武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2023年
03月17日

カワサキ学生バンドオーディション最優秀「実験的音楽」CDが武蔵小杉のタワレコで発売、川崎総合科学高生徒がジャケットデザイン手がけ

中原区の音楽とダンスの祭典「In Unity2023」では、特別企画として「第2回カワサキ学生バンドオーディション」を実施しました。

本企画では、最優秀バンドに「In Unity2023」出場権に加えて、「タワーレコード グランツリー武蔵小杉店」でのCD販売権が与えられます。

今回は4人組学生バンド「実験的音楽」が最優秀バンドに選ばれ、1月22日の「In Unity2023」でのパフォーマンスについては本サイトでもご紹介をしておりました。

そして3月14日(発売日は3月15日)にはタワーレコードでのCD販売がスタートし、「実験的音楽」の皆さんも来店されました。

またこのCDジャケットは川崎市立川崎総合科学高等学校の生徒がデザインを行っています。
CDのリリースにあたっては、「実験的音楽」の皆さんが同校を訪問しての交流も行われましたので、弊紙でこれらの様子をお伝えしたいと思います。

■タワーレコード グランツリー武蔵小杉店でのCDリリース
「実験的音楽」の皆さん

「実験的音楽」は、ボーカル・ギターの佐々木線音(せんと)さん(写真中央)、ベース・コーラスのしおりさん(写真右)、キーボード・コーラスの樋口智明さん(写真左)、ドラム・コーラスの涼雅さんの4人組グループです。

このうちしおりさんが川崎市在住で、今回の「カワサキ学生バンドオーディション」に応募されました。

今回リリースされたのは「In Unity2023」でも披露された楽曲「実験のすゝめ」です。
メッセージ性の強い歌詞を確かな技術に載せて、まさに最優秀バンドにふさわしいパフォーマンスでした。

■実験的音楽「実験のすゝめ」


楽曲のイントロは川崎市内でサンプリングした環境音が使われ、CDの収録は高津区のスタジオ「Studio Sertes(スタジオサーティズ)」で行われています。

さらに前述の通りCDジャケットは川崎市立川崎総合科学高等学校の「しのはら ことは」さんがデザインを手がけ、タワーレコードグランツリー武蔵小杉店で限定販売するという、「メイド・イン・カワサキ」にこだわった企画となっています。

■タワーレコード グランツリー武蔵小杉店でのPOP展開
タワーレコードグランツリー武蔵小杉店でのPOP展開

タワーレコードグランツリー武蔵小杉店でのPOP展開

タワーレコードグランツリー武蔵小杉店でのPOP展開

「タワーレコード グランツリー武蔵小杉店」では、売り口近くの良い場所に「実験のすゝめ」が配置され、POPも展開されていました。

これは昨年の最優秀バンド「リユニオン」と同様です。

■レシートと特典のステッカー
レシートと得点のステッカー

CDは、1曲収録で税込550円です。
購入特典としてオリジナルステッカーがもらえるほか、レシートにはメンバーのサインも入っています。

今回のCD販売にあたって、「In Unity2023」実行委員長の小川さんは「カワサキ学生バンドオーディション」の意義をこう語りました。

「学生さんが地域のイベントや活動に入るきっかけ作り苦戦していたところ、カワサキ学生バンドオーディションでは非常にいろんな方が関わりあって、若い方のエネルギーは本当に素晴らしいなというのを感じました。今回もジャケットデザインで地域の高校も加わってくださり、一緒にひとつのものを作りあげることができて本当にうれしく思っています」

小川さんは、CDがお店に並んでいるのを見てたいへん感激されたということです。

また今回、「実験的音楽」の皆さんにインタビューをさせていただきましたので、お伝えいたします。



--学生バンドオーディションを知ったきっかけは。

(しおり)
私が川崎出身なんですが、私の母や母の知り合いが見つけてくれて、「しおりちゃんバンドやっているからどう?」と話をくれたのがきっかけでした。

--バンドの成り立ちを教えてください。

(樋口)
メンバーが、神奈川県の高校の軽音楽部出身というのが共通していまして、合同ライブや神奈川県のライブの大会などで知り合いました。ちょっと一緒にバンドをやってみたいね、というので集まって、活動しているところです。

--お互いの音楽を聴いて、共感する部分があったのでしょうか。

(樋口)
そうですね。特に僕と佐々木が高校時代に「音源」を用いた演奏というのをしていました。
今の「実験的音楽」でも楽器の後ろで「同期音源」というのですが、自分たちの楽器で表現しきれない部分を補く音源を高校時代から使っていたのです。そういったことで非常に興味があって、佐々木に話しかけました。
それがきっかけというわけではないのですが、今にも繋がって、ずっと継続してやっているところかなと思います。

--みなさん学年は一緒なんですね。リーダーはいるんでしょうか。

(樋口)
特に決まっていないのですが、一応(佐々木を)「ボス」って呼んでいます(笑)

(佐々木)
ボスです!

(しおり)
ボスです(笑) ボーカル・ギターの線音(佐々木)がフロントマンとして活躍してくれています。

--今回「In Unity2023」の印象はどうでしたか。

(佐々木)
NEC玉川ルネッサンスシティホールに出させていただいて、我々が一番大きなキャパでやらせていただいたので、次に来るときにはあそこをパンパンにしたいなというぐらいの気持ちでいます。すごく楽しかったです。

--今後中原区の地域イベントに出演する可能性もありますか。

(しおり)
勿論あると思います。実は、地元の方から、そろそろイベントも再開されるからとお誘いもいただいています。

--「実験的音楽」という名前を最初に聞いて、かなり前衛的な音楽で理解しづらいかもしれないと覚悟したのですが、そんなことはなく全く音楽に明るくない私でも楽しめました。

(樋口)
嬉しいです。

(しおり)
何か面白いことをやっているな、と思ってもらえたら本当にうれしいです。私も音楽用語などは詳しくなくて、最初何をやっているかわからなかったのですが、とても面白くて、それを伝えられたらいいのかなと思います。

(樋口)
音楽の聴き方が変わり、例えばサブスクリプションで聴く時代になってきました。イントロだけで飛ばされてしまったりとか、大量消費の時代の中で自分たちのやりたいことを表現して、大量のバンドの曲がある中でも「自分たちの表現」ができることを目指しています。


--今後やりたいことはありますか。

(佐々木)
世界征服したいですね(笑)

(樋口)
そうそう、穏やかではないのでね(笑)

(佐々木)
世界征服はバンド全体で目指していることなんですけど、ベースにあるものとしては、どんどんお客さんを集められるようにしていきたいです。どんどん大きい箱で、なんならNEC玉川ルネッサンスシティのホールに戻ってきて、入場制限がかかるぐらいにしたいです。

(しおり)
今、いろいろ制作もはじめたので。夏ごろには何か起きるかもしれません!

(樋口)
色々準備をしている段階です。

--ぜひこの地域でも、たくさんお客さんを集めてください。ありがとうございました。

(みなさん)
ありがとうございました!

■タワーレコードのポスターにサイン入れ
タワーレコードのポスターにサイン入れ



■川崎総合科学高等学校のしのはらことはさんによるジャケットデザイン
川崎総合科学高等学校のしのはらことはさんによるジャケットデザイン

そして今回、ジャケットデザインを手がけたのが川崎総合科学高等学校デザイン科の「しのはらことは」さんです。

ご覧の通り、理科実験のアルコールランプをモチーフに、素敵なデザインに仕上がっています。

「実験的音楽」の皆さんが、川崎総合科学高等学校を訪問したときの様子も、ご紹介しましょう。

■川崎市立川崎総合科学高等学校
川崎総合科学高等学校

SHISHAMOの母校

川崎総合科学高等学校は、幸区にある川崎市立の高等学校です。

全日制・定時制があり、全日制ではデザイン科のほか、情報工学科、総合電気科、電子機械科、建設工学科、科学科があります。

科学高校の名前の通り、理工系分野、デザインなどの専門的な勉強ができるのが特徴で、難関国立大の理工系学部、美大等にも多くの進学実績があります。

また、川崎市出身の3ピースバンド「SHISHAMO」の母校としても知られていますね。

■ジャケットデザインに応募されたデザイン科の皆さんと実験的音楽の皆さん
川崎総合科学高等学校の皆さんと

この日は「実験的音楽」の皆さんと、ジャケットデザインに選ばれた「しのはら ことは」さん、そして最終選考まで残ったデザイン科生徒の皆さんが対面しました。

「実験的音楽」の皆さんからは本当に楽曲のことをよく考えてデザインしてくれたことへのお礼と、デザイン科の皆さんからは貴重な機会をもらえたことへのお礼が伝えられました。

