリアの路線図

それでは早速、東横線・南武線エリアの路線図を見ていきましょう。

最初に東横線を見ると、この時代、渋谷と代官山の間に「並木橋」という駅がありました。
廃止されたのがこの路線図が発行された1946年ですから、ぎりぎり残っていたことになります。

「青山師範駅」は現在の学芸大学駅、「高等学校駅」は現在の都立大学駅です。

現在の多摩川駅は、このときはまだ「多摩川園前」でした。
改称されたのは2000年ですから、旧駅名時代を御存じの方も多いと思います。

そしてまだ東急武蔵小杉駅が路線図に存在せず、そのかわりに少し元住吉寄りに「工業都市駅」があります。

日吉駅が「目吉駅」になっていますが…、これは名称変更ではなく誤記のようですね。

一方南武線では、平間駅と向河原駅の間に「武蔵中丸子駅」があります。
同駅については、本サイトでも過去にご紹介しておりました。

そして現在の武蔵小杉駅の位置とは違う、武蔵中原駅寄りの場所(小杉御殿町交差点付近)に武蔵小杉停留場がありました。


なお、ほかにも路線図を見ていくと、「小田急小田原線」が「東急小田原線」になっているなど、細かいところで現在とは異なる部分が多数見つかります。

この時代は戦時中統制で私鉄が合併し「大東急時代」といわれていました。
小田急などが大東急から分離するのは、この路線図が作られてから2年後の1948年となります。

是非、現在の路線図と見比べながらいろいろ探してみてください。

■1958年の法政通り商店街「七夕祭り」のチラシ
1958年の法政通り商店街「七夕祭り」のチラシ

また本サイトでは、1958年(昭和33年)の法政通り商店街「七夕祭り」のチラシを所蔵しており、2017/11/10エントリでご紹介しておりました。

ご関心ありましたら、こちらもご参照ください。

【関連リンク】
2015/12/2エントリ 戦火に消えた、南武線の駅。玉川中学校・橘高校前の「武蔵中丸子駅」跡地探訪
2016/4/25エントリ  JR向河原駅から延びる、歴史の遺構。「市ノ坪短絡線」廃線跡の緑道を巡る
2017/11/10エントリ 武蔵小杉・法政通り商店街の1958年七夕祭りのチラシを公開!当時の全店舗がわかる絵図を掲載、映画館「有楽座」では「無法松の一生」などを上映
2021/4/13エントリ JR向河原駅近くに残る、貨物線の歴史。「市ノ坪短絡線」廃線跡で橋台の遺構を新たに確認

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2022年
02月16日

上小田中の二ヶ領用水沿いに「トトロ」街路樹とネコバスのりばが登場、受験生への応援メッセージなどが集まる

【Reporter:はつしも】

中原区上小田中の二ヶ領用水沿いに、「トトロ」の形をした街路樹があります。
この街路樹に、受験生応援メッセージなどの短冊が飾られていました。

■二ヶ領用水沿いの「トトロ」街路樹
二ヶ領用水沿いのトトロ街路樹

この「トトロ」街路樹があるのは、二ヶ領用水沿いの上小田中7丁目付近です。
上部にかわいらしい耳がついて、つぶらな瞳もぱっちりとしています。

分譲マンションの「プラウド武蔵中原トレサージュ」前、また二ヶ領用水沿いを挟んで反対側には仏閣「高願寺」があります。

昨年からtwitterなどで話題になっていましたが、現在は受験シーズンを迎えて、応援メッセージなどが短冊で飾られていました。

■「見せてやれ底力」
「見せてやれ底力」

■受験生への応援メッセージ
受験生への応援メッセージ

受験生への応援メッセージ

■「病魔退散!」
病魔退散

このトトロ街路樹は、「見せてやれ底力」のハチマキを巻いていました。
そして短冊の多くは受験生応援のメッセージで、ほかにもコロナ禍での病魔退散祈願もありました。

■メッセージ短冊
メッセージ短冊

またそばには、メッセージ短冊が備え置かれていました。
自由に書いて、取り付けられるようになっています。

■ネコバスのバス停
ネコバスのりば「はしば前」

トロロ街路樹前には、ネコバスのりば(バス停)も設置されていました。
「はしば前」ということで、この地域の昔の地名「橋場」を示しています。

現在の地名は上小田中ですが、この近くに「橋場公園」という公園があります。

■すぐ近くには「まっくろくろすけ」?「スーモ」?
まっくろくろすけ?

トトロのすぐ近く、少し中原街道寄りには、もうひとつ別の街路樹もありました。
トトロのシリーズ…とすれば「まっくろくろすけ」がいますが、「まっくろくろすけ」は真顔で寄り目がちなのでちょっと印象が違うでしょうか。

