武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2024年
09月08日

大規模インフラ「木月トンネル」はなぜ完成?広域交通ネットワーク担う「苅宿小田中線」Ⅱ期工事に期待高まる

都市計画道路「苅宿小田中線」のⅢ期工事として、東急線の下をくぐる「木月トンネル」が2024年3月28日より順次供用開始となり、8月30日にトンネルとしては「完全体」となったことを2024/9/1エントリでお伝えしておりました。

ところで、「なぜここだけ立派なトンネルが?」と疑問を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その答えは、下記の「苅宿小田中線整備工事」の全体像を見ていただくとわかります。

木月トンネルを整備したのは、「Ⅲ期工事」とある通り、「Ⅰ期工事」「Ⅱ期工事」とあわせた一体的な道路ネットワーク整備の一部にあたるからなのです。

■苅宿小田中線整備工事の全体像
苅宿小田中線整備工事

「苅宿小田中線」とは、その名前の通り、苅宿と小田中地区を結ぶ幹線道路です。

現在は法政大学グラウンドの南側を拡幅する「Ⅰ期工事」と、木月トンネルを含む「Ⅲ期工事」が概ね完成しています。

■Ⅲ期工事とⅡ期工事の接続部
Ⅲ期工事とⅡ期工事の接続部

現在、関東労災病院側から木月トンネルを抜けると、突き当りは1車線の舗装道路です。

左は元住吉、右は法政通り商店街を抜けて武蔵小杉方面ですが、いずれも大きな交通量をさばけるような幹線道路ではありません。

ですから、綱島街道側の道路や木月トンネルの充実に比べると、突然どん詰まりになるような印象があります。

この先を2車線道路で拡幅して下小田中方面につなげるのが、Ⅱ期工事というわけです。

■先行して完成済みのⅠ期工事
先行して完成済みの1期工事

法政大学グラウンド南側を拡幅するⅠ期工事は、先行して概ね完成しています。
ご覧の通り、歩道付きの2車線道路となっています。

■2期工事区間との接続部
2期工事区間との接続部

それが、2期工事区間の接続部では、交差点付近で拡幅用地を一部ガードレールで封鎖して接続道路に幅を合わせてあります。

ここは2期工事区間が完成しないと、交差点で急に道路が狭くなっては支障があるため、このような未完成の状態でペンディングになっているわけです。

■苅宿小田中線整備の看板
苅宿小田中線整備の看板

苅宿小田中線整備の看板

ガードレールで封鎖されたエリアには、苅宿小田中線整備の看板が立てられていました。
赤い部分がⅠ期工事区間です。

■Ⅱ期工事区間周辺の住宅街
2期工事区間の住宅街

Ⅱ期工事区間周辺は、密集した住宅街で用地取得も進んでいません。
途中で渋川を渡る橋の工事も必要ですから、仮に完成させるとしても相当に時間がかかるでしょう。

ただし、川崎市の道路整備プログラムでは計画としては生きており、「隣接区間の整備状況などを踏まえ、着手時期について検討」するステータスとなっています。

全体が2車線道路1本で開通しますと、下小田中を経て宮内新横浜線につながります。

宮内新横浜線は将来的に「(仮称)等々力大橋」から目黒通りに接続されますから、中原区の広域交通ネットワークとして、木月トンネルも含めて機能することになりますね。

こういった全体像もあったうえで、このたび木月トンネルが完成をみました。
今後の事業推進に関しては、気長に見守ってまいりたいと思います。

■完全体となった「木月トンネル」
完全体となった木月トンネル

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 2024年3月28日車道供用開始!「木月トンネル」現地見学会


■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 「武蔵小杉1号踏切」が廃止!木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始


【関連リンク】
フジタ・織戸共同企業体 中原区内都市計画道路苅宿小田中線(Ⅲ期)道路築造(立体交差化)工事ウェブサイト
川崎市ウェブサイト 事業路線情報 苅宿小田中線(第3期工区)
2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
2011/9/5エントリ 苅宿小田中線 東横立体工区の踏切解消計画
2020/5/7エントリ 三菱ふそう川崎工場第二敷地が商業・スポーツ施設等併設の大規模物流施設開発に向け解体進む、在りし日の姿をアーカイブ
2020/12/7エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線立体交差化工事が本格着手、2024年3月完成に向けアンダーパス整備
2021/12/21エントリ 関東労災病院南側の苅宿小田中線・東急線立体交差化事業が専用ウェブサイトで工事情報を発信、2022年2月から4か月間踏切が半日車両通行止めに
2023/4/17エントリ 木月住吉町「不思議な70m自転車専用レーン」前後に自転車ナビマークが設置、東急線アンダーパスや物流施設完成に向け交通環境整備
2024/1/20エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線踏切解消アンダーバス構造がお目見え、2024年3月末供用に向け工事終盤に
2024/3/24エントリ 東急線下のアンダーパス「木月トンネル」が3/28車道供用開始控え現地見学会開催、地下部施工プロセスも写真公開
2024/7/5エントリ 東急線アンダーパス「木月トンネル」の歩道・エレベーター供用開始、「武蔵小杉1号踏切」が廃止に
2024/9/1エントリ 東急線アンダーパス「木月トンネル」の武蔵小杉側歩道が供用開始、車道完成から5か月経て「完全体」に

Comment(0)