しのはらことはさんにお話を伺うと、

「デジタルからアナログに印刷するときに、色味が変わってしまうことが多いのですが、今回のジャケットは結構思い通りの仕上がりにできました」

と、素敵な笑顔でお答えいただきました。

皆さんに「川崎総合科学高等学校」の好きなところ、おススメできるところも伺いました。

「専門的なことをたくさん学べることです」

「デザインや絵を描くことが好きな人間が多くて、たくさん刺激しあったり、吸収しあえる環境が良いと思います」

「設備がとても良く、食堂のごはんがすごい美味しいんです。また、景色がすごくいいですね」

それぞれに、活き活きと答えてくれたのが印象に残りました。

■川崎総合科学高等学校からの眺望(武蔵小杉方面)
川崎総合科学高等学校からの眺望

川崎総合科学高等学校からの眺望

川崎総合科学高等学校からの眺望

川崎総合科学高等学校の校舎は15階建て・高さ70mで、高等学校の単独校舎としては日本一の高さなのだそうです。

近くには高層ビルがなく、多摩川に面していることから視界が開けており、たいへん素晴らしい眺望が楽しめます。
こういった高校は、確かにほかにないですね。

こんな素敵な学び舎で専門性を磨いた、デザイン科の生徒さんが手掛けたジャケットも、今回の「カワサキ学生バンドオーディション」企画のポイントとなっています。
どうぞご注目ください。

【関連リンク】
実験的音楽 ウェブサイト
川崎総合科学高等学校 ウェブサイト
In Unity 公式ウェブサイト
音楽のまち・かわさき ウェブサイト
2022/3/22エントリ 「カワサキ学生バンドオーディション」最優秀バンド、麻生総合高校軽音楽部「リユニオン」CDがタワーレコードグランツリー武蔵小杉店で発売
2022/4/9エントリ 「カワサキ学生バンドオーディション」最優秀バンド、麻生総合高校「リユニオン」CDが完売受けタワーレコード武蔵小杉店で追加販売、公式MVも公開に
2023/1/23エントリ 「In Unity2023」がNEC玉川事業場で2DAYS開催、最優秀学生バンド「実験的音楽」など音楽とダンスが競演

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2023年
03月16日

川崎市市民ミュージアムが「生田緑地ばら苑」隣接地に移転へ、基本構想案の市民意見募集がスタート

川崎市市民ミュージアムは、令和元年東日本台風により設備や収蔵品が被災し、長期にわたって休館を続けています。

これを受けて、川崎市は2021年11月に「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方」を策定し、新たなミュージアムの整備に向けた取組を推進してきました。

これをベースに、新たなミュージアムの整備概要を示した「新たなミュージアムに関する基本構想(案)」がこのたび公開され、2023年3月15日より市民意見(パブリックコメント)の募集がスタートしましたので、お知らせします。

■生田緑地ばら苑


■長期休館が続く川崎市市民ミュージアム
川崎市市民ミュージアム

従来の川崎市市民ミュージアムは、1988年に等々力緑地内で開館しました。
マンガなどサブカルチャー関連、写真芸術などの収蔵品にも特徴があるほか、270席の映像ホールも併設しています。

しかしながら、もともと低地に位置していたことに加えて収蔵庫が地下にあったため、「令和元年東日本台風」により収蔵庫が冠水してしまいました。

この時には貴重な収蔵品が深刻な打撃を受け、被害総額は約72億円に及んだといいます。

■被災時の収蔵庫の扉
収蔵庫の扉
※川崎市提供

■被災時の収蔵庫の内部
収蔵庫の内部
※川崎市提供

被災した収蔵品は可能な限り修復を行っていますが、現在の川崎市市民ミュージアムはが低地にあることは変わらず、また大規模な水害があればふたたび浸水する可能性があります。

また建物の耐荷重性の問題などから、地下にある収蔵庫を上階に移設することも困難であったため、「現在地での市民ミュージアムの再開は困難」であることがすでに方向づけられていました。

■新たなミュージアムの建設候補地
新たなミュージアム建設候補地
※川崎市発表資料より

川崎市市民ミュージアムは移転をする方向で検討が行われ、冒頭にご案内の通り、新たなミュージアムの整備概要を示した「新たなミュージアムに関する基本構想(案)」が公開されました。

2023年3月15日より市民意見(パブリックコメント)の募集がスタートしましたので、お知らせします。

まず、新たなミュージアム開設候補地は、生田緑地「ばら苑」の隣接地ということです。
最寄り駅は南武線の宿河原駅か小田急線の向ヶ丘遊園駅というところですが、ばら苑を越えてさらに先ですから、アクセスはバスなどになりそうです。

ただ、これは「可能な限り被災リスクの少ない場所」を「最優先条件」として選定されたものです。
この生田緑地は高台の上にありますし、少なくとも水害リスクは限りなく低いといってよいでしょう。

また新たなミュージアム事業では、新施設を核にしつつ、川崎市内の既存施設を活用した「まちなかミュージアム」を展開していくということです。

中原区内の施設でも、「まちなかミュージアム」による身近なアート体験を推進していくものと思います。

■生田緑地ばら苑
生田緑地ばら苑

生田緑地ばら苑

■藤子F・不二雄ミュージアム
藤子F・不二雄ミュージアム

新ミュージアムの隣接地は生田緑地ばら苑であり、また近隣に藤子F・不二雄ミュージアムなどもあります。

アート系では岡本太郎美術館などもありますから、川崎市随一のミュージアム集積エリアになりそうですね。

市民ミュージアム単品で、武蔵小杉から遠征は難しいかもしれませんが、周辺のスポットとあわせて楽しめるのではないでしょうか。

「新たなミュージアムに関する基本構想(案)」の詳細については、エントリ末尾の関連リンクよりご参照ください。

また川崎市では基本構想(案)の内容を前中後編の動画にまとめていますので、使いやすいほうをご覧いただくとよいと思います。

■「新たなミュージアムに関する基本構想(案)について」(前編)


■「新たなミュージアムに関する基本構想(案)について」(中編)


■「新たなミュージアムに関する基本構想(案)について」(後編)


今後、2024年秋ごろに新たなミュージアムに関する「管理運営計画」が策定される予定です。
実際に着工・完成に至るまでには、まだかなり時間がかかるものと思います。

また市民意見(パブリックコメント)の募集は2023年3月15日から4月17日までとなっています。
こちらもご意見のある方は、関連リンクをご参照ください

【関連リンク】
川崎市 「新たなミュージアムに関する基本構想(案)」への市民意見を募集します

(川崎市市民ミュージアム関連)
2019/10/20エントリ 台風19号による浸水被害地・上丸子山王町周辺の復旧作業続く、川崎市市民ミュージアム休館中の等々力緑地には大量の災害ごみが収集
2019/11/18エントリ 令和元年台風19号で川崎市市民ミュージアムに72億円の被害、川崎市が収蔵品修復の寄附金を受付開始
2020/2/26エントリ 台風19号被災で長期休館中「川崎市市民ミュージアム」の仮囲いに、「INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI」のライブペイント作品が展示

(生田緑地関連)
2011/6/11エントリ 生田緑地ばら苑の春
2011/6/14エントリ 「藤子・F・不二雄ミュージアム」とローソンコラボ店舗
2011/8/6エントリ 「藤子・F・不二雄ミュージアム」の広報ラッピングバスが武蔵小杉に登場
2011/9/23エントリ 「藤子・F・不二雄ミュージアム」鑑賞レポート
2013/5/30エントリ 生田緑地ばら苑、春の一般開放
2016/5/13エントリ 武蔵小杉目線で巡る、生田緑地。「かわさき宙と緑の科学館」「日本民家園」「岡本太郎美術館」と、「枡形山」から望む武蔵小杉

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2023年
03月15日

武蔵小杉のソメイヨシノが開花、「こすぎ名物花見市」が3/26(日)に4年ぶり開催決定

武蔵小杉周辺で、ソメイヨシノが開花しました。

また今年は「第43回こすぎ名物花見市」が、2023年3月26日(日)に実に4年ぶりに開催されることとなりました。

二ヶ領用水沿いの新複合施設「KOSUGI  iHUG(コスギアイハグ)」の広場も会場に、さまざまな出店やフリーマーケット出店が行われます。

こすぎ名物花見市 

■渋川沿いで開花したソメイヨシノ
渋川沿いで開花したソメイヨシノ

渋川沿いで開花したソメイヨシノ

■二ヶ領用水沿いで開花したソメイヨシノ
二ヶ領用水沿いで開花したソメイヨシノ 

二ヶ領用水沿いのソメイヨシノのつぼみ

武蔵小杉周辺では、渋川沿い、二ヶ領用水沿いなどがソメイヨシノの名所になっています。
本サイトでも例年、これらの場所で武蔵小杉の開花をお伝えしてきました。

今回もご覧の通り、一部の枝でソメイヨシノが咲き始めています。

■4年ぶりに開催される「第43回こすぎ名物花見市」
第43回こすぎ名物花見市

そして今回、3月26日(日)に4年ぶりに開催されるのが「第43回こすぎ名物花見市」です。

2020年に開催されるはずだったのが「第43回」でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となり、2021、2022も開催ができませんでした。