一見してリクルートの「スーモ星人」が近いですね。

下記にマップを掲載しておきますので、お散歩がてら探してみてください。

■二ヶ領用水沿いの「トトロ」のマップ


【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園・公開空地 橋場公園
2017/10/29エントリ 冬の受験シーズンに向けて、「中原図書館」開館前待機列の4列並び方ガイド
2018/2/9エントリ 2018年2月2日、武蔵小杉に2つの行列。法政大学第二中学校の入試と、吉野家のソフトバンクユーザー向け牛丼無料キャンペーン
2020/2/10エントリ 武蔵小杉に受験シーズン到来、武蔵小杉駅から法政二中高への行列が延びる
2021/1/19エントリ 南武線に受験シーズン到来、JR武蔵中原駅に駅員さんから受験生への応援メッセージが掲示
2021/2/2エントリ 法政二中高一般入試スタート:コロナ禍で学習塾の応援自粛、法政通り商店街では124年ぶり2月2日節分のニカッパ君が見守る
2022/1/19エントリ JR武蔵中原駅に「武蔵中原神社」登場、駅キャラクターに決定「ムナマズ」をご神体に受験生のメッセージ絵馬を募集

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2022年
02月12日

川崎市2/6~12新型コロナ統計:週間感染者数は過去最多1.4万人、病床使用率は入院患者約6割でステージⅣ超過、重症患者がステージⅢ迫る15.9%に

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は年始の2022年2月6日(日)~2022年2月12日(土)の週間および累計データをお伝えします。

■2022年2月12日(土)累計&週間サマリー
週間サマリー

今週7日間の新規感染者は14,828人(前週比+1,600人増)とさらに増加し、過去最多を更新しました。

今週は「市外等」が前週の2,312人から4,269人に大幅増したのが主たる要因です。
全体で1,600人増、「市外等」が1,957人増ですから、川崎市7区では減少したことになります。

陽性率は51.1%(前週比+7.5pt)とさらに上昇し、とうとう5割を超えました。

入院患者病床使用率は58.7%(前週比+13.4pt)、重症患者病床使用率は15.9%(+10.1%)と、
ここにきて重症患者病床使用率も上昇してきました。

また川崎市からのデイリーの発表情報に、2月5日分から「入院患者のうち重症患者の人数」が新たに開示されることになりましたので、本サイトでも集計を開始しております。

現状は入院者が305人(前週比+35人)、うち重症患者が20人(同+9人)となっています。
一方で今週は自宅療養者・宿泊施設療養者は大きく減少しました。

新型コロナウイルスワクチン接種状況については、今回より「追加接種」にフォーカスすることといたしました。
直近発表では追加接種が累計約8.6万回、接種対象者の6.7%となっています。

■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

以降、各グラフを順番にお伝えしていきます。
前述の通り、週間の感染者数は前週比1,600人増の14,828人
と過去最多更新なりました。
また単日でも2月6日の2,547人が過去最多となっています。

一方、感染者数の「前週比」は増加を続けているものの、1/29週の5,431人増をピークに2/5週2,059人増、今週2/12は1,600人増と、ややペースダウンしています。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 

週間の感染者数増加により、1週間移動平均による指標も当然上昇しています。
グラフの傾きに、わずかながらスピード鈍化の兆しがみえるでしょうか。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 

「直近1週間の感染経路」
では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

感染者数が大量で感染経路のトレースが及ばないためか、「不明」の割合が高止まりしています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り26,178人で、前週比264人減でした。

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。

陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが約2日後に発表されています。

今回の最新データは「1月31日(月)~2月6日(日)集計データ」で、陽性率は51.1%(+7.5pt)でした。

また病床使用率は入院患者病床使用率は58.7%(前週比+13.4pt)、重症患者病床使用率は15.9%(+10.1%)となりました。

感染者数・治療中者数の増加に伴い、入院患者病床使用率が「ステージⅣ」指標50%を超過、重症患者病床使用率も「ステージⅢ」指標の20%に迫ってきています。

すっと重症患者病床使用率は上昇が鈍かったのですが、今週は大きく上昇しました。
そのような状況もあり、川崎市から入院患者中の重症患者数がデイリーで開示されるようになったのではないでしょうか。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

今週は入院者が305人(前週比+20人)、内重症患者が20人(前週比+9人)と増加した一方、自宅療養者11,822人(同▲4,999人)、宿泊施設療養者21人(同▲28人)と療養者は減少しました。

川崎市の人口が約154万人ですから、市外在住の感染者を除いてざっくり100人にひとり程度、自宅療養をしているということになります。

また、今週は4名の方が亡くなりました。
前週は6名の方が亡くなり、全体に80代以上の高齢者の方が大半ですが死亡者数がこの2週は増加しています。

■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。

冒頭にお伝えした通り、「市外等」の感染者は前週の2,312人から4,269人に大きく増加したのが今週の増加要因です。

川崎市7区では各区ごとに増減ありますが、7区合計では前週比357人減少しました。


今回の集計は以上です。

感染者数の増加ペースは大きな加速がみられませんが、入院患者病床使用率が6割近く、また重症患者病床使用率が約16%と「ステージⅢ」20%に近づいているのが懸念点です。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市 【ワクチン接種】追加(3回目)接種を受ける方へ

(ワクチン接種関連)
川崎市 ワクチン接種
2021/6/7エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで川崎市の新型コロナワクチン大規模接種がスタート、64歳以下接種券の6/14以降順次送付を発表
2021/8/27エントリ 楽天グループが二子玉川本社での新型コロナワクチン職域接種を川崎市民向けに1万2千回分提供、8/29予約開始・9/1~2に1回目接種
2021/8/28エントリ 川崎市8/22~28新型コロナ統計:週間感染者が8週ぶり前週比減少、ワクチン2回接種完了数が市人口の3割を突破
2021/8/30エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの「川崎市大規模接種会場」での、新型コロナウイルスワクチン接種レポート
2021/9/4エントリ 「元住吉こころみクリニック」が住吉神社境内「住吉会館」で新型コロナワクチン地域集団接種を実施、中原・高津・宮前・幸の4区に対象範囲拡大 