2024年
09月07日

井田中ノ町商栄会が「小中学生交通安全ポスターコンクール」全応募作品を展示、交通安全意識高め力作揃う

元住吉の井田中ノ町商栄会が、「IDANAKA小中学生交通安全ポスターコンクール」を実施し、現在商店街の各店舗に応募作品が展示されています。

■IDANAKA小学生交通安全ポスター(金賞・特別賞)
IDANAKA小中学生交通安全ポスター

本コンクールは、井田中ノ町商栄会が地域の児童・生徒の交通安全に対する意識を高め、交通事故防止に貢献することを目的として実施されました。

地域の小学校・中学校、特別支援学校の小学部・中学部に在籍する児童・生徒を対象に、2024年5月31日まで募集を行っていました。

上記写真の3枚は「金賞」「特別賞」に輝いた作品で、井田中ノ町商栄会のウェブサイトでも紹介されています。

大部分が平地で自転車の利用が多い中原区の特徴を反映してか、2枚が自転車での交通安全をテーマにしたポスターとなっていました。

なお、コンクールの看板の右上に描かれているのは、井田中ノ町商栄会のマスコットキャラクター「いだるん」です。

■井田中ノ町商栄会での全応募作品の展示
井田中ノ町商栄会での全応募作品の展示

■お菓子と生ジェラートのお店「TOCCO」の展示
井田中ノ町商栄会での全応募作品の展示

全応募作品の展示

そして本コンクールでは、入賞作品だけでなく、全応募作品が井田中ノ町商栄会加盟店舗で展示が行われています。

この展示期間は当初7月下旬までと告知されていましたが、現在も全てかどうかわかりませんが、相当数の展示が継続していました。

元住吉エリア以外の方からすると、「井田中ノ町商栄会とはどこ?」という方もいらっしゃるかもしれません。

分かりやすくご説明すると、元住吉駅から西に延びる賑やかな商店街が「モトスミ・ブレーメン通り商店街」。

ブレーメン通り商店街をまっすぐ進んで、途中からブレーメンの音楽隊のアーチがなくなり、地面が普通のアスファルトになったところから先が「井田中ノ町商栄会」です。

■「パティスリーディヴァン」の展示
パティスリーディヴァン

パティスリーディヴァン

パティスリーディヴァン

洋菓子店「パティスリーディヴァン」の展示では、デザイン性の高いポスターもありました。
年齢はわかりませんが、技術的にも高いものを感じます。

■「田邉畳店」の展示
小中学生交通安全ポスター

小中学生交通安全ポスター

小中学生交通安全ポスター

こちらは、田邉畳店の展示です。

応募作品の中には文字メッセージ主体のものもあり、これはこれで伝えたい内容が明確・具体的で良いのではないでしょうか。

■「フォレストコーヒー」の展示
小中学生交通安全ポスター

小中学生交通安全ポスター

小中学生交通安全ポスター

小中学生交通安全ポスター

小中学生交通安全ポスター

こちらは、「フォレストコーヒー」の4連展示です。

コンクール全体を通して、自転車をテーマにした作品は多かったですが、次いで「歩きスマホ」に関する注意喚起も多かったですね。

作品の中にもありますが、「歩き」どころか「自転車スマホ」も描かれていまして、相当に危険ですが確かに実際に見かけることがあります。

■飛び出し注意
小中学生交通安全ポスター

■ヘルメット着用
小中学生交通安全ポスター

自転車に関しては、ヘルメット着用を呼び掛ける作品もありました。

現在は自転車運転時のヘルメット着用が努力義務化されていますが、小学生などを除いてなかなか普及していませんね。

警視庁によると、自転車死亡事故の64.9%が頭部に致命傷を負っているということです。
ヘルメット着用が命を守る可能性を高めることは間違いありませんので、改めて制度改正を認識させられる作品でした。

各作品の展示期間は当初予定の7月下旬からすでにかなり延長されていますので、ご覧になりたい方は、お早めにどうぞ。

【関連リンク】
井田中ノ町商栄会ウェブサイト 小中学生交通安全ポスターコンクール
2020/8/12エントリ 元住吉「フォレストコーヒー」でいただく、期間限定「ヨーグルトエスプーマ載せ自家製イチゴジャムかき氷」
2023/2/1エントリ 元住吉の隠れ家カフェ「ペルル ドゥ ヴェール」が、季節のスペシャルスイーツ「三浦産とちおとめの苺パフェ」を提供

Comment(0)

2024年
09月01日

東急線アンダーパス「木月トンネル」の武蔵小杉側歩道が供用開始、車道完成から5か月経て「完全体」に

都市計画道路「苅宿小田中線」のⅢ期工事として、東急線の下をくぐる「木月トンネル」が2024年3月28日(木)14時に車道供用開始となりました。
これに続いて6月27日14時に元住吉側の歩道・エレベーターが供用開始になり、さらに6月28日深夜1時をもって踏切が廃止となりました。

そして8月30日をもって武蔵小杉側の歩道が供用開始になり、周辺の一部道路工事を残しつつもトンネルとしては「完全体」となりましたので、お伝えいたします。

■完全体となった「木月トンネル」
完全体となった木月トンネル

こちらが、完全体となった木月トンネルです。
右側が6月27日に供用開始となった元住吉側の歩道で、今回は左側の武蔵小杉側の歩道が供用開始となりました。

■武蔵小杉側の歩道の入口(西側)
武蔵小杉側の歩道の入口

■歩行者優先・自転車徐行
歩行者優先・自転車徐行

こちらが、武蔵小杉側の歩道入口です。
掲示にあるように、あくまでも歩道ですから「歩行者優先・自転車徐行」ということになります。

坂道ですのでどうしてもスピードが出がちでしょうが、注意が必要です。

■2層構造の東急線
東急線

木月トンネルがくぐる東急線は、上下2層構造になっています。
そのさらに下をトンネルでくぐる形になりますので、高架・地上・地下の3層構造ということです。

■トンネル部分
トンネル部分

■全国都市緑化フェアのポスター
全国都市緑化フェア

トンネル部分はには、全国都市緑化フェアのポスターが掲示されていました。
なお、元住吉側の歩道には、前回ご紹介した通り、これまでの工事プロセスの写真などが掲示されています。