そして2023年、ようやく開催にこぎつけることとなりました。

二ヶ領用水沿いに模擬店・キッチンカー・フリーマーケットが出店するほか、3月25日に開業する複合施設「KOSUGI  iHUG(コスギアイハグ)」の広場でも津軽三味線や筝曲、尺八の演奏が行われます。

3月26日は、ちょうどソメイヨシノの見頃の時期ではないでしょうか。

■「KOSUGI  iHUG」のアイハグ広場
コスギアイハグ

■4年ぶりに登場した「こすぎ名物花見市」ののぼり
「こすぎ名物花見市」ののぼり

ちょうど本日、二ヶ領用水沿いや武蔵小杉周辺各地に「こすぎ名物花見市」ののぼりが登場しました。

ずっと商店街に保管されていたもので、久しぶりにその姿を見ることができました。

■過去の「こすぎ名物花見市」
昨年の「こすぎ名物花見市」

昨年の「こすぎ名物花見市」

昨年の「こすぎ名物花見市」

「こすぎ名物花見市」は、武蔵小杉で長年続いてきた名物イベントです。

ただ、4年ぶりで記憶が薄れてきた方や、転居してきて初めてという方もいらっしゃるでしょう。

弊紙では過去にイベントレポートをお伝えしていますので、関連リンクよりご参照ください。

【関連リンク】
武蔵小杉便利帳
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 二ヶ領用水
2008/4/10エントリ 丸子・小杉桜まつり2008レポート
2009/4/5エントリ 丸子・小杉桜まつり2009レポート
2010/4/5エントリ 「2010丸子・小杉桜まつり」レポート
2011/3/19エントリ 「2011丸子・小杉花見市」開催中止
2013/4/7エントリ 「第36回こすぎ名物花見市」レポート
2014/4/7エントリ 「第37回こすぎ名物花見市」レポート
2015/4/6エントリ 「第38回こすぎ名物花見市」雨天のレポート、ダンスグループ「KSG48」始動
2016/4/3エントリ 「第39回こすぎ名物花見市」開催レポートと、中原平和公園に至る二ヶ領用水のソメイヨシノ
2017/4/2エントリ 「第40回こすぎ名物花見市」レポート:中原警察署・KSG48・ふろん太くん・所英男さん・イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店が自転車安全啓発活動を実施
2018/4/10エントリ 早朝の準備中をめぐる、「第41回こすぎ名物花見市」
2019/4/8エントリ 「第42回こすぎ名物花見市」レポート:好天とソメイヨシノの見頃に恵まれ盛況、ビンゴゲームは長蛇の列に
2020/3/19エントリ 武蔵小杉のソメイヨシノが開花、「第43回こすぎ名物花見市」「富士通フェスティバル春まつり川崎2020」「第35回中原桃まつり」は中止に
2021/3/16エントリ 武蔵小杉周辺のソメイヨシノが開花、こすぎ名物花見市は2年連続中止に。駅前通り・法政通り商店街プレミアム商品券が3/19・20発売
2022/3/20エントリ 武蔵小杉・二ヶ領用水のソメイヨシノが開花、「こすぎ名物花見市」はコロナ禍で3年連続の中止が決定

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2023年
03月14日

武蔵小杉の自主講座「川崎パパ塾」がオンライン居酒屋を3月15日(水)22時開催、「となりのパパの子育て」テーマに歓談

中原区で活動するパパの自主講座「川崎パパ塾」が、「オンライン座談会(居酒屋)」を2023年3月14日(水)22時に開催します。

今回のテーマは「となりのパパの子育て」で、パパ同士で子育てについて自由に語りあいます。

ツールはMicrosoft Teamsを活用し、どなたでもオンラインで気軽に参加できます。

■川崎パパ塾の「オンライン居酒屋」
 川崎パパ塾の「オンライン居酒屋」

■川崎パパ塾の「オンライン居酒屋」の開催概要
日時 2023年3月15日(水)22:00~(1時間程度)
形式 「Microsoft Teams」によるビデオ会議
対象 パパ・ママ、ジジ、ババ、その他、ご興味のある方
内容 皆さんは、 となりのパパが、 どのような子育てをしているのか? 気になったりしませんか?
自分よりも子育てをやってる方なのか? もしくは、 自分は結構、やってる方なのか?
また、 子育ての成功話や、失敗話も聞きたくないですか?
オンライン居酒屋パパ塾では、 2月に引き続き、、、 「となりのパパの子育て」をテーマに 語り合ってもらいます!
あなたの子育てが、ワクワクになるヒントが、 見つかるかもしれません!
ご興味がございましたら、 是非ご参加ください
料金 もちろん無料
参加方法 イベント告知ページ
公式LINEからお申込み
※上記公式LINEにご登録いただくと参加に必要なURLを入手いただけます。
※Microsoftの「teams」を利用しています。スマホではteamsのアプリが必要となります。パソコンでは通常ご使用いただいているブラウザでご利用いただけます。
※5分前より入室ください。

「川崎パパ塾」は、2010年から活動を継続している、ボランティア自主企画によるパパの学習活動です。

「パパが変われば、家族と地域が変わる」をメインテーマに、父親の子育て参加や、相互のネットワーク作り、社会参加がしやすい環境づくりなどを促進する取り組みを行っています。

その一環として、川崎パパ塾ではパパが子育てと地域の関わり方が学べる講座やイベントを定期的に開催しています。

パパ塾の講座は、特別な専門講師や「先生」に講義していただくのではなく、同じ地域に暮らす「少しだけ先輩」のパパが登壇するのが特徴です。

但し、今回は特に「講師役」は立てられていません。

気軽にどなたでも参加できる「オンライン居酒屋」として、パパ同士で子育ての成功・失敗体験を共有し合う会になっています。

■従来の「川崎パパ塾」(写真はコロナ禍以前)
「川崎パパ塾」過去の開催風景

■「川崎パパ塾」のオンライン開催風景(コロナ禍以降)
パパ塾

「川崎パパ塾」ではこれまで、毎回テーマごとに地域の方が講師として登壇し、その講演内容をもとにワークショップ開催、また二次会として懇親会も開催を開催してきました。

しかしながら新型コロナウイルス感染症の影響により、直近ではビデオ会議サービスを活用した「オンライン居酒屋」形式で開催しています。

ただ、感染症予防の規制も緩和されてきていますので、また今後会場型の開催もされるのではないでしょうか。

一方で自宅で参加できるオンラインの良さもあります。

参加費無料、22時から約1時間で終わりますので、お子さんも寝て落ちついた時間帯に参加してみてはいかがでしょうか。

この開催時間帯も、参加者より「参加しやすい時間帯」の意見を集めて検討されたものということです。

参加は公式LINE経由での事前申し込み制となっていますので、前掲のリンクよりアクセスください。

【関連リンク】
川崎パパ塾 ウェブサイト
202010/21エントリ 「川崎パパ塾」がZoomによるオンライン講座「バーベキューはパパによるオモテナシ」を10月22日(木)開催、中原区のパパ3人がノウハウ伝授
2022/1/26エントリ 川崎パパ塾が「オンライン居酒屋」を1月28日(金)初開催、コロナ禍に気軽なフリートークの場を提供 2022/9/26エントリ 武蔵小杉の自主講座「川崎パパ塾」が「親の介護」テーマに9月30日(金)オンライン座談会開催、介護経験パパがガイド役に