(12月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/12/4エントリ 川崎市11/28~12/4新型コロナウイルス統計:週間感染者数は1桁の9人(中原区ゼロ)、重症患者病床使用率ゼロ、市民の75%がワクチン2回接種完了
2021/12/11エントリ 川崎市12/5~11新型コロナウイルス統計:週間感染者数5人(中原区2週連続ゼロ)・治療中8人と1桁、重症患者病床利用は2週連続ゼロに
2021/12/18エントリ 川崎市12/12~18新型コロナ統計:週間感染者数16人と5週ぶり増加、12/12等々力陸上競技場観戦者がオミクロン株感染・同一エリア観客に検査呼びかけ
2021/12/25エントリ 川崎市12/19~25新型コロナ統計:週間感染者数2週連続増27人(前週比+11人)、陽性率0.4%(+0.2pt)、入院・療養者33人(+21人)
2022/1/2エントリ 川崎市12/26~1/1新型コロナ統計:週間感染者数は3週連続増加の31人、ワクチン3回目接種が本格スタート
2022/1/8エントリ 川崎市1/2~8新型コロナウイルス統計:週間感染者数は前週比9.4倍の291人、うち中等症・重症0人で重症患者病床使用率は0%に

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2022年
02月09日

中原区と目黒通りを接続「等々力大橋(仮称)」の橋脚がお目見え、工事現場13m地下泥岩から貝の化石も発見

【Reporter:はつしも】

川崎市と東京都では、多摩川に架ける「等々力大橋(仮称)」の整備を進めています。
これは中原区宮内の「宮内新横浜線」と世田谷区玉堤「目黒通り」をつなぐもので、川崎市では「宮内新横浜線」の整備を先行して進めてきました。

2021/11/25エントリにおいて、この橋梁下部の橋脚・橋台の建設工事が着工になったことをお伝えしましたが、その後工事が進み、橋脚部分の躯体が立ち上がってきました。

■「等々力大橋(仮称)」の建設に伴う通行止め
等々力大橋建設による通行止め

■建設工事のお知らせ
建設工事のお知らせ

前回エントリでお伝えした通り、「等々力大橋(仮称)」の下部工事に伴って、多摩川土手や河川敷の一部が通行止めになっています。

現在は多摩川土手の「かわさき多摩川ふれあいロード」が、橋台部分の工事のために通行止めになり、通過するためには一度河川敷に降りるようになっていました。

■「多摩川大橋(仮称)」の橋台
多摩川大橋の橋脚

多摩川大橋の橋脚

多摩川大橋の橋脚

そしてこちらが、徐々に形になってきた多摩川大橋(仮称)の橋脚です。
建設工事のうえでは「P3橋脚」と呼ばれているものです。

■橋梁断面イメージ図
橋梁断面イメージ図

■「P3橋脚」
橋脚と橋台設置工事

川崎市側では、今回立ち上がってきた「P3橋脚」と「A2橋台」の建設工事が行われます。
「P3橋脚」は、現在よりももう少し背が高くなりそうですね。

■川崎市側の接続道路予定地から見た橋脚
川崎市側の接続道路予定地から見た橋脚

こちらは、川崎市側の接続道路予定地から見た橋脚です。
工事中の上部が見えました。

また、橋台工事のため、多摩川の土手が一部切り崩されて、鉄板がかましてあります。

■「けんせつ小町」の掲示
けんせつ小町の掲示

花飾りのついた工事のお知らせ

花飾りのついた工事のお知らせ

この建設工事現場は、女性も活躍されているということで、「けんせつ小町」の看板が掲示されていました。

工事のお知らせにも花飾りがあったり、柔らかい雰囲気作りがされています。

現在はすでに終了していましたが、1月にはイルミネーションの点灯などもしていたそうです。

■工事情報のデジタルサイネージ
工事情報のデジタルサイネージ

工事情報のデジタルサイネージ

工事情報のデジタルサイネージ

工事情報のデジタルサイネージ

また現地には、工事情報を発信するデジタルサイネージが設置されていました。
工法の紹介や工事スケジュールなどは、大規模工事であれば比較的多くの工事現場で見かけますね。

■「クイズ!等々力!(仮)」
工事情報のデジタルサイネージ

クイズ!等々力!