また元住吉側の歩道にはエレベーターがありますが、今回供用開始になった武蔵小杉側の歩道にはありません。エレベーター利用の場合は、元住吉側の歩道に回りましょう。

■関東労災病院前の歩道
関東労災病院側

一部工事中の部分も

トンネルをくぐると、綱島街道との接続部で一部工事中の部分がありました。
工事の完了に伴い、歩道を再整備するかたちになっています。

こうした周辺エリアまで工事が終わると、「真の完全体」ということになるでしょうか。

■排水ポンプ施設「川崎市木月住吉町ポンプ場」
排水ポンプ施設

木月住吉町ポンプ場

武蔵小杉側には、降雨時にトンネルからの排水を行うポンプ施設「川崎市木月住吉町ポンプ場」があります。

こちらの看板も設置されていました。

ちょうど台風10号がきていますが、今後集中豪雨に見舞われることもあるでしょう。
そんな時にこの施設が活躍してくれるはずです。

■元住吉側の歩道に展示された工事プロセスや施工会社の皆さんの写真展示
工事プロセスの写真展示

写真展示

■同じく、元住吉側のエレベーター
エレベーター

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 2024年3月28日車道供用開始!「木月トンネル」現地見学会


■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 「武蔵小杉1号踏切」が廃止!木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始


【関連リンク】
フジタ・織戸共同企業体 中原区内都市計画道路苅宿小田中線(Ⅲ期)道路築造(立体交差化)工事ウェブサイト
川崎市ウェブサイト 事業路線情報 苅宿小田中線(第3期工区)
2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
2011/9/5エントリ 苅宿小田中線 東横立体工区の踏切解消計画
2020/5/7エントリ 三菱ふそう川崎工場第二敷地が商業・スポーツ施設等併設の大規模物流施設開発に向け解体進む、在りし日の姿をアーカイブ
2020/12/7エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線立体交差化工事が本格着手、2024年3月完成に向けアンダーパス整備
2021/12/21エントリ 関東労災病院南側の苅宿小田中線・東急線立体交差化事業が専用ウェブサイトで工事情報を発信、2022年2月から4か月間踏切が半日車両通行止めに
2023/4/17エントリ 木月住吉町「不思議な70m自転車専用レーン」前後に自転車ナビマークが設置、東急線アンダーパスや物流施設完成に向け交通環境整備
2024/1/20エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線踏切解消アンダーバス構造がお目見え、2024年3月末供用に向け工事終盤に
2024/3/24エントリ 東急線下のアンダーパス「木月トンネル」が3/28車道供用開始控え現地見学会開催、地下部施工プロセスも写真公開
2024/7/5エントリ 東急線アンダーパス「木月トンネル」の歩道・エレベーター供用開始、「武蔵小杉1号踏切」が廃止に

Comment(0)

2024年
08月31日

焼肉店「味蔵の杜」が元住吉で50年、3大和牛仕入れ無煙プレミアムロースターも完備

元住吉で50年以上営業する「プレミアム和牛の店 味蔵の杜(みくらのもり)」があります。
今回は同店をご紹介したいと思います。

■「プレミアム和牛の店 味蔵の杜」
味蔵の杜

■建て替え前の「味蔵の杜」旧店舗
味蔵の杜

味蔵の杜旧店舗

まずこちらは、「味蔵の杜」の旧店舗です。
同店は1958年創業の焼肉店を三代目が引き継ぎ、元住吉で長く営業をしてきました。

旧店舗は建て替えにより2016年8月31日をもって閉店となり、建て替え完了後に同じ場所で2018年4月16日に再オープンしました。

2016年の時点で元栖吉で45年ですから、現在は約半世紀、51年ということになります。

■現在の「味蔵の杜」
味蔵の杜

味蔵の杜

現在の店舗は「プレミアム和牛の店 味蔵の杜」としてリニューアルされ、ロゴも一新されています。

以前は「街の焼肉屋さん」という感じで、それもまた長く愛されてきたものと思いますが、店内は綺麗で初めての方も入りやすいと思います。

■半個室席
半個室席

■向いは個室席
向かいは個室席

店内は片側が半個室の並び、向かい側が個室になっています。
落ちいて食事が楽しめると思います。

■プレミアム和牛も楽しめるメニュー
プレミアム和牛も楽しめるメニュー

プレミアム和牛も楽しめるメニュー

プレミアム和牛も楽しめるメニュー

同店では、三大和牛「神戸牛」「松坂牛」「近江牛」のA5ランクのお肉を楽しむことができます。

牛肉に加えて希少な「松坂豚」も仕入れていますので、ご関心ある方はお問合せください。

■150度を維持する「ジュージューしない」ヘルシーロースター
ヘルシーロースター

また同店は、150度を維持するヘルシーロースターでお肉を焼きます。
遠赤外線と強火力で「遠火の強火」を実現しており、「ジュージューしない」のが特徴です。

無煙で、快適に美味しくお肉を焼くことができました。

■キムチなどサイドメニューもおすすめ
キムチ

■ご飯大盛りはてんこもり
ご飯大盛りはてんこもり

同店では、キムチなどのサイドメニューもお勧めです。
またご飯の大盛りは、ご覧の通り漫画のようなてんこもりでした。

■「SORACHI」ビールも
ソラチビール

そしてもちろん、お酒を飲みながらの焼肉も定番ですね。
「SORACHI」ビールもありました。

今回ご紹介した以外にもメニューはたくさんありますので、ウェブサイトなどもチェックしてみてください。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 3大和牛仕入れ無煙プレミアムロースター完備!元住吉で半世紀以上「味蔵の杜」