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2023年
03月13日

中原街道のコインランドリー「あらったー中原店」に「イクミママのどうぶつドーナツ」の猫型自動販売機が登場、ドーナツや和菓子セットを販売

中原街道沿いのコインランドリー「あらったー中原店」に、「イクミママのどうぶつドーナツ」とラーメンの自動販売機が設置されました。

■中原街道時のコインランドリー「あらったー」
あらったー中原店

自動販売機が設置された「あらったー中原店」は、中原街道の武蔵中原駅近くにあります。

ここは以前、同じくコインランドリー「洗っていいとも!」がありましたが、建物が新しいマンションに建て替えられ、現在は店名も「あらったー」になっています。

その店先に、2台の自動販売機が設置されました。

■2台の自動販売機
2台の自動販売機

2台の自動販売機は、いずれも最近武蔵小杉周辺に増加を続けている「ど冷えもん」です。
まずは左側の「イクミママのどうぶつドーナツ」から見ていきましょう。

■「イクミママのどうぶつドーナツ」自動販売機
イクミママのどうぶつドーナツ

イクミママのどうぶつドーナツ

イクミママのどうぶつドーナツ

「イクミママのどうぶつドーナツ」の自動販売機は、ご覧の通りかわいらしいデザインになっています。

全面にどうぶつドーナツの写真がちりばめられ、上部には猫耳や猫のシルエットもついていました。

■ドーナツメニュー
メニュー

こちらが、自動販売機のメニューです。
基本は3個セットで、ドーナツ1,000円~1,300円、和菓子セット1,500円です。

ドーナツはインコセット、こぶたちゃんセット、こねこセット、ぱんだセットの4種でした。
和菓子はねこどらやきと肉球まんじゅうのセットです。

この内容は今後更新されることもあろうかと思いますので、あらかじめご了承ください。

■ドーナツのパッケージ
ドーナツのパッケージ

ドーナツのパッケージ

ドーナツのパッケージ

ドーナツを購入すると、このようなパッケージで自動販売機から出てきます。
持ち運び用の、イクミママのどうぶつドーナツオリジナルのビニール袋もついていました。

ドーナツ3つは小分けで、密封されています。

■こねこセット
こねこセット

今回いただいたのは、「こねこセット」でした。

定番のホワイトチョコ味の「こねこのミケ」、エスプレッソ香る「カフェちゃん」、黒ごまチョコの「アメリカンショートヘアー」の3種です。

勿論、お店と変わらない、ナチュラルで美味しいドーナツです。

■「フロンターレ牧場」でも販売していたねこどらやき
ねこどらやき

自動販売機で「和菓子セット」に入っているねこどらやきは、先日の川崎フロンターレのホームゲームイベント「フロンターレ牧場」でも販売していました。

こちらもかわいいですね。

■元住吉の「イクミママのどうぶつドーナツ」店舗
イクミママのどうぶつドーナツの売り場

イクミママのどうぶつドーナツは、元住吉に店舗がありますが、武蔵中原からは少々距離があります。

武蔵中原周辺の方は、24時間購入もできますし、便利かもしれません。

■ラーメンの自動販売機
ラーメンの自動販売機

ラーメンの自動販売機

続いてこちらは、ラーメンの自動販売機です。
葛飾区東新小岩に店舗がある「麺屋一橙」の濃厚魚介つけめんや、業務用の餃子を卸している「雷神餃子」などが販売されていました。

ラーメン、餃子ともに1食1,000円です。

ドーナツとはまた違ったニーズを狙ったものでしょう。

■JR武蔵中原駅駐輪場前の「ヌードルツアーズ武蔵中原店」


そういえば、JR武蔵中原駅前の駐輪場にも冷凍ラーメンの自動販売機「ヌードルツアーズ武蔵中原店」がありました。

まだまだ各地に自動販売機が増えそうな勢いです。

■あらったー中原店のマップ


【関連リンク】
(食品自動販売機・無人販売店関連エントリ)
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(イクミママのどうぶつドーナツ関連)
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2015/11/23エントリ グランツリー武蔵小杉1周年。新店舗2店オープン・おもちゃ売り場3倍増・地元店舗「メチエのシュトーレン」「イクミママ」登場
2016/9/12エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店「川崎市商品フェア」の「川崎納豆かじのや」「イクミママ×川崎純情小町コラボ・小町ねこドーナツ」「フロンターレミニゲーム」
2018/12/24エントリ 元住吉から始まるクリスマスイブ巡り。「イクミママ」がクリスマスドーナツ販売、市民ミュージアムには赤鼻のトナカイふろん太が登場
2019/12/24エントリ 武蔵小杉周辺のクリスマス模様。「パティスリーシェリーブラン」のスノーマンチーズケーキと、「イクミママ」のクリスマスドーナツ
2020/8/25エントリ 元住吉・ブレーメン通り商店街の「イクミママのどうぶつドーナツ」で販売中、「アマビエドーナツ」と「うるせぇトリドーナツ」

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2023年
03月12日

なかはらミュージカル「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」が上演、戦時下の中原区と未来への希望描く

中原区の市民ミュージカル「なかはらミュージカル」の第10回公演「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」が、2023年3月11日(土)、12日(日)に中原市民館において上演されました。

2日間合計で4公演が行われ、中原区の戦時中の歴史を描いた質の高い内容に多くの方が拍手を贈りました。

■なかはらミュージカル「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」
なかはらミュージカル

「なかはらミュージカル(なかミュー)」は、2012年から継続的に上演されている市民ミュージカルです。

世代を超えた豊かな「交流の場」を作り、人や街への理解を深めることによる「シビックプライド」を醸成するとともに、次代を担う子どもたちに実りある体験を提供することで、未来の「まちづくり」「ひとづくり」に貢献することを活動の目的としています。

新型コロナウイルス感染症の影響による活動制約が続いてきましたが、「第10回」を迎える今回は2019年以来4年ぶりの本公演が実現しました。

今回のタイトルは「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」です。

かつて桃の栽培が盛んで「桃の里」とも呼ばれていた、戦火が近づく中原区から物語がスタートしました。

■当時を回想する「すみ子」
すみ子

ストーリーは、後年年老いた「すみ子」が、少女時代を回想するかたちで語られていきました。
おそらくいろいろなことや、別れがあったのだろうな、と思わせる語り口でした。

■すみ子の家の桃が品評会で優勝
すみ子の家の桃が品評会で優勝

■優勝を喜ぶすみ子
桃の品評会での優勝を喜ぶすみ子

すみ子の家も、桃の農家でした。
「中原桃品評会」で桃が優勝し、すみ子も喜びます。

■戦時下の統制で桃の栽培に規制がかかる
桃の栽培に規制が

ところが、戦時下の統制で、嗜好品の桃の栽培に規制がかかってしまいます。
桃でななく芋など、国民の食糧になるような作物に切り替えることを求められるのでした。

■竹槍の訓練
竹槍の訓練

■いつでも明るい「カンナ」
いつでも明るいカンナ

学校でも勉強はできずに竹槍の訓練
子どもたちも、すみ子も班長として「こんなことが意味があるのだろうか」と思いつつ、従うしかありません。

ただ、言いたいことを言って、いつも明るく笑顔で人気だったのが、同級生のカンナでした。

カンナのお父さんは軍医で、海外の戦地で兵隊さんを助けていて、手紙で近況を知らせてくれるとのこと。

すみ子とカンナは桃の木の下で、「おばあちゃんになったらまた一緒に星を見よう」と約束します。

具体的な年齢なども決めず、お互いの思いがぴったり合ったら…
そんな未来の約束でした。

■桃の神様
桃の神様

ある日、すみ子、弟、カンナの前に桃の神様があらわれますが、なぜかすみ子にだけは見えません。

なぜでしょうか?

■大変な配給の行列
たいへんな配給の行列

母の愛

戦時下の暮らしは苦しく、配給の行列は4時間待ち。
くたくたになって魚3匹ではまったく足りず、乗り越える力は「母の愛」

とはいえ精神論では限界もあり、睡眠不足の毎日でした。

■多摩川園へ行こう
多摩川園に行こう

多摩川園に行こう

そんな中、まもなく閉鎖する「多摩川園」(現在の多摩川駅前にあった遊園地)の割引券が手に入り、みんなで遊びに行こうという話になりました。

すみ子のお兄さんと、東京からやってきた美人の先生もちょっといい雰囲気。

苦しい中にあって、つかの間の楽しい時間でした。

■しかし、お兄さんは徴兵に…
しかし、お兄さんは徴兵に

しかし、お兄さんは徴兵されて戦場に向かうことになってしまいました。

戦況の悪化により、徴兵対象が17歳以上にまで引き下げ。
若くしての徴兵となりました。

「お祝い」「名誉なこと」といいつつ、送り出すみんなの顔は沈んでいます。
楽しい多摩川園のシーンのあとだけに、戦争の残酷さが際立ちます。

■疎開する子供に豆入りのお手玉をつくるお母さんたち
お母さんたち

お母さんたち

中原区にも戦火が迫り、疎開する子どもたちが増えてきました。
疎開先では親の面会もできず、仕送りをしても子どもたちに届く前に取り上げられてしまうということです。

そのため、いざという時の食糧になるように、お母さんたちが「豆入り」のお手玉を作りました。
どんなときでも子供を想う、母の愛です。

■宝物を埋めるすみ子たち
宝物を埋めるすみ子たち

■すみ子は桃の苗木
すみ子

■カンナは羽子板と風車
カンナは羽子板と風車

すみ子たちは、疎開で別れ別れになる前に、桃の木の下に宝物を埋めることにしました。
すみ子は桃の苗木、カンナは羽子板と風車です。

■「おんたけ」が教える戦争の真実
おんたけ

おんたけ

そこに酔っぱらって通りかかったのが、子どもたちにものを教えて人気があった「おんたけ」でした。
おんたけは徴兵逃れ疑惑などを密告されて、孤立を深めていたところでした。