さらにこのサイネージでは、「クイズ!等々力!」も出題されていました。
写真の道具は「レベル」と呼ばれる測量機器で、高低差や標高を測定するものということです。

■泥岩の中から化石見つかる
泥岩の中から化石見つかる

そして今回、工事により13mほど地下に掘り進んだところの泥岩(支持地盤)の中から、貝の化石のようなものが見つかったそうです。

太古の昔は、「等々力大橋(仮称)」の場所の13m下が海、あるいは河口付近だった可能性を示唆するものとしてデジタルサイネージで紹介されていました。

こうした楽しい情報発信が行われていますので、ジョギングやサイクリングでご通行の際、注目してみてください。

■宮内新横浜線と等々力大橋の整備マップ
宮内新横浜線と等々力大橋の整備マップ

なお、前回エントリでお伝えした通り、2021年11月19日には、川崎市の「第2次道路整備プログラム(後期)」の案が発表されました。

この案では、等々力大橋と接続される宮内新横浜線の整備は2029年度においても完成はしていない計画となっており、現段階で等々力大橋の供用開始のめどはわかりません。

今回ご紹介した橋脚は、今後建設される橋台とともに完成後スタンバイしたまま相当年月を待つことになりそうです。

【関連リンク】
川崎市 まちづくり委員会資料 川崎市道路整備プログラム後期の取り組みに係るパブリックコメントの実施について
川崎市 川崎都市計画道路の変更(3・3・10号 宮内新横浜線の変更)の告示内容
2008/12/8エントリ 宮内新横浜線と多摩川新橋
2010/8/31エントリ 二ヶ領用水・西下橋交差点から等々力緑地付近
2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編)
2015/9/11エントリ 「デスノート」「ドS刑事」などロケの定番、宮内の「廃工場スタジオ」
2019/2/25エントリ  「(仮称)等々力大橋」建設の護岸設置工事が着工、目黒通りと宮内新横浜線を接続する橋梁イメージ写真が現地に掲示
2021/11/25エントリ 中原区宮内と目黒通りを接続「等々力大橋(仮称)」の橋脚・橋台が着工、11/19発表川崎市道路整備プログラム案で2029年度も事業継続見通し

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2022年
02月05日

川崎市1/30~2/5新型コロナ統計:週間感染者数は前週比2千人増の過去最多1.3万人、入院患者病床使用率はステージⅣ迫る45.3%に

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は年始の2022年1月29日(日)~2022年2月5日(土)の週間および累計データ、2022年1月度までの月次データ集計をお伝えします。

■2022年2月5日(土)累計&週間サマリー
週間サマリー

今週7日間の新規感染者は13,228人(前週比+2,059人増)とさらに増加し、過去最多更新を続けました。

居住地別では「市外等」が前週の2,600人から2,312人に300人近く減少したものの、川崎区・中原区が前週の1,500人前後からそれぞれ2,115人、1,767人に大幅増加したことなどにより、全体では感染者数が増える結果となりました。

感染者数が多いために感染状況の確認・集計が間に合わず、症状は全員が「調査中」です。

また、陽性率も43.6%(前週比+4.2pt)と大きく上昇し、入院患者病床使用率も45.3%(前週比+17.2%)と「ステージⅣ指標(50%)」に近づいています。

治療状況は入院者が+62人、自宅療養者が+8,759人、宿泊施設療養者が▲27人となりました。

新型コロナウイルスワクチン接種状況については、2回目接種が累計約118.8万回、接種対象者の86.92%に達しました。
また追加接種は累計39,375回となりました。

■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

以降、各グラフを順番にお伝えしていきます。
前述の通り、週間の感染者数は前週比2,059人増の13,228人
と過去最多となりました。
また単日でも1月30日の2,431人が過去最多となっています。

一方、感染者数の「前週比」は増加を続けているものの、前週(1/29)の5,431人増に対して今週2/5は2,059人増と、久しぶりにペースダウンしました。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 

週間の感染者数大幅増加により、1週間移動平均による指標も大きく上昇しました。
ただ、前述の増加ペースダウンを反映して、わずかにグラフの先端だけが下を向いています。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 

「直近1週間の感染経路」
では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

感染経路が追えない「不明」の割合が高止まりし、市中感染が進んでいることが伺われます。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り26,442人で、前週比1,321人増でした。

こちらも感染者数同様に過去最多の数字ですが、前週は1.3万人増でしたから、こちらも増加ペースはダウンした格好です。

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。

陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが約2日後に発表されています。

今回の最新データは「1月24日(月)~1月30日(日)集計データ」で、陽性率は43.6%と、前週比+4.2ptでした。

また病床使用率は入院患者病床が45.3%(前週比17.2pt)、重症患者病床が5.8%(同+1.5pt)となりました。

感染者数・治療中者数の増加に伴い、入院患者病床使用率が「ステージⅣ」指標の50%に迫ってきています。
一方、重症患者病床使用率の上昇はそれに比べると鈍く、現在感染拡大している「オミクロン株」で指摘される「重症化率の低さ」と現段階では矛盾のない数値となっています。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

感染者数増加を受けて、入院者が270人(前週比+62人)、自宅療養者16,821人(同+8,759人)、宿泊施設療養者49人(同▲27人)と、宿泊施設以外の治療中者が増加しました。

川崎市の人口が約154万人ですから、市外在住の感染者を除いてざっくり100人にひとり程度、自宅療養をしているということになります。

また、今週は6名の方が亡くなりました。

■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。

「市外等」の感染者は前週の2,600人から、2,312人に大きく減少しました。
一方で川崎区は1,517人⇒2,115人、中原区は1,452人⇒1,767人と大きく増加しています。