最後に、今回も「味蔵の杜」レポートの動画版を武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで公開しておりますので、あわせてご視聴ください。

■「プレミアム和牛の店 味蔵の杜」の店舗情報
●所在地:中原区木月1-24-27
●営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
●定休日:木曜日
●Web:https://mikuranomori.co.jp/

■マップ


【関連リンク】
2026/9/19エントリ 元住吉の店舗変遷探訪。「ハックルベリー」が20年の歴史に幕、「銀だこカフェ」閉店跡地にからあげ店「からやま」出店決定、老朽ビル建替計画等

Comment(0)

2024年
08月28日

中原消防団住吉分団住吉西器具置場が住吉小敷地内に新築移転、住吉東に続き女性団員活動にも対応

「中原消防団住吉分団住吉西班」の器具置場が、新たに住吉小学校の敷地内に完成していました。
新たな器具置き場は、女性の消防団の活躍も踏まえた設備になっています。

■渋川沿いの住吉小学校の敷地と住吉分団住吉西班の器具置場
渋川沿いの住吉小学校と住吉分団の器具置き場

住吉分団の器具置き場

看板

中原区では、川崎市消防局とともに中原消防団が連携して防火・消化活動を行なっています。

中原消防団は中原消防署内に本部を置き、中原・大戸・住吉・玉川・丸子の5つの分団で構成されています。

住吉分団は「住吉東班」「住吉西班」の2班に分かれていまして、今回器具置場が完成したのは住吉分団傘下の「住吉西班」です。

従来の器具置場は住吉小学校の反対側(西側)にあり、1977年にの改築から47年を数えていました。
老朽化もあり、また時代の変化も受けて上記写真の通り、新たに移転新築されました。

■新たな器具置場のシャッターには中原消防団キャラクター「太助」
シャッターの「太助」

消防団の器具置場には、単に物置きとしての機能だけでなく、災害発生時には消防団員が集結する拠点として使われるほか、平時には消防団の会議や器材等の手入れなどでも活用されています。

また従来は男性のイメージが強かったのですが、現在では女性の消防団員も活躍するようになってきました。

このような時代の変化も受けて、新たな器具置き場では女性に配慮した更衣室やトイレも設置されました。

■中原消防団住吉分団公式X

中原消防団住吉分団では、公式SNSとしてXを運用しています。
その中に旧器具置き場、新器具置き場の紹介もされていました。

また先日の「とうすみ盆踊り大会」など、日ごろの活動情報も発信されていますので、ご参照ください。



■中原消防団の「住吉分団住吉東器具置場」も2020年には新築移転済み
中原消防団の「住吉東器具置場」

こちらは、同じく中原消防団住吉分団の「住吉東班」の器具置き場も、2020年には移転新築されていました。

こちらは従来東海旅客鉄道株式会社が所有する市ノ坪の土地に建てられていましたが、手狭であったことから、中原消防団から川崎市に対して、2015年5月に移転改築の要望がありました。

その後関係局との調整を経て、木月4丁目の公有地への移転が実現しています。

消防団の器具置場は川崎市内に50か所以上あり、そのうち3割程度が借地に建てられている状態です。

土地が借地ですと、地権者の急な意向により移転を余儀なくされたり、消防団の活用に支障が生じる可能性があります。
そのため川崎市消防局では、安定的な運営が可能な公有地等への移転を推進しており、住吉東班の器具置き場の移転新築もそのひとつです。

今回ご紹介した「住吉西班」の器具置き場は、もともと住吉小学校の公有地であったと思われますので、純粋に設備の更新でしょう。

■中原消防団中原分団小杉班器具置場
中原消防団中原分団小杉班器具置場

さらにこちらは、中原消防団中原分団小杉班の器具置き場です。

2022年4月に建て替えられ、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)が近いということもあって、シャッターには川崎フロンターレの「ふろん太」も描かれました。

このように、中原消防団の器具置き場は各所で更新等が進められています。



■住吉西班の器具置き場隣接地には加瀬水処理センターの施設も
隣接地には水道施設も

隣接地には水道施設も

■裏手には川崎市備蓄倉庫
隣接地には水道施設も

隣接地には水道施設も

住吉西班の器具置き場の裏手には加瀬水処理センターの施設や、川崎市の備蓄倉庫もありました。

まだ建物を建てられそうな広いスペースもありましたので、災害時には何らか活用ができるのではないでしょうか。

■「中原消防団」の組織構成(※団員数は2020年4月1日現在データ)
本部・分団 団員数 班ごとの所在地
本部 15 新丸子東3-1175-1 中原消防署内
中原分団 39 小杉班:小杉御殿町1-940-15
宮内班:宮内2-26-39
大戸分団 42 上小田中班:上小田中3-3-19
下小田中班:下小田中2-9-3
住吉分団 52 住吉西班:木月祇園町17-10
住吉東班:木月4-14-5
玉川分団 30 平間班:北谷町75-1
下沼部班:下沼部1745
丸子分団 32 新丸子東1-821

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル「一斉放水や消防車両の行進も!令和6年中原地区消防出初式」