おんたけは子どもたちに戦争が人を壊していく、恐ろしい真実を語ります。
そのうえで、
「子どもたちよ、しっかり見ておきなさい。未来を作るのは今の大人ではなく、君たちなのだから」
と希望を託しました。

■カンナを責めてしまうすみ子
カンナを責めてしまうすみ子

おんたけが去ったあと、すみ子とカンナの前に桃の神様があらわれますが、やはりすみ子には見えません。

すみ子は、カンナのお父さんはもういないこと、お父さんからの手紙はカンナの嘘だったことを知っていたこともあり、カンナを嘘つきだと責めてしまいます。

二人は仲違いしたまま、別れてしまいました。

■空襲で焼かれるすみ子と弟とカンナ
空襲

■桃の神様の守護
桃の神様の守護

そして中原大空襲の日がやってきました。
多くの人が多摩川に逃げましたが、遮蔽物のない河川敷ではかえって格好の的になってしまったといいます。

すみ子と弟、カンナは桃の木の下で炎に囲まれ、逃げ場を失いましたが、意識を失う中、桃の神様が現れて守ってくれました。

3人の周りだけが、不思議なことに焼けずに残されていたのです。

その後玉音放送により戦争が終わり、月日が流れました。

■年老いて約束の場所に戻ってきたすみ子
すみ子

そして月日が流れ、年老いたすみ子は「おばあちゃんになったらまた一緒に星を見よう」とカンナと約束した場所に戻ってきました。

カンナは東京に戻ったという話も風の噂に聞きましたが、その後音信不通のままに数十年が経ってしまいました。

子どもの頃の約束だし、年も決めていないのだから来るわけがない…。

でも、すみ子にはどうして桃の神様が見えなかったのか、今ではなんとなくわかっていました。
自分はカンナのように素直な心を持っていなかったのです。

■やっと見えた桃の神様
桃の神様

せめて、いま姿だけでも見せてくれないか…そうすみ子が願うと、なんと桃の神様が現れました。

素直な心をもてるようになったすみ子にも、ついに見えるようになったのです。

■幸せだった桃の品評会の日が現れ…
桃の品評会の日が現れる

桃の品評会の日

桃の神様が指を鳴らすと、幸せだった「桃の品評会の日」がよみがえりました。
少女時代のすみ子、としてカンナ、家族や友達。

中原区が「桃の里」として輝いていた時代です。

■カンナとの再会
カンナとの再会

そして夢のような情景が去ると、すみ子のもとに同じく年老いたカンナがやってきました。
カンナも約束を忘れていなかったのです。

いつここに来るとも約束をしていなかったのに、桃の神様の引き合わせた奇跡でしょうか。
二人は長年の隙間を埋めるように、ふたりで身を寄せて語り合いながら歩いていきました。

そこで、「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」はおわりです。

■カーテンコール
桃の品評会の日

カーテンコール

カーテンコールは、出演者全員が登場です。
ここからは観客の皆さんも撮影・SNS投稿OKとなっていました。

キャストの皆さんは最後までいきいきと演技されていたのが、印象に残りました。

約2時間の中に13曲、いずれもレッスンを重ねた素敵な歌声でした。

中原区の歴史にも刻まれた戦争の残酷さを伝えつつ、未来への希望を託したストーリーには目頭が熱くなるものがありましたし、観客の皆さんもたいへん満足されていたように思います。

「なかはらミュージカル」は、脚本・演出・音楽・歌唱指導・振付ダンス指導まで、プロの方が指導をされています。

毎年たいへん質の高い舞台に仕上がっていますので、毎回楽しみにされているリピーターの方も多くいらっしゃいます。

また次回も出演者募集からスタートするかと思いますので、ご注目ください。

【関連リンク】
なかはらミュージカル ウェブサイト
なかはらミュージカル facebookページ
2013/2/16エントリ 「なかはらアクトストリート2013」「中原空襲展」開催レポート
2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる
2017/6/7エントリ 東急武蔵小杉駅の情報発信スポット「こすぎアイ」で地域イベント告知を開始、「なかはらミュージカル」実行委員・ボランティアスタッフ・出演者を募集中
2018/1/26エントリ 「なかはらミュージカル」第6回公演「新・多摩川伝」が2018年3月10日(土)・11日(日)開催、人気のチケット一般販売が1月27日(土)スタート
2018/5/26エントリ 市民ミュージカル「なかはらミュージカル」がアミガサ事件をテーマに「第7回公演」を2019年3月上演、出演者募集の事前説明会を6月17日(日)に開催
2019/1/22エントリ 「なかはらミュージカル」がアミガサ事件を描く公演「GREIFEN」を3月9日(土)10日(日)上演、1月26日(土)に完売必至のチケット販売
2019/4/13エントリ 「なかはらミュージカル」の第7回公演「GREIFEN」が市民の手でアミガサ事件を描き切り喝采、4月21日まで回顧写真展を開催
2019/6/19エントリ 市民ミュージカル「なかはらミュージカル」第8回公演が2020年3月上演、出演者募集の事前説明会を7月15日(月祝)上丸子小学校で開催
2021/2/23エントリ 「なかはらミュージカル」第9回公演「Keep Smiling」が中原市民館で3/6・3/7上演、感染症防止対策講じ映像&ライブパフォーマンスに 2021/3/8エントリ 「なかはらミュージカル」第9回公演が中原市民館で上演成功、リモート稽古経て映像&ライブパフォーマンスが輝く
2023/1/18エントリ 「なかはらミュージカル」が3/11-12に4年ぶり本公演、中原区の歴史描く第10回公演「桃の里の物語」チケット販売が1/22スタート

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2023年
03月11日

武蔵小杉の「SDGsフェア」市制100周年企画と同時開催、各会場賑わい「口笛世界チャンピオン」青柳呂武さんが超絶技巧披露

本日、武蔵小杉駅周辺の複数個所を会場として社会実験を兼ねたイベント「SDGsフェア」「Nakahara Actions 50th-100th」が同時開催されました。

本イベントはこすぎコアパーク、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前道路、中原区役所、「KOSUGI iHUG」を会場として、「SDGs」および中原区制50周年・川崎市制100周年をテーマにさまざまな企画が実施されました。

■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前道路のイベント会場
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前道路の会場

■「本箱市」
本箱市

本箱市

まず最初に、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前道路の会場をお伝えしましょう。
「本箱市」は、昨年も開催された企画です。

事前に集められた本を、どなたでも1冊持ち帰ることができます。
また、読み継いでほしい本を持ち込んだ方には、本2冊またはリユース品交換チケットが進呈されました。

■「0円スーパー」
0円スーパー

フードドライブ

こちらもイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前道路に登場した「0円スーパー」です。

家庭・自治体・企業・飲食店などで不要となった食品を持ち寄り、共有資源として管理し、食品ロスの啓発活動をしながら0円で提供していく「フードドライブ」取り組みです。

会場にはフードドライブ回収用のボックスも設置されていました。

■おもちゃのリユース体験
おもちゃのリユース

本だけでなく、おもちゃのリユースもありました。
ここでは不用になったおもちゃを持参して交換することができました。

子どもたちがたくさん集まっていましたね。

■こすぎコアパーク会場
こすぎコアパーク会場

続いてやってきたのは、こすぎコアパーク会場です。
こちらにも多数のテントが並んでいましたので、一部をご紹介していきましょう。

■「空飛ぶサカナ」アクセサリー作りワークショップ
空飛ぶサカナ

空飛ぶサカナ

空飛ぶサカナ

空飛ぶサカナ

空飛ぶサカナ

空飛ぶサカナ

「空飛ぶサカナ」は、東京湾の環境問題に関する啓発活動を行っていました。

上記は海洋プラスチックのサンプルです。
海に流れていってしまうと、徐々に細かくなって魚などの体内に入ってしまい、食物連鎖を通じて多くの生物に取り込まれてしまうことが問題となっています。

■海洋プラスチックや外来生物の貝殻を使ったアクセサリー作り
アクセサリー作り

今回の「空飛ぶサカナ」の出展では、この海洋プラスチックや外来生物の貝殻を使ったアクセサリー作りのワークショップを通じて、東京湾の環境問題について考える機会を提供していました。