■月別・区別の感染者数の推移
月別・区別の感染者数の推移

最後に、1月の数字が締まりましたので、1月度までの月次データを掲載します。

12月の感染者数がわずか85人だったものが、1月に突然22,516人になっているわけで、変異株による状況変化の急激さをあらためて視覚的に認識できました。


今回の集計は以上です。

現段階では、オミクロン株による「第6波」はまだピークアウトに至っていはいないものの、前週よりも少し増加ペースが減速したかたちになりました。

ただ、まだピークアウトの兆候と断定するには早計でしょう。
これがまた次週、次々週にも減速が続くようですと、ポジティブな情報といえるかと思います。

重症患者病床使用率にはまだ余裕があるものの、入院患者病床使用率が50%に近づきつつある点も、留意が必要と考えられます。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市 【ワクチン接種】追加(3回目)接種を受ける方へ

(ワクチン接種関連)
川崎市 ワクチン接種
2021/6/7エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで川崎市の新型コロナワクチン大規模接種がスタート、64歳以下接種券の6/14以降順次送付を発表
2021/8/27エントリ 楽天グループが二子玉川本社での新型コロナワクチン職域接種を川崎市民向けに1万2千回分提供、8/29予約開始・9/1~2に1回目接種
2021/8/28エントリ 川崎市8/22~28新型コロナ統計:週間感染者が8週ぶり前週比減少、ワクチン2回接種完了数が市人口の3割を突破
2021/8/30エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの「川崎市大規模接種会場」での、新型コロナウイルスワクチン接種レポート
2021/9/4エントリ 「元住吉こころみクリニック」が住吉神社境内「住吉会館」で新型コロナワクチン地域集団接種を実施、中原・高津・宮前・幸の4区に対象範囲拡大 

(12月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/12/4エントリ 川崎市11/28~12/4新型コロナウイルス統計:週間感染者数は1桁の9人(中原区ゼロ)、重症患者病床使用率ゼロ、市民の75%がワクチン2回接種完了
2021/12/11エントリ 川崎市12/5~11新型コロナウイルス統計:週間感染者数5人(中原区2週連続ゼロ)・治療中8人と1桁、重症患者病床利用は2週連続ゼロに
2021/12/18エントリ 川崎市12/12~18新型コロナ統計:週間感染者数16人と5週ぶり増加、12/12等々力陸上競技場観戦者がオミクロン株感染・同一エリア観客に検査呼びかけ
2021/12/25エントリ 川崎市12/19~25新型コロナ統計:週間感染者数2週連続増27人(前週比+11人)、陽性率0.4%(+0.2pt)、入院・療養者33人(+21人)
2022/1/2エントリ 川崎市12/26~1/1新型コロナ統計:週間感染者数は3週連続増加の31人、ワクチン3回目接種が本格スタート
2022/1/8エントリ 川崎市1/2~8新型コロナウイルス統計:週間感染者数は前週比9.4倍の291人、うち中等症・重症0人で重症患者病床使用率は0%に

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2022年
02月03日

上丸子山王町「上丸子住宅公園」に毎週火・土にキッチンカーが登場、住宅街に多彩なテイクアウトグルメ提供

【Reporter:たちばな】

上丸子山王町に「上丸子住宅」があります。
この共同住宅には小さな公園「上丸子住宅公園」がありまして、そこに毎週火曜日・土曜日11:00~16:00をコアタイムにキッチンカーが来ています。

毎回交代でさまざまなテイクアウトグルメが提供されていますので、ご紹介したいと思います。

■上丸子住宅公園の入口
上丸子住宅公園の入口

■「おうちでごはん」ののぼり
「おうちでごはん」ののぼり

上丸子住宅は、上丸子山王町2丁目の住宅街にあります。
1968年に竣工した、54年に及ぶ歴史を持つ建物です。

南武沿線道路と多摩川の間にありますが、「丸子山王日枝神社の前の道路をまっすぐ南下」というのが一番わかりやすいでしょうか。
(その場合、上記写真の建物南側ではなく東側に出ますので、ご注意ください)

同住宅は管理会社ではなく、住民の皆さんによる自主管理をされています。

自治会ご担当の方がキッチンカー事業を営む「キナリノ縁株式会社」の協力を得て、2021年7月から上丸子住宅公園にキッチンカーを導入されました。

「駅までも少し距離のあるエリアで、お店も少ないので、コロナ禍で少しでも美味しいものを食べたりできれば」

ご担当の方からは、そんなお話を伺いました。

キッチンカーが来る火曜日・土曜日は、上記のような「おうちでごはん」ののぼりが出ています。

■上丸子住宅公園のキッチンカー
上丸子住宅公園のキッチンカー

上丸子住宅公園のキッチンカー

Smokin’ Bluemoon

■ケイジャンビーフチーズステーキのサンドイッチ
ケイジャンビーフチーズステーキ

こちらは、1月29日に来ていた「Smokin’ Bluemoon」のキッチンカーです。

ケイジャンビーフチーズステーキのサンドイッチは、想像の3倍ほどお肉たっぷり・スパイシーで美味しかったです。

「上丸子住宅公園キッチンカー」は、毎月月末頃にに翌月の出店予定が告知されます。

■上丸子住宅公園キッチンカー 2月の出店予定
2月5日(土) FOOD TRUCK High-Five(ローストポーク丼等)【Instagram
2月8日(火) Smokin’ Bluemoon(アメリカンフード)【Instagram
2月12日(土) 移動販売ごんてつ(手作りワッフル)【Instagram
キッチンカーごっさむ(からあげ)【Instagram
2月15日(火) FOOD TRUCK High-Five(ローストポーク丼等)【Instagram
2月19日(土) ヤマダイニング(オムライス)【Instagram
2月22日(火) Smokin’ Bluemoon(アメリカンフード)【Instagram
移動販売ごんてつ(手作りワッフル)【Instagram
2月26日(土) キッチンカーごっさむ(からあげ)【Instagram