【関連リンク】
川崎市ウェブサイト 中原消防署
川崎市ウェブサイト 中原消防団 消防団員募集
2014/9/13エントリ 中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」で団員募集PR
2016/4/22エントリ 夜の東住吉小学校で、中原消防団が消防ホースの巻き取り訓練を実施
2017/6/5エントリ 「第46回中原消防団消防大会」が等々力緑地で開催、中原区の各分団が救助・出動・消火の技を競い合う
2019/1/6エントリ 「平成31年中原地区消防出初式」が等々力緑地で開催、消防航空隊ヘリ「そよかぜ2号」も登場
2020/7/6エントリ 中原消防団住吉分団の「住吉東器具置場」が公有地に拡張移転、女性団員受け入れにも配慮した施設に
2021/10/4エントリ 川崎市中原消防団が日本医科大学武蔵小杉病院の解体予定旧棟で訓練を実施、首都直下地震に備え災害対応力強化
2022/3/5エントリ 川崎フロンターレ藁科社長が中原消防署に退任挨拶訪問、長年の協力に署員がサプライズの花道【社長・署長取材あり】
2022/7/15エントリ 中原消防団中原分団小杉班器具置場が建て替えにより女性消防団員にも対応、シャッターが川崎フロンターレ装飾に
2023/7/7エントリ 中原消防署で有事に備える高所訓練の賜物。「高速綱渡り」を綱島街道から観測
2024/1/7エントリ 「令和6年中原地区消防出初式」が等々力緑地で開催、各種消防車両行進に名物「一斉放水」も

Comment(0)

2024年
08月27日

中原区井田杉山町「長瀬園」ですくすく多摩川梨直売、幸水・豊水が果汁豊かに

川崎市内の多摩川流域では、「多摩川梨」の栽培が行われています。

弊紙ではこれまでに中原区下小田中の「かしま園」を記事化しておりましたが、今年は井田杉山町の「長瀬園」の多摩川梨直売をご紹介したいと思います。

■中原区井田杉山町「長瀬園」
井田杉山町の長瀬園

■江川せせらぎ遊歩道に面した「長瀬園」
江川せせらぎ遊歩道に面した長瀬園

■青いネットが目印
青いネットが目印

「長瀬園」の梨園は、井田杉山町の江川せせらぎ遊歩道沿いにあります。

Googleで「長瀬園」を検索しますと井田中ノ町のほうが表示されますが、梨の直売は上記写真の井田杉山町の梨園で行われています。

マップは記事末尾に掲載いたしますので、ご参照ください。
青いネットが目印です。

■多摩川梨の直売予告
梨の直売予告

梨の直売は、8月中旬~下旬にかけて「幸水」、8月下旬~9月上旬にかけて「豊水」が登場します。

但し、シーズン中必ず毎日行われるというわけではありません。
前日、当日に現地に予告の掲示が出ますので、こちらを参照するかたちになります。

■梨の直売待機の行列
行列

長瀬園の梨の直売は、10時からスタートします。
休日、9時20分の段階ではすでに行列ができていました。

お話を伺うと、休日には行列が販売数を超えて後方の方は買えない、ということもあったようです。

平日の状況はわかりませんが、10時よりも早めに行ったほうがよいでしょう。

■梨を積んだトラックが到着
梨を積んだトラックが到着

梨を積んだトラックが到着

9時50分ごろ、梨を積んだトラックが到着しました。
販売準備をして、10時からスタートです。

■梨の直売開始
梨の直売開始

多摩川梨 

先週末の段階では、幸水が終わりかけ、豊水が中心で並んでいました。

サイズ別になっていて、豊水3L玉が1,000円、2L玉900円、L玉700円(いずれも2玉セット)そしてM玉3個セット750円でした。

■見事な豊水3L玉
見事な豊水3L玉

豊水3L玉

今回は豊水3L玉をいただきました。
名前の通り果汁が瑞々しく豊かで、甘みと果実らしい酸味のバランスが抜群でした。

これまでにご紹介してきた「かしま園」も美味しいですが、「長瀬園」もかなりおすすめできると思います。

■次回8月28日も直売実施
長瀬園の梨直売

なお、「かしま園」はInstagramで最新情報がチェックできますが、「長瀬園」はSNS等で情報発信はされていないようですので、現地での掲示が頼りとなります。

直近では明日28日(水)は、10時から実施が予告されていました。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル すくすく育った多摩川梨直売!中原区井田杉山町「長瀬園」


また今回も、「長瀬園」での多摩川梨直売レポートの動画版を武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで公開しております。

あわせてご視聴ください。

■「長瀬園」直売所の概要
●所在地:中原区井田杉山町32
●直売期間:幸水8月中旬~下旬、豊水8月下旬~9月上旬

■「長瀬園」直売所のマップ


【関連リンク】
(かしま園関連)
2019/11/19エントリ下小田中「かしま園」で地堀りパンジーよりどり販売「パンジーウォーク」と、野菜の収穫体験・採れたて販売を実施中
2022/7/1エントリ 下小田中のパンジー・野菜農園「かしま園」で枝豆のとれたて販売がスタート、甘味たっぷりで大人気に
2022/8/31エントリ 下小田中「かしま園」で多摩川梨の直売がスタート、採れたて鮮度と豊潤な果汁が抜群
2023/7/1エントリ 下小田中の農園「かしま園」の大人気「とれたて枝豆」直売がスタート、新鮮野菜も同時販売
2023/8/11エントリ 下小田中「かしま園」で多摩川梨直売が「幸水」「あきあかり」から開始、鮮度抜群で果汁豊か 2024/6/22エントリ 採れたてが大人気!下小田中「かしま園」の2024枝豆直売がスタート、各種野菜の販売も

Comment(0)

2024年
08月22日

創業120年「海苔問屋 高喜商店」がパラアート支援「studioFLAT」と協力し「せとうちレモン海苔」発売、デザイン採用&売上の一部還元

綱島街道沿いの元住吉駅近くに、創業120年の老舗「高喜商店」があります。

同店がこのたび、「川崎市内協働プロジェクト第2弾」として、パッケージデザインにおいて障がい者アート支援NPO法人「studioFLAT」と協力し、売上の一部を同法人に還元する「せとうちレモン海苔」を発売しましたので、ご紹介します。