■神奈川東部ヤクルトのペットボトルキャップ回収・ミニジュース特別販売
神奈川東部ヤクルト

ミニジュース

■武蔵小杉駅前通り商店街のハーブ入りフランクフルト
武蔵小杉駅前通り商店街のハーブ入りフランクフルト

フード系では、神奈川東部ヤクルトが「ペットボトルキャップ回収」とあわせてミニジュースの販売、また武蔵小杉駅前通り商店街がハーブ入りフランクフルトの販売を行っていました。

コロナ禍もあり、武蔵小杉駅前通り商店街では4年ぶりの販売ということです。

■武蔵小杉東急スクエア展望デッキのガーデン紹介
コンポスト

LFCコンポスト

武蔵小杉東急スクエアの展望デッキでは、ミニガーデンが運営されており、本サイトでも過去にご紹介しておりました。

当該ガーデンでは家庭の生ごみを堆肥に変える「LFCコンポスト」が使われています。

本日は武蔵小杉東急スクエアのミニガーデンと、LFCコンポストが紹介されていました。

■市制100周年メッセージ
市制100周年メッセージ

市制100周年メッセージ

またこすぎコアパーク会場では、「SDGsフェア」同時開催の「Nakahara Actions 50th-100th」の企画も展開されていました。

同イベントは中原区制50周年を締めくくるとともに、川崎市制100周年につなげていくものです。

こすぎコアパーク会場では、地域住民の皆さんんによる市制100周年メッセージが集まっていました。

■デジタルサイネージの実証実験
デジタルサイネージの実証実験

また川崎市では、こすぎコアパーク会場でデジタルサイネージの実証実験も行っていました。
本実験での注目度なども検証して、サイネージを使った情報発信を検討していくようです。

■武蔵小杉東急スクエア・Kosugi 3rd Avenue間の臨時通路
臨時通路

また本イベントは「まちなか空間」活用による社会実験も兼ねています。
その一環として、武蔵小杉東急スクエアとKosugi 3rd Avenue間のの道路に臨時に横断スペースが開設されました。

本実験ではこうした新たな導線整備のうえで、イベント開催時に生じる人や車、自転車等の通行量の変化をAI技術で分析するということです。

■KOSUGI  iHUG(コスギアイハグ)会場
コスギアイハグ会場

■浄水設備の紹介
災害対策用造水機「トレスキュー」

造水機

続いて、川崎市総合自治会館跡地の複合施設「KOSUGI iHUG(コスギアイハグ)」会場です。
ここでは同施設の防災機能の紹介が行われていました。

上記写真は、同施設に備え置かれている災害対策用造水機「トレスキュー」です。
災害時には、これで二ヶ領用水の水をきれいにして、地域住民の皆さんに提供するということです。

■超軽量素材「炭素繊維」の止水版パネル
止水版パネル

こちらはあわせて展示されていた、炭素繊維製の止水版パネルです。
これは丈夫ながら超軽量の素材で、一見非常に重そうですが軽々と持ち上げることができます。

■中原区役所会場
中原区役所会場

最後は、中原区役所会場です。
ここでは府中街道に面した広場から、奥の芝生の広場までさまざまな企画が出展していました。

■スケルトンごみ収集車体験
スケルトンごみ収集車体験

スケルトンごみ収集車体験

■起震車体験
起震車体験

一番手前にあったのは、スケルトンごみ収集車体験と起震車体験です。

スケルトンごみ収集車では、実際にごみのサンプルを収集車に投入して、内部に取り込まれる様子を見ることができました。

■はたらく車の展示と記念撮影
はたらく車の展示と記念撮影

パトロールカー
 
一方こちらは、道路や公園で活躍する「はたらく車」です。
「パトロールカー」は、いわゆる警察署のパトカーではなく、道路のメンテナンスのために回る車だそうです。

■キットパス体験
キットパス体験

キットパス体験

「キットパス」は、水に溶ける環境に優しい画材です。
本イベントでは、「キットパス号」に自由にキットパスで絵を描くことができました。

ご覧の通り、たいへんカラフルで素敵な絵が出来上がっていました。

■キットパスによる木製カスタネット色塗り
カスタネット色塗り

カスタネット色塗り

キットパスを使って、木製カスタネットの色塗りワークショップも開催されていました。
これは神奈川県の間伐材を活用した「森のかけらのカスタネット」です。

子どもたちが自由に塗ることで、こちらもカラフルで素敵なカスタネットができていました。

■ホタルクスによる除菌機
「ホタルクス」の除菌機

こうした共有でものを触る企画で活用されていたのが、ホタルクス(旧NECライティング)による近紫外線除菌機「HotaluX TOUCH(ホタルクス タッチ)」です。

近紫外線LEDを搭載したハンディタイプで、2秒でウイルス減少率90%に至るなど短時間で除菌効果を得ることができるということです。

■モルック体験
モルック体験

中原区役所奥の芝生の広場では、「モルック体験」ができました。
こちらは「NECプロボノ俱楽部」によるものです。

フィンランドの伝統的なゲームをもとに、どなたでも楽しめるようになっています。

 ■シャボン玉
シャボン玉

シャボン玉

また芝生の広場では、「シャボン玉おじさん」が道具を使ってたくさんのシャボン玉を飛ばしてくれました。

これもこどもたちが、たいへん喜んでいましたね。

■中原区役所コンサート 口笛世界チャンピオンの青柳呂武さん
中原区役所コンサート 青柳呂武さん

青柳呂武さん

最後にお伝えするのは、本イベント内で行われた「中原区役所コンサート」です。
これは中原区制50周年を記念して、「口笛世界チャンピオン」の青柳呂武(あおやぎろむ)さんが出演しました。

青柳さんの口笛の超絶技巧は、こればかりは写真では伝わりませんので、コンサートのうちごく一部、1分弱を動画で収録しました。

是非下記をご視聴ください。

■中原区役所コンサート 青柳呂武さん演奏(55秒)


■青柳呂武さんTwitter


中原区役所では、「中原区役所コンサート」を継続的に開催していますので、今後の開催にもご注目ください。

【関連リンク】
ホタルクス 製品情報 ホタルクス タッチ

(社会実験関連)
2020/11/7エントリ 中原区役所の社会実験「KOSUGI 3E OPEN TERRACE」開幕、11/8(日)まで武蔵小杉駅前道路を歩行者天国化・くつろぎの空間に
2022/1/14エントリ 等々力緑地の魅力づくり実証実験イベント「PARK&」が本日開幕、1/16までフード・ワークスペース・エンタメ・スポーツ等展開し再編整備後の将来像を創造
2022/1/16エントリ 等々力緑地再編整備の実証実験「PARK&」が3日間のイベント終了、土日は大道芸・BBQ・トークセッション・川崎フロンターレサッカー教室など実施
・2022/3/1エントリ 武蔵小杉の公共空間活用実験「Kosugi Lab. Week」開幕、3/4(金)中原区役所・3/6(日)丸子橋ピクニック広場で野外映画上映会開催
2022/3/4エントリ 武蔵小杉の公共空間活用実験「Kosugi Lab. Week」の「本箱市」が開幕、中原区役所では野外映画上映会に拍手
2022/10/8エントリ 多摩川丸子橋河川敷でクラフトビールフェス「SOUND&CHAIR」が10/8-9開幕、多摩川流域の10ブルワリーが集結
2023/3/9エントリ 武蔵小杉の社会実験イベント「SDGsフェア」「Nakahara Actions 50th-100th」3/11(土)同時開催、まちなか空間を活用

(コスギアイハグ関連)
2023/1/31エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設名称「KOSUGI iHUG(コスギアイハグ)」と3月25日開業が決定、公式サイトで施設概要も公開

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2023年
03月10日

マルダイ宮内店が「フーズマーケットさえき宮内店」に転換、2020年の企業買収により店舗ブランド統合

府中街道沿いの「マルダイ宮内店」が、「フーズマーケットさえき宮内店」に転換されました。

「マルダイ」の運営会社を、東京都多摩地域を地盤とするさえきセルバホールディングスが2020年11月に買収したことによるもので、少し時間が経過してからの店舗ブランド転換となりました。