今回ご紹介した「Smokin’ Bluemoon」は、2月8日(火)、22日(火)にも登場予定です。

出店予定は本エントリ1枚目の、自治会の掲示板にも掲示されますが、Instagramのストーリーをご覧になるのが一番手軽だと思います。
(その他、LINEもあります。Instagramにリンクがあります)

■上丸子住宅公園キッチンカー Instagram


■キッチンカー2台登場(上丸子住宅自治会提供)
キッチンカー2台登場

またスケジュールにある通り、上丸子住宅公園ではキッチンカーが2台登場するときもあります。

ランチ向きのフードだけでなく、手作りワッフルなどのおやつも出店しますので、良さそうなお店を選んでみてはいかがでしょうか。

■上丸子住宅公園のマップ


【関連リンク】
上丸子住宅公園キッチンカー Instagram

(上丸子山王町関連)
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2019/5/2エントリ こだわりのブックカフェ「COYAMA」が上丸子山王町にオープン、セレクト古書とともにSHIBACOFFEEのコーヒー・みのやのパン等提供
2019/6/7エントリ 上丸子山王町の土日営業ブックカフェ「COYAMA」がギャラリーをオープン、6月はイラストレーター藤岡詩織さんの個展を開催
2019/7/18エントリ 7月21日(日)「参院選」投票啓発を武蔵小杉各所で展開、ブックカフェ「COYAMA」では「VOTE! & READ!」キャンペーンを7月28日(日)まで実施中
2020/1/18エントリ 上丸子山王町のブックカフェ「COYAMA」が台風19号浸水被害から復活、ギャラリーで「本の帯」がテーマの企画展も開催
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2022年
01月29日

川崎市1/23~29新型コロナ統計:週間感染者数は過去最多1.1万人、直近陽性率39.4%・入院患者病床使用率28.1%で「ステージⅢ」指標超過

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は年始の2022年1月23日(日)~2022年1月29日(土)の週間および累計データ集計をお伝えします。

■2022年1月29日(土)累計&週間サマリー 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は11,169人(前週比+5,431人)と前週比倍近くに達し、過去最多をさらに更新しました。

居住地別では「市外等」2,600人が最多ですが、川崎市7区では「川崎区」「中原区」が1,500人前後で他区を上回っています。
感染者数が多いため感染状況の確認・集計が間に合わず、症状は全員が「調査中」です。

また、陽性率も39.4%(前週比+13pt)と大きく上昇し、入院患者病床使用率も28.1%(前週比+12.4%)と「ステージⅢ指標(20%)」を超過しました。

治療状況は入院者が+87人、自宅療養者が+4,021人、宿泊施設療養者が▲52人となりました。
感染者が急速に増加する中、宿泊施設よりも自宅療養を基本としていることがわかります。

新型コロナウイルスワクチン接種状況については、2回目接種が累計約118.5万回、接種対象者の87.28%に達しました。
また追加接種は累計21,493回となりました。

■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

以降、各グラフを順番にお伝えしていきます。
前述の通り、週間の感染者数は前週比5,431人増の11,169人
と1万人越えとなりました。

今週は1月29日の2,104人がこれに次ぐ記録となりました。
現時点では、まだ感染急拡大のペースがピークアウトしていない状況です。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数大幅増加により、1週間移動平均による指標も大きく上昇しました。
「第6波」の大きな特徴は、感染者数の多さといえます。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 

「直近1週間の感染経路」
では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

感染経路が追えない「不明」の割合が高止まりし、市中感染が進んでいることが伺われます。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り25,121人で、前週比11,246人増でした。

こちらも感染者数同様に過去最多の数字です。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。

陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが約2日後に発表されています。

今回の最新データは「1月17日(月)~1月23日(日)集計データ」で、陽性率は39.4%と、前週比+13ptでした。

また病床使用率は入院患者病床が28.1%(前週比12.4pt)、重症患者病床が4.3%(同+2.9pt)となりました。

感染者数の急増に伴い、入院患者病床使用率が「ステージⅢ」指標の20%を上回りました。
一方、重症患者病床使用率はそこまでの急上昇にはなっていません。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

感染者数急増を受けて、入院者が208人(前週比+87人)、自宅療養者8,062人(同+4,021人)、宿泊施設療養者76人(同▲52人)と、宿泊施設以外の治療中者が増加しました。

川崎市で8,000人を超える方が自宅療養中と考えると、身近に該当者がいらっしゃる方も増えてきたのではないでしょうか。

■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。

今週も「市外等」の2,600人が最大の増加要因です。
これに川崎区1,517人、中原区1,452人が続きます。

ここのところ、川崎市7区では中原区の増加ペースが目立っています。


今回の集計は以上です。

現段階では、オミクロン株による「第6波」はまだピークアウトに至っていません。

入院患者病床がこれ以上逼迫せず、重症患者病床にまだ余裕があるうちに、基本的な感染防止対策等により、これが収束してくることが期待されます。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市 【ワクチン接種】追加(3回目)接種を受ける方へ