■創業120年の老舗が届ける「かわさきの海苔」!「高喜商店」
高喜商店

■木月4丁目のファクトリーショップ
高喜商店

創業明治34年

「高喜商店」は、明治34年(1901年)創業の老舗海苔店です。
「何故ここで海苔?」と聞かれることもあるそうですが、創業の地は海よりの川崎区で、当時は川崎の海岸で海苔が採れたのでした。

現在は中原区木月4丁目に焼きのり工場があり、ファクトリーショップとして販売店舗が併設されています。

■海苔とともに120年
海苔とともに120年

高喜商店は海苔を提供し続けて120年、自社製造一貫管理体制を構築し、細部までこだわり抜いた焼きたての海苔を販売しています。

また長い歴史の中で海苔に関する知見を積み上げ、「海苔コンシェルジュ」としてお客様にフィットする海苔を提案しています。

■ファクトリーショップ
ファクトリーショップ

■新商品「せとうちレモン海苔」
せとうちレモン海苔

せとうちレモン海苔

ファクトリーショップには、実にさまざまな海苔が並んでいます。
今回はまず、新商品の「せとうちレモン海苔」に注目してみました。

■studioFLAT協力のパッケージデザイン
パッケージデザインはstudioFLAT協力

「せとうちレモン海苔」の爽やかなパッケージアートは、障がい者アートを支援するNPO法人「studioFLAT」が協力しています。

高喜商店がアート作品を購入したうえでパッケージデザインに取り入れ、売上の一部をstudioFLATに還元することで持続的に活動支援を行います。

このプロジェクトは2021年10月にスタートし、今回で3年目を迎える取り組みとして継続してきました。

「せとうちレモン海苔」は、潮流が速い瀬戸内海でたくましく育った兵庫県産の海苔を使い、パリッとした小気味よい食感が楽しめます。

またフレーバーには瀬戸内産レモンを皮ごと使用し、秘伝の甘辛たれとマッチさせています。

実際に頂いてみると、想像以上にレモンの風味が美味しい仕上がりになっていました。

■第1弾「香辛子海苔」も販売中
唐辛子海苔

唐辛子海苔

そしてstudioFLATとの協業第1弾「香辛子海苔」も販売中です。
こちらは神奈川県産の海苔に、かわさきの「辛くない燃焼系やさい香辛子」のパウダーを振りかけています。

発売当初よりも香辛子パウダー10%増量中ということでした。

■デザインに採用されたアート2作品も店内に展示
2種ギフトセットもお勧め

■2種のギフトセットもお勧め
ギフトセットもお勧め

「せとうちレモン海苔」「香辛子海苔」の2種ギフトセットもお勧めです。
贈答品などに、いかがでしょうか。

■板海苔各種
板海苔各種

■試食も可能
試食も可能

さて、他の商品もご紹介していきましょう。
店内には、板海苔各種が並んでいまして、これらは試食で食べ比べが可能です。

本当に海苔のよさがわかりますので、スタッフにお声がけください。

■看板商品のひとつ「雪の華」
看板商品のひとつ「雪の華」

名産品

こちらは、高喜商店の看板商品のひとつ「雪の華」です。
「全国推奨観光土産品」「かわさき名産品」等の認定を受けています。

海に雪が舞う厳寒の季節に収穫される新海苔を使用しており、非常に質が高いです。

■きざみ焼き海苔・ばら干し海苔
ばら干し海苔

■青のり粉
青のり粉

青のり粉

他にもさまざまな海苔がありますが、弊紙記者は個人的に「青のり粉」を愛用しております。

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店でも販売していまして、焼きそばやお好み焼きなどにかけると色合いと風味よく、美味しさが増します。

■グッズ販売も
グッズ販売も

グッズ販売も

そして店内では食品だけでなく、高喜商店グッズも販売していました。
120年の歴史を積み重ね、ファンの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 創業120年の老舗が届ける「かわさきの海苔」!元住吉の「高喜商店」がパラアートも支援


また今回も、武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルでも「高喜商店」の紹介レポートをお届けいたします。

店内の様子などは動画が分かりやすいですので、あわせてご視聴ください。

■「海苔問屋 高喜商店」の店舗情報
●所在地:中原区木月4-3-5
●営業時間:10:00~19:00
●定休日:日曜日・祝日
●Web:https://www.takaki-nori.com/

■マップ


■高喜商店facebookページ


■高喜商店 Youtubeチャンネル 高喜の仕事(神奈川編)~時代も人も海苔でつなぐ~ full ver.


■高喜商店 Instagram 川崎フロンターレ新年挨拶回り




Comment(0)

2024年
07月08日

元住吉を守る騎士「ブレスト」のグッズも登場!ブレーメン通り商店街のサマーイベント

モトスミ・ブレーメン通り商店街で、サマーイベントが開催されました。

ブレーメンバンドなどのステージイベントに加えて商店街を守る騎士「ブレスト」も登場し、ブレストグッズも販売されました。

■元住吉・ブレーメン通り商店街のサマーイベント
ブレーメン通り商店街のサマーイベント

ブレーメン通り商店街のサマーイベント

■ブレーメンバンドのステージ
ブレーメンバンドのステージ

ブレーメン通り商店街のサマーイベントは、商店街のコミュニティセンター周辺で開催されました。

13時スタートで、オープニングは「ブレーメンバンド」の明るい音楽から始まりました。
ここから1時間ごとに「もとすみフラメンコ」「ブレーメントリオン&ダンケシェイカーズ」が登場しました。