■マルダイ宮内店(2020年3月撮影)
マルダイ宮内店

マルダイ宮内店

マルダイ宮内店

「マルダイ宮内店」は、武蔵小杉駅付近からは府中街道をまっすぐ北上し、等々力緑地を過ぎた先にありました。

裏手はすぐ二ヶ領用水で、府中街道および二ヶ領用水沿いの住民の皆さんに利用されてきました。

店舗自体は昔からありましたが、上記店舗(2020年3月撮影)は2019年に新築されたものです。

そのあと比較的すぐ、2020年11月にマルダイが買収されたというわけですね。

■「フーズマーケットさえき宮内店」に転換された店舗
フーズマーケットさえき宮内店

フーズマーケットさえき宮内店

フーズマーケットさえき宮内店

そしてこちらが、「フーズマーケットさえき宮内店」に転換された店舗です。

建物自体はかわりませんが、コーポレートカラーが塗り替えられ、看板なども新しくなりました。

「生鮮市場」というフレーズは、「マルダイ」からそのまま引き継がれています。

■店舗ブランド転換のお知らせ
フーズマーケットさえき宮内店

■店内
フーズマーケットさえきの店内

フーズマーケットさえき宮内店

店内

従来の「マルダイ」から、どのように店舗が変わったのかは、正直なところ「マルダイ」時代をそれほど把握していないため、わかりません。
ただ、建物もまだ新しく、リニューアルされて綺麗な店内です。

店舗自体は大きくありませんが、周辺は武蔵小杉駅前のように食品スーパーが集積しているわけではないため、貴重な選択肢として二ヶ領用水沿い住民の皆さんに利用されています。

新たに生まれ変わって、またこれから徐々に店名も馴染んでくるのではないでしょうか。

■「フーズマーケットさえき宮内店」の店舗情報
●中原区宮内4-7-9
●営業時間:9:00~21:00
●定休日:なし
●Web:https://kh.freshsaeki.co.jp/store/miyauchi

■マップ

※本日時点では「マルダイ」のままになっています。

【関連リンク】
さえきセルバホールディングス ウェブサイト

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2023年
03月09日

武蔵小杉の社会実験イベント「SDGsフェア」「Nakahara Actions 50th-100th」3/11(土)同時開催、まちなか空間を活用

こすぎコアパークなど武蔵小杉周辺各地において、「SDGsフェア」が2023年3月11日に開催されます。

本イベントはSDGsの取り組みに触れる企画が多数出展するとともに、駅周辺の空間を活用する社会実験としても実施されます。

また、中原区制50周年の締めくくりから「川崎市制100周年」につなげていく「Nakahara Actions 50th-100th」も同時開催されます。
 

■「SDGsフェア」
SDGsフェア
SDGsフェア
■「SDGsフェア」の開催概要
日時 2023年3月11日(土)10:00~16:00
※一部企画は実施時間が異なります
※小雨決行、荒天中止(予備日なし)
会場 こすぎコアパーク、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前道路、中原区役所、KOSUGI iHUG(コスギアイハグ)
主催 武蔵小杉エリアプラットフォーム
協力 中原区役所、一般社団法人武蔵小杉エリアマネジメント、中原区道路公園センター、川崎市防災指導公社、中原消防署、中原生活環境事業所、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店、株式会社ジェイアール東日本都市開発、NECプロボノ俱楽部、日本理化学工業株式会社、川崎市で木育を広め隊、神奈川東部ヤクルト販売株式会社、株式会社NTT東日本-南関東、東レ建設株式会社、ローカルフードサイクリング株式会社、株式会社TBSテレビ、空とぶサカナプロジェクト、武蔵小杉駅前通り商店街振興組合、蔦井株式会社、川崎もったいないプロジェクト(順不同)
WEB 武蔵小杉エリアプラットフォームfacebookページ


■「SDGsフェア」の開催概要
新施設「KOSUGI iHUG」の防災機能を知ろう! 3/25オープンの複合施設「KOSUGI iHUG」にある非常時に役立つ防災機能等をご紹介します。
区役所コンサート 「口笛世界チャンピオン」青柳呂武による区制50周年記念コンサート開催!(開演13:30)
はたらく車 まちの道路や公園で活躍するはたらく車に乗ってみよう!ヘルメットや作業服を着て、運転席での記念撮影もOK
地震体験 「地震体験車」で地震の疑似体験をしてみませんか。突然、グラッときたら!その時のために…身をもって備えましょう!
古布類回収・収集車へのごみ投入体験と各種相談受付 ブースにて古着の回収を行いリサイクル洗剤プレゼント!また、模擬ごみのスケルトン車(ごみ収集車)への投入体験も実施します!
キットパス号に楽がきしよう!! キットパス号は「キットパス」で自由に楽がきが出来るスペシャルカー。青空の下で思いっきり楽しんじゃおう♬(無料、混雑時は人数制限あり)
キットパスでペット足あとスタンプワークショップ キットパスでウチのコの足あとスタンプをとろう!ペット防災手帳も配布。大切な思い出を残しながら災害に備えよう!先着わんちゃん50頭(なくなり次第終了)
キットパスde色塗り♬森のかけらのカスタネット♬ 神奈川県の間伐材を活かした「森のかけらのカスタネット」にキットパスで色付けして世界で一つだけの作品を作ろう!先着こども30名(無くなり次第終了)
0円スーパー 食品ロスを減らし、CO2排出を削減しよう! 家庭、企業、飲食店、自治体などで不要となった食品を持ち寄り、共有資源として管理し、食品ロスの啓発活動をしながら、0円で提供していく取り組み。
おもちゃのリユース体験 いらなくなったおもちゃを他のおもちゃと交換できます。または「リユース品交換チケット」をもらい他のリユース品と交換できます。
次の世代につなぎたい本箱市 お立ち寄りいただいた方に本を一冊差し上げます。誰かに読み継いでほしい本の持ち込みも歓迎です。
武蔵小杉駅前通り商店街フランク屋台 大人気のハーブ入りフランクフルトを4年ぶりに販売します。毎回大好評!売り切れ御免!お早めにお越しください。
インフォメーション SDGsフェアに関する総合案内所です。イベント案内リーフレット、クイズ台紙を配布します。地図上の★の場所にあります。
武蔵小杉エリアプラットフォーム未来ビジョンお披露目 武蔵小杉のまちをもっと面白くするため、どんな街を目指してどんなことをやっていきたいか、これまで検討を重ねてきた内容を「武蔵小杉未来ビジョン」としてまとめました。官民連携により、ここにしかない「小杉ユニーク」なまちを目指します。
区制50周年、市制100周年ブース 記念ムービー、区PRムービーの上映や「区民の手でつくる、100周年メッセージパネル」の作成。メッセージ記入でノベルティ配布!
全国都市緑化かわさきフェアブース 令和6年度に等々力緑地を会場のひとつとして開催する「緑化フェア」をみどりでつなげるクイズに参加してみんなで盛り上げよう!
災害伝言ダイヤルとロボットによるSDGsの紹介 災害伝言ダイヤル171およびWEB171の利用体験ができます。また、AIロボットがSDGsの活動を紹介します。
「まちも心もキレイに」ごみ拾い大作戦! 駅周辺のごみを拾って「まちも心もキレイに」しよう!ごみを拾ってきてくれたお子さん(中学生以下)にはリユース品交換チケットプレゼント!
ペットボトルのキャップ回収・ミニジュース特別販売 ガチャガチャで遊ぼう!キャップ10個以上かリユース品交換チケットでヤクルト風味のジュースや役立つグッズがもらえるよ。
台所からはじめる生ごみの栄養循環at武蔵小杉 東急スクエアの展望デッキで行われているごみ堆肥を使ったガーデンの紹介や、LFCコンポストをご紹介/販売いたします。
空飛ぶサカナ 未来につなぐサステナブルプロジェクト 身近な東京湾の環境問題を考えていただくために、海洋プラスチック、外来生物の貝殻を使ったアクセサリーづくりを体験できるブースです。※レジンを使用します
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」 舞台のために書き下ろされたハリー・ポッター続編の物語。ハリー達が魔法会を救ってから19年後、父となったハリーが描かれる。

■「SDGsフェア」の企画内容
企画内容 
※クリックで拡大します。

■会場マップ
会場マップ

「SDGsフェア」「Nakahara Actions 50th-100th」は、こすぎコアパーク、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前道路、中原区役所の芝生広場、そして川崎市総合自治会館跡地の複合施設「KOSUGI iHUG(コスギアイハグ)」を会場として開催されます。

■2020年の社会実験での「道路上の臨時通路」
道路横断も可能に

マップでは、武蔵小杉東急スクエアとKosugi 3rd Avenueの間の道路に「臨時通路」が設置されることになっています。

これは過去の社会実験においても実施され、上記写真のように普段はガードレールで遮断されている道路が横断できるようになっていました。

形態はまだ違うかもしれませんが、これに近い形で歩行者導線が作られるのではないでしょうか。

本イベントはこうした導線整備に加えて、「まちなか空間」を使たイベントを実施した際に生じる人や車、自転車等の通行量の変化をAI技術で分析調査します。

■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前の「本箱市」
Kosugi Lab. Weekの本箱市