(ワクチン接種関連)
川崎市 ワクチン接種
2021/6/7エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで川崎市の新型コロナワクチン大規模接種がスタート、64歳以下接種券の6/14以降順次送付を発表
2021/8/27エントリ 楽天グループが二子玉川本社での新型コロナワクチン職域接種を川崎市民向けに1万2千回分提供、8/29予約開始・9/1~2に1回目接種
2021/8/28エントリ 川崎市8/22~28新型コロナ統計:週間感染者が8週ぶり前週比減少、ワクチン2回接種完了数が市人口の3割を突破
2021/8/30エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの「川崎市大規模接種会場」での、新型コロナウイルスワクチン接種レポート
2021/9/4エントリ 「元住吉こころみクリニック」が住吉神社境内「住吉会館」で新型コロナワクチン地域集団接種を実施、中原・高津・宮前・幸の4区に対象範囲拡大 

(12月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/12/4エントリ 川崎市11/28~12/4新型コロナウイルス統計:週間感染者数は1桁の9人(中原区ゼロ)、重症患者病床使用率ゼロ、市民の75%がワクチン2回接種完了
2021/12/11エントリ 川崎市12/5~11新型コロナウイルス統計:週間感染者数5人(中原区2週連続ゼロ)・治療中8人と1桁、重症患者病床利用は2週連続ゼロに
2021/12/18エントリ 川崎市12/12~18新型コロナ統計:週間感染者数16人と5週ぶり増加、12/12等々力陸上競技場観戦者がオミクロン株感染・同一エリア観客に検査呼びかけ
2021/12/25エントリ 川崎市12/19~25新型コロナ統計:週間感染者数2週連続増27人(前週比+11人)、陽性率0.4%(+0.2pt)、入院・療養者33人(+21人)
2022/1/2エントリ 川崎市12/26~1/1新型コロナ統計:週間感染者数は3週連続増加の31人、ワクチン3回目接種が本格スタート
2022/1/8エントリ 川崎市1/2~8新型コロナウイルス統計:週間感染者数は前週比9.4倍の291人、うち中等症・重症0人で重症患者病床使用率は0%に

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2022年
01月27日

武蔵小杉から新横浜に直通「相鉄・東急直通線」開業予定が2023年3月に、東急目黒線の8両編成営業が2022年4月上旬から順次スタート

【Reporter:はつしも】

相模鉄道・東急電鉄等各社が、「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」の開業予定時期を2023年3月とすることを本日付で発表しました。

また東急電鉄は同日付で、東急目黒線の8両編成での営業を2022年4月より順次開始することを発表しました。

■「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」の路線図
相鉄新横浜線・東急新横浜線の路線図

相鉄・東急直通線路線図
※東急電鉄等各社プレスリリースより


「相鉄新横浜線」は、現在の相鉄線西谷駅から羽沢横浜国大駅を経由して新横浜に至る新路線です。
また「東急新横浜線」は新横浜駅から日吉駅に至る新路線です。

この2つの新路線は相鉄・東急で管轄が分かれるものの、一体的に直通運転が行われ、さらに相鉄本線・いずみ野線、東急東横線・目黒線に接続し、東京メトロ南北線・副都心 線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線まで直通運転を行います。

これにより、上記路線図のような一大ネットワークが構築されることになります。

武蔵小杉駅ユーザーとしては、新横浜に1本で行けるようになるというのがメリットですが、直通の増加によるダイヤの乱れや混雑率の増加など、懸念点の方が多いかもしれません。

また横浜方面に向かう場合、武蔵小杉から乗った電車が必ずしも横浜駅に行かない場合がある、というのも留意点でしょう。

相鉄方面から来た電車が大きく分けると東急線方面と目黒線方面に分かれるわけですが、どの程度の比率で配分されるかなど、詳細な運行内容は今後発表されるということです。

■羽沢横浜国大駅
駅舎入口



■8両編成営業が4月上旬から順次スタートする目黒線新型車両(元住吉検車区にて)
目黒線新型車両

■8両分のホームドアが設置された東急新丸子駅
8両分のホームドアが設置された新丸子駅
※東急電鉄ニュースリリースより

そして本日のもうひとつのリリースが、東急目黒線の8両編成営業の2022年4月上旬スタートです。

前掲の東急新横浜線・相鉄新横浜線が2023年3月に開業するまでに、同路線に乗り入れる東急目黒線の26編成全てを8両編成化するものとし、それに先立って2022年4月上旬から現行の東急目黒線において8両編成運行を順次開始するということです。