炎天下ではありましたが、「ブレーメンバンド」はしっかりと会場を盛り上げ、アンコールまでやり切りました。

■ブレーメン通り商店街を守る騎士「ブレスト」
ブレスト

そしてこちらが、ブレーメン通り商店街を守る騎士「ブレスト」です。
ブレーメン市に像がある、聖騎士ローラントがモデルということです。

こちらもこの猛暑の中、大変だったと思いますが、コミュニティーセンターの前でグリーティングしていました。

■「ブレスト」のグッズ販売
グッズ販売

■ブレストのオリジナルクリアファイル
グッズ販売

■ブレストのオリジナルシール
グッズ販売

本イベントでは、ブレストのオリジナルグッズの販売が行われていました。
ブレストのポーズが決まったクリアファイルと、シールの2種です。

シールには3人組ヒーロー「ブレーメントリオン」の写真も入っていました。

■暑い中かき氷やビールも人気
暑い中かき氷も人気

かき氷も人気

また大変な暑さでしたので、かき氷やビールも人気でした。

さすがに「ブレスト」も13時からラストまで外では倒れてしまいますので、休憩も入れながらのグリーティングとなりました。

■七夕の短冊も
七夕の短冊も

またこの日は7月7日、七夕でした。
七夕は雨天も多いですが、今年は好天でしたね。

イベント開催中も、願い事の短冊を書く方がいらっしゃいました。

■サマーキャンペーンでプレゼント抽選も
プレゼント抽選も

プレゼント抽選も

またコミュニティーセンター内では、サマーキャンペーンでの抽選会も行われていました。
こちらも参加されている方が多く、次々とコミュニティーセンターに人が集まってきていました。

ブレーメン通り商店街はたいへん活気のある商店街です。
この日のサマーイベントも、暑い中多くの方が足を止めていました。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 商店街騎士「ブレスト」のグッズも販売!ブレーメン通り商店街のサマーイベント


また本イベントの様子は、武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで公開しています。
こちらもあわせて、ご視聴ください。

【関連リンク】
BREST Instagram
BREST tiktok
モトスミ・ブレーメン通り商店街 ウェブサイト

(ブレーメントリオン・BREST関連)
2017/12/24エントリ ブレーメン通り商店街の「ブレーメンの音楽隊像」が特別仕立てのサンタクロース衣装に、ブレーメントリオンもストリートライブ参加
2023/9/20エントリ 元住吉「ブレーメン通り商店街」にニューヒーロー「BREST(ブレスト)」誕生、10/1フライマルクトでお披露目へ
2023/10/3エントリ 元住吉の秋の祭典「フライマルクト&オズフェスタ2023」大盛況、新ヒーロー「BREST」お披露目におずっちょパレードも

Comment(0)

2024年
07月05日

東急線アンダーパス「木月トンネル」の歩道・エレベーター供用開始、「武蔵小杉1号踏切」が廃止に

都市計画道路「苅宿小田中線」のⅢ期工事として、東急線(武蔵小杉駅~元住吉駅間)の踏切「武蔵小杉1号踏切」を立体高架化により解消する「木月トンネル」が2024年3月28日(木)14時に車道供用開始となりました。

この段階ではまだ歩道とエレベーターが利用できないため、引き続き踏切が稼働していたのですが、6月27日14時に元住吉側の歩道・エレベーターが供用開始になりました。

これにより車道通行が禁止されていた自転車と、歩行者も木月トンネルを利用できるようになったため、6月28日深夜1時をもって踏切が廃止となりましたので、お伝えいたします。

■木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始と「武蔵小杉1号踏切」廃止
木月トンネル歩道・エレベーター供用開始と踏切廃止

■供用開始になった元住吉側の歩道
供用開始になった元住吉側の歩道

供用開始になった元住吉側の歩道

東急東横線・目黒線の大部分は、多くの区間で高架化や地下化が行われましたが、東急武蔵小杉駅~元住吉駅間においてはスペースが限られていたため、「高架上部が東横線」「高架下部が目黒線」という上下2層構造による複々線化が行われました。

このため高架化後も目黒線が地上を走り、都市計画道路「苅宿小田中線」が東急線を横断する「武蔵小杉1号踏切」が稼働を続けてきました。

これを解消するのが、アンダーパス構造の「木月トンネル」です。

木月トンネルには武蔵小杉側・元住吉側の両側に歩道が設置されます。今回は元住吉側の歩道・エレベーターが供用開始になりました。

■武蔵小杉側の歩道は工事中
武蔵小杉側の歩道は工事中

武蔵小杉側の歩道は工事中

武蔵小杉側の歩道は、現在も工事中です。
こちらは8月末の供用開始を目指すということです。

■東急線そばのエレベーター
エレベーター

東急線そばのエレベーター

エレベーター

東急線そばのエレベーター

そして元住吉側の歩道には、東急線の東西両側にエレベーターが設置されました。

「武蔵小杉1号踏切」が廃止されましたので、これがないと東急線の側道から線路をまたぐには木月トンネルの入口まで大きく迂回しないといけなくなります。

また木月トンネルは緩やかではありますが長い坂道でもありますから、高齢者や車椅子の方などはこのエレベーターを使ったほうがフラットな道で移動できます。

■エレベーターの稼働時間は6:00~23:00
エレベーターの稼働時間

但し、エレベーターの稼働時間は6:00~23:00です。
また自転車は利用できませんので、ご注意ください。

■夜間の木月トンネル
夜間の木月トンネル

夜間の木月トンネル

夜間の木月トンネルは、ご覧の通り照明が点灯します。
カメラが明るめに補正してしまっている部分もありますが、少なくとも真っ暗ということはありません。

エレベーター部分には監視カメラも設置されていました。

■工事プロセスや施工会社の皆さんの写真展示
工事プロセスの写真展示

写真展示

トンネルの中央部には、数年にわたった工事プロセスや、施工会社の皆さんの写真が展示されていました。

これらは3月に開催された「現地見学会」でも掲示されていたものです。
一定の掲示期間があると思いますので、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。