春から新しいことにチャレンジしたいあなたへ

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店前の道路では、「本箱市」が開催されます。
「本箱市」は、2022年の社会実験「Kosugi Lab. Week」でも開催されていました。

あらかじめ集められた本が来場者に1冊進呈されるほか、「誰かに読んでほしい本」を持ち込むこともできます。

■防災機能が紹介される「KOSUGI  iHUG」(写真は整備中時点)
川崎市総合自治会館跡地の複合施設

また本イベントでは、3月25日にオープンする川崎市総合自治会館跡地の複合施設「KOSUGI iHUG(コスギアイハグ)」の防災機能も紹介されます。

ここでは建物内への浸水対策として、超軽量素材「炭素繊維」製の止水板パネルを展示し、その軽さを体験する企画も予定されています。

■中原区役所芝生の広場での「木育」
木育ひろばで遊ぶ子どもたち

■中原区役所芝生広場での起震車体験(写真は区民祭)
起震車体験

また今回は、中原区役所広場も会場となり「Nakahara Actions 50th-100th」も同時開催されます。

中原区役所広場では「SDGsフェア」の企画としてはペットの防災コーナー、木育・モルック体験が、また「Nakahara Actions 50th-100th」では、「口笛世界チャンピオン」による中原区役所コンサート(13:30~14:30)、起震車体験、スケルトンパッカー車展示、「働く車」の展示と記念撮影が行われます。

「Nakahara Actions 50th-100th」では、多くの団体・企業がかかわることで市制100周年に向けてそれぞれが主体となり、盛り上げていくきっかけとなることを目指しているということです。

他にも実に様々な企画がありますので、前掲の資料をチェックしてみてください。

【関連リンク】
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2023年
03月08日

川崎フロンターレの「Ankerフロンタウン生田」3/25開業でクラウドファンディング、ウエインズトヨタ神奈川の貸与車両に応援メッセージ掲載等特典に

川崎フロンターレは、アカデミー育成拠点を中心とした複合スポーツ施設「Anketフロンタウン生田」を2023年3月25日にオープンします。

同施設は48,000㎡に及ぶ敷地にサッカーグラウンドはもちろん、テニスコート、アリーナ、野球場としても活用できる多目的広場など多彩な施設を有しています。

4月1日からは一般利用も可能で、未来のスポーツ界を担う子どもたちの育成拠点となることはもちろん、地域の集いの場や健康促進・青少年育成、災害時の一時避難場所、防災拠点など多面的な価値を地域に提供することを目指しています。

■「Ankerフロンタウン生田」×ウエインズ
フロンタウン生田×ウエインズ
©KAWASAKI FRONTALE

このオープンに伴い、川崎フロンターレのオフィシャルパートナーである「ウエインズトヨタ神奈川株式会社」が燃料電池車「MIRAI」と「ハイエース」を貸与することになりました。

また同社はこれに加えて、サポーターや地域の皆さんと『一緒に応援する気持ちを乗せたい』とのコンセプトからクラウドファンディングを立ち上げ、プロジェクト支援者のメッセージを車両に入れて川崎市内を走らせることになりましたので、ご紹介いたします。

■「川崎フロンターレ応援カーを走らせたい!」クラウドファンディング実施概要
内容 「Anker フロンタウン生田」は最寄り駅から徒歩約15分の距離にあることから、“老若男女問わず、みんなの集いの場”また“働きやすい環境”になるよう、移動を支える車両の提供。また、車両には川崎フロンターレを応援する気持ちを乗せたい、との想いから、プロジェクト支援者のメッセージを車両に入れるなど、単に車両を提供するだけでなく、「想いも一緒に乗せて走らせる」プロジェクトです。
ご支援いただいた資金で行うこと 「Anker フロンタウン生田」で使用する「MIRAI」1台と「ハイエース」2台に、プロジェクト支援者のメッセージを入れる費用と管理・維持費に充てさせていただきます。2023年4月より2年間、みなさんの応援メッセージが入った車両が川崎市内を走ります。
期間 3月1日(水)12:00[正午]~3月14日(火)午前11:59
返礼品 ●VIPルームで観戦コース(26万円・1名)
●MIRAI号で応援コース(26,000円・20名)
●Ankerフロンタウン生田1号で応援コース(26,000円・70名)
Ankerフロンタウン生田2号で応援コース(26,000円・70名)
●マグカップで応援コース(2,600円・1,000名)
※詳細は下記クラウドファンディングサイト・川崎フロンターレからのお知らせをご参照ください。
WEB クラウドファンディングサイト
川崎フロンターレ 川崎フロンターレ応援カーを走らせたい! ウエインズトヨタ神奈川×Anker フロンタウン生田「クラウドファンディング」実施のお知らせ

■すでに先着1名が埋まった「VIPルームで観戦コース」
VIPルームで観戦コース
©KAWASAKI FRONTALE

最高額の26万円「VIPルームで観戦コース」は、すでに先着1名分が埋まっています。

こちらは等々力陸上競技場のVIPルームで9名まで、5/28リーグ戦の観戦ができ、プロジェクト参加記念の川崎フロンターレ公認マグカップが全員貰えるというものでした。

■応援メッセージを入れられる車体イメージ
車体イメージ
©KAWASAKI FRONTALE
車体イメージ
©KAWASAKI FRONTALE
車体イメージ
©KAWASAKI FRONTALE

続いてこちらは、ネッツトヨタ神奈川ウエインズから寄贈される、「MIRAI号」とハイエース(1号・2号)です。

26,000円の協力で、2023年5月から2025年4月までの2年間、車体に応援メッセージが入れられるほか、前述の公認マグカップ1個がもらえます。

■プロジェクト参加記念 川崎フロンターレ公認マグカップ
川崎フロンターレ公認マグカップ
©KAWASAKI FRONTALE

そして最もお手軽なのは、2,600円の「マグカップで応援コース」です。
こちらは川崎フロンターレ公認マグカップを1個もらえます。

前掲の上位コースでは、それぞれセットでついてきます。

集まったお金は、ウエインズトヨタ神奈川から貸与された車体にメッセージを入れる費用、および維持管理費用として活用され、川崎市内を走るということです。



ウエインズトヨタ神奈川は、2023年1月に横浜トヨペット、トヨタカローラ神奈川、ネッツトヨタ神奈川の3社が統合されたトヨタの販売会社です。

地域連携活動にも力を入れ、2004年から川崎フロンターレの選手・関係者の移動や荷物の運搬用に10台以上の車両を提供し、2013年からはオフィシャルスポンサーとして看板の掲載やエキサイトマッチの開催(試合の冠スポンサー)も行っています。

■ウエインズトヨタ神奈川中原店(旧横浜トヨペット)の優勝祝賀懸垂幕(2018年)
トヨペットの懸垂幕 

こちらは、ウエインズトヨタ神奈川中原店の優勝祝賀懸垂幕です。

2018年のJ1連覇時のもので、当時は前述の統合前で「旧横浜トヨペット」時代でした。

■ウエインズトヨタ神奈川丸子店の優勝祝賀懸垂幕(2021年)
新丸子のネッツトヨタ

トヨタカローラ神奈川

続いてこちらは、ウエインズトヨタ神奈川丸子店の優勝祝賀懸垂幕です。
2021年のもので、こちらも当時は統合前で「トヨタカローラ神奈川」でした。

■「キットパス」体験
キットパス

また、ウエインズグループはホームゲームイベントにも協力しています。

こちらは、2022年6月開催「かわさきSDGsランド」における、水に溶ける環境にやさしい塗料「キットパス」によるお絵かき体験です。

ウエインズグループの協力により、車のボディに自由にお絵かきができるコーナーになっていました。

このように、ウエインズグループはかねてから川崎フロンターレの地域向けイベントへの協力や、応援を行ってきました。

今回は新たな地域のスポーツ交流拠点「Ankerフロンタウン生田」への支援ということですので、もしご関心ある方は、前掲のクラウドファンディングサイトをご参照ください。

【関連リンク】
Ankerフロンタウン生田 ウェブサイト
ウエインズトヨタ神奈川 ウェブサイト
2018/11/27エントリ 川崎フロンターレJ1連覇を祝う、武蔵小杉・新丸子・武蔵中原・向河原の祝賀メッセージ総まとめ
2021/12/19エントリ 川崎フロンターレのJ1連覇祝賀メッセージが武蔵小杉・新丸子・武蔵中原・元住吉・平間等各地に出揃う、今季は武蔵小杉駅階段にも掲示
2022/6/19エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・公園緑地協会・富士通川崎工場が「第1回かわさきSDGsランド」開催、「水曜どうでしょう」コラボイベントも

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