現時点において、東急目黒線各駅での8両編成対応、8両分のホームドア設置が完了しています。

8両編成化により定員が890名から1,190人に約35%増加し、東急電鉄では、アフターコロナにおいてより安心して利用できる営業が可能になるとしています。

こちらは東急目黒線ユーザーには明確にグッドニュースといえるでしょう。

■JR武蔵小杉駅に発着する「相鉄・JR直通線」
武蔵小杉から相鉄線方面に向かう12000系

所用時間は「15分」

なお、2019年11月30日には、相鉄線から羽沢横浜国大駅、JR武蔵小杉駅を経由して埼京線に直通する「相鉄・JR直通線」が開通していました。

羽沢横浜国大駅からは前掲の東急線方面と、JR線方面の2方向に電車が向かうことになりますが、いずれにせよ東急またはJRの「武蔵小杉駅」に発着するというわけです。

住民にメリットがどこまであるかは別としても、「武蔵小杉駅の鉄道要衝化」は、一層進んでいくことになりそうです。

【関連リンク】
東急電鉄ニュースリリース 2023年3月(予定)相鉄新横浜線・東急新横浜線開業!鉄道がもっと便利になります ~神奈川県央地域及び横浜市西部から東京・埼玉に至る広域的な鉄道ネットワークの形成~
東急電鉄ニュースリリース 2022年4月上旬から目黒線において8両編成列車の営業を順次開始 ~更なる輸送力増強を実施し、より安心してご利用いただける鉄道を目指します~
2019/11/6エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路に11月30日開業「相鉄・JR直通線」のPRポスターが登場、「よんれつ」など武蔵小杉駅歴代キャラクターが紹介
2019/11/30エントリ 本日開業「相鉄・JR直通線」で武蔵小杉から相鉄線方面が直通に、武蔵小杉東急スクエア「崎陽軒」で記念弁当も発売
2020/3/10エントリ 武蔵小杉から相鉄・JR直通線で1駅。「羽沢横浜国大駅」と、駅周辺から見るみなとみらい・新横浜・武蔵小杉の高層ビル群

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2022年
01月22日

川崎市1/16~22新型コロナ統計:週間感染者数は過去最多5,738人、陽性率26.4%(+17pt)・入院患者病床使用率15.7%(+10.9pt)に上昇

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は年始の2022年1月16日(日)~2022年1月22日(土)の週間および累計データ集計をお伝えします。

■2022年1月22日(土)累計&週間サマリー 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は5,738人(前週比+3,963人)と、過去最多となりました。

居住地別では「市外等」1,297人が最多で、川崎市7区では「中原区」774人がこれに続きます。

また、陽性率も26.4%(前週比+17pt)と大きく上昇し、検査人数の増加もあって感染者数の急増につながりました。

感染者数の増加により、今週は5,738人全員がの症状が「調査中」となりました。
前週からこの傾向がありましたが、症状を集計できるキャパシティを超過したものと思われます。

病床使用率については、入院患者病床が15.7%(前週比+10.9pt)と上昇、重症患者病床は前週の0%から1.4%となりました。

治療状況は入院者が+62人、自宅療養者が+2,679人、宿泊施設療養者が▲2人となりました。
大部分は自宅療養により対応していることがわかります。

新型コロナウイルスワクチン接種状況については、2回目接種が累計約118.4万回、接種対象者の86.65%に達しました。
また追加接種は累計11,311回となりました。

■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

以降、各グラフを順番にお伝えしていきます。
前述の通り、週間の感染者数は前週比6,182人増の1,3875人
と1万人越えとなりました。

今週は1月21日の1,314人が過去最多、22日の1,265人がこれに次ぐ記録となりました。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数大幅増加により、1週間移動平均による指標も大きく上昇しました。
昨年8~9月頃のピークを一気に上回り、かつてない数値となりました。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 

「直近1週間の感染経路」
では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

感染者数の増加につれて、「不明」の割合が高まっています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り7,683人で、前週比2,049人増でした。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。

陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが約2日後に発表されています。
今回の最新データは「1月10日(月)~1月16日(日)集計データ」で、陽性率は26.4%と、前週比+17ptでした。

現在の主流とされる「オミクロン株」の感染力の強さが伺われます。

また病床使用率は入院患者病床が15.7%(前週比+10.9pt)、重症患者病床が1.4%(同+1.4pt)となりました。

重症患者病床はまだ余裕がある一方、入院患者病床は「ステージⅢ」指標の20%に近づいています。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

感染者数急増を受けて、入院者が121人(前週比+62人)、自宅療養者4,041人(同+2,679人)、宿泊施設療養者128人(同▲2人)と、宿泊施設以外の治療中者が増加しました。

現段階では中等症や重症に至っている患者が少なく、大部分は自宅療養で対応しているかたちです。

■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。

今週は「市外等」の1,297人が最大の増加要因であり、これに中原区774人、川崎区756人、多摩区703人が続きます。

ただ、ここまできますと感染者数が少ないと言える区はなく、市全域で広く感染が広がっているとみるしかなさそうです。


今回の集計は以上です。

「オミクロン株」を中心とした感染は急速に拡大しています。
現段階で重症患者は少ない状況ですが、入院者数は増えてきており、さらに爆発的に感染が拡大しますと入院患者病床がひっ迫してくる可能性も否定できません。

神奈川県は、2022年1月21日から2月13日まで、特措法に基づく「まん延防止重点措置」の適用を受けました。
この適用に基づき、飲食店における営業時間短縮や酒類の提供制限などについて、要請が行われています。

まん延防止重点措置の適用をはじめとした感染症対策を講じることなどにより、「オミクロン株」の拡大を防止し、ピークアウトを早める努力がひとりひとりに求められているところです。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市 【ワクチン接種】追加(3回目)接種を受ける方へ

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