■廃止された「武蔵小杉1号踏切」
廃止された「武蔵小杉1号踏切」

廃止された「武蔵小杉1号踏切」

廃止された「武蔵小杉1号踏切」

そして歩道とエレベーターの供用開始に伴って6月28日に廃止されたのが、「武蔵小杉1号踏切」です。

通過する目黒線の本数が多く、踏切による交通の分断が長年の課題となっていましたが、ついに解消されたというわけです。

■残された踏切の設備
廃止された「武蔵小杉1号踏切」

現地には、踏切の信号など設備がまだ残されていました。
踏切は廃止されていますので、ミスリードにならないように黒いシートで覆われています。

こうした設備等も、そのうち撤去されるのではないでしょうか。

■自転車は徐行
自転車徐行

なお、車道を自転車で走行する方が散見されますが、この木月トンネルでは自転車は歩道を徐行するようになっています。

トンネル中央に向かって下り坂でスピードが出やすく、なおかつエレベーター利用者が横道から出てくることになりますので、十分お気を付けください。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 「武蔵小杉1号踏切」が廃止!木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始


また木月トンネルの歩道・エレベーター供用開始と、「武蔵小杉1号踏切」の廃止については武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで動画収録していますので、あわせてご視聴ください。

【関連リンク】
フジタ・織戸共同企業体 中原区内都市計画道路苅宿小田中線(Ⅲ期)道路築造(立体交差化)工事ウェブサイト
川崎市ウェブサイト 事業路線情報 苅宿小田中線(第3期工区)
2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
2011/9/5エントリ 苅宿小田中線 東横立体工区の踏切解消計画
2020/5/7エントリ 三菱ふそう川崎工場第二敷地が商業・スポーツ施設等併設の大規模物流施設開発に向け解体進む、在りし日の姿をアーカイブ
2020/12/7エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線立体交差化工事が本格着手、2024年3月完成に向けアンダーパス整備
2021/12/21エントリ 関東労災病院南側の苅宿小田中線・東急線立体交差化事業が専用ウェブサイトで工事情報を発信、2022年2月から4か月間踏切が半日車両通行止めに
2023/4/17エントリ 木月住吉町「不思議な70m自転車専用レーン」前後に自転車ナビマークが設置、東急線アンダーパスや物流施設完成に向け交通環境整備
2024/1/20エントリ 関東労災病院南側「苅宿小田中線」の東急線踏切解消アンダーバス構造がお目見え、2024年3月末供用に向け工事終盤に
2024/3/24エントリ 東急線下のアンダーパス「木月トンネル」が3/28車道供用開始控え現地見学会開催、地下部施工プロセスも写真公開

Comment(3)

2024年
05月05日

日吉の元住吉寄りで川崎市出身シェフが創業、洋菓子店「パティスリーデコラシオン」

日吉の綱島街道沿いに、洋菓子店「パティスリーデコラシオン(PATISSERIE decoration)」があります。

日吉といっても中原区木月との境界に近く、元住吉駅からも徒歩圏内の同店を今回はご紹介したいと思います。

■「パティスリーデコラシオン」
パティスリーデコラシオン

パティスリーデコラシオン

「パティスリーデコラシオン」は、横浜市港北区日吉3丁目の綱島街道沿いに2012年6月にオープンしました。

アドレスとしては日吉ですが、元住吉からも矢上川を渡ってすぐの場所で、まだ日吉の高台に登る手前にあたります。

距離としては日吉駅・元住吉駅のいずれでもそれほど変わらず、アップダウンがない分元住吉駅からのほうがアクセスが良いかもしれない、そんな場所です。

■店内のケーキ類
店内のケーキやタルト

■焼き菓子など
焼き菓子など

焼き菓子など

「パティスリーデコラシオン」では、ケーキやタルトのほか、焼き菓子もつくっています。
シェフは川崎市多摩区のご出身で、土地勘のあるエリアで開業をされたとのこと。

駅からは少し距離がある住宅街にあって、地域に根差したお店作りをされています。

■「カシスバニーユ」
カシスバニーユ

■「バナティエ」
バナティエ

今回いただいたのは、「カシスバニーユ」と「バナティエ」です。

「カシスバニーユ」は、カシスの酸味とバニラ風味が程よく調和し、ベリーとともに楽しめます。

「バナティエ」は、見た目の通りバナナのケーキですが、中にはマンゴーのジュレが入っているのがサプライズ。
軽く口中でとけるメレンゲもアクセントになっていました。

他にも美味しそうなケーキ類がたくさんありましたので、是非お店で選んでみてください。

武蔵小杉周辺では、「パティスリーカシュカシュ」「西洋菓子フェリシア」「ハックルベリー」「パティスリーリュッフェル」「いちごの樹」など、近年閉店してしまった洋菓子店も少なくありません。

少し距離はありますが、たまに新しい選択肢を求めてみるのもよいかもしれません。

■「パティスリーデコラシオン(PATISSERIE decoration)」の店舗情報
●所在地:横浜市港北区日吉3-4-7
●営業時間:10:00~18:00
●定休日:月曜日・火曜日
※定休日にご注意ください。


■マップ



Comment(0)